ニコニコ超会議内で行われた超プロレスリング、なんか偶然いい席に座れたこともあり、写真バシャバシャ取りながら結構楽しんで見ていたわけです。セミファイナルまでは・・・。
今回は、メインで行われた
【DAY2 ラストマッチ ゼロテレビ みちのく三ちゃんねるSP〜みちのくプロレスinニコニコ超会議〜】
のはしたろう×剣舞 vs ボブ・サップ×高木三四郎 みちのくセコンド:三中元克
に関してちょっとだけ。
中身については多分来週~再来週あたりにTV放送すると思うのでそんなに触れませんが、結果的には普通に試合してました。そこに関しては思ったより楽しめました逆に。
まあそこら辺はどうでもよく(よくもないけど)全体を見終わって思ったのが、やっぱりこれは「TV番組の素材収録」であったということで、これは「公開収録」とは少し違う。
「公開収録」は、基本的に観客を意識したものだと思うわけです。あえて客を入れることで笑ってもらう、演者もそのためにサービスをする、という構造。まあ番組より長く回したりとか準備時間とか客も何かの役割を担うとかは有るでしょうが、それでも客を客として扱い、ある程度尊重するものだと思うわけです。
ただ、今回のめちゃイケパートに関しては、収録する側に観客が意識されていなかったというか。番組としてのストーリーが作られていて、そこに沿う画を撮ることだけにスタッフ、キャストが集中していた、観客が目に入っていなかったんじゃないかと感じてしまいました。
あらかじめ用意された展開を粛々と行い(そもそもの用意がかなりズサンだったことが岡村のANNで暴露されてましたが・・・。)メンバー乱入後も凄く盛り上がるわけでもなく、グダグダした展開が続いてもとりあえず続ける。そしてなんとか終わりまでたどり着いたらさっさと諦めて帰る。
一言で言うと「つまらなかった」となります。
まあそもそもの前提がそんなもんだ、と言われたらそれまでではありますが、一応メインイベントであるわけで。色んな面白い仕掛けがあるんだろうなーと思って見てると結構な肩透かしだったのでそこはがっかりしました。(逆に「これどうするつもりなんだろう・・・。」という興味がわく内容ではありましたが。)
これから放送ではありますが、実際に見た感じだと三中プロレスストーリーのかなりの核の部分をDDTメンバー(男色ディーノ、スーパー・ササダンゴ・マシン、高木三四郎)が担っていたので、これがどれだけ生かされているかを楽しみにしようと思っています。(というか、そこはみちのくプロレスとめちゃイケメンバーが担うべきだと思うんですが・・・。)
同じプロレス興業内での収録を行った「水曜日のダウンタウン」が上手かったのは、興行自体の邪魔をせず、気付いた観客が「得した」と思うような仕掛けを入れていたこと。実際、ツイッター上でも不評の声はほぼありませんでしたし、興行自体はTVの影もほぼ無いままに終了していました。
一方めちゃイケは、「超プロレスリング」というイベントのラストに大きく陣取り、村田アナ、鈴木健コンビを退場させて写真撮影も禁止(それまでの試合はOKでした)にしたあげくにおもいっきり滑る、というやっちゃいけないことをしたわけで。そこについては猛省をうながしたい。
ここまで書いてて気付いたんですが、プロレスに対してめちゃイケスタッフはあまり興味が無いんでしょう。メンバーの三中の使い所が無いんで何か特訓する材料として安く済みそうなみちのくプロレスを選び、みちのくプロレスを選んだんなら、ということでニコニコ超会議のイベント使って収録すれば簡単に済むだろうと。
前回の特番、今回の収録部分を見た限りだとそう言う風に映ってしまいます。みちのくプロレスやDDTをしっかりとリサーチして面白い部分を引き出そう、という努力があまり見られないのが哀しいところです。
ラジオで言っていたところだと、岡村は「プロレスファンは芸能人が乱入とかそういうのを嫌う」という意識を持っているそうですが(以前、全日本プロレスでブーイングされたのがトラウマになっている、とのことです)それはプロレスの文脈を無視したTV局や映画の宣伝のために土足でリングに入られるからファンは怒るわけで。
プロレス団体が繰り広げているストーリーやレスラーに対する敬意が感じられたら歓迎される(DDTだと山里亮太は歓迎のブーイングを受けていますし、LiLiCoがリングに上がってアイアンマンのベルトを獲った時も歓迎ムードでした)岡村がそういう機会に恵まれていないのはプロレスファンとして寂しい。今後、優秀なブレーンに恵まれ、歯車が噛み合っていい出会い方が出来るように願っています。
色々散らかしたまま帰っていっためちゃイケメンバーですが、高木三四郎の呼びかけに応えてリングに戻ってきたやべっちに救われました。ファンに気を使い、グダグダになったことを詫び、最後の締めまでリングに残って笑顔で去っていったやべっちのおかげで後味良く帰ることができました。ありがとうやべっち!めちゃイケはもっと頑張ってください!
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