7月2日、新宿村スタジオに東京女子プロレスを見に行きました。この機会に東京女子プロレスの魅力を少し書いておこうと思います。何故わざわざ見に行くのか、と。
今日本の女子プロレス団体で、プロレスの技量、技術レベルからすると東京女子は中くらいか下のほうに位置すると思います。スターダム、センダイガールズ、SEADLINNNGなどに比べ、平均レベルは明らかに下。WAVE,アイスリボン等は私があまり生観戦したことないんで比較は避けますが、決してプロレス的な技術のレベルが高い団体ではない。
ただ、だからつまらないかと言えばそうではなく、東京女子プロレスの中に色々なプロレスがある。キックを追求する山下美優、バックボーンの柔道を生かして強さを見せる優宇ら、真っ当に強さを求めるレスラーもいれば婚活の成就を目指す婚勝軍、あくまでアイドルとしての成功を目指す伊藤麻希ら、それぞれの女性がバラバラな目的を持ちつつリングに上がり、それぞれのプロレスがある。
その中から今までの女子プロレスとは違う何か。バラエティ的要素とスポーツ的な要素がおかしな融合をしてヘンなものが生み出されるんじゃないか?化学反応が起きるんじゃないか?という期待をさせてくれる団体が東京女子プロレスなのです。だからつい、時々生で見たくなる。そういうところがある
そして、山下美優、中島翔子、坂崎ユカといった初期メンバーのスキル向上、W-1のプロレス学校を卒業している才木玲佳、元LLPW、ブリバトとして闘っていた瑞希の参戦により女子プロレスとして安心して見れる試合も増えてきました(時々ヤバめの試合もありますが・・・。)
というわけで7・2の東京女子プロレス、試合をtwitter中心に振り返っていきます。
今日はここから #東京女子プロレス pic.twitter.com/SgBYqFAqCK
— 男マン(プロレス☆ブロガー) (@otokoman) July 2, 2017
前説開始 #東京女子プロレス pic.twitter.com/ZfJllJ5gGt
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ハイパーミサヲが元気そうでなにより。そろそろ復帰?
第1試合 才木vsのどかおねえさん。タックル合戦、エルボー合戦などの肉弾戦から才木がアルゼンチンをかわされてからのジャックハマーで勝利。女ゼウスか。 #東京女子プロレス
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才木が勝ちましたが、のどかおねえさんも突進系の技に活路を見出してガンガン行っていたのでタックル系の技を磨いて突貫ファイターとして開花して欲しい(そうなると、今のうたのおねえさんギミックと噛み合わなくなりそうですが)最近すこしづつ毒吐いたりしてるので、いっそキャラチェンジがあってもいいのではないでしょうか。
才木はジャックハマーを使うならぜひスピアーもモノにして欲しい。肉体に説得力があるので、パワー系の技をどんどん沢山使っていって一気にトップを狙って欲しい。期待してます!
のの子に普通に引く瑞希 #東京女子プロレス pic.twitter.com/pUStQQUOYN
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第2試合 のの子vs瑞希 次々におっぱいネタを繰り出すのの子、だいたい出し尽くしたところで瑞希フットスタンプ、ドロップキックなどで反撃。最後は見事にキューティースペシャルで投げきり勝利。一つ一つの技の精度といい、女子プロレスラーとしての力量の差が見えた試合。 #東京女子プロレス
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瑞希の「女子プロレスラー」としてのこなれたところや意外な気の強さなど、いいところの出た試合。のの子はおっぱいネタに終始しないで巨漢レスラーとしてプレス系の技、ラリアット等の肉弾系の技を基本に、おっぱいネタはおまけくらいにとどめておいたほうがいいのでは・・・。正直数年前に初めて見てからあまりレスラーとして進歩していない印象。シリアスモードもあったほうが広がりがあるんじゃないでしょうか。東京女子でデカくて重いレスラーは貴重なので頑張って欲しいのですが。
揉める二人、戸惑う優宇 #東京女子プロレス pic.twitter.com/bjTjiK6Lrq
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第3試合 優宇vs滝川あずさvs伊藤麻希 滝川と伊藤が揉めるところに優宇がおずおずと入っていって試合開始。なんか色々ありましたが優宇が二人同時にアキレス腱極めて勝利。あとは伊藤が豆腐プロレスに勝利宣言してました。 #東京女子プロレス
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まあ面白かったです。伊藤麻希は生き物として面白い。迷わずこのまま突き進んでほしいです。こういうワチャワチャした試合で優宇がどこまで存在感を出せるかが今後の課題か。
第4試合 中島vs黒音まほ 場外戦でのボディスラムからペースを掴んだ黒音、ラフ中心に攻め込むも中島もライダーキック、619などで対抗。ノーザンライトは阻まれるも、トップロープからのセントーンでカウント3。中島翔子、東京女子の中では抜群の安定感。黒音も健闘 #東京女子プロレス
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とにかく中島がいれば試合としてきちんと成立させてくれるという安心感が大きい。過去後楽園でも2回メインを努め、プリンセスカップでも過去3回中3回決勝進出している中島(第2回では優勝)東京女子プロレスになくてはならないレスラーといえるでしょう。
まなせゆうなvs辰巳リカ まなせデカい。ビッグブーツ、ヒッププレスなど肉弾系で攻め込むも辰巳が足攻めで返していく展開。まなせのカカト落としをブロックした辰巳がドラゴンスクリュー、スタナーで押さえこみ、返されたところをヒップアタックで押さえこんでカウント3。 #東京女子プロレス
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セミは辰巳リカが意地を見せた形。しかし辰巳リカはドラゴンスクリューが不安定でドキドキします。藤波、越中モチーフなのであればドラゴンスクリューはしっかり決めて欲しいところ。まなせゆうなは長身で足が長いので、ビッグブーツの迫力が凄かったです。
メイン 坂崎vs山下 緊張感あるグラウンドからゴツゴツとした攻防。セミまでとはボルテージの違うプロレス。山下のエルボー、蹴り、坂崎もグラウンドの足攻め主体に攻め込む。アティテュード・アジャストメントからの蹴りをかわした坂崎が旋回式魔法少女プレスで勝利。熱戦! #東京女子プロレス
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とにかくメインの見ごたえがあったこの大会。一期生の坂崎、山下の間でしっかりとしたプロレスでメインをきっちり締めました。このクオリティのメインが毎回行われれば東京女子はもっと伸びていくのではないか、と思わせました。ただ他の試合で行われている婚勝軍のコメディ要素、伊藤麻希の周りを巻き込むトーク等、いろんなものが混ざらずに、バラバラのまま突き進むのが東京女子プロレスの醍醐味。これからもごった煮のままそれぞれのレベルを上げていって、最後は見たこともない所に到達して頂きたい。とりあえず8月の後楽園大会の成功を願ってます!ガンバレ東京女子プロレス!
東京女子プロレス、メンバーそれぞれが想いを語るドキュメンタリー映画。面白いです。
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