男マンの日記

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11月19日 NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で内藤哲也登場。プロレス少年の顔とプロレスラーと。

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11月19日、NHKで放送された「プロフェッショナル 仕事の流儀▽少年の夢、リングの上へ~プロレスラー内藤哲也」を見ました。

基本的に今年、レスラーが取り上げられるTV番組は極力見るようにしていて、棚橋出演の情熱大陸、映画ですが「パパはわるものチャンピオン」、アメトークの「WWE芸人」、クローズアップ現代プラスのプロレス特集など、結構色々見てきたつもりです。

 

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そして感じたのは、棚橋については基本的にはリング上のイメージを壊すようなシーンなどは放送しない。そして新日本のレスラー特集になると、他団体は一切放送せず、名前も出さない、ということが徹底されていました。そのおかげでクローズアップ現代プラスのプロレス特集は、プロレス特集と銘打って登場したのは新日本プロレスとプロレスリング紫焔の二団体のみ、とおかしなことになっていました。

 

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そんなこともあったので、今回もさほど期待せずに見始めたんですが、最初から結構内藤の無邪気な面に迫っていく内容。試合会場に誰よりも早く入り、リングが組み立てられ、イスが並べられた無人の会場、会場の一番後ろからゆっくりと会場を眺め、写真を撮り嬉しそうな表情を浮かべる内藤。早くもプロレスファン的な一面をのぞかせます。

 

そもそもロスインゴを始める前はどベビーフェイスでただの新日ファン、プロレス好きです!っていうキャラクターだった内藤。現在ヒール(まあ、ロスインゴがヒールか、っていう点には諸説あると思いますけど)の立場にもかかわらず無防備な表情を見せてくる内藤。ここですでに自分の中では「棚橋の情熱大陸超え」を果たしました。おめでとう!いや、比べるもんでもないけど。

でもやっぱり、こういう番組をプヲタが見るときってやっぱりリングを降りた時の意外な一面とかを期待するじゃないですか。棚橋の情熱大陸は、リングを降りても頑張ってる元気な棚橋だったし、家族とのふれあいとか一切出てこなくてその部分を満たしてくれなかったのでがっかりしたものです。

 

それに加えて番組冒頭でその面を見せてくれたプロフェッショナル。さすが分かってらっしゃる。番組後半にも、実家に帰った内藤がプロレスグッズ・コレクションを披露してくれる、というただのプヲタ的一面を見せてくれたし、リングを降りた内藤が昔と変わらぬプヲタだった。それだけでもこの番組を見たかいがあったというものです。

 

   

 

いや、まあもちろん色々と思うところはありました。コスチューム着る前の内藤のラフな格好を見ると、やっぱり明らかに足が細くなっていて「ああ、やっぱりヒザ悪いんだな~」と思ったし、筋トレのシーンが何度か出てきましたが、下半身の筋トレはやってなかったように見えました。だんだん武藤化しているというか。

 

そこでできればもっと踏み込んで、ケガとの闘いについて聞いて欲しかった。個人的に、今年の内藤の試合内容は以前にまして受け身に回ることが多く、そもそもディスティーノが返し技っぽい技なので、よけいに相手に任せている感じが出てしまっている。それはこの番組の最後に持ってこられたVS鈴木みのる戦でもそうでした。

やられてやられて最後にほぼディスティーノ一発でフォール。下に貼ったエントリは同一カードの半年前の試合でしたが、展開としてはほぼこの試合と一緒でした。 G1に関しても受け身なファイトが多く、正直どこを目指しているのか分かりづらいポジションに今、内藤はいると思います。

 

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だからこそこの番組内でその葛藤に触れて欲しかった。贅沢だとはと思いますが、職業ならではの悩み、葛藤に深く触れていく、というのが番組のテーマだとすれば、今の内藤が抱える悩みはレスラーとして普遍的なものではないでしょうか。そこをわりとふんわり流して「今も夢を追いかけている」みたいにまとめてしまっているのがちょっと、もう一歩欲しかったな、と思いました。 

 

その他にも、番組でインタビューされた鈴木みのるファンが内藤にキレるみのるを見て「今までこんなに怖い鈴木みのるを見たことがない。これを引き出した内藤は凄い」とか言ってたのでさすがに「いや、お前は鈴木みのるの何を見てたんだ・・・。」とさすがにつぶやいてしまったり。いや、老害っぽいな~と反省しましたけど、UWFとかパンクラスとか・・・いや、それは古いからアレですけど、明らかにノアでもっとヒドいことしてただろとしか。でもちょっと古い他団体の映像とかを今の新日ファンが見る機会って全然無いだろうからしょうがないんですけどね。サムライTVが地上波で放送してるような、「パパはわるものチャンピオン」みたいな世界観だったら良かったんですが。

 

番組構成では、後半に「プロレスの必殺技」みたいなコーナーがあって、力道山からいきなりオカダとか棚橋に飛んだのにはさすがにビックリしました。いや、馬場とか猪木は?長州とか藤波は?三銃士は?そこまで飛ばすんだ!という。やんなくても写真ババババって出せるだろ別に。ここまですると意図的に切ったとしか思えないんですが、こういうところに今の新日の狭量さを勝手に見ちゃうんですよね。

いや、なんか別の理由かもしれないけど、新日のレスラーが出る番組に他団体や、新日の過去映像を取り扱うことに関して一定の規制があるように思えてしまう。そこが残念な部分でした。新日の復興を「プロレスの復興」と、新日本=プロレス、とリードしようとしているのも気になるところです。

 

   

 

まあ、今までのは言いがかりみたいな細かいとこですが、最後にひとつ気になったのが、必殺技についてのコメント。「さかあがりをヒントに編み出したディスティーノ」というナレーションにも「ん?」と思いましたが、オカダが、なぜ必殺技を受けるのか、と聞かれた時に「避けたら他の競技と一緒、プロレスは避けない。受けて、返していくからこそ、それがプロレス、”受けの美学”」とコメントし、内藤が「勝ち負けで考えれば、あんなことまったくやる必要ない、その無駄な部分がプロレスの魅力」とコメントしました。

 

そして、その後、試合後のシーンでも「勝った負けた、そんな小さなことのためにオレはプロレスしてないですよ」というコメントもありました。

 

しかし、プロレスはやはり勝ち負けを競うもの。観客もそれを期待して見に来ている、という面は多いでしょう。そのレスラー本人が必殺技を「勝ち負けについて関係ない」と言ってしまっていいのか。勝敗を「小さいもの」としてしまっていいのか。そこは思わずう~ん、と唸ってしまいました。心を打つのが大事なのもわかるし、技を受ける美学もわかりますが、それであっても勝ち負けに関してはこだわっていて欲しかった。プロレスという格闘技を闘う競技者として、そこについての理屈は持っておいて欲しかったというのが正直なところです。 

 

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後半いろいろ言ってしまいましたが、この番組を見て、内藤に好ましいものを感じたのは確かです。プロレスラーになっても、プロレスファンだった内藤少年に向かい合い、それによりファンが何を見たいか、を考えている内藤。内藤の人としての魅力を引き出してくれたいい番組だった、と言えると思います。

 

あと、ここに出てくるファンを見ていて、スレてしまった自分を改めて自覚してしまいました。もう戻れないんかな~、自分は自分なりに純粋にプロレス見てるつもりなんですけどね・・・・。将来プロレスラーになりたい、とキラキラとした目で語る少年を見ると、なんというか、内藤いい仕事してるな~、プロレスラーっていいな~、と思いました。ガンバレ内藤!あとヒザ治して!お願いだから!