男マンの日記

マンガ、落語、お笑い、プロレス、格闘技を愛するCG屋の日記。

4・13 アウト×デラックスに葛西純登場!スタジオでテーブルクラッシュ!額に画鋲!

以前、俳優の染谷将太がアウト・デラックスで「デスマッチ好き」を語った回があり、その番組内に「4月の2時間スペシャルで葛西純が登場してスタジオマッチ」をやる予告編が流れて楽しみにしてました。染谷将太のアウトっぷりは以下の過去記事で少し紹介してますのでご参照を。染谷将太が語るだけではなく、関連のシーンもしっかりと映像で流してくれたいい構成でした。 

otokoman.hatenablog.com

 この記事内からすこし引用しますが、とにかくデスマッチ好きにとってはいろんな奇跡が起こった放送でした。頭に竹串の束シーンまでもが地上波に。

嬉しそうにデスマッチについて語る染谷将太。「血が出ないと燃えない」、「リングの上で大出血がたまらなく燃えます」「前進真っ赤になってはじめてヨシ!と思う」などと不穏な発言を繰り返します。

そしてレギュラー席にいる飯伏に話が振られますが、飯伏は「今までいろいろな試合をしてきたけどデスマッチだけはダメ」と100点の返し。

「血の海になって初めて夢を見れる」などと、詩的だか不穏だかよくわからない発言から、葛西純プロデュース興行の日は仕事を休む、と力強く言い切る染谷将太。信用できる感じが凄い。

自宅のグッズコレクションが大写しになり、自動的に黄昏番長グッズが大量にTVに映るという軽い奇跡も起こりつつ、染谷将太が思わず(凄すぎて)大爆笑したデスマッチベスト3へ。

それまで映像が出てこなかったので不安だったんですが、ここからはしっかり試合VTRで紹介してくれました。葛西VS吹本から、ルアーで吹本が葛西を釣り上げたシーン、吹本VSマッドドッグでマッドドッグが裸足で画鋲を踏むシーン、MASADAが清水の頭に竹串を束でぶっ刺して竹串が花開く、というところをしっかりと放送してくれました。ありがとうフジテレビ!ありがとうアウト・デラックス!

 

 ただ、この番組が3月1日放送、二時間スペシャルが4月13日ということで、流石に間にいろいろあってほぼ忘れてましたがツイートが流れてきてなんとか思い出し、TVを見てました。デスマッチだからきっと番組後半以降だろう、と思ってたらそのとおり、トリを飾る形で葛西純が登場してました。

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この前にはボクサーの鬼塚が画家になってたり、サッカーの磯貝がその日暮らししてたりと意外なスポーツマンが出てましたが鬼塚の次にいよいよ葛西純の予告が!

いよいよ!よく見たら「プロレス界のカリスマ」ってなってますが、葛西がそう呼ばれることって実はあまりないような。だいたい「デスマッチの」とか枕詞がついてることが多いです。ということは力道山、馬場、猪木と並ぶ存在とアウト×デラックスが認識してる、いうことで。いいですね!大風呂敷!期待が膨らみます。

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と思ってたら、いきなりスタジオに杉浦透をひっぱって乱入。このあとテーブルに杉浦の頭を叩きつけます。悲鳴の上がるスタジオ。素晴らしい導入。プロレスのハプニング感をいきなり感じさせてくれます。ちなみに左下にいるのは飯伏幸太。レスラーにあるまじき逃げっぷり。顔の割にあまり動じてない感じのする山ちゃん。やはりDDT仕事でこういうのに慣れてるからでしょうか。

そしてこのままスタジオ奥の空間に持っていってイスチャンバラ!そして不自然に用意されている脚立と机。となるとどうなるか、というと・・・。

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テーブルクラッシュ!まあこうなります。そして画鋲をカンから地面にザーっと撒く葛西。そして杉浦をそこにボディスラムしようとしますが、杉浦に踏ん張られて顔面を画鋲の山に叩きつけられる葛西純。通常営業のフリーダムズを見てスタジオに響き渡る悲鳴。まあ、出演者がキャーっていって引くのは分かるんですが、この人も引いてました。

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乙女か。

ここで試合部分は終了。染谷将太、マツコは爆笑してました。しかし、ここで流血したらしくアウトで隠される葛西の額。

流血で顔を隠されると言えば鈴木みのるが有吉の投げた一斗缶で流血したとき、最近だと水曜日のダウンタウンに葛西純と吹本賢ニが登場したときにも流血して「コンプラ」という表示で隠されてました。個人的にはTVで流血を流しちゃいけない意味がわからないというか、額に画鋲が刺さったら血が流れるもんだろうと思うんですが、こういう風潮が日本にデスマッチがじわじわとしか広がらない原因。しかしそれを踏まえてもこれを放送してくれたアウト×デラックスは素晴らしいと思います。

   

ちなみに以前山本KIDが出演した時はスタジオ内なのに不自然に白い長袖のワイシャツ着てたんで「あ~、タトゥー隠しか」と思ったものですが、今回は普通に流れてました。まあこれも時間帯なんでしょうか。この時点で23時過ぎてましたしね。

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葛西も、以前の「水曜日のダウンタウン」の記憶からか、「コンプラか?」と自分で突っ込んでいきます。消され慣れるのもどうかとは思うんですが・・・。

 

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 そして、額に画鋲が刺さったままのトークゾーン。隣に座ってる染谷亮太もしげしげと見つめてたり、マツコとやべっちとも和やかに話してました。こっちもだんだん感覚が麻痺してくるのか普通に見てましたが。というか、あのくらいの刺さり方だと流血しないんだな~とか、ああなるともう痛くないんだろうか?とか色々考えてしまいました。

トークゾーンでは、葛西の子煩悩っぷり。ハッピーボーイ君とのツイッター、そして子供のために作ったお弁当とか一気にアットホームな部分にスポットをあてられてました。常識人!そしてデスマッチのカリスマだけど注射が苦手、というキュートなエピソード(わりとこすられてる気もしますが)も披露。全体的にほのぼのタッチのトークをさらっとして葛西純コーナーは終わっていきました。ボリューム少なめ!まあでもテーブルクラッシュとかしてた時間があったから仕方ないか・・・。ただもうちょっと踏み込んで染谷将太とのエピソードとかも聞きたかったし、エグいエピソードも話して欲しかった。まあ、そんなエピソードに興味のある方はKAMINOGEでお読みください。二人のヤバさと仲の良さが伝わってくるインタビュー。ちなみにこの号、巻頭インタビューはマサ斎藤。田村潔司のそこそこ物騒なインタビューなどもあります。 

KAMINOGE vol.45―世の中とプロレスするひろば デスマッチ!葛西純×染谷将太

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DEATH MATCH EXTREME BOOK 戦々狂兇

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  • 作者: アブドーラ小林,伊東竜二,葛西純,“黒天使"沼澤邪鬼,佐々木貴,竹田誠志,バラモン兄弟,松永光弘,丸山剛史
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そしてデスマッチのエグさを存分に味わえるのがこの写真集。傷口とか血とかが接写されてじっくりと見せる写真集になってます。

 

というわけで終了したアウト×デラックス。水曜日のダウンタウン、アウト×デラックスと、わりと極端な番組でデスマッチを披露した葛西純。この調子でちょっとずつ浅い時間でデスマッチが扱われ、変な加工なしにデスマッチが浸透してくれるといいな~と思ってます。やってることは物騒ではありますが、葛西純、佐々木貴など言葉を持っているレスラーがデスマッチについてメディアで語ってくれれば充分に教育的だし、その魅力も伝わるのではないかと。

「蛍光灯で額を指すと痛いし血が出る」「机に体当りすると壊れる」みたいなデスマッチの定番シーンは、現象を説明すれば普通のこと。そこから見る側が何を読み取るか、というのは人それぞれだし、そこから感動を与えているからこそデスマッチという形式のプロレスが成立し、客を集めているわけで。

いつかデスマッチが、ヘンな縛りなどなく民放で放映され、もっと世に知られる日が来ますように。TVの作り手さん、スポンサー企業さん、よろしくおねがいします!

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