男マンの日記

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よしむらプロレス最終戦!2・6ARENA下北沢大会!そして伝説へ...。

ついに最終回!2・6よしむらプロレスARENA下北沢大会!

もうひと月以上経ってしまいましたがこれは記録しておかないと、という興行があったので簡単に振り返っておきます。「よしむらプロレス」としては一区切りとなった2月6日のよしむらプロレス下北沢ARENA大会。個人的に思い入れが深いよしむらプロレスですが、今回最終回ということで行ってきました。

「よしむらプロレス」とは、役者をやりながらARENA下北沢で働いている吉村公佑代表(@yoshimurakousuk)が、後輩俳優でのちにプロレスラーとなった室田渓人選手(@muro_kei)のために、ARENA下北沢にマットをひいてプロレス興行を始めたのがその成り立ちです。私は代表と個人的に飲み屋で知り合ったこともあり、初回から見に行っていました。

 

 

もう4年前になりますが、何度かブログにも取り上げさせてもらいました。これが最初の旗揚げ興行。いきなり盛り上がりました。

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そしてTシャツデザインもさせてもらった第二弾。早くも「よしむらプロレスらしさ」が確立していたのがさすが。

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その後室田選手のワンマッチ興行が行われたり

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室田選手失踪という事態のなか、吉村代表が元パンクラス、伊藤崇文選手に立ち向かう姿を見せたり

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ボーナストラック的にARENA下北沢でガンバレ☆プロレスが試合をしてガラス割ったり

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吉村代表がまさかの大流血に追い込まれたり

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友人の治療費、養育費のために興行を行ったり

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色々ありましたが、どれも思い出深い。手作りの心がこもった興行、というか代表と室田選手の関係性、愛憎が伝わってくる。それがよしむらプロレスでした。代表のマッチメイクの絶妙なセンスもあり、エンタメとしての面白さも常に追求していた興行でもありました。

そして、今回はその最終回。すでにStandUpという自らの団体がある室田選手は出場せず、それだけに代表の趣味、センスが爆発した印象がありました。そんなよしむらプロレス最終回、2・6ARENA下北沢大会。簡単ですが振り返っていきます。

 

 

第1試合
今成夢人VS先輩

いきなり未知すぎるというか、なにかの宇宙を感じるカードとなった今成夢人vs先輩。しかし、謎に包まれた「先輩」というキャラクターに今成夢人がガンガン切り込んでいく。最初は普通に試合をしていた今成ですが、なぜか先輩に「学生時代に巡り合った、大仁田厚にヤラれた野球部の先輩の話」をブチこんで一方的にヒートアップ、勢い余って今成夢人性の目覚めまで語りだす。

しまいには先輩得意の(?)オーバードーズに付き合ってARENA下北沢を使って踊りす始末。最後は二人仲良く力尽きてました。よくわかんないけどハイテンション&ファンタスティックな試合でした。いきなり濃すぎる!

 

第2試合
勝村周一朗vs高梨将弘vsCHANGO

一転してテクニシャン&試合巧者同士の3WAY。本当に第1試合と同じ大会とは思えないほど正当なプロレスが繰り広げられました。マットプロレスという至近距離で聞く勝村の蹴りの音!高梨,CHANGOのチョップの音!迫力がすごい!

勝村VS高梨を見ていたと思ったら高梨が勝村とCHANGO二人を相手にしてたり、高梨がCHANGOを利用して勝村を攻め込んでいたり、高梨、CHANGO二人同時に勝村が関節技をかけていたりと目まぐるしく状況が変わり、確かなテクニックを堪能できる試合展開。「凄い!」「巧い!」「何でこうなるの?」が見ながらぐるぐる回転する、まさに純プロレスの回転体。その回転体が続いたままなんか高梨が勝ってました。凄かった~。いろんな珍味を少しずつ沢山食べた満足感のある試合でした。

 

第3試合 ガッツ石島&マスクドミステリーvs仲川翔大&魔苦・怒鳴門

そして最終試合(トリプル・メインイベントの最終試合)となったタッグマッチ。TTTの盟友ガッツ&ミステリーの二人、そしてこのARENA下北沢でMONSTER'S PARTY興行を行っている仲川、DDTにも参戦経験のあるお下劣ピエロこと魔苦、とにかくまたまた一転してカオスな試合となりました。とにかく魔苦の男色殺法(っていう表現でいいんでしょうか)がガッツに炸裂、仲川はラダーからのスーパーダイブ、早々に会場全体を暴れまわる4人、逃げ回る観客、とにかくよしむらプロレスのラストに相応しい混沌がそこにはありました。

観客席にはクリス・ブルックス、ドリュー・パーカーも見に来ていたりしましたが、ふたりとも大いに観客として楽しんでました。そして正直結果あんまり覚えてないですが(ガッツが魔苦を抑え込んだと思います)混沌のままに大団円!

 

 

そしてしんみりとよしむらプロレス最終回を偲ぶ...わけもない吉村代表、「よしむらプロレス」から「しもきたプロレス」と名称を変えてこれからも興行を行っていくことを宣言。最後は今成夢人の締めで盛り上がったまま終了しました。

そしてその後はARENA下北沢で選手、観客交えて大いに呑んで盛り上がった一夜となりました。この空間もよしむらプロレス、というかARENAでのマットプロレスならでは。

ところどころで歓声が上がり、個人的にもよしプロ常連同士で語り合い、今回もスタッフをしていたドダイさん、興行を手伝っていた梅さんとも色々と話せて楽しい一夜となりました。これも含めてよしむらプロレス。吉村代表が泥酔するまでがよしむらプロレス。楽しかった...とほろ酔いのまま帰路につきました。

 

ARENA下北沢では現在3つのマットプロレス興行が定期的に開催中。よしむらプロレス改めしもきたプロレス(@shimokitapw)、仲川翔大選手主催のMONSTER'S PARTY(@TOBUTOBU_SHOTA)そしてウィル・オスプレイも観戦したBAKA GAIJIN興行(@bakaoffice)が行われているので、それぞれのアカウントをチェックするとスケジュールがわかるはず。

とにかくマットとの近さ、観客の密度、そして盛り上がりはマットプロレスならではのもの。まだマットプロレス未見の人がいたら一度は生で見ても損はない、プロレスイベント開催者も募集してるので、一度興味のある方は問い合わせしてみては?とにかく下北カレーは美味しいです!