男マンの日記

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変わりゆくコンプライアンス、変わらない吉本興業。芸人報道で思うこと。

雨上がり決死隊の宮迫博之、ロンドンブーツ1号2号の田村亮らが半社会勢力に関与していた問題で、7月13日、吉本興業は各芸人たちの報酬金額を公表しました。

www.oricon.co.jp

発表された金額は以下の通り。すでに解雇されているので、カラテカ入江の金額は公表されていません。こうなってくると、入江は吉本興業に留めておいたままで全貌を公表したほうが良かったように思います。

宮迫博之:1,000,000円
田村亮:500,000円
HG:100,000円
福島善成:30,000円
ディエゴ:30,000円

木村卓寛:30,000円
ムーディ勝山:30,000円
くまだまさし:30,000円
パンチ浜崎:30,000円
八十島宏之(2700) 30,000円
常道裕史(2700):30,000円

真栄田賢(スリムクラブ):75,000円
内間政成(スリムクラブ):75,000円
八十島宏之(2700):50,000円
常道裕史(2700):50,000円

 そもそも、この事件の時系列を追ってみると、第一報は6月7日発売のFriday。そこで反社会勢力の忘年会での「闇営業」仕事を受けたことが判明し、斡旋したカラテカ入江は4日付で吉本興業を即解雇。

www.nikkansports.com

そのときに吉本興業のコメントとして

入江は反社会勢力とは知らなかったようだが、禁止されている会社を通さない営業を仲介していた。そしてこのような問題を起こしたので、契約を解除した」と説明。忘年会に出席していた芸人に対しては「反社会勢力とは知らなかったが、注意して、今後も指導を徹底していく

そして、吉本興業が反社会勢力に関わった芸人たち11人を謹慎処分にしたのが6月24日。最初は「金は受け取っていなかった」と言われていましたが、実は受け取っていたことを認めたということ。この対応のまずさが話題になりました。

www3.nhk.or.jp

そして今回の金額公表。さすがに宮迫の100万、亮の50万は凄いですが(亮くらいのキャリアがあっても宮迫の半分なんだ・・・。とも思いますが)その他の芸人たちは3万以下。スリムクラブと2700は別口ですがそれでもこの金額。なんというか、逆にかわいそうになる、というか切ない気持ちになってしまいます。

 

もちろん、反社会勢力から金受け取ってウソついてたじゃないか!って言われるとは思うんですが、爆笑問題の太田もラジオ「爆笑問題カーボーイ」で言っていたように、彼らは一回呼ばれて行って金受け取っただけであって、グルになって老人騙して広告塔になってたりしたわけじゃないし、もし「反社会勢力とは知らなかった」というのが本当だとするともらい事故みたいな部分もあるでしょう。

それに、この事件が発覚したときに自ら自白できたかというと、先輩が自白していない以上後輩が先に言うわけにはいかない、というのはよしもと芸人のバラエティ見たりしていればなんとなく推し量れるところ。あれだけ理不尽な上下関係の厳しさを笑いに交えているとは言え堂々とTVで話している彼ら。「先輩が言わなくても自分は言うべき」という正論も「いや、そもそもそういう社会じゃないから」となる。

そしてそもそも「芸人なんて河原乞食、一般社会に適応できない人間の集まりなんだからこんなこともある。芸人とヤクザなんてそんな変わらない」という話も太田はしていましたが、しかしその太田からしてサンデー・ジャポンという情報番組でニュースについて話しているわけで、芸人の地位をダウンタウンや爆笑問題筆頭に懸命に上げてきたことも今回のように批判されることにつながっているように思います。

 

一方、ワタナベエンタテンメント所属芸人で唯一この事に関わっていたザブングルは、7月1日、早々に会社から金額が発表されて処罰も発表。8月末までの謹慎が決定していました。

www.watanabepro.co.jp

弊社の聞き取り調査に対し、本人は、当初より、細かな経緯とともに入江氏より各自それぞれ7万5000円の金銭を受領した旨申告し、反省の弁を述べておりました。弊社としてはすべてを速やかに発表する予定でおりましたが、弊社の発表に先立ち、本件に関係する他のタレント及びその所属事務所より金銭の授受がない旨の発表があったことから、再度、事実関係を慎重に確認の上、先月24日に改めて金銭授受の事実を公表させていただきました。

と、「こっちはすでに聞き取り終わってたのによしもとがいつまでもちゃんと発表しないからここまで発表が伸びちゃったんですよ」的にチクリとやることも忘れず、7万5000円で2ヶ月謹慎という処分。正直、社会的な反応が小さかったらまた違ったかもしれませんが、この状況でこの処分は妥当じゃないかと思います。厳しさと周囲の納得、という点でちょうどいいところに収まっている印象です。

 

   

 

そしてその後、ビジネス・インサイダージャパンに吉本興業会長の大崎氏インタビューが掲載され、これがなかなかアレというか、「よしもとヤバいんじゃないか」と話題になりました。

www.businessinsider.jp

色々とインタビュアーが気になるところを追求しているんですが、大崎会長の回答は暖簾に腕押しと言うか、はっきりと会社、社員の責任を否定。

BI:闇営業の背景には、芸人たちの報酬が安いことがあるのではと指摘されています
大﨑:ギャラが安いことと、犯罪を起こすことはなんの関係もない

BI:会社と芸人の取り分が「9:1」という報道もあります
大﨑:事実はまったくそうではない。いちいち反論して説明するほどのことでもない

BI:芸人と契約書は交わしていないのですか
大﨑:芸人,アーティスト,タレントとの契約は専属実演家契約。それを吉本の場合は口頭でやっている。民法上も口頭で成立します

BI:役員を含めた責任のとり方について議論はされていますか
大﨑:まったくない。社内の構造に問題があったとは理解していない

 地の文や質問で糾弾せず、淡々と大崎会長の言い分を載せていくスタイルでかえってヤバさを際立たせている印象です。入江の契約解除で問題になった「そもそも契約書交わしてないのに契約解除とかが出来るのか」とか、「生活できないから闇営業やるんだろ」という声にも基本的には「現状維持」という解答。結果、芸人だけが切られて終わりそうな勢いです。 

 正直、前例ができてしまったのでこれからまたこういうことが発覚すると芸人が謹慎or解雇。よしもとは「コンプラ守ってます」的発言をする、という未来が見えてきます。

実際、NSCを経営しているよしもと。毎年卒業生がいてとりあえず口頭契約しといて這い上がるのを待てばいい。なんかやったら切る。ザッツボロい商売・・・。

 

そして、よしもとといえばダウンタウン。松本人志もワイドナショーで発言しています

www.oricon.co.jp

宮迫に、本当のことを言うように説得したという松本人志はワイドナショーでどこか辛そうに、寂しそうに話していました。

ウソをついてしまったことで反感は食らいますよね。俺が宮迫やったらどうするかなとか考えますけど。俺はあいつのことを思って電話でも説得したというか、だいぶ言ったんですけど、何か寂しいなと思います

直属の後輩であり共演も続けていた宮迫の処分については「しょうがない)というスタンスらしい松本ですが、後輩はもうちょっと処分を軽減してほしい、という松本。しかし、そもそも松本のような立場の芸人がギャラの透明化や契約書の文章化などを進めないといけない立場のように思いますが。大崎会長とも旧知の仲の松本だけに、厳しいことを言うのは難しいのかもしれません。それじゃ変わらないんですが・・・。

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と、特にいい結論があるわけではないんですが、よしもとの態度、会長のコメントにげんなりした今回の事件。お笑いタレントも飽和状態になり、本格的にYOUTUBERが中高生にとって芸人の代わりに存在感を増している中、あまり明るい未来の見えない対応を見せつけられました。

自分もだんだんTVよりYOUTUBEを見る時間が増えているのも確かですが、まだまだTVのお笑いも見ていきたいし、ネタも見ていきたい。だからこそ芸能事務所にはしっかりとしてほしいし、タレントを守っていってほしい。そこからするとただただ心配するしかない今回の事件。何か書かないと、と思いつつ書きましたが特に希望なく終わります。おあとがよろしいようで。 

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