男マンの日記

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続く自粛、苦渋の決断。新型コロナウイルス対策、各プロレス団体の対応&今後について

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新型コロナウイルス流行が全世界的なものになり、様々なイベントが中止、自粛せざるを得ない状況となっています。

日本の感染者数、対策、Q&Aなどが厚生労働省のHPに公開されているので最新情報はこちらを確認するのが確実かと思います。私は勤務時間的にワイドショーとか見れないんでアレですが、TVなどで煽るような言説などが問題視されている中、こまめな情報発信が行なわれている印象です。やはり国の情報網が最も信頼出来るんじゃないかと。

www.mhlw.go.jp

ちなみに厚生労働省ツイッターもこちら。HP更新情報も含め、専門家会議からの情報も随時発信されています。

そして民間の情報で個人的によく見ているのはBUZZFEEDの新型コロナ関連記事。色々とアレな部分も評判になったりするBUZZFEEDですが、岩永直子さん担当の関連記事は誠実かつ冷静で、専門家からしっかりと新しい知見を引き出しているように読めます。 

最新の記事の中に、プロレス・格闘技含めたイベント関連にも関係する、感染リスクの高い条件についての記載がありました。

新型コロナ、リスクが高い場所はどこ? 専門家に聞いてみた

 

必要なのは「人同士の物理的な距離をとること」です。対策を難しくしている理由は、比較的元気な人が知らず知らずのうちに多くの人に感染させていることです。つまり、誰から集団に感染させているかがわからないのです。飛沫感染対策としては1〜2mをあけることが必要となります。

こうした場面では、ある人から多くの人に感染拡大したことが事例の分析によりわかっています。そのため、この3つの条件がほぼ同時に揃わないようにすることが対策として必要です。

「換気の悪い密閉空間」
「近距離で会話や発声がある」
「手の届く距離に多くの人」

日本だけが言っていることでなく、アメリカのCDC(疾病管理予防センター)などでも同じように言っています。世界各国がこの条件がまずいと気づいています。

 

とのこと。こうなってくると「プロレス観戦」はおおむね当てはまるような気もします。ただ、会話や発声があるかは試合にもよったりするし、換気に関してはやりようで出来る会場もあるように思います。しかし基本的にはなかなか難しい。

そして、記事の後半には「音楽イベント等」の注意事項についても記されています

空間が比較的広く、観客が至近距離でしゃべる機会の少ないコンサートなどでは、人々が触り、座る場所の消毒がなされていれば、悪い条件は重なりにくいと考えられます。

しかし、狭いライブハウス、クラブ、オールスタンディングのホールなどは、換気が悪く、人の密度も高い環境が多いこと、観客間での飛沫感染が発生しやすくなることが見込まれるため、参加をなるべく避けてください。

こうした環境にいったん感染が持ち込まれると、クラスターを発生させる可能性が高まります。オンライン配信、オンライン参加など、実施形態を工夫しましょう。

とのこと。また、このような状況はしばらく続くといい、行動制限を緩めると一気に広がる可能性も秘めている。予断を許さない状況であることは間違いなさそうです。記事の最後の方でこれからの日本社会について

ーーしかし、ずっといつまでもこの行動制限を続けるわけにはいかないですね。社会活動や経済との兼ね合いもあるわけですし。

続けるわけにもいかないですが、続けないわけにもいかない。高齢者を中心とした死亡者が数多く出る状況を容認できるのかということです。経済の停滞を防ぐために、高齢者や持病のある人が危険に晒されてもいいのか。そのあたりのバランスは、医学だけでなく、社会全体で議論しなければいけません。

 とあります。

また、スポーツイベントについてはJリーグのYOUTUBEチャンネルで、原博実氏がNPB,Jリーグのウイルス対策会議の様子を語っています。これが非常にわかりやすい。

www.youtube.com

専門家曰くゼロリスクはない、ただ恐れすぎてもいけない。それを承知で最大限の配慮をしないといけないし、何かしら症状がある人は入れないように徹底する。それを承知でどこかで始めようとしているけど、クラスター感染が大きく広がってしまうとそれどころではないかもしれない。なかなか難しいところの判断を強いられているのが伝わってきます。

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しかし、そうなるとイベント自粛が今後も続き、イベント会社は軒並み潰れてアーティストも廃業していくのか。この自粛が終わったときにはペンペン草も生えない状況になってるんじゃないか。もちろんウイルスが広がることへの不安もありますが、今プロレスを見て、ブログ書いて、色んな人に出会って救われている自分のような人間にとってはしばらく観戦を我慢しなければいけない自分はともかく、試合をしないことで収入が途絶える選手たち、金が出ていくのみの団体、スタッフがどうなってしまうのか心配になってしまいます。

Wrestle-1の活動停止もありましたが、これ以上この状況が続くと本当に潰れるところも出てきそうな気がします。今すぐじゃなくても、ここで赤字を被るダメージが今後じわじわと団体経営をマイナスに追いやっていく。政府がボーダーラインを作っての中止命令ではなく自粛要請という手段を取っていることにより、イベントを自粛した会社が一方的に損をする構造になってしまっています。

もちろん日本全部のイベントを把握し、辞めたイベント一律に全額保証してたらキリがない、というのも分かるし、そもそも自己責任だろ、という意見もありますが、世界中にこの事態が広がり、安倍首相も「国民皆さんに協力していただきたい」という発言をしている以上、協力した側になにかしらの保証・援助をして欲しいと私は思います。

 

とにかく石油王でも大富豪でもない自分は、出来る範囲で経済を回し、グッズを買ったり、極力安全に気をつけてイベントに行ったり状況によっては諦めたりする。発症しないように手洗いとうがい、咳マナー遵守、体力維持、とにかく手指消毒を徹底、とやっていくしか無いかと思ってます。

ハッキリ言って自分は一般的なサラリーマンなので、真の意味でイベントを中止せざるを得ない人たちの気持ちはわかっていないと思いますが、批判するにしてもきっちり想像したい。彼らが今どんな心境で、これから自粛期間がいつ終わるかの目処もたっていないこの日々を過ごしているのか。イベントをやる、止める。当事者ではない我々は簡単に「やめたほうがいい」と言えますが、それに伴う痛みもあるでしょう。それをふまえつつ各団体の対策について、3月12日未明現在の情報を記しておきます。随時更新予定。

新日本プロレス

現段階で予定されていた3月21日までの5大会が中止に。次に予定されているのは3月31日の両国国技館大会。しかしまだカードも未定。ブシロードの木谷オーナーは「マス席4人がけでの開催は厳しい」とツイッターで発言しています。

その代わり、 NJPWTogetherとして新日本プロレスワールドで選手のトーク番組、過去試合の公開を積極的に行っています。一部無料公開しているものもあるので、こまめにチェックしていると何かしら新しい映像があるかもしれません。

twitter.com

全日本プロレス

全日本プロレスは3月22日までの興行を自粛。正直、14日の新木場大会はピンクめんそーれ見に行こうと思ってたので残念・・・。3月23日、後楽園ホール大会は開催予定です。

 宮原VS諏訪魔の三冠戦、横須賀ススムvsイザナギの世界Jr戦、ジェイク&岩本vsヤンキー2丁拳銃のアジアタッグと気合の入ったカード。三冠戦の前哨戦はなくなってしまいましたが、鉄板の後楽園ホール大会、と言えると思います。行きたい。

プロレスリング・ノア

プロレスリング・ノアは3月8日の横浜文化体育館大会を中止、3月21日の前橋大会から再開の予定。3月8日に予定していた潮崎豪VS藤田和之などのタイトル戦は3月29日の後楽園ホール大会に振替えが決定。

そして代わりに通販のキャンペーン、YOUTUBE番組を制作して放送するなどしています。

DDTグループ(DDTプロレスリング、東京女子プロレス、ガンバレ★プロレス) 

DDTグループは3月20日、DDT後楽園ホール大会以降の興行再開を決定。それより前の興行はすべて延期or中止となります。

 そしてその代わりにDDTUNIVERSEでの過去大会無料配信、YOUTUBE番組配信をおこなっています。

そして、通販サイトでも選手のサイン入りブロマイドを特例で販売、ドラマチッくじの抽選も動画で見せるなど力を入れています。選手のブロマイドほしかったけど接触が恥ずかしい、というかたもこの機会に是非。

 大日本プロレス

大日本プロレスは3月15日までの大会は予定通り行ったものもあり、中止or延期になったものもあり。そして春のビッグイベント、3月16日の横浜文化体育館大会は予定通り行なわれることになりました。ただ、チケット振替も可能。観戦時のお願いもあるので行く方は目を通しておいて頂きたい。その後の大会も今の所中止予定は出ていません(会場の都合で中止、はありえるかもしれません)

プロレスリングBASARA

BASARAは基本試合は予定通りに行っていく方針。ただ、ここはハコが小さい事が多いのでコロナよりチケットが売り切れで見れなくなることが多い。24日の新木場大会・宴が直近の大きい試合となります。21日はチケット完売とのこと。

 Wrestle-1

4月1日の後楽園ホール大会を最後に活動休止を決定しているWrestle-1。残りの試合は3月15日大田区体育館、3月25日新木場大会、そして4月1日後楽園大会の3興行。大田区体育館は「イベントについては主催者次第」というスタンスのようなので、基本開催されると思います。

 中嶋勝彦vsカズ・ハヤシなどタイトルマッチ揃い&武藤のW-1最終試合。最後にどのような闘いを魅せてくれるのか。最後の意地をカズが見せるか。そもそも中止にならないか。オオバコだけにいろんなドキドキのある大田区大会。どうなるのか・・・。

スターダム

スターダムは3月8日の後楽園ホール大会を無観客で行いYOUTUBE配信。現在もまだ見れます。岩谷麻優の階段落ちなど見せ場を作り、週刊プロレスの表紙になるなど成功を収めたといえるでしょう。

www.youtube.com 

週刊プロレス 2020年 3/25 号 [雑誌]

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スターダムも3月22日の新木場大会までは中止が決定。3月24日に後楽園ホール大会が予定されています。ただ新日本プロレスと足並みをそろえるのか。24日以降のチケットは発売中です。

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とりあえず以上・・・。漏れてる団体の方、ファンのかた申し訳ないです。そしてあくまでこれは3月12日時点での予定であり、3月12日時点での私の意見です。今後状況がどんどん変わっていき、「あのときはのんきだったな~」か、「あの騒ぎはなんだったんだ」か、「やっぱり気をつけててよかった」か、どういう感想になるかは今後次第。各団体の予定が変わり次第、随時追記していこうと思ってますのでご参照下さい。 

2000年の桜庭和志

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