7月19日、NHKのクローズアップ現代+で午後10:00から、プロレス特集が放送されました。ちょっと録画ができない状況だったのでツイートしながら見てましたので、ツイートベースで振り返っていこうと思います。
クローズアップ現代視聴中。プロレス特集。というか新日特集っぽいが。「昔は血で血を洗う抗争が行われていた」というナレーションがあるってことはデスマッチ系は放送しないのか #nhk #クロ現
— 男マン (@otokoman) July 19, 2018
スタジオゲストは棚橋弘至、倉持明日香、プチ鹿島の3人。まずはナレーションベースで、「昔のプロレスは男のもので、流血もあって師弟対決もあり(あの飛龍革命で髪切ったシーンが使われる謎チョイス!)親しみづらいものだった。」という前置きから
「しかし、今のプロレスはおしゃれで明るく、プ女子も沢山来てますよ!」という流れ。そしてプロレス、というか新日本プロレスの歴史を紹介。つまり2010年あたりの時代を「暗黒時代」として、その時代を救ったのが棚橋弘至、といういつもの新日本オフィシャル・ストーリーが語られ、復活した新日本プロレスは売上3倍、日本だけではなく世界進出を目指しています、という説明。
「プロレス界の火が消えかけてた」というより「新日本が猪木とカイシャがモメてたせいで凋落してた」という感じでは。
— 男マン (@otokoman) July 19, 2018
そしてその時期を振り返るライガーインタビュー。格闘技全盛期に新日本が猪木とモメて色々合った時期について「プロレス界の火が消えかけてた」と話すライガー。いやいや、それは別に新日が沈んでただけだから!とさすがに突っ込みたくなった。まあ、ライガーがそう話すのはいいけど、ナレーションベースでもいいから補足が欲しかった。なんかこう、全体的に新日本側の情報をそのまま流している感が強い番組では有りました。プロレス、格闘技界を見渡して俯瞰で話せるゲストが一人ぐらいいてほしかった。
木谷オーナー登場。ユークスのことも思い出してあげて!
— 男マン (@otokoman) July 19, 2018
どうなのか、プロレス特集するんであれば、まず最初に「日本にはこんなに沢山団体があって、いろんなスタイルの試合をしてるんですよ」っていうふうに俯瞰的に取り上げて欲しいなぁ。 #nhk #クロ現
— 男マン (@otokoman) July 19, 2018
そして木谷オーナー、メイ社長の紹介。まあそんな感じかー、という流れ。しかし本当に新日本しか紹介しないので番組見てた私も徐々にイラついてきてちょっと苦言を呈しながらの鑑賞に。プ女子ってわりと久々に聞いたんですがもう定着した、ということでいいんでしょうか。わりと嫌がる女性ファンもいるので要注意。ほんとに野球詳しい女性ファンが「カープ女子」って呼ばれるといい気しない人もいるでしょう。そんな感じ。なんというか、「おっさんが貼ったレッテル感」が強いのが原因かと思います。いや、私もおっさんですが。メシのタネ感、っていうんですかね。
— 男マン (@otokoman) July 19, 2018
よく新日本プロレスのレスラーのイラスト、マンガ描いて本出したり、タカタイチマニアのポスター描いたりしてる松さんがクローズアップ現代に!絵みて「あっ!」って言っちゃいました。ビックリしたー。 #nhk #クロ現
— 男マン (@otokoman) July 19, 2018
しかしここで驚きが。プロレスに人生を救われた、という元アニメーターの女性が紹介されていたんですが、そのファンの人が最後に絵を描いてそれが画面に映されたときに思わず叫んでました。まさか松さんだとは。「タカタイチマニア ポスター」とか検索すると松さんの絵が出てきます。内藤、CHAOSの絵もツイッターには結構あります。松さんのお仕事などの紹介ページはこちら。
棚橋が果たして正規軍を率いているのか問題。 #nhk #クロ現
— 男マン (@otokoman) July 19, 2018
— 男マン (@otokoman) July 19, 2018
そしてここからは今の新日本プロレスのユニット紹介(棚橋が「正規軍を率いるエース」って紹介されてたので、そもそもCHAOSのオカダと善悪の抗争をくりひろげているのか?もはや正規軍を率いてるのは田口とかじゃないか?とかいろんなハテナが頭に浮かびつつ聞いてました)そしてプチ鹿島による今のプロレス人気の解説(昔はレスラー自体が非日常でプロレスが非日常だったけど、今やレスラーが身近だけどプロレスで非日常感を味わえる、的なやつだった気がします)
— 男マン (@otokoman) July 19, 2018
ブシロード社長室でうっすらぼかされるバンドリのポスター #nhk #クロ現
— 男マン (@otokoman) July 19, 2018
お、ローカルプロレス特集。プロレスリング紫焔が。 #nhk #クロ現
— 男マン (@otokoman) July 19, 2018
ここでまさかのプロレスリング紫焔が登場。「日本にはローカルプロレス団体が30以上ある」と紹介。いやいやいや、そもそもローカルじゃない全日本プロレス、DDT、大日本プロレス、ドラゴンゲート、大日本プロレス、スターダム・・・と、新日本以外の他団体を紹介しないと。そこ一気に飛ばしてローカル団体にいっちゃうの?とも思いましたが、まあ紹介されるのはいいこと。
NHK"クローズアップ現代+"にプロレスリング紫焔の映像を流していただけました。
— プロレスリング紫焔 (@shi_en_) 2018年7月19日
これを機に、1人でも多くの皆様に紫焔を知っていただければ幸いです。
今後とも、選手&スタッフ一同頑張りますので、応援のほどよろしくお願いいたします。
今後の大会予定はこちら→https://t.co/zYNBrPyeAZ#紫焔 pic.twitter.com/R6Eg46ZKp3
少しでも、自分が紫焔でプロレスをしている理由が伝わっていればと思います。
— ボンバー奥野 (@bomber_okuno) 2018年7月19日
そしてこれからもっとプロレスを、紫焔を、好きになってくれる人が増えますように。
これからも応援をよろしくお願い致します!#紫焔 #プロレスリング紫焔 #NHK #クローズアップ現代+ #クロ現 https://t.co/2SqE9ZqwV9
プロレスリング紫焔の試合を真面目に見る棚橋、という奇跡的な絵が。 #nhk #クロ現
— 男マン (@otokoman) July 19, 2018
棚橋、プロレスリング紫焔については特にコメントなし #nhk #クロ現
— 男マン (@otokoman) July 19, 2018
アルバイトをしながらプロレスをしているローカルプロレス団体のプロレスラーたち・・・って、アルバイトならDDTのレスラーとかもエビスコ以下略。サラリーマンレスラーのボンバー奥野を紹介。ずっと難しい顔で見てた棚橋はここでは特にコメントせず。「僕も学生プロレスやっていて・・・」とか言ってくれれば個人的好感度は上がったんですが。見る側で救われたファン、やる側で救われているレスラーを紹介して番組は終わっていきました。
クローズアップ現代、取り上げたのが新日とプロレスリング紫焔だけって!間にもっといろいろあるだろ!せめて「間にいろいろある」くらいは紹介してほしかった。でも松さんが出てたのは嬉しい。ファンです。基本的には「新日、昔は大変だったけど社長変わって世界進出!」って宣伝でした #nhk #クロ現
— 男マン (@otokoman) July 19, 2018
NHKクローズアップ現代ご視聴ありがとうございました🐸
— 倉持明日香 (@asuka_k911) 2018年7月19日
緊張と嬉々。
こうして大人になりプロレスのお話をさせていただくたび、そのまま好きでいていいんだよって学生時代の私に伝えたくなります。
ご一緒しましたプチ鹿島さんから頂きました!!
とっても幸せな時間でした🙏🏻 pic.twitter.com/MNjfJMwVom
まあ、新日偏重のつくりには色々言いたくなりましたし、こんな作りだと「ああ、新日本って自分達が出るときには他団体の扱いに厳しいんだな~」とか思われて新日本も損するんじゃないかと思うんですが。(違うにしても)
もうちょっと例えば「後楽園ホールではほぼ毎日いろんな団体が興行してる」とか、「女性ファンを獲得する取り組みとしてDDTのBOYZのように女性限定興行がある」とか、他にもドラゲーのように女性ファンの多い団体もあり、デスマッチも濃いファンは女性が多いとか色んな情報を入れてほしかったところ。いや、もちろん取り上げられるだけでありがたいんですが、プロレス全体を俯瞰する視点は欲しかった。
そんな不満はありますが、きっちりとプロレスファンの女の子、松さんのようにプロレスで救われたファンの声を丁寧に拾っていることは確かだし、プロレス興行会社の社長のコメントがこんなに長く使われたのもおそらく初めて(レスラー社長以外で)なので、その部分は楽しめたしいい番組でした。なによりプチ鹿島がNHKでプロレスを語り、倉持明日香を起用してくれただけで神番組。なんかしらの形で次なんかあることを期待します。とりあえず、ありがとうNHK!ありがとう倉持明日香!
これでプロレスに興味を持った方がいらっしゃればぜひAmazonプライムビデオの「有田と週刊プロレスと」もご視聴を。シーズン3も始まりましたし、ず~っと倉持明日香が見れるのでファンも必見。ちゃんとプロレス界の流れも解説してくれるのでわかりやすい。そしてとにかく有田哲平の話が面白いので楽しくプロレスを学べます。必見。
- 作者: 秋元康(総合プロデュース),ヤングチャンピオン・月刊少年チャンピオン共同編集,渡辺達生
- 出版社/メーカー: 秋田書店
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