というわけで、プロレスリング・ノア有明大会「GREAT VOYAGE 2015 in Tokyo」を見てきました。久々の有明コロシアム。有明コロシアムで思い出深いのは1996年、リングス5周年記念大会。メインの山本宣久がヒカルド・ モラエスとバーリ・トゥードマッチを行い46秒での秒殺負け。観客から溜息と怒号が飛び交ったものでした。
きましたよ有明! pic.twitter.com/4OvHwlXnoE
— 男マン(プロレス☆ブロガー) (@otokoman) March 15, 2015
その後WWE見に行ったりもしたんですがしばらくご無沙汰の有明コロシアム。相変わらず駅から微妙に遠く、少し歩いて同行者と合流。入場しました。
すると雑踏の中、募金箱を持ったとびきりデカい金髪の男性が。そう、高山善廣その人でした。彼は今、リンパ種に苦しむUWFインター時代の同僚、カッキーこと垣原賢人のために募金活動に協力していたのです。垣原のための組織もあり、Facebookページも出来ています。
微力ながら募金をして高山選手と握手。Uインターから一時期ノアにも上がっていた垣原選手の闘いを遠くから応援させて頂きます。
そして入場。
そろそろ試合開始。 pic.twitter.com/WiNktiSfWv
— 男マン(プロレス☆ブロガー) (@otokoman) March 15, 2015
有明コロシアムの中段まで客席として使用。試合前に写真撮ってるんでガラガラっぽいですが、最終的には7割以上の入り。傾斜もあり、リングから客席も近くていい会場でした。
試合結果等はスポーツナビとかに載ってるので参照してください。そして何故か最も詳細な試合レポが載ってるのが新日のサイトという不思議。
見事に鈴木軍がベルト総ざらいという結果に終わったノア有明大会。ノアの選手たちは全員ジャージ姿でリングに上がり、丸藤を中心に結束を誓い、打倒鈴木軍を叫んで興業は終了しました。
そして一夜明け会見で全選手がコメントして一致団結をアピール。
こう書くと軍団を超えて団結した、新しいノアが生まれたように聞こえますが、正直見に行った私としては、「前フリを見せられた」という気持ちが大きいです。
何故かと言うと、団結を誓ったのは鈴木が勝ち、鈴木軍全員がリングに上がってマイクアピールするなど、ひたすら好き勝手したあげくにリングから去ってからのこと。例えば橋本VS小川戦の新日勢やゼロワンに上がった時のノア勢のように「こいつら生きてリングから返さねえ!」という気迫も感じられず、お行儀よくストーリーを消化している、という印象しかありませんでした。
そもそも「全部ひっくり返してやる」と叫んだ超危暴軍など、鈴木が勝った瞬間に乱入して森嶋がバックドロップかますくらいの気概があって当然。もっと言うなら、鈴木軍がセコンドを使って好き勝手するのはもう分かりきっているんだからノア勢全員がセコンドに付き、鈴木軍を締め出すくらいの気迫が欲しかった。そういう部分を見せてくれてからの団結宣言なら納得がいきますが、これでは「もっと先にやることがあるだろう」と思われても仕方がない。
あと、最後に丸藤が雪辱を誓った場面でも、丸藤に「お前負けたんだから次は俺がやる」と言い出す選手が居ないといけない。丸藤とその選手が挑戦者決 定戦やって勝ったほうが挑戦、という流れが自然でしょう。なんだったら全選手参加トーナメントくらいやってもいいし、そのくらいやって序列を変えていかな いとノアの変わり目は無いんじゃないかと思います。
兎にも角にも5月に再戦が決まった鈴木VS丸藤。今後ノアがどういう手を出していくのか。鈴木軍とノアの「プロレス頭」の比べ合い。飽きるまでは見ます!
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