男マンの日記

マンガ、落語、お笑い、プロレス、格闘技を愛するCG屋の日記。

9・9東京女子プロレス新木場大会観戦記。伊藤リスペクト軍素晴らしかった!

というわけで東京女子プロレス新木場大会を今回はDDT UNIVERSEで観戦。正直起きれなかったんで・・・。インターネッツ便利です。


オープニングマッチ

◯チェリー(5分41秒 熟女でドーン→片エビ固め)✕小橋マリカ

おチェリーさん登場、そして安定の人気。そして今回JKを虐めるというシチュエーションにより非常に受け止めやすいというか。まあ試合はあっさり5分で終了。小橋マリカはもっと色々頑張って欲しいです。少なくとも当たりの強い技を一つか二つは欲しい。なんというか、レスラーとして金取っていいレベルなのか・・・。というかなんというか。東京女子プロレスがこういう選手をしっかり育て上げられるのか、団体力が問われるところです。
第二試合

◯まなせゆうな(7分50秒 カカト落とし→体固め)✕上福ゆき

こちらも問題作。正直第一試合、第二試合ともに2分くらいで終わってもいいくらいの感じかと思います。まあ、上福ゆきはもっと頑張ってくれというか。あと、このレベルの選手の相手をまなせゆうなに担わせるのもなかなか厳しい。もうちょっと試合をしっかり作れる選手と当ててあげないと試合自体のレベルが厳しい印象でした。 ここまでの試合にはあまり金払いたくないなと。


第三試合 初代TOKYOプリンセスタッグ王座決定トーナメント1回戦

◯辰巳リカ&黒音まほ
(11分34秒 ミサイルヒップ→片エビ固め)
優宇&✕のどかおねえさん

そしてここからタッグトーナメント戦。どらごんぼんばーずはタッグとしてしっかりと安定。そして優宇とのどかおねえさんも絆を感じさせてくれました。個人的には身体のサイズといい、キャラクターの強さといいい黒音まほに期待しています。技の思い切りの良さがもう少し欲しい気もしますが、キャラクターをやりきってる感じに好感持てました。

最後はどらごんぼんばーずが辰巳リカのトップロープからのヒップアタックで3カウントを奪いましたが、優宇とのどかおねえさんもしっかりと連携を見せていたので 今後に期待したいところ。優宇が強いのはわかってるのでアイアンマンのベルトきっかけでバンバンDDT本隊に絡んでほしいし、のどかおねえさんも良くなっているので2人で上に行っちゃってください!ようやく面白かったのでほっとしました。 


セミファイナル 初代TOKYOプリンセスタッグ王座決定トーナメント1回戦

 

坂崎ユカ&◯中島翔子
(12分30秒 合体式ジャックナイフ式エビ固め)
✕滝川あずさ&のの子

そして注目のセミファイナル。久々に組んだ坂崎&中島と婚勝軍の対戦。婚勝軍も料理道具を凶器に使用して健闘するも、最後は坂崎&中島が合体式ジャックナイフ式エビ固めで勝利。この技好き。でも正直、婚勝軍が勝つかも!というところまでいけなかったという印象。

婚勝軍はこの試合に限らず、用意したネタを全部出すことに気持ちが行っているように見えました。そのせいで試合も少し間延びしていたというか。できればガンガン攻撃して「勝つかも」という流れの中で婚勝殺法をくりだしてくれればもう少し楽しめたかも。セミにしては少しものたりない内容でした。う~ん。


メインイベント 初代TOKYOプリンセスタッグ王座決定トーナメント1回戦

伊藤麻希&◯瑞希
(12分44秒 アクアマリン)
✕才木玲佳&山下実優

セミで多少モヤモヤした気持ちを晴らしてくれたのはやはり伊藤麻希でした。後楽園ホールに続き、アカペラで槇原を唄いながら入場。もうアカペラ入場を定番にする勢い。

相手の才木玲佳と山下実優は現チャンピオンと元チャンピオン。個々の実力的には明らかに劣る「伊藤リスペクト軍」伊藤、瑞希組ですが、瑞希の華麗な技とボコボコにされながら立ち向かう伊藤の根性で対抗する2人。才木に力で負け、スピードで対抗したら跳ね飛ばされる伊藤ですがとにかくめげない。

そして最初にチャンスを掴んだのは伊藤リスペクト軍の2人。伊藤からタッチを受けた瑞希が才木に攻め込み、ロープ渡りからのフットスタンプ。伊藤に(山下を)「抑えろー」と言い放ってからトップロープからのフットスタンプ、2で返されるも、才木をロープに振ってからのキューティースペシャル!しかしこれは山下がカット。しかし伊藤がヘッドバットからのDDTで山下を排除し、その隙に瑞希が才木にボディアタックからのクロスフェース!しかし才木はこれを反転、丸め込んで逃れると、そこから担ぎ上げてアルゼンチンバックブリーカー!伊藤にカットされるもこれでペースを掴みかける才木。しかしシャイニングウィザード狙いでコーナーから助走しようとしたところを伊藤に足を掴まれてドロップキックを喰らい、ジャックハマーを着地してロープに飛んだ瑞希がアクアマリン(正面から飛びついての横十字式丸め込み)で3カウント!伊藤リスペクト軍勝利!

 

伊藤「勝ったぞー! 伊藤が勝ったということは、どういうことかわかるな!おい、わかるな・・・。そのベルトは、伊藤のものになる!!(キッパリ)」

客「え~!」

伊藤「よって、お前、伊藤と・・・・・闘え!」

瑞希が才木と伊藤に割って入り、押しとどめて

瑞希「確かに今日は伊藤さんのサポートのおかげで勝てたかもしれないけど、伊藤リスペクト軍団が勝ったんです。しかも最後は・・・私が取りました・・・。」

伊藤「・・・。おい、ここのお客さんたちは拍手喝采だけど・・・。お前な!肝心な伊藤の心に届いてないぞその言葉!」

瑞希「私は! あのベルトに挑戦して!伊藤リスペクト軍団に! あのベルトを持って帰ってくる!」

伊藤「もっと!そんなセリフはそこらへんのレスラーでも言える! 伊藤リスペクト軍団はそんなもんじゃない!(マイクを地面に叩きつけ地声で)もっと!心の内から!声を!聞かせてくれよ!オイ!オイ!オイ!」

瑞希「(マイクを投げ捨て)あのベルトを獲ってくるから、ここで一緒にタイトルマッチやりましょう!」

抱き合う2人。そして伊藤をリング端に追いやり、伊藤とお揃いにしていたツインテールを解いて才木に対峙する瑞希。

瑞希「んな感じですが、ベルトに挑戦したい気持ちは本当です。才木選手、受けてください。お願いします」

才木「確かに今日は一本取られた。でも私はチャンピオンとして、このままでは終わらない。必ず借りは返す。甲田さん、日にちと場所はお任せします。このベルトは、そんなに簡単に渡しません。よろしくお願いします」

瑞希と握手して一礼してから才木が去り、伊藤リスペクト軍の2人で締めに。

伊藤「あー、ベルト、ベルトもいいけど、トーナメントも、ベルトも、伊藤たちはほしいよ。伊藤たちが今日、なんで勝ったかわかる?わかんないよね。」

伊藤「伊藤達もね、みんなに凄い言われたよ、お前らどうせ勝てねえだろって。でもね、それはね!伊藤思ってなかったよ!別に、誰だろうと関係ないよ伊藤は!伊藤が見てるのは、頂点だけ!ウサギとカメでカメが勝った理由もおんなじ。カメはウサギを見てなかった。山の頂上を見てたんだよ! だから伊藤は、堂々とカメをする!おう! 次の相手、凄い強いだろうけど関係ない! 伊藤たちは、頂上だけ! よし!」

伊藤「ウサギよりもかわいいのは?」

客「伊藤ちゃ~ん!」

伊藤「カメよりもかわいいのは?」

客「伊藤ちゃ~ん!」

瑞希「伊藤さんの2番目にかわいいのは?」

客「みずぴょ~ん!」

伊藤「ありがとうございました!」

 

 

そして後楽園と同じく、「ウルトラソウル」をアカペラで唄いながら去っていきました。そして2人で「ウルトラソウル!ヘイ!」最高か!

   

まあいろんな試合がありましたが、正直メインしか覚えてないというか。伊藤リスペクト軍が最高でした。なんだろうか。人間としての内面をさらけ出すのが伊藤麻希は凄くうまい。瑞希ものびのびと闘っていたように見えました。プロレスラーとしてはまだ未熟な伊藤のことを瑞希が上手くサポートし、タッグマッチとしてしっかり成立させていました。伊藤は未熟ではありますが、カットに入ろうとするところを山下に足を掴まれてコケるところとか、不器用なヘッドバットを山下に食らわせるところとか、ところどころで目を引くというか。かっこ悪いけど見てしまう、そこが魅力なんだと思います。

才木、山下組は二人共後楽園での闘いっぷりより当たりが弱く見えました。特に山下は里村に食らわしたようなケリをガンガンいって欲しかった。瑞希もLLPWいたんだからもっとガンガンやられても大丈夫じゃないかと思うんですが。もっと非情に徹して潰しにいってこそこの二人の魅力が出ると思うんで、これからの進化に期待です。客引かせちゃってもいいよ!

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そしてこのタッグトーナメントの二回戦は9・16横浜ラジアントホール。東京女子がこんなに短いスパンで興行を打てるようになるとは感慨深いですが、(多分)メインは中島&坂崎組VS伊藤リスペクト軍。これは見たい!多分この試合の勝者が優勝すると思うんで、出来れば生観戦したいと思ってます。いざ横浜! 

2017年の女子プロレス入門(仮)

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