男マンの日記

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ガンバレ☆女子プロレス再始動は満員の横浜ラジアントホールから!「GanJo ReStart’23」観戦記

ガンジョ再始動は満員スタート!全3試合+エキシビジョンの濃密さ!

ガンバレ☆女子プロレスの再始動興行「ReStart'23」を横浜ラジアントホールに見に行ってきましたので遅ればせながら観戦記を書いていこうと思います。割と時間が経ってしまいましたが熱い興行だったので記録しておきます。とりあえずなにが驚いたってその客入り。横浜ラジアントホールという小さい会場ではありましたが観客数は満員の154人。事実上の再旗揚げ戦とはいえ全3試合+エキシビジョンでこの客数!それだけに会場にどこか熱気も感じさせてくれます。それだけに自然と興行も熱を帯びてくる予感。期待が高まります。

ちなみにこの興行に至るまでの軌跡についてはこちらのエントリをご参照ください。まなせゆうな体制でのガンジョ興行、そしてまなせ手術、欠場に立ち上がったYuuRIと長谷川美子、号泣しながらOKした大家健、熱い記者会見を経てこの興行が決定。ガンプロらしい「熱さ」を受け継いだ「ガンジョ」として再スタートを切ったのがわかります。

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そして、その興行のなりたちを裏付けるように、欠場中のまなせゆうなが興行開始前に呼び込まれ、ガンバレ☆女子プロレスのGMに任命されることに。その足でしっかりリングに立ったまなせは「GM=ガンバレ☆マネージャー」としてガンジョを支えることを宣言。まなせゆうなによって興行スタートが宣言されてガンバレ☆女子プロレスのまさにリスタート、興行名も「ReStart'23」となっているとおり、再出発のスタートを切ったのです。

 

 

興行スタート前に行われたエキシビジョン。練習生リアラの現在地

そして順番は前後しますが、その興行スタート前にエキシビジョンマッチが行われました。話題の「No.1キャバクラ嬢」リアラを春日萌花が迎え撃つエキシビジョンマッチ5分。個人的にはこの興行に行った目的の半分くらいがこれでした。

ロックアップからヘッドロック、首投げ、バックの取り合い、腕の取り合いと基本的な動きから入ったエキシビジョン。春日の厳しい蹴り、ストレッチ技に悶絶しますがカバーは返すリアラ。エルボーの打ち合いから丸め込み、ロープに飛んでのドロップキックは3連発で春日を倒してカバーするもカウント2.しかしこの次にあっさり逆エビ固めに捕らえられ、ロープに逃げようとするもリング中央に引きずり戻されて締め上げられたところでリアラギブアップ!

しかしエキシビジョンなので試合は続行。リアラのエルボーを春日が受けるも反撃の一発でリアラダウン。しかし立ち上がってエルボー連打、ドロップキック連打。最後は打点がだいぶ低くなり、再び逆エビに捕らえられるもここで5分経過のゴング。リアラのエキシビジョンは終了しました。

 

個人的には技はまだほぼないものの、エルボー、ドロップキック連発で気持ちは見せていったリアラ。受けて立った春日も少し笑みをうかべていたこともあり、気持ちの部分に関しては見るものがあったのかな?と感じました。

特にスポーツ出身でもなく、運動神経が良さそうというタイプではないリアラ、キャバクラで働きながらも夢を捨てなかったその人生、その気持を見せるタイプのレスラーになってくれたら心に刺さるファイトを出来るんじゃないか、まさに「ガンプロらしい」レスラーになるんじゃないか、という印象を受けました。

そしてリアラのデビューに関しては大家代表含めスタッフで検討して決める、というアナウンスがありましたが5・5ガンプロ後楽園大会でのデビューが決定。デビュー戦の相手はこの日のメインを努めたYuuRI。勝利は難しいと思いますが、その中で何を見せるのか。人生を表現する「ザ・ノンフィクション」的ファイトを期待したいところです。

 

ガンジョ裏MVPはまなせあみ、そしてメインはYuuRIvs長谷川美子!

そして試合は進んでいき、チョコプロ勢のシングルマッチ「帯広さやかVS小石川メイ」ではスピーディーな試合で観客を沸かした末に帯広勝利。そしてセミファイナル(全3試合なので)のPPPVSガンジョ、春日萌花&「まなせゆうなの妹」まなせあみVSエチカ・ミヤビ&小橋マリカのタッグマッチ。

 

そしてここで弾けたのがまなせあみ。まなせゆうなのコスチュームにマスク姿、どこか体型も姉(?)に似ているまなせあみ、試合開始時に大きな声で握手しながら「よろしくおねがいしま~す!」と大声で挨拶。「いきます!」と大声でタッチを求めるとにかく無闇な元気さ、その頑張りとテンションに思わず会場から「アミ」コールが起きるほど。その後も泣き叫びながらのファイト、すべてをまなせゆうなばりのテンションで持っていきました。

そして個人的には東京女子時代以来の小橋マリカ。すっかりギャル感も強まり、しっかりとPPPの一員らしいプロレスをしていたのが感慨深いものがありました。

そしていよいよメインイベントYuuRIvs長谷川美子。ガンジョ同士のシングルマッチとなりましたが、試合はYuuRIが長谷川美子を引っ張る展開に。試合をリードする、というよりあえてヒール的なファイトで長谷川美子の奮起を則し、気持ちを引き出そうとしているように見えました。

 

長谷川美子もそれに応えてガンガンいったことで試合は白熱した展開に。YuuRIのサッカーボールキックで悶絶するもドロップキック連発で反撃、足へのドロップキックから足首固めとらしい攻めを見せていくなど思い切ってYuuRIを攻め込んでいきました。

そして終盤のエルボーの打ち合いでは打ち合うほどにどこか魂が解放されていった感もあり、コーナーからのクロスボディ、最後はYuuRIの初公開、スワントーンボムに沈んだ長谷川美子。しかしメインイベンターとして、ガンジョのメンバーとして興行を背負う覚悟を感じた一戦でした。

スワントーンボムでカウント3を奪うと同時に雄叫びを上げたYuuRI、聞けば試合直前に足首をひどく痛め、痛み止めを大量に飲みながらなんとかリングに上がったとのこと。それだけにメインの重責から開放されたような「勝ったぞ~!」の雄叫び。心に響く雄叫びでした。

そしてこの週末にJustTapOutでのタイトル戦を控えていた稲葉ともかの乱入もありましたが、最後には参加メンバーがリングイン、「ウイーアー!ガンバレ☆女子プロレス!」で締めたYuuRI。そして参加メンバーでの記念写真。

去っていくメンバー、思わずリング上で感極まるYuuRIに観客からの「ガンジョ」コール、YuuRIはマイクを使わず「みんな、ありがと~!」ガンジョ、みんなのエースが誕生した瞬間でした。

 

 

次のガンジョの大会は5月2日高島平大会。4月22日には王子でガンプロ3連戦、5月5日にはガンプロ後楽園と興行は続いていきます。今回は旗揚げ興行みたいなものなのである意味「ご祝儀」もあり3試合+エキシビジョンでラジアント満員になりましたが、次からはどう見せていくのか。

個人的には、他の女子団体よりいろんな紆余曲折、挫折を味わったメンバーの多いガンジョ勢のムキダシの人生をさらけ出し、魂をプロレスに乗っけていってくれれば今後も見ていきたいし、応援していきたいと思ってます。この日のメインを務めたYuuRIには特にその生き様を見せていくという強い意志を感じました。ガンプロのイズムを持つガンジョの人生劇場。ガンジョのリスタート、堪能しました!

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サイン会でのまなせあみ選手。人の良さとその独特のテンポ感が滲み出てました。

そしてサイン会での春日萌花選手。お姉さんへの腎臓移植で6月からしばらく欠場、という発表をされてましたがまた元気な姿を見せて欲しい。この興行を支えてたのはハルヒー選手でした。

そして「ガンジョのエース」YuuRI選手。ケガにもかかわらず逞しい笑顔でサイン会もこなしていました。一人のレスラーがエースになる瞬間を見た!良かったです!