先週のイベントで複雑な気持ちになりつつ購入した本をしっかりと読んでみました。そのイベントの模様はこちら。
2月6日 ロフトプラスワン「エリートヤンキー西島のいろいろ話を聞いてみよう vol.4」に行ってきました。吉田豪が足りなかった! - 男マンの日記
そして改めて買ってきた本を読んでみました。
内容としては、ロフトプラスワンで行われていたイベント「Jさん豪さんの世相を斬る!」の書き起こし。2010年5月から2013年6月まで、9回分のイベントを書き起こしています。ちなみに、イベントの形式として、観客から質問をつのり、それに二人が答えていく、という形式になってます。
質問に杉作さんが答えて豪さんが転がし、それに手探りで杉作さんが乗っかっていくことでいろんな奇跡が起こるという構造。
吉田豪の今までのインタビュー本などに比べてかなりリラックスモード。互いの信頼関係が垣間見えます。単純に楽しそうに話してるのが伝わってきて楽しく読めます。そして何より杉作J太郎の面白さ!くだらない話が大半なんですが、どこか男の美学があって上品さがあるんですね。なので不快にならずに笑いながら読んでいけます。
話題も少し古いものもありますが多岐に渡り、オリンピック、後藤真希、加護亜依、高城亜樹、震災、仁義なき戦い、ガンダムAGE、一騎当千、墓場プロダクション、恋愛相談、ツイッター、アイドル、アニメ、メルマガ・・・。縦横無尽に世相を斬ってました。(だいたい斬れずに反省してますが)
軽くどんな質問に答えているかを挙げていくと
- 「プロレスがつまらなくなった理由はなんですか」
- 「アイドルはどう応援したらいいですか」
などの普通の質問から
- 「モテがわかりません。どうやったら醸しだされるでしょうか?とりあえずこれやっとけ、的なものがありましたら教えて下さい。29歳女子です。人生で一回はモテてみたいです。」
- 「色々な修羅場をくぐり抜けてきたJさんに質問です。根本敬さんの「でもやるんだよ」みたいにご自身を発奮させる言葉はありますか?もしあれば教えてください。」
- 「アイドル声優がみんなレズビアンになれば問題無いと思いますが、Jさんはどう思いますか?」
- 「人生に夢も希望もない37歳無職です。これからどうしたらいいでしょうか?ちなみに彼女もいません。」
- 「僕は最近、自分で自分にファンレターを書くことが習慣になっているのですが、Jさんは自分自身にファンレターを書くとしたら、どんなメッセージを送りますか?」
など、質問からしてダメなもの多数。そしてさらに輪をかけてくだらない解答を重ねていくJさん。冷静につっこんだり呆れたり無言になったりする豪さん。やさしくかつどうでもいい空間がそこには生まれていきます。
Jさん&豪さんの世相を斬る! @ロフトプラスワン[青春愛欲編]
- 作者: 杉作J太郎,吉田豪
- 出版社/メーカー: ロフトブックス
- 発売日: 2014/12/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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とにかくただひたすらくだらない話だけで終わる一冊。これを読めばみんな(?)杉作さんが好きになる!好きになる人もいる!という本でした。一冊じ~っくり読んで、後になんにも残らない、ただただ面白い!貴重な本だと思います。ほんとに雑に読める本!
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