「激レアさんを連れてきた」に鈴木拓登場。芸能界最強伝説!
9月20日放送「激レアさんを連れてきた」に、「最強の男を目指していたのになぜか芸人になり、芸人界最強になった男」として、ドランクドラゴンの鈴木拓が登場していました。鈴木拓といえば以前から柔術をやっていて菊田早苗主催の「グラバカ」にかよっていることは有名。2014年放送の「アメトーーク・格闘技やってる芸人」に登場もしていました。
以前、ガキの使いの「24時間インタビュー」でそのへんの話をしてたこともあり、「いくら滑っても本気出したらMCヤれるから余裕」とか言ってました(マイルド表現)そんな異常者こと鈴木拓がこの2021年に「芸能界最強」として激レアさんに登場しました。
初期はほんとうに激レア(というか世間的にアウトっぽい人もいたような)な素人を取り上げてたこの番組ですが、さすがにネタ切れになってきたらしく、芸能人、有名人が出てくる頻度が増えてきたこの番組。
「まあ、正直だいたい知ってるけどな~。」と思いつつこの番組見てみました。
ちなみに、最近では「街録ch」で半生を語ってます。
この動画、聞き手がTV関係の仕事をしていた人のため、はねトび時代のエピソードが厚め。当時のフジテレビの狂気に満ちた番組作成方法とかが聞けて面白い。また、番組ではわりとマイルドにされてましたが、かなりヤバい父から逃げたときのエピソードもなんというか凄い。これはこれで必見です。
そんな中、鈴木拓の「格闘技部分」にフォーカスしてた今回の「激レアさん」を振り返ってみます。
プロレスに憧れて高田の家をピンポンダッシュ!鈴木拓格闘技遍歴を語る
この回のゲストは旧知のよゐこ濱口優と女優の山本舞香。司会の若林も「拓さん)と呼ぶ仲なこともあり、リラックスムードで番組が進みます。
「最強の男を目指していたのになぜか芸人になり芸人回最強になった男」
番組開始早々、昔、バラエティで前に出れないという若林に「格闘技習って強くなればMCなんて簡単に殴り飛ばせるから。全部のMCに勝てるから俺は何も怖くない」という無茶なアドバイスをしてた話から。実際、「簡単に殴り飛ばせる」とか、「全部のMCに勝てる」とかは正直若林がかなり表現マイルドにしてて、実際は殺せるくらいのこと言ってると思いますが。掴みはOK。
鈴木拓が最初にハマったのはプロレスで、しかも高田延彦。ローリング・ソバットにハマったというから新日のジュニア時代か。電信柱にローリングソバットを放ち続けて高田の家まで行き、ピンポンダッシュして逃げていた、というエピソードが最高(しかも、芸能界に入って本人にあったときにその話をしたら「ダメだろ」って普通に怒られたのもまた最高)でした。
その後もムエタイ経験、そしてヤンキーにケンカを売りまくっていた話と、キャラに似合わぬ武闘派エピソードの連続。
中学卒業時にはメキシコにプロレス留学に行きたい、と親に頼んでいたそうで、もし実現していたら登龍門入りとかしていたかもしれません。
その後色々あってホームレス生活をしているときに、アルティメット大会にを見て、170センチくらいの普通の男が2メートルくらいある男を絞め落としたことで柔術に開眼。それから柔術を習い始め、後にグラバカに通うことになります。
鈴木拓が見たかもしれないUFCの第一回大会。今とは隔世の感というか、ケンカ自慢が集まった中でホイスが勝ち上がっていきます。シャムロック、ゴルドーらを押しのけて優勝。「グレイシー柔術」の名を世界に轟かせた大会になりました。
そこからは「やりたいことをやろう」と芸人になって「ドランクドラゴン)結成、そして今に至るわけですが、お笑いを始めたきっかけはダウンタウンの漫才を見たから、という鈴木拓。高田延彦を見てプロレスに憧れ、グレイシーを見て柔術を始め、ダウンタウンを見てお笑いを始める。意外にも正統派だったことがわかった今回の「激レアさんを連れてきた」でした。
まとめ
はねトびで喋らせてくれなかったからその後炎上してもとにかく反応があるだけ嬉しい、と炎上上等なメンタルの原因を話してた鈴木拓。
しかし、冷静に考えればとんでもない親に育てられ、ホームレスにもなり、人生ドロップアウトしてもしかたない鈴木拓がちゃんと芸人として今生きている。そのいろんな試練で培われたメンタルをこうして笑いに変えられているのを見て、人生、生き抜けば捨てたもんじゃないのかなぁ、と思いました。
そして終始お笑いではポンコツっぷりを発揮してたけどそれで笑いが起こる。それも本人が築き上げた関係性のたまものなんだと思います。炎上上等、イジられ上等鈴木拓、終始面白かったです。