男マンの日記

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一年ぶりに開催!7・7 レッスルビデオマニアグルーサムin新宿ロフトプラスワン!

一年ぶりに行われたレッスルビデオマニアグルーサム。知らない方に説明すると、プロレス好事家のDJ急行、セラチェン春山、バッドガイ・ナベ、プロレスショップ”フリーバーズ”店長のタカ中山、そしてプロレス映像収集家の世界のPK、という面々がそれぞれに選んだプロレス映像を持ち寄って鑑賞しながら大量に酒を飲む、というわかりやすく言うと大きめのプロレス飲み会です。

ロフトプラスワンの詳細ページはこちら。

レッスルビデオマニアグルーサム

いつもは夜開催、そして系列のネイキッドロフトが常打ち会場なんですが、今回は規模大きめにロフトプラスワン。そして告知が遅めだったこともあり集客が心配された(DJ急行氏談)ということでしたが客席はのきなみ埋まる盛況っぷり。

一年ぶりの開催ということですが、ここ最近の大雨もあり、今回の参加はDJ急行、バッドガイ・ナベ、タカ中山の3氏。久々のレッスルビデオマニアグルーサム、ということでまずはアメリカン・インディシーンの振り返り。最近はヤングバックス主催のみんな大好きPWGのプレビューを見つつ最近の流れについて話していきます。 

 

2017年のバトル・オブ・ロサンゼルス。

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リコシェが2回目の優勝、という初の快挙。今年のBOLAはドラゲー勢が3名出場、他にもジェフ・コブ、マット・リドル、ウォルター、ティモシー・サッチャーら全24選手出場の豪華トーナメントとなっております。

続いてALL STAR WEEKEND13

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ヤングバックスも出場、2日目のメインはBOLA覇者リコシェがチャンピオンのチャック・テイラーに挑むタイトルマッチ。動けるデブ大好きのレッスルビデオマニアグルーサムの面々から人気なのはジョナ・ロック、見事なアンコ型、蓄えたひげ、プリティフェイスなどツボを抑えた造形に雪崩式ライガーボムを炸裂させるパワフルさで客のハートを掴んでました。そして大荒れのタイトルマッチ。

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キース・リーVSザック・セイバーJr、マーティー・スカルVSトレント(元ロッポンギ・ヴァイスのバレッタ)そしてメインはリコシェとチャックテイラーのタイトルマッチ。リマッチの今回はハードコアマッチ。こちらも白熱!

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「平成の入墨獣」ブロディ・キング、レッスルマニア・ウイークにサスケと闘ったジョーイ・ジャネラら新しい参加選手も加わってきたNEON KNIGHTS。キース・リーVSマット・リドルら。メインはチャック・テイラーVSトレントのタイトルマッチ。

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そしてPWGが大きい変化を見せたTime is a Flat Circle、まず会場がいつもの会場から変わり、出場選手も初出場選手が大分入っています。その中でもアダム・ブルックスVSウィル・オスプレイや、「いい取り組み」(byバッドガイ・ナベ氏)のジェフ・コブVSジョナ・ロックもあり。ザック・セイバーJrVSマット・リドル、チャック・テイラーVSキース・リーなど。徐々に変革の兆しを見せているPWGが見えてきます

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今年ALL STAR WEEKEND14、「ノアがいい時に入ってきて、悪い時に出ていった」(by拳王)でおなじみの石森太二がPWG初登場。まあここからすぐにボンソル化するわけですが。最近DDTに初登場したサミー・ゲバラも出てます。そして、「いい取り組み」第二弾、キース・リー、ジョナ・ロック、ウォルターの3WAYという美味しいカードも。

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そして色んな意味で一区切りとなったBask in His Glory、会場の「アメリカン・リージョン・ポスト#308」での開催が最後となり、またキース・リーがWWE入りのために最後の出場となるという2つの「サヨナラ興行」サムネイルのキース・リーの顔の眉の下がりっぷりをDJ急行氏がイジる展開に。キース・リーはアダム・ブルックスとのシングルマッチ。ダイジェストの最後にはキース・リーの挨拶風景も。ちょっとウエットな興行。

 

と、PWG振り返りが一通り終了して現在のインディシーンについて。現状のアメリカインディーは盛り上がっており、特筆すべきはコーディ・ローデス&ヤングバックス主催の「ALL IN」9月1日に行われるこの興行はチケット即完!インディシーンの勢いを見せつけているとのこと。また、CMLLでのロックアップが今までと逆になり、アメリカン・プロレスと一緒になったことでルチャのアメリカ進出が進んでいる、ということなど。WWEが勢力を広げる中、インディシーンも盛り上がりを見せている。そして日本からも選手がどんどん参加するようになっている、という状況になっているよう。

 

そして「動けるデブ大好き」なWVMGの面々大好物な注目レスラー、エース・ロメロの試合観戦。そして「ある事件」が起こるこの試合。一部SNSで話題になったシーンは13:55頃から。

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あまりのエース・ロメロのパワーに、チャンピオン側を会場一体となって応援する謎展開に。いやいや、凄いレスラーがまだまだいるものです。というわけで一旦休憩。

   

休憩中は、「新婚さんいらっしゃい」に出演したターザン後藤、BSTBSで始まった謎番組「渕正信の幸せ昭和食堂」をBGVに。渕さんがコショウを皿にかけすぎるシーンで「HOLY SHIT!」コールが起こるなど異常な盛り上がり。何故・・・。

そして後半戦からはブログ「DAYS OF HONOR」管理人の岡本さんが登壇し、引き続きアメリカンインディーシーンの紹介。そしてタカ中山さんのオススメ、ジムナスティ・ボーイズの紹介に。

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無駄にオープニングが壮大な、本人たちがアップしているYOUTUBE動画。黒人のほう、ティミー・ルー・レットンが体操選手のキャリアを生かした側転など身軽なアクションを見せ、ホワイト・マイクがおどけて客を煽る。そしてバリエーション豊かな合体技の数々。決してマッチョではない、太めのアメリカ人二人の楽しいタッグチームです。

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タカ中山さんが詳しく彼らを紹介しています。上はメルマガ「ドロップキック」の記事で、下は「フリーバーズ」のブログ。彼らの経歴、レスラーを初めて組むまでの経緯。「ドロップキック」の記事では彼らにインタビューし、お得意のハンドサイン「TOO DEEP」の意味、いきさつについても語っています。

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ちなみにプロレスショップ「フリーバーズ」店長のタカ中山さんはメルマガ「DROPKICK」でアメリカンインディプロレスについて連載中。なかなかWWE意外のアメリカンプロレスが日本に入って来づらい中貴重な情報源でもあり、色んな人間ドラマが味わえる連載、会員じゃなくても前半部分は読めるので、心に響くものがあったらぜひ入会を。お店のリンクはこちら。これまで紹介したPWGのDVDなど、アメリカンインディーのものはだいたい買えます。

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ちなみにこのイベントのためにメッセージ動画を送ってくれたジムナスティボーイズ。いい人達!陽気で気のいいアメリカのタッグチームにお返しのイラストを描いてみました。ありがとうジムナスティボーイズ1

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その他にも50歳にして謎の特訓風景をYOUTUBEに特訓しまくり、レッスルマニアウイークにウォルターとシングルマッチを行う復活を遂げたPCOの映像だったり

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壮絶な試合の後にまさかのオチが待っていたシュラックVSマリア・マニックなど、ディープなアメリカン・インディシーンを堪能。いや・・・アメリカンインディシーン深い。

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オチはこちらの後半で!なんというか、これはこれでありそうな話というか・・・。

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色々人生について考えてしまうタカ中山さんのコーナーから、最後はバッドガイ・ナベ氏の怒涛のラッシュ。とにかくナベさんチョイスは世界中からヤバいの引っ張ってくる嗅覚が凄い。今回定番だったアフリカン・プロレスはなかったんですが、代わりにフィリピン、オーストラリアなどプロレス新興国からのチョイスが凄かった。

中国のプロレス団体から、独特過ぎる入場のゾンビドラゴン。もはやゾンビかドラゴンかよくわからなくなってるのが凄い。 

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フィリピンの団体から、ラルフ今林が何故か残酷な天使のテーゼ(っぽい曲)に乗せて送るエントランスムービー。途中からボカロになったり、プロレスシーンの繰り返しっぷりがなかなかのもの。フォント持ってなさそうなところもグっときます。 

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他にも正統派としてふたごハイフライヤーのリーゲル・ツインズや

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ロンドンのルチャ団体LLL、オーストラリアの団体BCWなど、キワモノから正統派まで世界のプロレスを次々と紹介。しかしYOUTUBE動画の閲覧数が二桁だったりする物をどこで見つけてくるのか、ナベさんの情報量は半端ない・・・。そしてシメにメキシコのハードコア団体ZONA23

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 思い切り良すぎる凶器攻撃にロフトプラスワン全体が悲鳴に包まれ、レッスルビデオマニアグルーサムが幕を閉じていきました。とにかく濃すぎる空間。プロレスの深さ、広がりを感じたい人は一度訪ねてみてはいかがでしょう?なんというか、プロレスって・・・。と首をひねりたくなることは保証します。まあ、深く考えず「プロレス見ながら酒飲みたいな~」っていう人にもオススメです。

そして、レッスルビデオマニアグルーサムの次のイベントはこちら。

8月6日、渋谷LOFT9でのイベント

斎藤文彦・プロレス秘蔵映像祭! – LOFT PROJECT SCHEDULE

『昭和プロレス正史』シリーズや『アメリカン・プロレス講座』など日本のみならず世界のプロレス史研究の第一人者・斎藤文彦さんが新著に選んだ題材はブルーザー・ブロディ!

衝撃の刺殺事件から30年、哲学獣のプロレス哲学を紐解いた本書の発売を記念し、稀代のプロレス博士がついにロフトに初登壇!
プロレスどっぷり40年以上の秘蔵プロレス映像ファイルからマル秘映像をお蔵出し!

レッスルビデオマニアグルーサムチームは、是非フミさんに見て欲しいという、これはこれで秘蔵な映像でおもてなし!必見! 

 なんとあのアメリカン・プロレスの第一人者、フミ斉藤こと斎藤文彦氏の出版記念イベントにレッスルビデオマニアグルーサムの面々が乱入!果たして今回のような映像をフミさんの前で披露することになるのか?あと一ヶ月、どんなカオスが繰り広げられるのか?乞うご期待! 

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ブルーザー・ブロディ 30年目の帰還

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フミ・サイトーのアメリカン・プロレス講座 決定版WWEヒストリー 1963-2001

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ボーイズはボーイズ―とっておきのプロレスリング・コラム

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