G1クライマックス2016の出場選手から漏れた天山が不満を表明していましたが、このたびついにG1出場が決定。しかも小島が出重枠を譲る、という形で決定しました。
そもそも、G1クライマックス出場者は6・27新日本プロレス後楽園大会で発表。そこに天山の名前はなく、SANADA、EVIL、YOSHI-HASHIなどの新顔、丸藤、中嶋などのノア勢が名を連ねる結果となりました。
これに対して天山はその大会内で早速不満を表明。
試合後は「2016年G1クライマックス、オレの名前ないやんけ。G1ゆうたらオレやろ。ありえない。G1はある意味目標や。オレであかんのか。オレはG1絶対出る。出ると断言しておくわ」と、勝手に出場宣言して控室に引き揚げた。
と、G1への出場を勝手に断言。その後もアピールを繰り広げていきます。新日本プロレスサイトでは緊急インタビューを敢行し、このようなコメントも。
天山 「『G1』で復活してやる!」って気合が入ってたのにね。でも、ここで簡単に引き下がってる場合じゃない。もう「誰かをブチのめしてでもいいから、出たい!」ってぐらい、この気持ちは強いですね。
ツイッターでも
G1の出場メンバーに、俺の名前が最後まで出て来なくて、試合前なのに身体の力が完全に抜けてしまった
— 天山 広吉 (@TENZAN323) June 27, 2016
気が狂いそうなぐらい悔しかった
とコメントしていた天山、しかし事態は急展開。思わぬ事態が。「テンコジ」パートナーの小島が天山に出場権の譲渡を発表したのです。そしてあっさりとそれが認められて天山のG1出場が決定。
試合後、テンザンをリングに呼び、私の気持ちを伝えました。
— 小島 聡【SATOSHI KOJIMA】 (@cozy_lariat) July 3, 2016
G1出場権を譲渡する事に賛否があるのは分かってましたが、覚悟を決めて発言しました。
ただ…「最後のG1」と不退転の決意を示した男に、私だからやれる、私にしかできない事を考えたら、これしかありませんでした。
岩手大会終了。
— 天山 広吉 (@TENZAN323) July 3, 2016
コジが試合後に俺の名前を叫んでるのが聞こえた。
コジの口から信じられない言葉が出た。
自分の枠を俺に譲ってくれるなんて……
嬉しい反面、複雑な気持ちが交錯する。
唯一ひとり、俺のアピールに応えてくれたコジ。
本当に感謝します‼
ありがとう、コジ‼
美しい友情!さすがテンコジ!
小島が「天山のG1にかける意気込み、一番分かってるのはこの俺だ。天山が最後のG1って言うんだったら、オレの枠を天山に渡すよ」とリング上で発言したことに対し、新日本プロレス社内にて協議を行った結果、今回は小島の意向を尊重して、天山のG1参戦を了承した。
そして、晴れて天山がG1出場!意気込みからしてさぞ喜んでるかと思ったら
本日、G1出場が正式に決定しました。
— 天山 広吉 (@TENZAN323) July 4, 2016
コジには本当に申し訳なく思っていますし、感謝の気持ちでいっぱいです。
コジの事を応援されてるファンの皆様には大変残念な事になりましたがどうかお許し下さい。
G1・天山のリーグ戦参加と、大会毎の全カードが発表されました。
— 小島 聡【SATOSHI KOJIMA】 (@cozy_lariat) July 4, 2016
新日本プロレス、年に一回の看板シリーズ。
日本中のプロレスファンが注目するシリーズ。
しかし今回の事で、多くの方々にご迷惑をお掛けしました。
お詫びし、私に組まれたカードを全力で闘う事で、償えればと思います。
今回の件、想像以上にプロレス界で物議を醸してる気がします。
— 小島 聡【SATOSHI KOJIMA】 (@cozy_lariat) July 4, 2016
“茶番劇”“友情ごっこ”“馴れ合い”“いい人ぶんなよ”“それでもレスラーか”“G1舐めんな”等の否定のご意見も、真摯に受け止めます。
自分のした行動に後悔はないですが、周りの方々にご迷惑を掛けたのは申し訳ないです。
謝るくらいなら初めから言うな!乙女か!
小島も全面謝罪ムードだし(しかし、小島に届いた否定の意見ハンパないな・・・。たががプロレスにそこまで言わんでも、という気もしますが)、なんなんでしょうかこれは。単純にテンコジのBL的友情ドラマを押し付けられたような展開。しかしこんなに無風状態のまま、2人の間だけで決着してもいいものなんでしょうか。他のG1出場者は全く絡まずひっそりと出場者変更。これを見ての私の感想は
もっと色々起こると思ったのに、もったいない!
そもそもG1クライマックスの出場者は20人。正直「選ばれし者達の闘い」感は薄れている中、出場者で一悶着、というのはそこまでヒキにならない現状。正直、天山でも小島でもガッツリ優勝戦線に絡んできそうな空気は無かったので「まあ、大勢に影響はないか」くらいで終わってしまっている感はあります。しかし、もっとこの流れを大きな渦にすることは出来たはず。例えば
①天山、G1出場権が無いことに不満を表明
②NEVERでも団結していた第三世代が結託して「天山に出場権を」と立ち上がる
③「G1テロリスト軍」を結成し、YOSHI-HASHI、本間、真壁、そしてオカダ、石井など、誰かにターゲットを絞って襲撃、試合でのリンチを繰り返す
④強引に出場者決定戦を開催し、セコンド介入しまくり(ここは正々堂々とでもいいですが)天山が誰かを倒して出場権ゲット!
みたいな流れがあれば改めて世代闘争も出来るし、ユニット間闘争も激化させることが出来る。G1の権威も「これだけやっても出場権が欲しいもの」ということでアップできるんじゃないでしょうか・・・。
まあ、なんだかんだでG1は見ると思いますが、こういうストーリーや煽りをあまり排除してほしくないなーと思ってる私。やはり新日本プロレスは「テメエの力で勝ち取ってみろ!コノヤロー!!」という伝統を守ってほしい、猪木と決別したと同時にそういう要素も無くなってしまったとなると哀しすぎます。
とりあえず一つ言えることは
ガンバレ天山!とりあえず去年よりはガンバレ!
以上です。
テンコジデビュー20周年記念 天山広吉 小島聡 デビュー20周年記念DVD
- 作者: 小島聡天山広吉
- 出版社/メーカー: エイベックス・ピクチャーズ
- 発売日: 2012/02/24
- メディア: DVD
- クリック: 26回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
関連記事