男マンの日記

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11・7 新日本プロレス大阪府立第一体育館大会(後編)少しづつ変わるいつもの風景

続いて後編です。前半は豪華タッグの競演でしたが、後半は何というかいつもの感じのカードが並びます。東京ドームを控えてどういう展開を見せるのか。何かしら流れが出来ていくのか。というわけで・・・。

 

第六試合

◯AJスタイルズ&バッドラック・ファレ
[09分02秒]スタイルズクラッシュ→エビ固め
 ✕YOSHI-HASHI&矢野 通

なんとこの大会だけ参戦のAJスタイルズ!なぜかはこの後わかるわけですが、ケイオスコメディタッグとの対決とは贅沢な・・・。休憩前のハイスピード、ハイフライヤー達の試合とはうってかわって矢野のいつものムーブで笑わせる展開に。しかしそこでYOSHI-HASHIがAJに真っ向勝負を挑みます。カチ上げラリアット等で攻め込み現状を打破しようとする意欲は見えましたが、結果スタイルズクラッシュでAJがYOSHI-HASHIをピン。いつもの面白タッグかとおもいきやYOSHI-HASHIの気持ちが見えたことで見応えのある試合になりました。頑張れYOSHI-HASHI!

 第七試合 NEVER無差別級選手権試合

◯石井 智宏<第9代王者> 
[17分26秒]垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め
✕本間 朋晃<挑戦者>

スバリ今回も耐久レースみたいな試合かとおもいきや本間が奮起。G1では石井が本間に負けているので雪辱戦の意味もあるこの試合。(ただ、G1での勝ち負けはあんまり後ろに引っ張って欲しくないですが・・・。優勝以外は意味ないので)でしたが、今回も本間がこけしを軸に試合を引っ張っていきます。場外にボディスラムで投げた石井に向かってコーナーからのこけし、スキあればこけしロケットをブチこみ、本当にベルト獲るんじゃないかという空気まで追い込みましたが、こけしをヘッドバットで迎撃するなど意地を見せ、最後は本間が一回転するラリアットからの垂直落下式ブレーンバスターでピン。ゴツゴツとした肉弾戦に終止符を打ちました。

相変わらずの肉弾戦になるNEVER無差別級。いっそもうちょっと進めてハードコア専門のベルトにするとかしてもいいかと思うんですが。このままだとやっぱりIWGP無差別級>インターコンチ>NEVERという序列から中々逃れられない(一番身体張ってるのに)ので、方向性をはっきりとして、違うところを競っているという部分をはっきりさせて欲しいなと。とりあえず次の挑戦者が真壁じゃないことを祈ります。

 セミファイナル

◯柴田 勝頼&棚橋 弘至
[15分33秒]go2sleep→片エビ固め
✕桜庭 和志&オカダ・カズチカ

 東京ドームタイトルマッチの前哨戦タッグマッチ。というわけでオカダと棚橋に注目が集まるわけですが、個人的には桜庭のファイトが楽しめました。流れるような寝技のムーブを見せ、柴田をフットチョークやスリーパーで追い込むなど見せ場を作り、オカダとの合体技をこなすなどタッグにも順応。なんだかんだでビシっと寝技で極める動きは緊張感あります。もっとプロレス的寝技をじっくりとやるタイプと対戦して欲しい。他団体ですが、ザック・セイバーJrと桜庭の寝技合戦とか見てみたい。桜庭にはもっとプロレスを楽しんで欲しいなーと見るたびに思います。

結果桜庭が柴田の前に沈みますが、その後棚橋とオカダの乱闘に。なんだか小競り合い⇒間を空ける⇒小競り合いという感じの、ちょっとダラダラしたというか、終わりそうで終わらない乱闘が長めに続いてました。なんかこう、いつ終わるんだろう的な気持ちになりました。まあ、前哨戦ということでひとつ。

   

メインイベント IWGPインターコンチネンタル選手権試合

◯中邑 真輔<第12代王者>
[21分37秒]ボマイェ→片エビ固め
✕“ザ・マシンガン”カール・アンダーソン<挑戦者>

 さすがに熱戦になったこの二人の闘い。ガンスタン、ボマイェという互いの必殺技を狙う攻防がメインになりました。序盤の静かな攻防からセコンド介入⇒場外戦でペースを掴んだアンダーソンですが、中邑もコーナーからのボマイェ等で逆襲。中邑の珍しいところは、雪崩式、スライディング式ボマイェよりも正調ボマイェを上位に置き、フィニッシュとして使用している所。普通正調⇒スライディング式⇒雪崩式のほうが偉くなっていくと思うんですが。

試合は雪崩式ガンスタンを炸裂させたアンダーソンがフォールにいけず、そこにすかさずカウンターでボマイェを決めた中邑がフォール勝ち。旧知の仲らしく、しっかりと互いを認め合ったうえでの駆け引きを駆使したいい試合でした。

そして試合後はAJが上がり挑発。これでドームはオカダVS棚橋、中邑VSAJのダブルメインがほぼ決定か。あと2ヶ月にして、ドームへの機運が整ってきました。

もえプロ?スペシャル 中邑真輔

もえプロ?スペシャル 中邑真輔

 

 こうして幕を閉じた新日本プロレス大阪府立大会。後半はいつも通りの面子ではありましたが、YOSHI-HASHIが気持ちを見せたり、オカダが声を荒げたり、そして中邑VSAJの初対決が実現する流れになるなど色々な流れが生まれたこの大会。いつもと変わらぬ光景にも見えますが、第三世代が出場していなかったりと少しづつ「いつもの光景」が変わりつつあるのを感じさせます。マンネリという声も聞こえる新日本ですが、少しづつ変わっているのは確か。ドームではどんな光景が見れるのか。何を見せてくれるのか。これからの新日本,、まだまだ見て行きたいと思います。

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