男マンの日記

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初戦で壮絶KO!TAKAみちのく鈴木軍復帰を考える。今からでも新日本プロレスにしてほしいこと。

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11月14日新日本プロレス後楽園ホール大会、TAKAみちのく鈴木軍復帰

新日本プロレスWORLD TAG LEAGUEが始まり、鈴木みのるのパートナーとしてTAKAみちのくが新日本プロレスに復帰しました。実に2年半ぶりの復帰。リーグ初戦の相手はタイチ&ザック・セイバーJr。この日のリーグ初戦で早くも鈴木軍対決となりました。

 

そしてその試合の内容は禊というか、TAKAが一方的に攻められる展開。

鈴木みのる&TAKAみちのく組が入場し、一方のタイチが入場するやいなやTAKAを急襲していきなり場外戦へ。感情むき出しの蹴る、殴る、リングに上っても一方的に攻め込む展開に。TAKAも部分部分で反撃はするものの、パートナーのみのるもTAKAがタッチを求めても拒否、(相手をコーナーに)連れてこい!と激を飛ばす。さらにボコボコにされるTAKA。しかしなんとかみのるにタッチ。

するとアメリカ帰りのみのるとザック、タイチの互角のマッチアップ。そして再び試合権利はTAKAとタイチに。すると今度はTAKAが攻勢に。

コーナーへのヒザ、トランスレイブとつなげるも聖帝十字陵に捉えられあわやギブアップまで締め上げられる、しかしTAKAも負けじとジャストフェースロックへ。続けてストレッチ技に移行するもこれは逃げられる、すかさずキックの連打からスーパーK、タイチも蹴りを返して両者ダウン。TAKAも意地を見せていきます。

しかしヘビー級となったタイチの凄みはここから。叩きつけるようにロングタイツを脱ぎ捨て、ミドルキックの連打、倒れるTAKA、起き上がるTAKAにキックを叩きこむタイチ。みのるも倒れても手を貸さずに自分で起きるよう檄を飛ばす。何度も立ち上がるTAKAでしたが、最後はタイチのデンジャラスバ~ックドロップ、アックスボンバー、そしてとどめのブラックメフィストを食らってダウンカウント10を数えられ、KO負けを喫しました。

www.tokyo-sports.co.jp

試合後、TAKAが自力で立ち上がるのを見守る3人。タイチがTAKAの髪を掴み、ムリヤリ立たせるも一度突き飛ばす。なんとかTAKAが自力で立ち上がると

タイチ「何でコイツ連れてきたんだよ!」

みのる「何でコイツをつれてきたか?言ってやるよ!必要だからだ!俺の仲間だからだ!何が悪い?」

みのる「俺たち仲間だろ!!」

タイチ「こんな奴でもか?」

みのる「こんなヤツでもこんなヤツでもこんなヤツでもだろ!」

と、タイチ、ザック、TAKAを小突きながら

タイチ「俺だってコイツだってアンタだってクソ野郎だよ。クソの集まりだよ!」

そして、TAKAの髪を掴みながら

タイチ「変われんだろうなテメー?今までのクソ野郎だったらぶっ殺すぞ!分かったかこの野郎!」

と一喝。最後はみのるが「まあ、そういうこっちゃ」とグータッチしてリングを去りました。

そして、東スポによるとバックステージでのTAKAのコメントは

 試合後のTAKAは「いろいろあって離れて2年半、いろいろあったけど、タイチとか、たまにボスとかがよ、連絡くれて。気にかけてくれてた。俺の力なんて大したことねえよ。微々たるもんだよ。ただよ、何か俺にもまだできることがあるんじゃねえかと思って。だから俺は帰ってきた。チャンピオンがいまタイチとザックだろ? 必ず取りに行く。スタートしたばっかだよ」。2年半の空白の間も信じてくれた仲間のためにも、復活を誓っていた。

と締めくくっていました。

ここだけみると感動的な復帰戦。過去を精算してまた仲間として闘っていく、鈴木軍としてのドラマが再びスタートしたように見えます。しかし、個人的に引っかかった部分がありました。それは、なぜTAKAみちのくが新日本プロレスから二年半遠ざかっていたか。今回また戻ってきたかの説明が団体から一切なかったことです。

 

もちろんTAKAみちのくはフリーのレスラーなので、新日本プロレスという会社が説明をする必要はないとも言えます。ただ、TAKAが一時期新日本を離れていた明らかな理由だろう、という報道があり、それについて一切触れていないままの復帰。そのことを新日本がどう捉えているのか。そこにどうしてもモヤモヤが残ってしまう。鈴木軍、鈴木みのる自体は好きなんですが、どうしても諸手を挙げて感動できないところがありました。

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TAKAみちのくの不倫報道、団体からの処分、そして退団

TAKAみちのくの不倫報道がFLASHでされたのは2018年11月6日。”泥沼不倫8年「私を捨てた『TAKAみちのく』を許さない」”というタイトルで、ある女性との不倫関係が報道されました。既婚者のTAKAはこの報道を受け謝罪文を発表しています。

smart-flash.jp

そしてこのことに伴い、2018年11月9日、K-DOJO取締役解任と、一年間の月額報酬100%減棒、TAKAも「決定次第、全てを受け入れる」と、これを受け入れます。

www.tokyo-sports.co.jp

しかし、その処分が終わる前、2019年1月30日にTAKAはK-DOJOを離脱。しかし、この記者会見の途中、ある選手から「選手との溝を埋める努力をしたのか?」と問い詰められる場面もありました。

www.nikkansports.com

そして、2019年4月11日にプロフェッショナルレスリングJUST TAP OUTを設立して今に至ります。

 

実際、不倫報道が2018年10月、TAKAみちのくは2019年5月まで新日本プロレスに参戦しています。なので時期が完全一致しているわけではなく、参戦していなかったのは本当に団体が忙しかっただけ、という可能性もありますが、それにしては長い空白期間。タイチも「変われんだろうなテメー?今までのクソ野郎だったらぶっ殺すぞ!」と一喝しているだけに、この不倫問題が関わっていると考えるのが自然じゃないでしょうか。

だからこそ新日本プロレスには企業として、この問題についての態度を鮮明にして欲しい。「あの報道とTAKA選手の起用とは関係ないです」でも、「あの報道きっかけで一旦参戦をストップしていましたが、年月が経過したのと本人が反省しているので再び参戦してもらいました」でもいいので(その態度によってファンの捉え方は変わるとは思いますが)あの報道をなかったことにして、このまましれっとTAKAみちのく定期参戦を続けてほしくない。あくまでも相手の女性がいることなので、そこは重く考えて欲しい。その一人の女性をなかったことにすることは、新日本プロレスの全女性ファンをなかったことにするのと同じなんじゃないでしょうか。

 

そして、新日本もそうですが、TAKAみちのく自身も改めて今、自分の言葉であの不倫報道からK-DOJO脱退までのことを話してほしい。彼自身の言い分もあるでしょうし、反省しているのか。謝罪したい人がいるのか。せっかくタイチが踏み込んでコメントしている今、自ら踏み込んで話すのは今なんじゃないか。そこまで踏み込んでようやく前を向けるんじゃないかと思います。

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#Speakingout問題と日本プロレス界のセクハラ対応について

このエントリを書こうと思ったのは、このツイートへの反響からでした。

この3つのツイートでほぼ自分の結論は書いてあるんですが、ツイートが流れていってしまうのと、あの日起こった試合、試合後については改めて見直してエントリーにしています。私はTAKAみちのくの禊を鈴木軍だけに背負わせるのは酷なことだと思うし、このことはリング上だけで解決することなのか?「不倫」、「女性問題」、という相手があることに対してリング上で再生ストーリーの道具にしていいのか?というと、やはりイエスとは言えない。というのが結論です。

もちろん自分も鈴木みのるも好きだしタイチもザック・セイバーJrも好きだし、このTAKAみちのく復帰ストーリーを無邪気に楽しみたいファンではあるんですが、どうしてもこの引っ掛かりは言っておきたかった。すべてのファンが引っかからずに見れる新日本プロレスであってほしい。こちらからは以上です。