男マンの日記

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ZERO1靖国神社奉納プロレス、風林火山タッグトーナメント優勝で横山佳和大歓喜!

11月25日、ZERO1恒例の靖国神社大会が行われたので行ってきました。とはいえコロナ禍の中では開催されず、今年の春予定だったのが悪天候のために延期、久々の靖国大会になりました。

 

私が最初に行って記事にした靖国大会が2016年3月。メインイベントは鈴木秀樹VS佐藤耕平の世界ヘビー級選手権試合でした。

3・27ZERO1靖国神社大会。「奉納プロレス 第13回大和神州ちからまつり」を堪能しました。乾杯! - 男マンの日記

そして次に行ったのが2020年。前田日明が祝詞を唱え、メインではNWAインタコンチネンタルタッグ選手権試合。チャンピオン岩崎永遠&佐藤嗣崇、挑戦者は火野裕士&クワイエット・ストーム。火野&ストーム組が勝利して大会を締めました。結構カオスで楽しい大会でした。

いきなりタイトルマッチ!曇り空に響く祝詞!11・3 ZERO1靖国神社大会観戦記 - 男マンの日記

そして今回。正直ZERO1靖国大会以外で靖国神社行くタイミングないんで久々の靖国神社。さすがに厳かな気持ちになりながら大鳥居をくぐって境内に。

そして靖国に来るたびに食べてる海軍カレー。最近流行りのスパイスが効いたタイプではなく、肉じゃがの延長のような素朴な味。ここでもなんとなく厳かな気分になりつつも美味しく頂きました。うんうん。うましうまし。

そして靖国神社の奥の方にある相撲場に。今回は入場無料&缶コーヒーをもらえるありがたいシステム。さすがに肌寒い空気の中ではありますが観客はけっこう多く、会場は盛況。着いた時はちょうど神主さんがお祓いをしているタイミングでした。

リング3方向にはイスが設置されていましたが、正面側にはお花見システムでブルーシートが敷かれていました。そこで靴を脱いでくつろぎながらのプロレス観戦。なかなか快適な体験でした。そんなこんなしているうちにお祓いは終了。

そしてZERO1靖国大会といえばおなじみイエス!高須クリニック!こと高須院長。この日も建物の中でゴキゲンに観戦。観客からダニエル・ブライアンばりに「イエス!イエス!イエス!」コールが起きる中、後ろに西原理恵子、そしてなぜか横にビートきよしと観戦してました。今回も大会の冠は「高須クリニックpresents」スポンサー様は神様です!

そんな中、有志による太鼓パフォーマンスが行われて試合開始。さすが「神州ちから祭り」観客もお祭り感を感じつつのスタートです。

そして試合スタート。今回の目玉は風林火山タッグトーナメント23。

もともとの参加チームは

田中将斗&横山佳和

浜亮太&朱鷺裕基

星野良&槙吾

北村彰基&井坂レオ

クリス・ヴァイス&菅原拓也

馬場拓海&斎藤拓海

佐藤嗣崇&不動力也

でしたが、この日の第二試合、第三試合で準決勝、メインが決勝戦。

というわけで、第一試合の菅原拓也&ヤス久保田&ヒデ久保田vs馬場拓海&永尾颯樹&朱鷺裕基からスタート。若手とベテランのぶつかりあいで会場を温めた第一試合は菅原拓也がラリアットで朱鷺を沈めて勝利。しっかりと差を見せました。

そして第二試合、トーナメント準決勝第一試合は北村彰基&井坂レオvs佐藤嗣崇&不動力也。とにかく試合開始とともに驚いたのは北村&井坂に対する声援の多さ!しかも子供の声援が多いのに驚きました。途中から一緒に見ていたフォロワーさんによると、北村も井坂も栃木プロレスに定期参戦中で、そこでのファンを連れてきているんじゃないか、とのこと。栃木プロレスは栃木のお祭りや野外会場での無料プロレスがメインなので子供が多く、この靖国での声援もほぼほぼ子供の声援。普段のプロレス会場では聞けない高音のあどけない声援が飛び交っていました。

一方の佐藤&不動組はベテラン&大型コンビ。当初はガンガン攻め込んでいきますが、その重厚な攻撃をなんとか受け止めた北村&井坂。二人の連携で井坂のスワントーンボム、ハンドスプリングエルボーで佐藤を排除、不動に北村が普道(ランニングニーアタック)を連続で叩き込んでカウント3。声援を味方にした北村&井坂組が決勝進出を果たしました。

 

 

第三試合は田中将斗&横山佳和vs星野良&槙吾。言わずと知れた田中&横山に対峙するのは今年の天下一Jr優勝者の星野良&元DEEPチャンピオンながらプロレスにも積極的に参戦している慎吾。こちらも第二試合と似た構図で星野&慎吾に声援が集中。しかしさすがに百戦錬磨の田中&横山組。星野&慎吾の奇襲を受け、その後もドロップキック連打を受けますが徐々に盛り返し、星野に対して横山のデスバレーボム、田中のスライディングD、横山のハリケーンドライバーはカットされるもダイビング・エルボーでカウント3。横山が星野を降して勝利を上げました。

この結果によりメインの決勝戦は北村彰基&井坂レオvs田中将斗&横山佳和となりました。まさに世代闘争!

その後、花鳥風月提供試合、謎のマーベラス・コーストプロレスリング提供試合と二試合連続でユルめの空気が流れた後に登場したのが黒潮”イケメン”二郎改め黒潮TOKYOジャパン!対戦相手の謎のWrestle-1感感じさせるマスクマン・バンビートとのシングルマッチはとにかくイケメン節炸裂!入場から会場の子供をイジり、試合も相撲場の天井をフル活用。声デカ客をイジっていったりとお祭りプロレスならではの魅せ方で盛り上がり、見事に空気をイケメン色に染め上げていました。試合もイケメンクラッチで勝利し、「大谷さんがんばってください!」と締めて退場。完璧な仕事をここで見せてもらいました。

 

そしていよいよメイン。

風林火山トーナメントの決勝戦北村彰基&井坂レオvs田中将斗&横山佳和。

第二試合、第三試合のように、今回も子供ファンの大歓声が北村&井坂組に降り注ぐ。今回は特に北村が入場時に子どもたち集めて円陣を組んだ(定番らしいです)のもあって、より北村&井坂がホームという感じに。

そうなると田中&横山がよりヒール寄りのムーブに降ってくる。最初はグラウンドでの攻防だったもののいきなり場外戦に。観客のテーブルをブン投げる田中、竹刀を振り回す横山。ブーイングというより悲鳴が飛び交う観客。いきなりボルテージ最高潮!どうなっんだこれ!観客の力って凄い!と思いながら見てると井坂が相撲場のトイレ天井からケブラーダ!定番の天井ダイブはKAMIKAZEからSUGI、そして井坂に受け継がれたようです。

いきなり温まりきった空気に乗って4人共ハイテンションで動きまくる展開。井坂が田中にフランケンシュタイナー、田中も垂直落下式ブレーンバスター、横山に北村がゼロ戦キックからの旋回式バスター、しかし横山も立ち上がって北村&井坂同時にスピアー、北村にデスバレーボム、田中がスライディングD、再び横山がデスバレーボムと攻め込み、試合のペースを掴んでいきます。

しかし北村&井坂組も飛び技で対抗、北村の流星キック、井坂のフロッグ・スプラッシュを横山に叩き込み再びの大歓声。ピンチを脱出したあとの大歓声はさらに凄いものがあります。

その勢いをかって北村がジャーマンからの普道で横山をフォールするもののこれは田中がカット。北村と井坂の合体攻撃は横山、田中が返してスピアー、スライディングD、ハリケーンドライバーと北村を二人で追い込んだ田中&横山組。井坂を田中が排除する間に横山がダイビングエルボー、初公開のリバース・マウンテン・ボムでカウント3!

田中将斗&横山佳和組が風林火山タッグトーナメントを制しました!

試合中はヒールムーブだった横山ですが、勝利した途端に大喜び。2010年デビュー、キャリア13年ながらも2AWタッグタイトル以外に目立ったタイトルのなかった横山が掴んだ栄光。これには会場もお祝いムード。北村、井坂は悔しがりますが、空気は横山を祝福していました。

試合後のマイク合戦では横山、田中が若手組に「ZERO1で一番元気なのはオッサン!オッサンがZERO1を変える」と豪語、北村も「新しいZERO1の景色を作る!」と返し、菅原拓也が「若い力で後楽園ホールを盛り上げろ」とエール。最後に横山が3・2・1・ZERO1!」で締め。今のゼロワンなりのハッピーエンドで興行は終了しました。

 

 

しかしこの1・1後楽園ホール大会、田中将斗、クリス・ヴァイス、菅原拓也、横山佳和が出場しないというアナウンスが。若手に任すってそういうこと?

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正直ZERO1はとにかく体制を安定させてほしいし、若手も出てきているのでその若手が安心して定着できるようにして欲しい。しかしまあ、そんなことばっかり言っててもしょうがないんでここはひとつこれで締めるしかない...。

イエス!高須クリニック!

あと、令和5年になっても工藤めぐみは可愛すぎました。ZERO1は聖家族!