明日の朝8:00からレッスルマニア34が放送されます。そこに出場する中邑真輔、ASUKA。日本人レスラーとしてレッスルマニアに出場した選手は今まで何人もいますが、シングルでWWEのタイトルマッチで、というのは初めて。しかも男女二人共タイトルマッチ。いわゆる「主役級」としてのレッスルマニア出場ということでこれは日本人として見るしか無い、ということになるわけで。直前ではありますが、レッスルマニアの見方、カード、見どころについて簡単に説明します。
どうやって見ればいいか?
現在、WWEはスカパー、DAZNでも放送していますが、レッスルマニアのようなPPV(有料放送)は、WWE NETWORKでの放送となっています。
料金は月額$9.99。今日現在でのレートに換算すると日本円で1068円。これが高いか安いかについては人によるかと思いますが、週2回の定期放送(RAW,SMACKDOWN)にプラスして年10回程度のPPV、他にもオリジナルコンテンツ、過去のアーカイブが沢山あるので、ガッチリWWEを見る、という人には安いかと思います。
基本的に英語のページなので、どうやって入会したらいいか・・・ということになると思いますが。WWEの日本語版ページに詳しい入会方法が書いてあるのでそちらを参照すると分かりやすいかと思います。
このページの”2) 入会手順” ”STEP 1: カンタン加入ガイドはこちら!”でわかりやすく加入方法を説明しているのでそちらを参照してください。
レッスルマニアってどんなイベント?
レッスルマニアとは、世界最大のプロレス団体WWEが行う、一年に一回の大イベント。「レッスルマニア34」というだけあって今年で34回目。WWE公式チャンネルには、今年のセットを紹介するムービーが上がってます。ただただデカい!豪華!
今年の会場はルイジアナ州のメルセデス・ベンツ・スーパードーム!収容人数は10万人近く行くんじゃないでしょうか。スケール感!
過去のレッスルマニアでの入場シーン集。これだけ見ても規模の大きさが分かるかと思います。それだけのビッグイベントが明日の朝行われるわけです。いや凄い。
中邑真輔ってどんな人?
中邑真輔は新日本プロレス出身。2002年に入団し、アマレス経験を買われ、格闘技戦などをこなしてから最年少でIWGPチャンピオンに輝き、その後2015年に新日本プロレスを退団、WWEに移籍します。
棚橋との闘いも。棚橋とは何度も対決し、新日本プロレスでは永遠のライバル、という関係でした。
その後、まずはWWEの下部組織であるNXTでキャリアを積み、2017年4月にWWEの本隊昇格。それからは破格の勢いでメインイベンターに上り詰め、今年1月に行われたロイヤルランブル(WWE選手30人参加のバトルロイヤル)で優勝し、レッスルマニアでのベルト挑戦権を獲得します。
WWE入団、調印風景。トレーニングセンターの風景も紹介されています。ASUKAとの対面も。
SMACKDOWNデビューのシーン。再生数が恐ろしいことになってますが。衝撃的な登場シーンでした。
そして、今回のレッスルマニアではAJスタイルズと対戦。もともと新日本で活躍していたAJ、中邑とも何度も対戦し、中邑が最後の新日本ドーム出場となった2016年のWRESTLE KINGDOM10ではシングルで対戦。このときは中邑が勝利しています。そして場所を変えての2年ぶりの再戦。
AJvs中邑のプロモビデオ。それぞれの思い入れが語られています。
そしてこちらがWWE作成の中邑ドキュメント。レスラーになった経緯など、リラックスして語ってます。
このように、今回のレッスルマニアでかなり主役級に扱われている中邑真輔。新日本プロレスで日本のファンに愛された中邑がレッスルマニアで世界中に愛される存在になろうとしている、昔から中邑を見てきたファンは、この構図にぐっとくるわけです。
ASUKAってどんな選手?
ASUKAは、新日本プロレスという日本のメジャー団体からWWEに行った中邑と違い、かなりの紆余曲折を経てWWEしています。まず最初に女子プロレス団体アルシオンに入団。しかしデビュー前にAtoZと団体が組織変更。そして2004年にデビューしますが、体調不良を理由に一度2006年に引退。しかし2007年に復帰し、プロレスリングSUN、NEO女子プロレス、プロレスリングWAVEなど様々な団体に上がりつつ「カナプロ」という自主興行を開催。
そして2012年にTAJIRIが興した団体WNCに入団。その後フリーとして活動し、2015年にWWE入団を果たします。
トレードマークは能面をかぶっての入場。エキゾチックなムードを演出しています
ASUKAの試合は、アメリカの女子プロレスラーには珍しく格闘スタイルを取り入れているのが大きな特徴。女子プロレスの技術レベルは日本がアメリカよりは現状上を行っているので、そのアドバンテージを生かしたスタイルになっています。
何が凄いって、ASUKAはWWE入団してからなんと無敗!200戦以上しているのに負けていない。そしてこのレッスルマニアで無敗記録が途絶えるか?それとも無敗のままでチャンピオンとなるのか。サクセスストーリーの行く末に注目です。
シャーロットとASUKAのプロモビデオ。ASUKAのふてぶてしさが凄い!
ちなみに相手のシャーロットの父親はあのリック・フレアー。フィニッシュの足四の字、チョップの打ち方に面影を感じます。
その他のみどころは?
WWEのカード発表ページから、全てのカードはこのようになっています。
WWEユニバーサル王座戦
ブロック・レスナー(王者)VS ローマン・レインズ(挑戦者)
WWE王座戦
AJスタイルズ(王者)VS 中邑真輔
男女混合マッチ
カート・アングル&ロンダー・ラウジー VS トリプルH&ステファニー・マクマホン
スマックダウン女子王座戦
シャーロット・フレアー VS ASUKA
タッグマッチ ダニエル・ブライアン復帰戦
ダニエル・ブライアン&シェイン・マクマホン VS ケビン・オーエンズ&サミ・ゼイン
インターコンチネンタル王座戦 3WAYマッチ
ミズ(王者)VS フィン・ベイラー VS セス・ロリンズ
スマックダウンタッグ王座戦 3WAYマッチ
ウーソーズ(王者)VS ニューデイ VS ブラジアン・ブラザース
ロウ女子王座戦
アレクサー・ブリス(王者)VS ナイア・ジャックス
US王座戦 4WAYマッチ
ランディ・オートン(王者)VS ボビー・ルード VS ジンダー・マハル VS ルセフ
RAWタッグ王座戦
セザーロ&シェイマス(王者)VS ブラウン・ストローマン&パートナー(当日発表)
その他
アンドレ・ザ・ジャイアント・メモリアル・バトルロイヤル
女子バトルロイヤル
WWEクルーザー級王座決定トーナメント決勝戦
以上の試合が行われます。
試合順は未発表で、当日入場曲がかかってから分かる、というのもWWEの楽しみ方。果たして中邑はメインを飾れるのか?ハラハラしながら見るのもまた一興。
アメリカ的に注目されているのは、UFC元女子王者のロンダー・ラウジーのプロレスデビュー戦、ダニエル・ブライアンのプロレス復帰戦、ブロック・レスナー等、日本人2人以外にも見どころ満載となってます。さすが分厚い。
ロンダー・ラウジー調印シーン。いきなり大荒れ。さすがです。
アスリートとして練習に励む映像も。
レインズを打ちのめすレスナー。さすがの破壊力。
日本人レスラー2人ももちろんですが、色んな楽しみ方があるレッスルマニア34、ただただスケールを楽しむのもいいですし、演出もすごいしもちろん試合を楽しむのもいい。まあ、年に一度のお祭りですし、酒でもひっかけながらダラダラ見るのがいいんじゃないでしょうか。深く考えず楽しみましょう。それでは9時間くらい後にまた~!