「オリジナルnWo」レイザー・ラモンことスコット・ホール逝去
あの一世を風靡したnWoのオリジナルメンバーであり、その前はWWEでレイザー・ラモンとして活躍していたスコット・ホールが現地時間3月14日、63歳で逝去されました。古巣のWWEからも追悼ツイート。
WWE is saddened to learn that two-time WWE Hall of Famer Scott Hall has passed away.
— WWE (@WWE) 2022年3月15日
WWE extends its condolences to Hall’s family, friends and fans. pic.twitter.com/jgqL3WizOS
nWoは当時のWCW”ハリウッド”ハルク・ホーガン、スコット・ホール、ケビン・ナッシュの3人でスタート。ホールとナッシュのアウトサイダーズにヒールターンしたホーガンが合流し、新ユニット「New World Order」としてスタート。黒と白を貴重としたビジュアルが、当時の華やかな、蛍光色溢れるアメリカン・プロレスの中でかなり斬新だったこともあり、一気に一世を風靡する事になったのを覚えてます。
一時期みんな着ていたnWoTシャツ。それだけ一斉を風靡したビジュアルのカッコ良さ、3人の不良性と破天荒さ。私はそれまでそんなにアメリカン・プロレスを追ってるわけではありませんでしたが(UHF系局でダイジェスト放送などしていたのを見た記憶がありますが、もうちょっと後の話かも)圧倒的に「陽」のイメージだったアメリカン・プロレスに黒と白モチーフ、どこか退廃的で刹那的なnWoは一気にそのイメージを変える強烈さを持ってました。というか、とにかく
3人とも圧倒的にカッコイイ!
これに尽きました。
ちなみにこっちはWWEでの復活nWoデビュー。
そしてnWoは日本で「狼軍団」として活躍していた蝶野正洋が加入することで、「nWo JAPAN」として日本でもその勢力を広げ、新日本プロレスとWCW股にかけての活躍。この地続き感も新しく、ワクワクさせてくれました。nWo自体は割とあっさり分裂を繰り返して消滅、WWEで復活してザ・ロックVSハリウッド・ハルク・ホーガンというスペシャルマッチが実現しますが、WCWほどの旋風を巻き起こすことはなく終結。しかし、明らかに「一時代を築いた」ユニットであるnWo。そのオリジナルメンバーであるスコット・ホールの逝去は一つの時代の終焉を感じさせる出来事でした。
夢中にさせてくれてありがとう...。
「レイザーラモン」HG,RGとスコット・ホール
吉本興業所属、みんな大好き「レイザーラモン」、棚橋の学プロ時代の先輩でおなじみのRGと、学プロ仲間のHGが結成したお笑いコンビですが、もちろん「レイザーラモン」はスコット・ホールのWWF時代のリングネーム。ヤクの売人ギミックで楊枝をくわえて入場する、アクの強いキャラクターでした。
そのかっこよさに憧れてコンビ名にした二人。その先輩のハチミツ二郎が、本人にその存在を話したときのエピソードをツイートしています。それがこちら。
レイザーラモン(スコット・ホール)さん。この人が偉大なるレイザーラモンです。「私の後輩にあなたの名前をコンビ名にしているコメディアンがいます」と通訳してもらったら「何!?」と怒った顔をした後に、笑いながら握手をしてくれました。
— ハチミツ二郎 (@tokyodynamite) 2018年4月10日
伝えといたよRちゃんHG! pic.twitter.com/wtMsfaVrFQ
そしてそれをうけてレイザーラモンRGのツイート。
あなたが好き過ぎて勝手にコンビ名にしました。ハチミツ二郎さんがスコット・ホールさんに会った時に「日本にあなたのリングネームを使ってるコメディアンがいます」と伝えてくれました。二人でちゃんとご挨拶に伺って公認されたかったです。 Rest in peace.
— レイザーラモンRG (@rgizubuchi) 2022年3月15日
#ScottHallForever #RazorRamonRIP
そのキャリアの中で「ハッスル」でプロレスデビューもしている二人。その二人の美学にレイザーラモン、スコット・ホール、nWoは大きく影響を与えているはず。彼が遺したものとして、nWoに並んで日本のお笑いコンビ「レイザーラモン」も数えて良いんじゃないかと思います。
最後に、「水曜日のダウンタウン」でハリウッドザコシショウが「芸人が今まで一番面白かった瞬間は誰が見ても面白い説」であげた、レッスルマニア18でのストンコ戦でのスタナー受けを貼っておきます
ザコシ「バカおもしれえだろ!」
こちらからは以上です!改めて、ご冥福をお祈りいたします。有難うございました。