期待されていたテレビ番組本命「有吉・マツコのかりそめ天国」
先日結婚発表を行った有吉弘行と夏目三久。そのときはそのネームバリュー&意外性から世の中大騒ぎになり、個人的にも今年一番くらいの衝撃を受けました。
有名芸能人の中で「結婚」の二文字から最も遠そうだった有吉。ただ、今回かりそめ天国を久々に見て、サンドリ(ラジオ)でしか有吉のトークを聞いてなかった(たまに有吉反省会とかは見てましたが)自分が有吉の「尖ったところ」にしか目を向けてなかったのかな、と思ってしまうほど穏やかな時間が流れていました。ムリヤリ怒らず、好きなもの、思い出について話す有吉の優しい目。変わったんだな~、としみじみ思いました。
結婚発表はありましたが、収録の都合上、その祝福モードがテレビで映るのは2~3週刊後。というわけで、そのなかで注目だったのはやっぱり本命、「有吉・マツコのかりそめ天国」、放送前に「マツコ&有吉の怒り新党」復活、夏目三久出演という2大ニュースを発表。満を持して、という形で放送スタート。私も仕事を早めに切り上げ、TVの前で準備万端、しっかりと待機して放送日の20:00を迎えました。
結婚発表時のエントリはこちら。私の驚愕っぷりをぜひ味わってください。
前半戦も面白かったかりそめ天国。もう中学生ブレイクの兆し!?
番組早々に、2時間スペシャルの前半戦は通常回、後半戦に怒り新党復活、ということがわかったので前半戦は流して見てたんですが、それでも「そもそもTVって酒のんで収録して良いのか」っていう話から東海テレビの「ヘベレケ」の話になり、唐突に吉田豪登場というサプライズ(過去VTRですが)そしてイラスト激似(ヘベレケ出演時より今の吉田豪に寄ってる気がしますが)
そして、豊洲市場での外ロケコーナーに登場したのはブラマヨ小杉ともう中学生。こないだのサンドリ出演以来有吉の壁、そしてこのかりそめ天国とここにきて露出が増えているもう中学生。今回もいろんなキラーフレーズをちりばめながらワールドを展開。(徐々に興味がロケ対象の市場より段ボールにシフトしていった気がしますが)
スタジオの反応を見てると次もありそうなウケを頂いていたので次も期待していきたいところです。
いちおう「へえ」を探すというロケの中の勝負ではブラマヨ小杉に圧勝してたもう中。もちろん小杉も面白かったです。
そしていよいよ本番!あの3人がスタジオに集結!
そしていよいよ怒り新党パートに。ナイツ塙の予告ナレーションで一気に期待感もアガり、昔のセット(準備が間に合わず写真パネルでしたが)のなかであっさり佇む二人。有吉政調会長!そんな設定あったな~。
そしてマツコ登場。苦笑する二人。後で「これぐらいやるしかないじゃない」とひとりごちてたマツコ。「精一杯ふざけて頂いて」と有吉。一気に時が戻った感じというか、やっぱり今の久保田アナより夏目ちゃんはタレントとして二人にしっかり対峙してたんだな、という存在感。前半とは明らかに違う空気がスタジオに漂う中、しっかりと
「私達結婚いたしました」
と正式発表。それからはマツコの祝福とともに、報道より先にマツコに報告がなかったことの恨み節や、報告したかったけどず~っと誰かと楽屋で談笑してて報告できなかった、という有吉の言い訳、そして「もし恨んでたら器ちっちぇえなと思ってました」と軽い反撃と、互いに甘噛みしつつのトーク、それをニコニコしながら見つめてる夏目ちゃん。なんかずっと見てられる雰囲気でした。
視聴者からのメールきっかけでマツコが色々と二人に探りを入れる展開に。サボテンを育てたり凝った料理を作るようになったのは結婚の影響か、お互いにどういう名前で呼び合ってるのか、だんだんマツコが突っ込んだ話をしていったところで有吉が
「井上公造さんですか?」
そして、夏目三久が今年の秋で一旦仕事を辞めることを発表。その理由も「芸能人の離婚理由にすれ違い、価値観の違いが多いんで、せめてすれ違いは潰しておきたい」というしっかりとしたもの。おそらくこの発表がこの番組のメインだったと思います。この発表を芸能記者に詰められながら言うのではなく、マツコを聞き手として自分たちのペースで発表したい、という意思を感じる、しっかりとした休業発表でした。
「大丈夫?仕事しない自分に耐えられる?」と心配されつつ、その後もマツコが有吉と夏目の新居に同居しようと提案したらしっかり断ったりと、有吉とマツコのやりとりを本当に優しい目をしながら聞いていた夏目三久。なんというか、よかったねというか、こういう関係を持ててるこの3人って色々と対人関係で努力もしているし、仕事上でもしっかりと結果を出し続けているからこそこの番組で笑って話せているんだな、というのをしみじみと感じました。
久保田アナからの花束贈呈時に講師をしていたときに接点が会ったことが判明する夏目ちゃん。この他にも、有吉がマツコに「お笑いコンビの相方だと思ってる」と言葉をかけると「普通に嬉しい」と喜ぶマツコ、といういい場面も見れました。
そんな贅沢な場面が詰まったこの回。有吉と同い年で独身の自分にとっても色々と考えさせられたというか、マツコが絞り出したように「この10年自分だけ全然成長してない」というとりのこされ状態を感じました。そんな複雑な気持ちにもなりましたが、しかしなにはともあれいいものを見せてもらった、という感情のほうが強いです。
最後に1ゲスナーがどの立場で言ってんだ、という気もしますがあえて。
有吉弘行さん、夏目三久さん、お二人とも末永くお幸せに!