1・28ガンプロ王子一日三興行!新しいガンプロの形とは?
1月28日、ガンバレ☆プロレスは王子Basement☆Monsterで一日三興行行いました。ここ数年は板橋グリーンホール、成増アクトホール、横浜ラジアントホール等を中心に開催していたガンプロですが、ここにきて王子一日三興行。予定を見ると2月23日、3月25日と王子一日三興行が組まれており、ガンプロの新しい形を試しているような印象を受けました。
そして今回、他に予定もあったので私はその三興行の中のひとつ、勝村周一朗プロデュース興行を観戦してきました。ギリギリに着きましたが観客はほぼ満員。メインイベントにHARASHIMAが参戦、他にも勝村周一朗3人がけグラップリングマッチ、元パンクラス・ウエルター級チャンピオン和田拓也参戦など個人的興味のあるカードも多そうだったのでこれだけは見なければ、と思いつつ着席しました。
広がる勝村周一朗の世界!そしてキラーHARASHIMA炸裂!
そして興行は、初っ端からガンプロの勝村周一朗を見てきた者に対してサプライズが待ち構えていました。特別ゲスト(?)として、勝村、春日萌花とともにトリオ「THE HALFEE」を組んでいた鷲田周平こと桜井鷲が登場。リング上で「THE HALFEE」を再び一同に見ることができました。
そして、第1試合は勝村周一朗3人がけグラップリングマッチ。5分一本勝負を3人分、という勝村にとってだいぶカロリー高めのしあいでした、最初に出てきたのはつい最近、去年の年末ガンプロデビューの中村宗達。
現役大学生の中村、アマレスのコスチュームで登場した中村は持ち前のレスリングテクニックで勝村相手に大健闘。タックル、四つの攻防で有利に立ち、投げも極めるなど一時試合を優勢に進めます。
しかし、時間経過につれ、勝村がグラウンドテクニックで優位に立つと膝を足で抱えての腕十字で勝利。中村、敗れはしたものの可能性を感じる一戦でした。
第二試合はHARUKAZEが柔術の道着で登場。気合のビンタを勝村に食らわせてから(グラップリングマッチですが...。)柔術テクニックを駆使し、寝技で攻め込んでいきますがそこは勝村の土俵。しっかりと攻防に付き合い、HARUKAZEも次々技を出して惜しい場面も作りましたが勝村がクロスヒールホールドで勝利。さすがの部分を見せました。
そして第三試合はX!誰?と思ってたら会場に鳴り響くHARASHIMAのテーマ。見慣れぬ赤タイツに裸足のHARASHIMA(後でツイッターのTLなど見てたらハードヒット仕様だったことが判明)が登場。ざわめく会場。メインの6人タッグに登場する予定だったHARASHIMAがグラップリングマッチでも登場。これは楽しみな一戦になりました。
体格で勝るHARASHIMAに対し、下から仕掛けていく勝村。バックを取られそうになったら腕を取って反撃するHARASHIMA、テクニックもですがパワーで持っていくような技を見せていくHARASHIMAに比べ、グラップリングマッチであっというまに変形のインディアンデスロックを見せる勝村。互いの持ち味を生かした攻防はあっという間に5分間経過でドロー。両方とも緊迫感を漂わせつつも笑顔が溢れるような、互いを認めつつ楽しむような試合でした。いいもの見た!
和田拓也VS香港国際警察マンから激闘のメイン!
そして注目だった和田拓也ガンプロ初登場!
相手は「X」とされてましたが、登場したのはなんと香港国際警察マン!ゴング直後にいきなり絞め落として一旦勝利するも「和田拓也!お前試合タイトルに「ガンプロの洗礼」ってあったけど、これじゃオレがお前の洗礼受けただけだろ!お前がガンプロの洗礼受けろ!再試合だ!」とイチャモンつけられて試合再開。すったもんだのあげくレフェリー買収、反則三昧を味わい、しっかりと「ガンプロの洗礼」を受けた和田拓也。今後の参戦が注目されるところです。
【プロレス界の闇】レフェリー買収の瞬間! #ganpro #wrestleUNIVERSE pic.twitter.com/0NM5nO7AyC
— 男マン (@otokoman) 2023年1月28日
そしてメインの6人タッグマッチ。勝村周一朗&岡田剛史&前口太尊VSHARASHIMA&渡瀬瑞基&石井慧介。先発でグラップリングマッチと同様に勝村VSHARASHIMAの構図になるも、いきなりバックを取ってのリバースフランケンで勝村ダウン!グロッキーになった勝村はその後も攻められ続け、KO負け寸前まで追い詰められてなんとか持ち直すも、今度は渡瀬とのバチバチなエルボー合戦、更に試合は激しさを増し、前口太尊と渡瀬瑞基のエルボーVSミドルキックの打ち合いなどボルテージが上がってきます。
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— 男マン (@otokoman) 2023年1月28日
その後、試合は終盤となり、勝村がHARASHIMAをトリプル3ロックに捕らえ、ギブアップ一歩手前まで追い込む場面もありましたが、HARASHIMAが岡田への蒼魔刀でカウント3.勝利を上げて爽やかな笑顔を浮かべていました。
HARASHIMAからマイクを受け取った勝村、今年また自身のプロデュース興行を行う、ということと今日メインで闘ったHARASHIMA、渡瀬、石井とそれぞれシングルで借りを返したい、と話して最後は「ウィーアー・ガンバレ・プロレス!」で締め。バラエティに富んだ自らのプロデュース興行をしっかりと締めました。
強さ、面白さ、多彩さ、プロレスの豊かさを見せてくれた興行!
興行を振り返るとTHE HALFEE一瞬の復活、プロレスリングSECRET BASEの川島真織参戦、グラップリングマッチで垣間見えた中村宗達の潜在能力とHARASHIMAの地力の強さ、VS香港国際警察マンでイジられ続け、困惑する姿がかなり面白かった和田拓也、いつものガンプロ6人タッグにメインのバチバチ6人タッグ。ただの「格闘家からプロレスラーになった勝村周一朗」というだけじゃなく、彼が歩んできた道程が興行という形で表現されていたように感じました。
それはプロレスに強さを求めつつもそれだけじゃなく、いろんなところを許容しつつ人間臭いプロレス。ガンバレ☆プロレスそのものでありつつちょっと違うプロレスの姿。短い時間でいろんな性格のプロレスを見せてくれた勝村周一朗プロデュース興行でした。面白かったです!また見たい!とりあえず勝村選手、お疲れ様でした!
この興行では試合がなかったまなせゆうなのセコンドも熱かったです!これぞガンプロ!確実にこの興行の一員でした!
まなせさんののセコンド熱すぎました
— 男マン (@otokoman) 2023年1月28日
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