20年ぶりの女子プロレス横浜アリーナ大会でフワちゃん再登場!
4月23日に行われたスターダムの横浜アリーナ大会。「女子プロレスとしては20年ぶりの横浜アリーナ大会」という触れ込み。ちなみに20年前に行われたのは全日本女子プロレスの35周年記念大会。セミファイナルでは納見佳容が下田美馬からいわゆる白いベルト、オールパシフィック王座を防衛し、メインイベントでは浜田文子が中西百重からWWWAシングル王座、赤いベルトを奪取した興行でした。
そしてそんな20年ぶりの女子プロレス興行にマッチメイクされたのはフワちゃんの二度目のプロレス挑戦マッチ。収録の都合上もあり、第ニ試合として行われた林下詩美&天咲光由VS葉月&フワちゃん。そして当然当日の「行列のできる相談所」で全面特集されていました。TVerリンクはこちら。今週日曜まで見れるので一度は見てほしい。
しかしすでに前回のプロレス登場で「プロレスが出来る」ことがわかっているフワちゃん。今回のハードルは見る側もかなり高目に設定されているところ。番組でも「プロレス初勝利を目指す」というタイトルで様々な特訓をしているところが放送されていました。
特別コーチとして、20年前にメインを務めたレジェンド・中西百重が登場。地道にスタミナをつける練習をしたと思えばその後は新日本プロレスの道場でオカダ・カズチカとトレーニング。ドロップキックのトレーニング。しかもドロップキックの「形はできている」前提の上で「相手をしっかりと蹴る」ための指導という一歩上のハードルを設定されているあたり期待の高さを感じます。
そして番組ではしっかりと対戦相手の林下詩美と天咲光由も紹介。そして軽ドッキリとして有田哲平が登場。しっかりとフワちゃんとプロレスについて語る有田。勝つ方法をフワちゃんに伝授します。
有田「林下詩美が出てきたら絶対ボコボコにされるから必ず逃げて!」
フワちゃん「それ...ダサくないすか?」
としっかりと林下詩美の強さを視聴者に印象付けたところでいよいよ試合開始。
ハードルが上がりきったところで中継に入ります。
「プロレスラー」フワちゃん堂々の敗戦!普通のプロレスをした凄さ
そしてカメラは会場に。実況は我らが村田晴郎アナ!村田&有田の組み合わせに勝手にこっちが感慨深くなってました。ちなみにこのときの試合前のトークだけは会場に流れており、観客も盛り上がりを見せていました。
まず最初に葉月&フワちゃん組入場。私は会場で見てたんでレスラーフワちゃんを久々に見ましたが、リング上のモニターに大写しになった時点でかなり絞っているのがわかりました。そして張り詰めた表情。緊張感が伝わってくるような入場でした。
そしていきなりゴング前に緊張か水を飲むフワちゃん。互いに握手からまず林下、葉月の先発で試合開始。
まず静かな空気から手四つからの力比べ、林下が制すも葉月も立ち上がりラリアットを互いにかわして睨み合い、そしていよいよフワちゃんと天咲のマッチアップとなります。
リストを掴まれるも返し、さらに返し合う攻防から天咲ヘッドロックから首投げ、するといきなり林下がリングインしての連携、天咲すかさず膝十字と攻め込まれるフワちゃん。フワちゃんの劣勢が続いていきます。
スイッチした林下ボディスラム連発、天咲とのエルボー合戦では劣勢ですがソバットからのドロップキックでなんとか葉月とタッチ。すかさずリングから降りて水を飲むフワちゃん。いきなりかなりの消耗を感じます。
その間葉月が林下、天咲二人同時にドロップキック、天咲に顔面ウォッシュと場をつなぎ、お膳立てしてからフワちゃんにタッチ。天咲に串刺しエルボーからのドロップキック、ボディスラムからの逆エビ固めで攻め込む場面を作ります。
個々はなんとかロープに逃れた天咲、ミサイルキックを狙います。一旦林下に止められるもそこは葉月がアシスト、しっかりと天咲をドロップキックで吹き飛ばしてフォールするもカウント2。
更に追撃しようとするもそこは天咲意地を見せ、ローリングエルボーからドロップキック、タッチを受けた林下がショルダータックル、アルゼンチンはなんとか着地するも強烈なエルボーを叩き込まれるフワちゃん。顔を歪めてなんとか打ち合いに持っていくも吹き飛ばされ、ピンチのところを葉月のアシストでビッグブーツからの卍固めがガッチリと決まります。うーん、もうなんの違和感もなくプロレスを見ている...。
そして再び葉月のアシストからフライング・ボディアタックを林下に決めたフワちゃん、続いてブレーンバスターでカウント2、だらに何度も抑え込む執念を見せるもカウント2!さらにジャンピングニーから投げっぱなしジャーマンでカウント2!完全にこっちの想像を上回ってくるフワちゃんが凄すぎる!
しかしそこから蘇った林下、ボディスラムからガッチリとスリーパーに捉えてロープ間際で胴締めに、ここはなんとかロープに逃れたフワちゃん、一度はジャーマン狙いを丸め込みますが、強烈なラリアットで一回転!デビュー2戦目でこの一回転受け身を出来るのも信頼されすぎていて凄い!
このフォールはなんとか葉月のカットに救われますが、ロープにもたれかかるフワちゃんに林下のラリアット、天咲の飛びつきDDTとたたみこまれてからの最後は林下のジャーマン・スープレックスでカウント3!フワちゃん、第二戦でも敗れました。
しかし、ハッキリいってもう勝ったも同然というか、正直次のシリーズから全戦スターダムの巡業に参加してても全く違和感のないクオリティ。特に一回転受け身など、技を繰り出すだけではなくしっかりと受けていたところが凄い。はっきりと「プロレスラー・フワちゃん」を見せてくれた試合でした。
林下詩美、スターダムの分厚さを見た試合。勝ったのはスターダム!
試合後マイクを取った、天咲は「フワちゃんと同期なのを本当に誇りに思います」とマイク、その後林下は「よく聞け、これがプロレスラーだ」と一言言って去っていきました。
一方のフワちゃんは、前回とは違って生活全部プロレスだった、と話した上で「芸能人だから勝てると思った」と告白。まあ自分も見ててそう思わなくもありませんでしたが。でもしっかり「プロレスラーは凄い!勝てない!」とリスペクトを示し、そして、これから次は考える、と含みを持たせてマイクを置きました。
そしてその後葉月がしっかりと「お客さん!このあとやることはわかってますね!今夜の行列見てね!」としっかり番組アピール。拍手の中でフワちゃん、葉月組は去っていきました。(でも結局興行が終わったのが20:30、行列の放送開始が21:00だったんでリアルタイムでは見れませんでしたが...。)
そして行列の中では控室のフワちゃんに直撃。マシンガントークを繰り広げるフワちゃん、ゲストの武藤が「観客の声援はどうだったの?ブーイングは?」という「試合見てたんか?」っていう謎の質問してましたが。しかし今回は無駄にレスラーが後ろに立っていることもなく、葉月パイセンもしっかり字幕で紹介され、番宣のお礼を東野に言われるという見せ場をもらい、和やかな空気の中で番組は終わっていきました。
とにかく今回も凄かったフワちゃん。しかしそのフワちゃんを全部受け止め、基本技とジャーマンでのフィニッシュとしっかりと格の差を見せた林下詩美とスターダムの分厚さも見たように思います。日曜夜9時からしっかりフワちゃんを通じて「今の女子プロレス」をお茶の間に届けたスターダム。次があるかはわかりませんが、しっかりと世間にプロレスを届かせたと言えるでしょう。ありがとうフワちゃん!凄いよスターダム!
プロレスランキング参加中です!面白かったらクリックお願いします!