『KAMINOGE vol 47』読みました。目次はこちら。
最近は安定してAMAZONで書影があるので安心です。
[INTERVIEW]
■岩城滉一
■漢 a.k.a GAMI
■チャボ・ゲレロ
■藤井健太郎
■マサ北宮
■佐藤大輔
■マッスル坂井
変態座談会
■玉袋筋太郎「“昭和の名実況”舟橋慶一変態座談会」
世紀の一戦 、アントニオ猪木vsモハメド・アリを実況!
“燃える闘魂”の名付け親!連載記事
■真説・佐山サトル〜タイガーマスクと呼ばれた男の真実〜
第7回「仲良しだった、イワン・ゴメス」
文:田崎健太★『鈴木みのるのふたり言』
[COLUMN]
★バッファロー吾郎Aの『きむコロ列伝!!』
★プチ鹿島 『俺の人生にも、一度くらい幸せなコラムがあってもいい。』
★椎名基樹 『自己投影観戦記~できれば強くなりたかった~』
★田口隆祐『新日本プロレス・田口隆祐の日本全国 オヤァイ 奇行』
★兵庫慎司『プロレスとまったく関係なくはない話』[COMIC]
★古泉智浩 『仮面サンクス』
今回は時々ある格闘技色薄めの回。不良というテーマで岩城滉一、漢aka GAMIでした。どちらのインタビューもかなり濃い目。特に漢aka GAMIインタビューはなんといっても見出しが
政治家、ヤクザ、警察っていう日本のときにはタブーともされる三大組織に、ヒップホップっていう組織も 将来的に入っていく。そのとき俺が組合の上層部にいればいい。
それが“ヒップホップ・ドリーム”なんじゃないですかね」
というなんとも具体的なもの。ヒップホップで生きていくことについて語るMC漢。生々しい匂いのする、いつものKAMINOGEインタビューとなっていました。
そしてなんといっても今回はマサ北宮インタビュー。先日は惜しくもGHCヘビーのベルトに挑戦して杉浦に敗北してしまいましたが、今一番ノア内で勢いに乗っているレスラーといっても過言ではないでしょう。今回はその中でも特に健介オフィス時代、そしてなんといってもマサ斎藤との関係性にフォーカスしたインタビューとなっていました。
マサ北宮が接していたのはパーキンソン病を患ってからのマサ斎藤なので、好々爺的なエピソードが多く、だいぶほっこりとさせてもらいましたが、その中でも健介オフィス興行にブラッド・レイガンズを呼ぼうとして北斗に一蹴されてプリプリ怒っていた、というエピソードなども楽しく読みました。色々言われがちな佐々木健介、健介オフィスですが、中嶋勝彦、宮原健斗、マサ北宮とノア、全日本プロレスの主力選手を送り出していることも確か。その練習がいわゆる「昔の新日&全女流」だったことも明かされています。そりゃ残ってれば強くなるわ!
そのほかにもチンピラ感溢れる藤井健太郎&大井洋一対談、ひさびさの佐藤大輔インタビュー、”レジェンド”チャボ…ゲレロインタビューとバラエティ溢れる回となっています。じっくりと読みたい今回のKAMINOGE。秋の夜長のお供にどうぞ。
漢のバイブル!セックス!ドラッグ!ロックンロール!アメリカの刑務所についても詳しくなれるというためになる本です。今を生きる日本人の話とは思えない、おとぎ話みたいな冒険譚。
「悪意」に満ちた今をときめく演出家、藤井健太郎の初著書。AD時代のエピソード、仕事についての考え方は意外としっかりとした、まっとうな本です。
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