男マンの日記

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NHKドラマ版「昭和元禄落語心中」六話感想。菊比古&助六タイムから一気に悲劇へ!

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前回に引き続き昭和元禄落語心中第六話をNHKオンデマンドで視聴しました。いよいよ「八雲と助六編」の締めくくりとなる第九話。トラウマ回でもありますが、まあそれはしょうがない。しかし、思いの外八雲(菊比古)と助六のイイシーン満載だったので、そこら編中心に振り返っていきます。今までの感想はこちらから。

 

 

 

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第六話「心中」

助六のもとを訪れた菊比古。みよ吉の故郷である四国に居た助六と再開し、落語を再び始めるように説得するが応じない助六。菊比古は、荒れた家に住み、借金を抱える助六を世話することで心変わりさせようとします。

原作の四巻「八雲と助六編」其の八、五巻「八雲と助六編」其の九をもとにしているこの第六話「心中」。そもそも八雲が与太郎に語っている昔話であるこの「八雲と助六編」がドラマ上で完結するこのドラマ第六話。冒頭は二人の再会から始まります。

 

みよ吉が出ていった家の中で小夏と二人暮らしの助六。そこに訪れた菊比古。小夏がいるとはいえ、状況としてはドラマ二話あたりの二人暮らしのシチュエーションに近い感じになっていくのです。これは私大好物の展開。この二人がワイワイイチャイチャしてる場面がこのドラマで一番好きなんです私!

あの頃のように、助六を叱咤激励し、家を片付けて仕事を見つけて共に働き、小夏とも徐々に馴染んでいく菊比古。そして、やさぐれていたのが活気を少しづつ取り戻し、小夏の前で2人で落語をするシーンも。このときの小夏の幸せそうな表情(小夏役の子が凄く達者で驚きました)楽しそうな助六、そしてなんといっても慈しむような目で助六を眺める菊比古の表情がとてもいい。本当に幸せさを感じさせてくれます。本当にいいシーンでした。

 

そして地元で落語界を開き、助六を引っ張り出そうとする菊比古ですが、ここから少しずつ暗雲が。そう、みよ吉が徐々にそのことに感づいていくのです。

みよ吉は頑なに助六が落語を演ることに反対し、それもあって真面目に働こうとした助六。しかし助六は落語に未練もあり、それもあって自堕落な生活になっていました。しかし働いて金を助六に渡していたみよ吉。そのときに助六の変化に気づき、そして同僚にチラシを見せられて落語界の存在を知り、菊比古が四国に来ていることも知るのです。そしてこれが悲劇の始まりに・・・。

  

昭和元禄落語心中(4) (ITANコミックス)

昭和元禄落語心中(4) (ITANコミックス)

 
昭和元禄落語心中(4) (KCx)

昭和元禄落語心中(4) (KCx)

 
昭和元禄落語心中(5) (ITANコミックス)

昭和元禄落語心中(5) (ITANコミックス)

 
昭和元禄落語心中(5) (KCx)

昭和元禄落語心中(5) (KCx)

 

  

しかし落語界は行われ、久々に上がった高座で「芝浜」を演る助六。これが素晴らしい出来だったことに喜び、菊比古を抱きしめて喜ぶ助六。めでたしめでたし・・・。といけばいいのですが、そうはいかない。

落語会に訪れたみよ吉が、部屋で一人の菊比古のもとに訪れるのです。迫られる菊比古、感情が爆発し、抱きしめあい、口づけを重ねる2人。しかしそこに訪れた助六。口論になり、落語をやめて悔い改めることを改めてみよ吉に誓う助六、しかしそれを聞いていたみよ吉はもたれていた窓の手すりが壊れ、その拍子に窓から外に落ちそうに。それをなんとか救う助六も道連れになりそうなところを必死に掴む菊比古。頑張って食い止めようとしますが、助六がその手を振り払い、みよ吉と菊比古は窓から落ち、死んでいくのです。 

 

   

結果、不幸な結末を迎えてしまった菊比古、助六、みよ吉の関係。菊比古は小夏を引き取り、育てることを決意します。こうして「八雲と助六編」は終わり、再び舞台は第一話から続く現代(といっても昭和50年代ですが)に戻ることになります。

最後に悲劇が待っているとはいえ、やはり菊比古と助六が2人でいる場面はいい雰囲気ですし、ふたりとも魅力的に写りました。だからこそより、みよ吉の切なさ、哀しさが際立つというもの。いろいろなイイシーンを見せてもらった第六話「心中」良かったです。そして「あ~、八雲と助六編終わっちゃったな~」という感情も。というわけで第七話からは「助六再び編」へ。というわけで、今回はこのへんで。それではまた!