というわけで、UFC JAPAN さいたまスーパーアリーナ大会に行ってきました。たまアリはDream16とかそのへん以来。4年ぶり!ちなみにDream,公式サイトはまだあります。いつか復活・・・。
さいたまスーパーアリーナ! pic.twitter.com/jaZKG8noFc
— 男マン (@otokoman) September 20, 2014
観客は当初6~7割くらいでしたが徐々に埋まり、結果満員に。グッズ売り場、EAのUFCゲーム展示場も人でいっぱいでした。WWEもそうですが、アメリカ発プロレス・格闘技の好景気っぷり。まあだから日本まで来るっていう話ですが。
- 第一試合
◯マキシモ・ブランコ(ベネズエラ)[判定3-0(29-28)]×ダン・フッカー(ニュージーランド)
マキシモ.ブランコ判定勝ち!打ち合いが3R続き互いにヘロヘロだったけど、テイクダウンとアッパー当ててた差で勝利か。ラストのヒザ食らったのは危なかった。
- 第二試合
×徳留一樹(日本)[2R TKO ※ギロチンチョーク]◯ジョニー・ケース(米国)
徳留、1ラウンドはテイクダウンして優勢だったけど2ラウンドは左右のフックで倒れた所をギロチンチョークで負け。タップせずに落ちたんで心配になったけど無事でなによりでした。タップしてタップ!怖いから!
また、この試合か次の試合か忘れましたが、金的入っちゃってインターバル取ってる時に、アメリカ人っぽい女性が「タマブクロー、タマブクロー」と何度も連呼してたのが面白かった。覚えたて?そしてなぜ袋だけを連呼?
- 第三試合
×田中路教(日本)[判定1-2(28-29,29-28,28-29)]◯カン・ギョンホ(韓国)
判定でカン・ギョンホ勝利。とにかく寝技でめまぐるしくポジションが変わる試合でした、面白かった!けど互いにディフェンスしてないだけっていう噂も。ちょっとUWFっぽい試合というか。でも互いの折れない心を見せてもらいました。何回も「おお~」って言ってしまった。田中は打ち負けてたのが敗因だろうなー。
- 第四試合
◯イム・ヒュンギュ(韓国)[ 1R 1分18秒 TKO]×佐藤豪則(日本)
佐藤vsイム、開始早々、イムが佐藤のタックル切ってヒジとパンチ連打で勝利。韓国ファイターはカンもイムもパンチ強そう。体幹が強いんだろうか。 カンのストレートも強そうだった。
- 第五試合
◯菊野克紀(日本)[2R 1分39秒 リアネイキドチョーク]×サム・シシリア(米国)
菊野、シシリアをスリーパーに仕留めて勝利。打撃で押して、テイクダウンしてスリーパー。完勝!前回ジャブたくさん食らって負けてたので今回どうかと思ったんですが、あまりファイトスタイルを変えることなく勝ってくれてよかった。三日月蹴りが有効だったような。古武道をベースにしたスタイルを、インタビュアーに「面白いスタイル」とか言われて場内軽い笑いに。
あと、We are the worldで入場してきた菊野に仄かな須藤元気感が漂ってました。引退後に政治家とかになりそうな感じが。
- 第六試合
×アレックス・カサレス(米国/10位)[判定0-3(28-29)]◯金原正徳(日本)
金原、1、2ラウンドはかなり押しててフィニッシュ直前まで行くが3ラウンドは打ち負けて判定勝ち。スタミナ切れか、守りに入ったか。そして「UFCありがとう!」とアピール。色々惜しい。個人的にはプロモーションへの感謝は別にマイクで言わんでも、とは思います。
- 第七試合
◯堀口恭司(日本/14位)[1R TKO]×ジョン・デロス・レジェス(グアム)
堀口、パンチ効かせて相手が倒れたところをパンチ連打で勝利!強かった!ただ強さを見せてくれました。飛びヒザも良かった。
- 第八試合
◯国本ストラッサー起一(日本)[判定2-1(29-28,28-29,29-28)]×リチャード・ウォルシュ(豪州)
国本、1ラウンドボコられるも後半挽回。3ラウンドはテイクダウン、スリーパー狙いで優勢、判定勝ち。しかし微妙な試合。正直ウォルシュの勝ちかと思ってました。良くてドローかなと。まあここは判定にブーイング出てもしょうがないかと思いました。
- 第九試合
◯ミーシャ・テイト(米国/2位) [判定3-0(29-28,30-27,30-27)]×中井りん(日本)
スタンドで攻勢に出るミーシャ、テイクダウンからスリーパー狙う中井、と戦法が完全に分かれましたが判定でミーシャ・テイト勝利。効果的な打撃をいくつか入れてたのと、中井も攻め切れなかったのが判定を分けたのかと思います。ただ、中井もかなり渡り合っていたので次もありそう。スタンドをもうちょっと磨かないとキツイかと思いますが。
と思ってたら中井陣営が判定に意義を唱えているとのこと。いやいや、あれはミーシャ・テイトの勝利でしょう。中井の寝技もポイントを取るほどではなかったし。スリーパー狙ってたラウンドでもスタンドでは結構打撃食らってたし、そこらへんのマネジメントがミーシャの方が上手かった、ということだと思います。そこに対応していかないと今後の中井はキツいでしょう。
あと、セコンドの指示聞いてる限りだと、もうちょっと戦略も練らないとキツいかと思います。そこらへんはMMAに精通したコーチを入れていく必要も出てくるんじゃないかと。
- 第十試合
◯秋山成勲(日本)[判定3-0(30-27×3)]×アミール・サダロー(米国)
秋山判定勝ち。ただ普通に強かった。相手が妙にハイキック連発してたのが気になりましたが。ただ、勝った後に秋山、シウバと対戦希望宣言。シウバ辞めたんじゃないの?と思ってたら本人知らなかったらしいです。天然か!
- 第十一試合
◯マイルズ・ジュリー(米国/9位)[1R 1分32秒 TKO]×五味隆典(日本)
五味入場ー!うぉおおおおおお!まけたー!みたいな感じで右フックでダウンしてパウンドで負けてしまいました五味。入場時の会場のテンションと負けたときの沈黙の落差!結構今回気合入ってたみたいなのでショックでかいです。う~ん。
- 第十二試合
◯マーク・ハント(ニュージーランド・6位)[2R 3分00秒 KO]×ロイ・ネルソン(米国・8位)
個人的にこの試合はボーナストラック。何も考えず楽しもうとみてましたが、ハント、ネルソンがタックル狙ってかがんだ所をアッパー一閃KO勝利!スカ勝ち!爽快!
UFC日本大会終了!たまアリ満員で盛り上がった!やはり格闘技はいいもんだ。 pic.twitter.com/d9B0yQxfRS
— 男マン (@otokoman) September 20, 2014
というわけで、たまアリ満員御礼で盛り上がったUFC JAPAN。休憩が無かった(CM時間っぽい微妙なインターバルはありましたが)とか、試合数多くて疲れたとか、一部判定が微妙だとか、モニターが少し小さかったとか色々言いたいことはありますが、とりあえず成功と言っていいんじゃないでしょうか。今回プロモーションもしっかりしてたし(ネット見てたら大会バナーが凄く多かった)観客も多国籍で、私の前に座ってたアジア系の女の子達が終始はしゃぎながら観戦してたり、アメリカ人の女性グループがミーシャコールしてたり、秋山の試合で韓国国旗を掲げるグループがいたりと他の格闘技の会場にはない雰囲気でした。
選手としては、堀口、菊野に注目してます。特に堀口はわりとすぐにランキング結構上に行きそうだし、岡見勇信以来の日本人トップランカーに行ってくれることを期待してます。
あと、日本版TUFはどうなったんだろう・・・?
こっちも早く発表してほしいな~。
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