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男マンの日記

マンガ、落語、お笑い、プロレス、格闘技を愛するCG屋の日記。

JKプロレス本は意外に硬派?師走の翁「技画-JKプロレスイラストレーションズ」

プロレス 読書

巷で話題になった師走の翁「技画-JKプロレスイラストレーションズ」をこのたび購入いたしました。

師走の翁 JKプロレス イラストレーションズ 技画 ―GIGA― (SAKURA・MOOK 56)

師走の翁 JKプロレス イラストレーションズ 技画 ―GIGA― (SAKURA・MOOK 56)

 

 そもそもはこの本、プヲタエロ漫画家の師走の翁氏が、2014年の4月、「JKリフレの経営者、従業員の女子高生にプロレス技をかけさせたとして逮捕」の報を受け、ツイッターでプロレス技をかける女子高生を描いたことから始まります。

n-knuckles.com

 そのイラストの一連のツイートはある程度話題になりましたが、まさかそれから2年ほどたった今、こういう本が出るとは意外でした。この顛末に関しては著者自身がインタビューに答えており、熱心な編集者によって書籍化された、ということのようです。インタビューはこちら。

ch.nicovideo.jp

本が出る前にはtwitterでの落書きをほぼそのまま載せよう、みたいな安易な出版社からの連絡が多かった、と語る作者。そして最終的には

師走 本気で取り組んでくれtる出版社はいなかったので、同人誌かなんかでまとめようかなあと思ってるところに今回の話がありまして。編集さんもプオタの方で、話をしてみたらちゃんと本にしようという姿勢があったんです。

そして企画が動き出すも、色々と課題もあって、それは技の著作権。勝手に技を描いていいのか?という問題に突き当たります。しかし団体を巻き込んでしっかり仕事につなげることで解決。

師走 編集さんとも「技の著作権ってどうなんだろうね?」って話になったんですよ。いろんなパターンがあるじゃないですか。ひとりの選手しか使っていない独特の必殺技があるんですけど、一声かけるのも面倒くさい人。具体的にその技の名前を言うと○◯◯◯◯◯◯(笑)。この技はあの人しか使ってないじゃないですか。

<中略>

――プロレス技本の前例があったんですね。

師走 それでも何かトラブルがあると、ボクもプロレスファンなのでプロレス界には迷惑はかけたくないですから、団体に「技を描いていいいですか」と問い合わせるんじゃなくて「技の写真はありませんか?」という交渉をすることにしたんです。あと選手インタビューを載せられないですか?と。

――なるほど。団体を巻き込むかたちにしたんですね。

 このように誠実に取り組んだ結果、かなりインタビュー記事が充実する結果に。

漫画家さんでは 

  • みのもけんじ(「プロレス・スターウオーズ」作者)
  • 徳光康之(「最狂超プロレスファン烈伝」作者)
  • さかなこうじ(「俺のプロレスネタ、誰も食いつかないんだが」作者)

という豪華ラインナップ。そしてプロレスラーインタビューも 

  • 武藤敬司
  • 男色ディーノ
  • 清水愛

という「わかってる」ラインナップ。特に清水愛インタビューはコスチューム写真、マスク姿の写真、私服写真とサービス満載の作り。何というか、作者、編集者の執念を感じます。

しかも、聞き手も「わかっている」感があるため、結構いい話をレスラー、漫画家さんから引き出しています。男色ディーノからも

「DDTという団体を見渡せば、画一的になりつつあるような危機感はあるかもね。みんなが目指す方向が同じ過ぎて今までDDTでやってきた選択肢の多さを捨てているんじゃないかと思うことはある」

 というどきっとするような言葉を引き出したり、清水愛がプロレスにはまったきっかけが「友人に連れて行ってもらったエビスコ酒場の肉料理が美味しすぎて通ってたらユニオンプロレスを見に行くことになったことから」だったことも判明。伊橋剛太グッジョブ!!

 

その他にもみのもけんじ先生の「公開しているのはビンスを巨大化させて戦わせなかったこと」発言や、さかなこうじ先生が新連載準備中という情報も載っていたりしてしっかりとしたインタビューになっています。リングドリーム運営のインタビューも載っていたり、プロレスおすすめ書籍も載っていたりと、意外にも(失礼)今のプロレス文化を切り取っているように思います。 

   

 

というか、そもそもフルカラーで技のイラストが30点以上載っていて1200円というお買い得さ。個人的には、技をかけている女の子全員に名前が付いていてキャラクター付けしてあり、いちいち名前とセリフが出てくるのが情報量多すぎて邪魔に感じたのと、絵がわりと無造作に本のノドにかかっていて見辛いのが気になりましたが、難点はそのくらい。師走の翁画集(塗りは本人じゃないっぽいですが)としても価値ある本ではないでしょうか。

ガッツリ読み手を選ぶ表紙、書名のこの本。プロレスブームの脇に咲いた徒花っぽい本ですが面白く読めました。 

プ女子百景 (ShoPro books)

プ女子百景 (ShoPro books)

 

 技本元祖。かなりマニアックな技まで網羅してあり、かなりストイックなつくり。個人的にはこちらの方が素朴な百合感を感じられて好きです。いや、あくまで個人的にですが。

姉のおなかをふくらませるのは僕 1 (ヤングチャンピオンコミックス)

姉のおなかをふくらませるのは僕 1 (ヤングチャンピオンコミックス)

 
姉のおなかをふくらませるのは僕 2 (ヤングチャンピオン・コミックス)

姉のおなかをふくらませるのは僕 2 (ヤングチャンピオン・コミックス)

 
姉のおなかをふくらませるのは僕 3 (ヤングチャンピオンコミックス)

姉のおなかをふくらませるのは僕 3 (ヤングチャンピオンコミックス)

 

 女子高生が元気にプロレス技を賭ける場面が満載(でもないけど。たまに、くらいです)のお料理漫画。しっかりと面白いのでお薦めです。

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