さていよいよあと一週間となった1・4東京女子プロレス後楽園ホール大会。そもそもこの日に開催した理由が「新日本プロレスの東京ドームとハシゴする人がいるかもしれない」(大社長談)から。
新日本プロレスの「プロレスいこうぜ」動画
の向こうを張って、「東京女子プロレスいこうぜ」動画
を公開する始末(褒め言葉)
というわけで、とことん乗っかる時は乗っからないと!と、最近話題になったこのキャンペーンに勝手に乗っかる形で1・4後楽園ホール大会のカードを紹介していきます。元ネタはこちらから。
第一試合
優宇 vs のどかおねえさん
いきなり第一試合はデビュー戦同士のシングルマッチ。柔道歴15年、インターハイ出場歴のある優宇、そして「ちびっこにも大きなちびっこにも来て欲しい」という理由でこのリングネームにしたのどかおねえさん。新人の頃から作りこんでくるあたりがさすがの東京女子プロレス。期待と不安でいっぱいです。
第二試合
えーりん&滝川あずさ vs 辰巳リカ&小橋マリカ
本日デビューの小橋マリカはなんと中学二年生!2001年生まれ!2001年!そしてプロレスラーを志した理由がなんと大日本プロレスの商店街プロレスを見たから、というのが衝撃。リングネームも「アブドーラ・小林選手の“小”とフランク篤選手の本名・大橋の“橋”をとって「小橋マリカ」という意表を突くにも程がある由来。なんというか、この試合も期待と不安でいっぱいになりますが、一期生の辰巳リカが後輩を従えてお姉さんなところを見せられるのか。9月デビューの滝川あずさが意地を見せられるのか。えーりんは、まあえーりんでしょう。何というか、ガンバレ!
第三試合
清水愛 vs KANNA
今年の10月まで赤井沙希とともに「美威獅鬼軍」としてタッグを組んでいた2人のシングルマッチ。山下美優に敗れてベルト争いから脱落したKANNAが清水愛との試合で違いを見せ、再びトップ戦線に上がっていくことが出来るのか。清水愛が「声優がプロレスラーをしている」状態以上のものを見せることが出来るのか。東京女子プロレスの中に清水愛がいるのが当たり前になっている今日この頃。レスラーとしての価値を見せて欲しい所。
第四試合
のの子 vs ハイパーミサヲ vs MIZUHO
「Kカップレスラー」のの子、「卑怯なヒーロー」ハイパーミサヲ、「セクシーパニック」MIZUHOと、いわゆる色物ばかりが集まった3WAY。ある意味どのカードより東京女子らしいこのカードですが、果たしてちゃんと試合するのか?ただマイクで話して終わるのか?ただ力を抜いて箸休め的に見るのが丁度いいカードのような気がします。
第五試合
坂崎ユカ vs キャンディス・レラエ
初来日のキャンディス・レラエ(Candice LeRae)の動画はこちら。DDTに来日したジョーイ・ライアンのタッグパートナーとしてヤングバックスと闘ってます!凄い!
Candice LeRae & Joey Ryan vs The Young Bucks - Guerilla Warfare Match (PWG 27/07/2014)
そして対する坂崎ユカ。魔法少女キャラで不思議ちゃんですが、その身体能力の高さ、身軽さでの飛び技はなかなか凄い。トップロープに飛び乗ってのスワンダイブ式ボディプレスやロープを渡ってのドロップキック等、無重力系の技を得意とする彼女。おそらくこの試合が、東京女子のプロレスラーが初めて「ちゃんとした女子プロレスラー」と絡む瞬間になると思うので、それによりどういう化学反応が起きるのか。がっつりと勝負するのか。新しい女子プロレスが見れるのか。どうなんでしょう?
第六試合
赤宮サキ vs ミウラアカネ with ポイズン澤田JULIE
赤井沙希にそっくりなスケバン赤宮サキ、彼女に対抗するためにミウラアカネを改造人間にした流山の老人ことポイズン澤田JULIE。何というか何をどうツッコんでいいのかわからない感じになってますが、なにはともあれこれでパワーファイターとしてミウラアカネが覚醒するのか。赤宮サキに何か変化があるのか。どういうストーリーが描かれるのか。ただこの混沌に身を任せたいと思います。ボンヤリ見ます!全てを受け入れます!
第七試合 初代東京女子プロレス王座決定戦
中島翔子 vs 山下実優
そしてメインは東京女子初のベルトをかけた闘い。中島VS山下。9月22日に赤井沙希と闘い、勝利した中島。そこからコツコツ実績を積み上げた山下。今、東京女子の提供できる最高のカードとしてこのシングルマッチが組まれているという事実、他の女子プロレス団体と絡まず、全く違う形の進化をしてきた東京女子プロレスがこの後楽園ホールのメインでどんな試合を見せるのか。この2人が東京女子プロレスの未来、ひょっとして女子プロレスの未来を見せてくれるかもしれない、と最大限に期待してハードル上げて見ようと思います。
と、このように紹介してきましたが、1・4に向けての記者会見がアップされていました。中盤グダグダしますが、メインカードに向けての中島・山下2人の会見がぐっときました。特に中島の言葉。「みんなのベルト」への意気込み。「ビビってる」けど「ワクワクしてる、勝てるって思うんです」という相反する感情。9・22新宿FACEの赤井沙希戦を見ているだけに前のめりになってしまいます。
というわけで1・4東京女子プロレス後楽園ホール大会。チケットまだまだ発売中で特別リングサイド(売り切れ)以外は全席2000円。新日のついでにでも、足を運んでみてはいかがでしょうか。試合レベルは低かったりぎこちないところ、スベってるところあると思いますが、どこか引っかかるかもしれません。そんな東京女子プロレス。試合まであと一週間です!
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