いよいよケニー・オメガ、ヤングバックス、CODYら「THE ELITE」のメンバーが旗揚げする新団体、AEWこと「ALL ELITE WRESTLING」の旗揚げ戦が行われます。というわけで、その興行の視聴方法、カード、参戦レスラーについて紹介していきます。私自身ネット観戦のためにもうPPV購入してるので、予習を兼ねてのエントリとなります。色々と調べつつ書いているので不備などあればお知らせいただけると幸いです。とりあえず楽しみ!
AEW旗揚げ戦「Double or Nothing」視聴方法
AEW旗揚げ興行「Double or Nothing」は、日本時間5月26日の午前9時から開始ですが、その1時間前、午前8時から「The Buy In」というプレリム興行が行われ、こちらはAEWのYOUTUBEチャンネルから視聴可能です。
アメリカではDIRECTV,DISH Network BLEACHERREPORTLIVE.COMなどのケーブル局、衛星放送、ネット配信で放送されるこの「Double or Nothing」ですが、日本ではプロレス・格闘技ネット配信サービス「FITE.TV」で観戦可能です。
5・25現在のトップ画面がこのようになっていますので、右上の「SIGN IN」をクリックするとアカウント作成画面に移行するので、Facebook、Googleアカウント、Twitter、Emailからの登録いずれかでアカウントを作成、パスワード設定してサインインを行います。
そしてトップ画面にある「AEW:Double or Nothing」をクリックすると今から興行開始までのカウントダウンと真ん中に「Buy $19.99」と書いた青い購入スイッチが表示されるのでクリック。カード払いかPAYPAL払いを選んで購入することが出来ます。
以上はPCから購入の場合ですが、スマホからだとIPHONEアプリ、Androidアプリの「FITE.TV」があるので、それぞれインストールして同じ手順でユーザー登録、PPV購入が可能です。また、アプリを友人に紹介すると10ドルのキャッシュバックがある模様。
「The buy in」,「Double or Nothing」カード紹介
「The Buy In」
Double or Nothingの前座興行であるThe Buy inで行われるのは2カード。カジノ・バトルロイヤルと、サミー・ゲバラVSキップ・サヴァイアンのシングルマッチ。カジノ・バトルロイヤルの勝者はAEW世界チャンピオンのタイトルマッチに挑む権利を得ることが出来ます。
カジノ・バトルロイヤル
試合形式
- 5選手がリングにいる状態でスタート
- 3分ごとに5選手ずつ入場
- 21人目が最後に入場
参加決定選手
- エース・ロメロ
- ブランドン・カトラー
- ブライアン・ピルマン.Jr
- ダスティン・トーマス
- グレイシャー
- ジミー・ハボック
- ジョーイ・ジャネーラ
- ルチャザウルス
- MJF
- マーク・クエン
- アイザッシュ・ケネディー.
- ソニー・キス
- サニー・デイズ
- ジャングル・ボーイ
- 中澤マイケル
- ショーン・スピアーズ
- ビリー・ガン
※残り4名は未発表
DDTの中澤マイケルが出場(ケツ出したまま失格していく姿が目に浮かぶ・・・。)します。私が聞いたことあるのは、ザ・グレート・サスケと対戦経験のあるジョーイ・ジャネーラ、CGWのトーナメント・オブ・デス優勝経験もあるジミー・ハボックくらいなので、どんな選手が出てくるのか楽しみにしています。
サミー・ゲバラvsキップ・セイビアン
キップ・セイビアンは27歳の英国人レスラー。デビュー9年目で、IPW、Defiant Wrestlingなどに参戦していました。過去試合を見た限り、線が細目なのもあり、蹴り技系が得意な選手、という印象です。
一方のサミー・ゲバラはDDT参戦経験もあるので見たことのある人も多いと思います。
26歳のアメリカ人レスラー、スピーディーなファイトが持ち味のハイフライヤー。PWG、IPW等に参戦後、2018年にはDDT参戦しています。
わりとスピーディーなファイトが身上な二人、速く激しいファイトが期待できます。おそらくオープニングファイトになるであろうこのシングルマッチ、AEWはどんな団体かを見せてくれるはず。刮目して見ます!
「Double or Nothing」
ベストフレンズ
vs
アンジェリコ&ジャック・エヴァンス
バレッタ&チャッキーTとして新日本プロレスに参戦していたベストフレンズがトレント&チャック・テイラーとしてAEWに登場。
対戦相手はDRAGONGATE参戦経験のあるベテランルチャドーラー、ジャック・エバンスとルチャ・アンダーグラウンドに登場していたアンジェリコのタッグ。アメリカン・プロレスVSルチャの闘いになりそうです。
ヤングバックス
vs
ルチャ・ブラザーズ
言わずと知れたELITEの中心人物であり、世界中のインディ団体、新日本プロレスでも活躍したマット・ジャクソン、ニック・ジャクソンのヤングバックスと対戦するのはルチャ・アンダーグラウンドで活躍したペンタゴンJrとレイ・フェニックスのルチャ・ブラザーズ。
重厚なファイトを見せ、決めポーズの「セロ・ミエド」、必殺パッケージ・ドライバーで沸かせるペンタゴンJrと飛びまくるレイ・フェニックスの完璧な連携、ヤングバックスとの連携とのコンビネーション対決も見どころ。ハッキリ言って鉄板のカード。これは楽しみです。
アジャ・コング&坂崎ユカ&さくらえみ
vs
志田光&里歩&水波綾
急に日本の女子プロレス!言わずと知れたレジェンドであるアジャ・コング、東京女子プロレスの坂崎ユカ、プロレスリング我闘雲舞の師弟であるさくらえみと里歩、元アイスリボン、現在魔界で活躍し、アメリカでの活動を決めた志田光にプロレスリングWAVEの「アニキ」こと水波綾。絶妙にツボをついた人選と言うか。ハッキリと安心して見れるメンツが揃ってます。
そこでブレイクしそうだな、と思ってるのが坂崎ユカ。フィニッシャーのトップロープに飛び乗っての旋回式ボディプレス「魔法少女スプラッシュ」など、あっと言わせる技を持っているので世界にそれを伝えて欲しいところです。期待!
SCU
vs
ストロングハーツ
ROHに参戦、去年のALL INにも出場していたSCU(クリストファー・ダニエルズ&フランキー・カザリアン&スコーピオ・スカイ)と、DDT、Wrestle-1でもおなじみストロングハーツ(CIMA&T-HALK&エル・リンダマン)の対戦。
ちなみにクリストファー・ダニエルズはカレーマンとしてみちのくプロレスのふく面ワールド・リーグ戦に参戦したり、2002年の新日本プロレス、ベスト・オブ・スーパージュニアに参戦。2015年にはROH代表として素顔でフランキー・カザリアンと組み、WORLD TAG LEAGEにも出場してるベテランです。
一方OWE代表として登場のストロングハーツ。どの団体でもファイトとマイクで盛り上げる彼らですが、今回しかもベストメンバーのCIMA、T-HAWK、リンダマンで登場。明らかにここを勝負どころと捕らえているのが伺えます。
めまぐるしい「ジャパニーズ・ルチャ」ともいえるストロングハーツの闘いにSCUがどこまでついていけるのか。というか、私がSCU知らないだけなんですが。ストロングハーツ相手にどこまで持ち味を出していくのか。そこらへん注目して見たいと思います
ブリット・ベイカー
vs
ナイラ・ローズ
vs
カイリー・ライ
こちらはアメリカン女子プロレスの3WAYマッチ。ここ一年ほどのWWEでは明らかに女子プロレスのレベルが上がり、存在感を増しています。日本から紫雷イオ、宝城カイリが渡り、女子のみの興行が行われ、今年のレッスルマニアのメインも女子同士のトリプルスレッドマッチでした。
日本の女子プロレスマッチとアメリカの女子プロレスマッチが同じ興行で行われる、贅沢でもあり、対抗心が起こってもおかしくない状況です。
この試合に出場するブリット・ベイカーはスターダム来日経験があり、ナイラ・ローズはマーベラスUSAのメンバーだったこともあり、見たことのある人もいるはず。自分は3人共未見なので、どんなものが見れるのか楽しみに見ようと思います。
CODY
vs
ダスティン(ダスティン・ローデス)
ここにきて組まれたのはCODYvsダスティンの異母兄弟対決。アメリカン・プロレスのレジェンドであるダスティ・ローデスの息子であるCODYと、WWEでゴールダストとして活躍したダスティン・ローデスとの対決。
ふたりともゆったりとしたペースのアメリカン・プロレスが持ち味のレスラー。スピーディーな攻防、ハイフライヤーが揃うこのDouble or Nothingにおいて、しっかりとしたプロレスを見せてくれる二人だと思います。
新しく船出するAEWという団体の中で、確かなものを見せることが出来る二人。じっくりプロレスしてくれることを期待します。
クリス・ジェリコ
vs
ケニー・オメガ
そしておそらくメインのこの試合。 2018年、新日本プロレス1・4東京ドームでのIWGPタイトルマッチ以来の再戦となります。
そして、この両者、今年の二月に行われたDouble or Nothingのチケットアナウンスパーティーでケニーが登壇中にジェリコが乱入、乱闘に発展する事件を起こしています。
この映像の1:02:48あたりからジェリコが登場。さすがケニーとジェリコ、睨み合うだけで絵になります。
そして、なんといってもクリス・ジェリコは新日本プロレスの6・9大阪大会でオカダ・カズチカとIWGPヘビー級選手権を闘うことが決定しています。
ということは試合内容でも否応なしに比較されるでしょうし、このケニーVSジェリコの勝者とカジノ・バトルロイヤルの勝者が次の機会にAEWのシングルのベルトを掛けて闘うことが決まっています。つまりこの試合は内容、結果ともにAEWの先行きを決める試合になるはず。AEWvs新日本プロレスであり、AEWの未来をかけた闘いになる。この興行の評価もこの試合で大きく変わってくるでしょう。これは本当に必見、凄いか滑るか、乾坤一擲の大勝負!テンション上がってきました。
まとめ
以上、視聴方法、カードを紹介してきましたが、旗揚げ戦数あれど、いきなりWWEに対抗できるくらいのインパクトがある団体の旗揚げ戦、というのは多分ここ数年、十数年はないくらいの大きな出来事だと思います。それが現地に行かなくても、2000円弱で観戦できる。開始時間は26日の朝九時と早めですが、それでも朝からビールとピザ用意してプヲタ同士で集まってワイワイ観戦、ぼっちならぼっちなりに目を凝らして観戦をオススメします。
プロレス興行、というより一大イベントであるAEW旗揚げ戦「Double or Nothing」何が起こるのか、歴史の証人になりましょう!