大沖「わくわくろっこモーション」2巻購入して読みました。まったりとした面白さ。心地よい風呂に浸かるような面白さでした。
ちなみに1巻の内容紹介はこちら
寂れかけた 「ひしゃく商店街」 の会長に任命されてしまった女子高生 「ろっこ」 が、冴えない店々を救うために立ち上がる!おじさん成分高めでおくる地域活性コメディ、待望の第1巻。
そして2巻の内容紹介はこちら。
ひしゃく商店街大ピンチ!? 大沖が贈る商店街ギャグ第2巻!
ちょっとさびれた商店街・ひしゃく商店街の商店会長は、女子高生の東灘ろっこ。ろっこは商店街を救うため、商店主のおじさんたちを相手に大奮闘。今回も変なおじさんがいっぱい登場するよ☆
まあ、つまるところ主人公ろっこがあやしいおじさん相手にひたすらつっこみまくる漫画、と言えるでしょう。
かわいいけど無表情気味な女の子とそのクラスメイト、またどことなく蛭子能収のキャラっぽいおじさん店主のすっとぼけたやりとりが味わい深い作品となっております。
こんなかんじのやりとりが続きます。平和!
ただ、キャラクターの表情に似合わずページごとの情報量は多く、凄いスピードでギャグがくりだされそこにバシバシろっこが突っ込んでいくのはしゃべくり漫才か!と思わせるテンポ。また、コントのようなメタなツッコミあり、流していったら思わぬオチにつながっていたりと展開のバリエーションも豊富。つきなみですが、色んな笑いを楽しめます。
「ひしゃく商店街」、「東灘ろっこ」、「喫茶のびのび」など、人を喰ったネーミングの裏でかなり硬派な笑いを潜ませている。人を喰った感じを出しつつ中身は頑固者、みたいな感じでしょうか。違うか。
帯からも分かる通り、突っ込みどころ満載の店主たち。クセありすぎでしょう。なんかドヤ顔だったりして、表情もなんかおかしい。
大沖読者はすでにご存知でしょうが、この一見単調な構図、コマ割りが続く感じがテンポを生んで会話をすんなり読み進められる効果を生んでいる気がします。限りなく4コママンガっぽいテンポの中で繰り広げられるおかしな群像劇。漫才のような、シュールなコントのような、ホームドラマのような。
とにかくこの漫画を読むときは一回だら~っと流し読み、そこから今度は細かく読んでいくのをおすすめします。そうすると改めて色んなギャグが散りばめられているのに気付いたりする。一回で二度美味しい。そんな「わくわくろっこモーション」面白かったです。
以下のページから試し読みできるのでご一読を。
わくわくろっこモーション(1)<わくわくろっこモーション> (電撃コミックスEX)
- 作者: 大沖
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2015/02/26
- メディア: Kindle版
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わくわくろっこモーション(2)<わくわくろっこモーション> (電撃コミックスEX)
- 作者: 大沖
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2015/05/27
- メディア: Kindle版
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