男マンの日記

マンガ、落語、お笑い、プロレス、格闘技を愛するCG屋の日記。

4・7 QUINTET FIGHT NIGHT 3 in TOKYO! QUINTET初の女子大会も10th planet優勝!湯浅麗歌子の凄さを見た。

4月7日に行われた「QUINTET FIGHT NIGHT 3 in TOKYO」を、UFC.TVで観戦しました。本来YOUTUBE生中継が行われていてそっち見たかったんですが(中井祐樹解説だし)、絶賛休日出勤してたので見れず。UFC.TVでの観戦となりました。

これから試合経過など書いていきますが、当方柔術ボンヤリ層なので、技とかちょいちょい間違ってたりすると思いますがご容赦を。なんとなく雰囲気だけ感じ取ってもらえたら幸いです。

 

寝技の抜き試合(by中井祐樹) でおなじみQUINTET、本大会とは別扱いのローカル大会「FIGHT NIGHT」も早くも三回目。今回は初の女子大会、ということで、まずは花粉症の桜庭和志の挨拶からスタート。その後、煽りVで一回戦登場チーム紹介。まずはTEAM 10th planet vs TEAM DEEP JEWELS。

 

エディ・ブラボーの10th planetが選手のキャリア的には明らかに強そうですが、佐伯代表が紹介するTEAM DEEP JEWELSはレスリング、柔道寄りの選手を集めてきた、という印象。柔術黒帯の富松がポイントゲッターか。浅倉カンナか浜崎朱加が見たかった、というのは贅沢でしょうか。 

 一回戦 TEAM 10th Planet vs TEAM DEEP JEWELS

そして両者入場。TEAM DEEP JEWELSは全員KINGレイナに合わせてぬいぐるみ持参で登場するという謎のサービス精神を発揮してました。

 第1試合

△リズ・カームーシュ(TEAM 10th Planet先鋒)
(時間切れドロー・両者脱落)
△KINGレイナ(TEAM DEEP JEWELS先鋒)

第2試合

△グレース・ガンドラム(TEAM 10th Planet次鋒)
(時間切れドロー・両者脱落)
△青野ひかる(TEAM DEEP JEWELS次鋒)

第3試合

◯エルヴァイラ・カルピネン(TEAM 10th Planet中堅)※一人抜き
(25秒 アンクルロック)
✕奈部ゆかり(TEAM DEEP JEWELS中堅)

第4試合

◯エルヴァイラ・カルピネン(TEAM 10th Planet中堅)※二人抜き
(3分26秒 腕十字)
✕前澤 智(TEAM DEEP JEWELS副将)

第5試合

◯エルヴァイラ・カルピネン(TEAM 10th Planet中堅)※三人抜き
(3分58秒 チョークスリーパー)
✕富松恵美(TEAM DEEP JEWELS大将)
※TEAM 10th Planetが3人残りで決勝へ進出。

 リズ・カームーシュとKINGレイナの試合はスタンドでの攻防が続き両者指導。払い腰で投げたレイナ、一度上になられるも取り返し、上をキープするも下から極めを狙われる展開に。結果スタンドに戻り、スクランブルからRNCを狙われるレイナ。何とかしのいで上になったところでタイムアップ。何とか引き分けに持ち込みました。

続くグレース・ガンドラムvs青野ひかる。いきなりシッティングから潜りにいくガンドラム。下からガンガン仕掛けていきますが、青野もそれを許さず。両者指導後、今度は青野が首を取りに行きギロチンを狙っていくも膠着したところで再び指導。上手くテイクダウンを奪った青野を下からガンドラムが極めに行く、という展開は最後まで変わらずタイムアップ。ガンドラムが最後にエディ・ブラボー直伝のツイスターを狙いますが極めきれずこの試合も引き分けに終わりました。

そしてここで登場したエルヴァイラ・カルビネン、シッティングから絡みつき、下からのヒールホールドを決めていきなり一本!25秒決着!さすがエディ・ブラボーがエースと言っていただけはある凄さ。ノーギのタイトルをいくつも獲っている強豪らしい試合を見せました。

そして続いて登場の前澤智。体重差により4分となった(通常は8分)この試合。前澤を下からコントロールし続けたカルビネン、三角絞めの体勢に捕らえて腕十字狙い。防戦一方ながらなんとか堪える前澤でしたが、再び三角絞めにしっかり捕らえてからの腕十字でフィニッシュ。残り一分を切るまで粘った前澤でしたが及ばず。カルビネンの二人抜きとなりました。

 

いよいよ大将の富松登場。富松が三連勝しないと負けが決まる、という過酷すぎる状況な上に、体重差のため4分。そのため果敢に攻めていく富松ですが、カルビネンもしっかり対応。スクランブルからバックを取ったカルビネン、RNCの体勢をしっかりとつくっていきます。富松も体勢を入れ替えようと腕を狙いつつ動いていきますが再び首を捕らえたカルビネン、このまま試合終了か?と思わせる展開でしたが、最後にアゴの上から締め上げたカルビネン、試合終了2秒前、3分58秒でカルビネン勝利!TEAM 10th Planetが一回戦を勝ち抜けました。

 

やはり、寝技の大会で実績のある選手が集まった10th planetに比べ、総合格闘技の選手が集まったDEEP JEWELSではちょっと差があったというか。なかなかDEEP JEWELSが勝てそうな場面が少なかったという印象でした。まあ10th planetが強すぎる!以上!

 

   

 

一回戦 TEAM BJJ KUNOICHI vs TEAM Sun Chlorella

そして、柔術世界大会四連覇の湯浅麗歌子率いるBJJ KUNOICHI。日本人柔術家を集めてきたあたり期待できそうな布陣。一方、寝技で極めるイメージがカケラもない山本美憂率いるTEAM Sun Chlorella。レスリング系の選手プラスUFCファイターのサラ・マクマン、そしてアマチュアQUINTETで5人抜きをしたで一躍有名になった池本美憂。クセ強めのメンバーで臨みます。未知数!(粗品風に)

第1試合

◯杉内由紀(TEAM BJJ KUNOICHI先鋒)※一人抜き
(58秒 腕十字)
✕池本美憂(TEAM Sun Chlorella先鋒)

第2試合

◯杉内由紀(TEAM BJJ KUNOICHI先鋒)※二人抜き
(41秒 腕十字)
✕杉本めぐみ(TEAM Sun Chlorella次鋒)

第3試合

◯杉内由紀(TEAM BJJ KUNOICHI先鋒)※三人抜き
(41秒 腕三角固め)
✕長野美香(TEAM Sun Chlorella中堅)

第4試合

✕杉内由紀(TEAM BJJ KUNOICHI先鋒)
(24秒 ※フロントチョーク)
◯サラ・マクマン(TEAM Sun Chlorella副将)※一人抜き

第5試合

✕澤田明子(TEAM BJJ KUNOICHI次鋒)
(1分20秒 肩固め)
◯サラ・マクマン(TEAM Sun Chlorella副将)※二人抜き

第6試合

〇湯浅麗歌子(TEAM BJJ KUNOICHI中堅)※一人抜き
(1分20秒 腕十字)
●サラ・マクマン(TEAM Sun Chlorella副将)

第7試合

〇湯浅麗歌子(TEAM BJJ KUNOICHI中堅)※二人抜き
(6分18秒 腕十字)
●山本美憂(TEAM Sun Chlorella大将)
※TEAM BJJ KUNOICHIが3人残りで決勝へ進出。 

最初の試合は杉内由紀vs池本美優。早々に三角絞めの体勢から腕十字の体制に入った杉内がお手本通りの一本であっさりと先勝。次鋒の杉本めぐみも同じような形で腕十字で一本。強い!というか対策出来てない感も感じてしまいました。二試合合わせて2分以内!続いて登場の長野美香も同じように下から捕らえていき、三角絞めの体制でのアームバーで一本。超あっさり三人抜き!はっきりとTEAM KUNOICHI楽勝ムードが流れてきました。

しかしここからサラ・マクマンの快進撃が。体格差を利して杉内をがぶってのフロント・ネックロックで24秒勝利!続いて登場の澤田をタックルで倒してすかさずサイドポジションに。サイドから肩固めに捕らえて一本!二連勝!圧倒的強さを発揮します

 

 

そしてここで登場したのが中堅の湯浅麗歌子!体重差のため試合時間4分。引き分けでも副将のサラ・マクマンを止めれば勝利の確率はかなり大きくなります

試合早々引き込んでいく湯浅。下から攻めている間にサラ・マクマンに指導。バーテレ・ポジションからの再開後、すかさずバックを獲ってRNC狙い。それは外されるも、三角の形に足をフックし直しての腕十字で一本勝ち!凄い!なんか魔法みたいに腕取っててよくわからなかったです。

 

そしていよいよ大将の山本美憂登場!山本美憂と湯浅麗歌子。間違いなくこの試合がこの興行で最も華のある、というか知名度的に金取れるカードでしょう。

試合開始、早速腕をたぐってからのスライディングで足狙い、外されると三角狙いと下から攻め込んでいく湯浅。美憂も警戒してスタンドの体勢からなかなか攻め込みません

イエローが出ると湯浅が下からのオープンガードから攻めていきますが、美優も上から肩固めを狙いつつ体勢をキープ。しかし、ここで美優に指導が下ります

バーテレポジションからバックを取った湯浅、RNCを狙っていきますがパワーで引き剥がされて下に。しかしオープンガードから一瞬の腕十字狙い!これはなんとか美優も回転してかわし、振り切ります。

体勢を変えつつ腕十字を狙っていく湯浅、美優もなんとかかわしていくうちに指導。もう一つ指導が出ると負けになる美優はタックルで倒していきますが、俵返しのような形で反転され、オモプラッタのような形で足で腕を捕らえられ、回転しながらの腕十字。完全に極まって山本美憂タップ。湯浅麗歌子の勝利!これでTEAM BJJ KUNOICHIの勝利となりました。

 

杉内の三連勝で圧倒的有利にたったBJJ KUNOICHI、サラ・マクマンも湯浅が止め、最後も湯浅が勝利と、前の大会で美優に呼びかけた湯浅がしっかりと勝ちを奪う、という理想的展開。柔術の強さを見せつける一戦でした。

 

   

 

桜庭挨拶&エキシビジョン・マッチ

そしてここで桜庭が登場。たどたどしく「あと男子のシングルマッチ二試合、女子決勝戦があるので楽しみにして・・・楽しんでください」と挨拶したあとに、前回優勝のTEAM CARPETIEMに前回まだ出来てなかったメダルを贈呈。代表として登場したハイサム・リダに5人分のベルトを渡していました。

そしてここからスムーズに前回と同じく審判員の美木航とエキシビジョンマッチへ。もう49歳の桜庭ですが、美木から一度タップを奪うなど奮闘。フラフラになりながら全うした桜庭。最後に5月、脩斗で試合をする美木にエールをおくって帰っていきました。桜庭凄い。 

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第3試合 スペシャル・シングルマッチ

◯出花崇太郎(総合格闘技道場コブラ会)
(腕十字 7分28秒)
✕ホブソン・タンノ(インファイトジャパン)

男子ワンマッチ、まずはキャプテン★アフリカの名で脩斗でも活躍する出花崇太郎とホブソン・タンノの試合。

シッティングから足狙いのタンノ、それをかわした出花がいきなり腕十字に入り決めかけますがなんとか脱出。そこから上をとった出花、サイドからアームバー狙い。しかしあまりそこに固執せず体勢を入れ替えながらも上をキープしていきます。ホブソンも出花の足を両足でフックしてディフェンスしますがここでタンノに指導。サイドバックポジションからの再開後、上から両足で腕を決めていき、そこからバックにまわって反対の腕をねらっていきます。しかしそこから立ち上がったタンノ、立ち上がりかけた出花に三角絞めの形で飛びつき捕らえにいきますが出花自分の両腕をロックして防御。そのまま押しつぶしながら回転しますがタンノは三角絞めを離さず。しばらくして諦めたタンノが離して再びスタンドの展開に。

アームドラッグを狙うタンノ、かわす出花。上手くテイクダウンしてサイドポジションについた出花、右手を両足でロックしたままアームロックを狙い、そのまま体を入れ替えて腕十字に。これがバッチリ極まって一本勝ち!出花崇太郎が勝利を上げました。

 

目まぐるしい展開でしたが、落ち着いて最後一本をとった出花。トリッキーな動きも多く、固まることもなく面白い試合でした。最後マイクで喋りたそうな空気を出しながら帰っていきました。お見事!

 

第4試合 スペシャル・シングルマッチ

◯世羅智茂(CARPE DIEM)
(三角絞め 6分28秒)
✕渡部修斗(ストライプル新百合ヶ丘)

続いてはQUINTET国内大会で絶大な強さを誇るCARPE DIEMから世羅智茂と、伝説のシューター、というかホッパーキングというか仮面シュータースーパーライダーとして知られる渡部優一の息子である渡部修斗の対戦。

ゴングが鳴るとまずはスタンドでの探り合いから。一分すぎから下から攻める世羅、スタンドからサイドを取ろうとする渡辺ですが、そのまま時間が過ぎていきます

両者指導の後、タックル、側転でサイドポジション狙いの渡辺、しかし世羅がオープンガードに捕らえますがまた離れ、となかなか寝技にならない展開に。

ブレイクの後、世羅が下から足を捕らえ、首を巻いてネックロックの体勢になりますが渡部もしっかり防御。しかし今度は足で首を巻いて三角絞めの体勢に。渡部も世羅の身体を持ち上げてこらえますが、世羅も回転してから入り直し、足をしっかりとフックしなおし、首をキープして締め直すと渡部がタップ。世羅が三角絞めで一本勝ちを奪いました。

かなり警戒していたことがわかる渡部、しかしそこからしっかりと一本を奪う世羅の強さが際立つ試合でした。

 

   

 

決勝戦 TEAM BJJ KUNOICHI vs TEAM 10th Planet

 

第1試合

△越後伊織(TEAM BJJ KUNOICHI先鋒)
時間切れ引き分け)
△リラ・スマジャ-クルス(TEAM 10th Planet先鋒)

 

第2試合

△市川奈々美(TEAM BJJ KUNOICHI次鋒)
(時間切れ引き分け)
△ファビアーナ・ジョージ(TEAM 10th Planet次鋒)

 

第3試合

△杉内由紀(TEAM BJJ KUNOICHI中堅)
(時間切れ引き分け)
△エルヴァイラ・カルピネン(TEAM 10th Planet中堅)

 

第4試合

△湯浅麗歌子(TEAM BJJ KUNOICHI副将)
(時間切れ引き分け)
△グレース・ガンドラム(TEAM 10th Planet副将)

 

第5試合

△澤田明子(TEAM BJJ KUNOICHI大将)
(時間切れ引き分け)
△リズ・カームーシュ(TEAM 10th Planet大将) 

※大将戦が旗判定により、TEAM 10th Planetの勝利

 最初の越後とリラの試合は首狙いから足関節と多彩に攻めてくるリラ、セコンドも「引き分けでいい」というように越後がそれをしっかりとディフェンスする、という展開に。とはいえ上手く指導が出ないよう、膠着させない試合巧者っぷりを見せる越後。両者一度づつ指導が入りましたが(ここでリラにも指導が出るのはちょっとどうかと思いました)リラもスキあらばアンクルを狙ってきますが越後もしっかり切り返す。残り3分でバックを取られRNCを狙われますが、冷静に相手の足をはずしていき、腕十字狙いにリラが切り替えても守りきってタイムアップ。残り3秒くらいで腕が伸びた気がしましたがそのまま引き分けとなりました。ギリギリの引き分け!

 

次の試合は市川とファビーナ。いきなり下から十字を取られかける市川ですが防いでサイドポジションに。上からダースチョークを狙いますがこれはファビーナがディフェンス。一進一退の攻防が繰り広げられます。

ダースチョークの体勢のまま極めにかかる市川、ファビーナも何とか逃れ、下からレッグスプレッド狙い、そのまま体勢を入れ替えて上になりますが市川も上を取り返すポジショニングの攻防に。ガードポジションになったファビーナに、スタンドからサイドを取りに行く市川。しかし両者とも決め手を欠き指導。再開後はポジショニングで市川が先手を取り、肩固めを狙いにいきますが、ファビーナも市川の足を抜かせず、体勢を変えた市川がフロントネックロックを狙いますがこれも極めさせず。これもタイムアップで両者ドローとなりました。二連続引き分け!

 

そして次は一回戦で三人抜きした同士!杉内VSカルビネン!この試合はカルビネンが重いために4分での試合。8分見たかった!

いきなり足を取りアキレスを狙う杉内、それをかわして上になり、アンクルを狙うカルビネン、そこからすかさずサイドを取るカルビネンですが、杉内も相手の左手を掴んで好きにさせず。しかしそこから回転してマウントを取ったカルビネン、ゆっくりと肩固めを狙っていきます。

そして完全に肩固めに入ったように見えたのが残り一分。しかし杉内もポイントをズラして身体を回転させてなんとか逃れ、何度も締め直すカルビネンですが極めきれずにタイムアップ。杉内なんとか引き分けに持ち込みました。

 

そしていよいよ次は湯浅麗歌子の登場!相手はグレース・ガンドラム。試合はいきなり湯浅が下から腕を掴んで引き込み、三角絞めの体勢に。秒殺かと思いきやガンドラムも腕でディフェンスして極めさせず。オモプラッタに移行しようとしたところを腕を抜いて逃れたガンドラム。上からプレッシャーをかけていきますが、湯浅も引き込みにかかり、ヒールホールドを狙っていきますがこれはガンドラムも防ぎます。そしてすかさず下から十字狙いのガンドラム、落ち着いて潰した湯浅、ここで両者指導。指導要る?

再開とともに攻めていったガンドラム、湯浅も体勢をひっくり返し、足関節の取り合いから上になった湯浅が首へのプレッシャーをかけたところで再び両選手指導。う~ん、指導邪魔では。

再開後、互いに足関節を狙い合う展開からアンクルを取りかける湯浅ですが抜けてしまい、その後再びアンクルを取りかけるもこれも外れ、とにかく回転しながら動き続けるガンドラムをなかなか捕らえきれない湯浅。おそらくここで勝とうと思っているBJJ KUNOICHIだけに、懸命に極めに行く湯浅ですが、なかなか極めさせないガンドラム。残り30秒でもとにかく動き続けるガンドラムを捕まえられずにこの試合もドロー。副将まで全試合ドローのまま、大将戦に勝負は縺れることになりました。

 

大将戦は澤田VSカームーシュ。しかし、カームーシュのほうが澤田より7Kg以上重いため、試合時間は4分に。そして問題は、この試合が大将戦のため、引き分けの場合全試合の指導の数で比較、それも同数だと旗判定でこの決勝戦の勝敗が決まること。この時点でかなり澤田不利な状況になってしまいました。

下から引き込みにかかる澤田、しかし一度ひっくり返してからあっさり上になり肩固めを狙っていくカームーシュ。体重差もありこれは返すのはなかなか難しい。しかしなんとか逃れた澤田。今度は腕を狙われて防戦一方になってしまいます。

結局、そこから大きい動きのないままカームーシュが攻め続けますが、残り30秒で両者指導。しかし再びカームーシュが上になってアンクルを極め、ゴング直後に澤田がタップ。引き分けとなりました。

 

結果、全試合の指導も同数だったため、大将戦の旗判定が行われてTEAM 10th Planetに軍配が。優勝はTEAM 10th Planetとなりました。

 

   

 

フィナーレ

全試合終了後は参加選手による記念撮影が行われました。はしゃぐエディー・ブラボー、体育座りで遠くを見つめる湯浅麗歌子、握手を交わす選手たち。特に、全選手と握手をしにいく山本美憂が印象的でした。

 

そして最後は桜庭挨拶。エディー・ブラボーに「2回優勝ですよ!強いな!僕も10th planet入れてください」と格闘家ジョーク。最後に桜庭から優勝メダルが授与。その後の記念撮影で感極まっている湯浅を見て、こちらもうるっと来てしまいました。 

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こうして幕を閉じたQUINTET FIGHT NIGHT3 in TOKYO。結果としてはやっぱり10th planetが強かった、ということになりましたが、BJJ KUNOICHIの健闘が光りました。特に杉内由紀、の3人抜き、サラ・マクマン、山本美憂を連破した湯浅麗歌子。なかなか総合格闘技に比べてもスポットの当たりにくい寝技格闘技の選手がしっかりと光った大会と言えるでしょう。

とはいえ、いくつか課題も見えました。まずはやっぱり総合格闘家が寝技格闘家に勝つためにはそれなりの練習をしないといけないので、総合の大会をやりながら寝技のみの練習に注力できるのか、ということ。そして、今回「指導」の基準がちょっと難しかったように思います。特に湯浅VSガンドラムでは膠着していないのに何故指導が出るのか不可解に思った場面もありました。

 

しかしながら、寝技のみの大会がきっちりとショーアップされて継続的に行われ、観客もある程度入ってる。そしてYOUTUBE生中継で見れる(自分は見逃したためUFC.TVでの観戦ですが)のは有り難いこと。今後共万難排してなんとか続けて欲しい。次は生観戦しますから!ぜひ!主催者様!よろしくおねがいします!!