男マンの日記

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1・3DDT後楽園ホール大会ネット観戦記。触れたら火傷する闘い、竹下幸之介VS青木真也!

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1・3DDT後楽園ホール大会ネット観戦記。新年3000円興行!

新年!というわけで、先日アップした全日本プロレス後楽園大会に続き、夜のDDT後楽園大会もネット観戦したので観戦記をアップします。特に大きなテーマのある大会ではないですが、3000円興行なので全戦15分1本勝負。ゆるっと感想やっていこうかな、というノリなのでそんな感じでお読みください。

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まずは新年の例のテーマ曲に乗ってDDT全選手(たぶん)が入場。大社長、赤井沙希、遠藤哲哉、竹下幸之介、HARASHIMAが挨拶。っていうか年男のHARASHIMA、48歳なんだ!若い!フォロモンズは何かを警戒されてかリング外。伊橋剛太もひっそりと来てました。

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オープニングマッチ KO-D10人タッグ選手権試合

<王者組>大鷲透&アントーニオ本多&平田一喜&ヨシヒコ
vs
<挑戦者組>高木三四郎&彰人&高尾蒼馬&伊橋剛太&石田有輝

※第6代王者組の初防衛戦。

このタイトル、前回までは8人タッグでしたが今回からは10人タッグ。なので挑戦者は5人ですが、チャンピオンは増員が認められないため4人、ということでハンディキャップマッチに。なんか謎ルール。

 

いきなり幕間Vでシバターと久保優太の八百長騒動をイジる。平田が大社長に1Rは踊りたいので踊り終わったら本気でやりましょう、とLINE。発見する鷲関。

試合開始後も大社長が平田に飛びつき腕十字。

その後ヨシヒコ大活躍で大回転からの輪廻転生で石田を抑え込むも高尾さんカット。基本ヨシヒコにつれない高尾さん、平田が体を張ってヨシヒコをかばうも相手5人がかりでボコボコに。高尾、とどめのフライングボディプレスはよけられて両者入り乱れる乱戦に。

鷲関のルーチャ炸裂からのアントーニオ転倒からのごんぎつね。しかし伊橋のへそにアントンのごんぎつね、平田の手刀が吸い込まれて投げ飛ばされ、伊橋コーナーからのムーンサルトを狙ったところにヨシヒコ逆打ち、アントンのシャイニングごんぎつねからの平田腕ひしぎ十字固めで伊橋ギブアップ!これも久保VSシバターと同じ結末。大鷲&アントン’&平田&ヨシヒコ組が防衛しました。平田ダンス!

 

というわけで次もハンディキャップマッチになるんでしょうか。謎。一人増やせばいいのに。まあ、ネタがぎゅっと短くされてて楽しめました。

第二試合

男色“ダンディ”ディーノ&飯野“セクシー”雄貴&今成"ファンタスティック"夢人
vs

火野裕士&小嶋斗偉&高鹿佑也

実はフェロモンズの試合フルで見るの初めてだったりする。フェロモンズってディーノが男色殺法をふんわり生かしたまま出来る、ということで「セクシー」が合言葉なんじゃないか。知らないですが。

出るのイヤがってましたが、火野と飯野のチョップ合戦は迫力、そしてセクシーシーソーからのセクシー餅つきはかなり悪夢的な必殺技でした。喰らいまくった小嶋が心底可愛そうになるというか。結局飯野の股間に顔を埋められたままでのディーノの逆エビ固めは火野のカットで助かりますが、結果、小嶋が男色ドライバーで沈む結果に。

そしてマイクでディーノ「サムライTV出禁のワタシ、フェロモンズでバトル☆メンに乗り込んで潰してやる!」と宣言。というか、フェロモンズがインディ大賞のベストユニットだったの初めて知りました。

正直ネタの中身からしたらちょっと長く感じました。あと、1,2試合目でショートコメディマッチ、ロングコメディマッチと続いたのがくどかったか。

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第三試合 スペシャルミックストタッグマッチ

勝俣瞬馬&赤井沙希vs高梨将弘&雪妃真矢

急に前の試合とテイストが変わった試合。雪妃真矢はフリーとして初参戦ということ。当初は勝俣VS雪妃、高梨VS赤井の組み合わせで試合が進むも、互いにコーナーに待機するところに蹴りを入れるなど意識しあっていた赤井と雪妃。試合が進むごとに雪妃も勝俣に一歩も引かず蹴りを叩き込み、いよいよ赤井VS雪妃に。互いの攻撃の読み合いから赤井のビッグブーツからのエルボー合戦に。意地の張り合いから赤井のカッター、雪妃のトラースキック、ハイキック相打ちから両者ダウン!

入れ替わりで高梨VS勝俣へ。そして勝俣が赤井を呼び込むもそこは高梨、巧みに二人を翻弄、結果、赤井の首を抱える体制になった勝俣にラリアット、赤井がDDTを食らう形になり離脱、勝俣のアウフグース、ボディプレスが決まるも雪妃カット、高梨のタカタニックは勝俣がこらえるも雪妃のキックで高梨丸め込み、返す刀で赤井がカットしようとするも誤爆、すかさずオクラホマロールで丸め込んだ高梨がカウント3!うまい!

そこから雪妃真矢が赤井沙希にDDT継続参戦を匂わせつつ宣戦布告。楽しみです。

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第四試合 スペシャルシングルマッチ

クリス・ブルックスvsポコたん

ポコたんを前に怪訝な表情のクリス、普通に試合が進んでいくもチョップが強力だったり、クロスチョップを見せたり、場外に飛ぼうとしたりしているうちにだんだんクリスが厳しくなっていき、鉄柵に振ったり押し付けて上から踏みつけたりと鬼畜の所業。

コーナーにもたれたクリスに突っ込んできたところへの延髄斬りで顔が取れるハプニングがありつつも試合続行。終盤新日レスラーの技オンパレードで攻めてきたポコたんに、トップロープからのダイビングフットスタンプで顔を潰されたポコたんがレフェリーストップ負け。ヒドい仕打ち...。

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そしてポコたんが去ると同時に暗転、ヨシヒコのテーマが流れてバルコニーダイブからクリスに襲いかかったヨシヒコ。クリスがシングルマッチを要求、今林さんが呑む形で決定。結局ポコたんの中身と関係あるのかどうなのか?色々謎のまま次回に続く。どうなるんでしょうか。というかまあ、試合は面白かったですが、今後の流れにはそんな興味がわかないというか。ポコたんの中身が衝撃的な人だった、とかいう理由だったらアレですが。

第五試合 スペシャルタッグマッチ

佐々木大輔&MJポーvs坂口征夫&上野勇希

先発の坂口とポー、意外にも静かに寝技の攻防から。しっかりと対応するポー。一転佐々木と上野のマッチアップになるとスピーディーなやりとりから上野のコルパタで佐々木場外に。それをきっかけにポーがリング内に入って乱戦に、上野を場外で二人がかりで痛めつける。このコンビネーションはさすが。そしてリングに戻ると一転、カリスマとポーリーが交互にゆったりと痛めつけていく。この緩急もさすがです。

しかしなんとか上野にタッチすると坂口無双。コーナーの佐々木を蹴り飛ばし、ポーリーを蹴りまくってからの腕十字。これを持ち上げて外したポーリーは毒針エルボーからスリーパーホールド。坂口を苦しめる。

なんとかタッチした坂口、佐々木VS上野のマッチアップになり、ペディグリーからクロスフェースを食らうもなんとかエスケープ、しかし一度乱戦になってから再びクロスフェース、ここはなんとか坂口がカットするもコーナーからダイビングエルボーを狙う佐々木、しかし登って阻止した上野、坂口の膝蹴りを呼び込み、ブリザードスープレックスもこれはポーリーがカット。するとハーフネルソンからジャーマンとつなぐもカウント2,残り20秒からムーンサルトはかわされ、クロスフェースを丸め込み、佐々木が返したところで15分タイムアップ、引き分けとなりました。面白かった!全員良かった!また坂口&上野タッグ見たくなりました。

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第六試合

樋口和貞vs岡谷英樹

イラプション入りを直訴中の岡谷、樋口にいきなりエルボーで突っ込むも全て弾かれる岡谷、チョップ連打を挑むも一発で倒され、とにかく圧倒されてしまう。何発も入れても一発で弾き返される繰り返し。キャメルクラッチに捉えられてうめき、ショルダータックルで倒され、フォールされて何とか返す。ミサイルキックを放っても倒れない。ブレーンクローで締め上げられて悲鳴を上げ、しかしロープに振られてチョップを交わしてのネックブリーカーでなんとか倒してブルドッキング・ヘッドロックでカウント2を奪う。

しかしノーザンライト・スープレックスは引き剥がされて投げられず。追い打ちの逆水平チョップには倒れない。徐々に気合を表に出していく岡谷。エプロンでのノーザンライトはこらえられ、お返しにエプロンへのチョークスラム!これは痛い!

フラフラのままカウント14でリングに戻った岡谷、チョップを受けて倒れるも気合で立ち上がり、観客からは大きな拍手が起きるように。しまいにはがむしゃらに組み付いていく岡谷。組み付いてコーナーに押し込んでからのノーザンライト・スープレックス成功!カウント2!

しかしそこから走り込んだ岡谷にラリアットからアバラッシュホールド、しかし返す岡谷。とどめとばかりに樋口も変形のバックブリーカー!しかしギブアップしない岡谷!たまらず坂口がタオルを投げてレフェリーストップで樋口勝利。しかし最後までギブアップしないその姿勢を認められたか、イラプション入りを認められた岡谷。最後まで折れない心を見せつけられた一戦でした。最後に坂口に平手をかました岡谷。いい混乗してる!有望です!

 

セミファイナル

HARASHIMA&MAOvs遠藤哲哉&吉村直巳

タッグチャンピオン同士の吉村とHARASHIMAの、この日ならではのマッチアップからスタート。寝技で制圧しようとするHARASHIMA、力で返す吉村、新鮮です。

MAOが遠藤を辱めたり、恥ずかしさでタッチを求める遠藤を吉村がスルーしたり、遠藤がサスケスペシャルで飛んだり、HARASHIMAが「あけましておめでトウッ!」と、新春ライダーキックを見せたりと、いい意味で遊びがありつつも激しい展開。

その後の吉村、HARASHIMAのマッチアップでは吉村が思いっきり力でぶつかっていき、HARASHIMAも真っ向から受け止める。凄い、凄すぎる48歳。

一方、なぜか遠藤相手だとイキイキするMAO、連打からのアッパー掌底などで攻め込みますが遠藤もゆりかもめで対抗。しかし洗濯バサミで締め上げるMAO。順調に骨法をプロレス技に取り入れてるようです。

残り3分になり、吉村とHARASHIMAがやりあって場外へ。MAOと遠藤のマッチアップとなり、スパニッシュフライ、シューティングスタープレスとたたみこんだ遠藤哲哉がMAOを抑えて勝利。幸先の良い勝利を上げました。オチャメな遠藤哲哉、激しい遠藤哲哉、かっこいい遠藤哲哉。色々な遠藤哲哉を見れた試合でした。

メインイベント DDT25周年開幕記念スペシャルシングルマッチ

竹下幸之介 vs 青木真也

セコンドに宇野薫、ロックアップからスタートし、竹下がロープに押し込んでブレイク。再開後バックの取り合いとなり、激しく攻守交代してから再び竹下がバックを取る。ニヤリと笑った青木がバックを取り返すもロープブレイク。

今度は手四つに組み、力比べは竹下が優勢になるもいなして倒し、バックに回る青木、回転してネックロックからヘッドロックで締め上げる竹下。要所要所で竹下が優勢か。なんとか抜けた青木がバックを取り、丸め込みの要領で竹下を転がし、そのまま肩をつけてフォールするもカウント2。

再開後、アームロックの取り合いになり、青木が回転して引き込んでからグラウンドへ。腕を取り合った後青木が腕ひしぎ十字固めの体勢からそのまま丸め込みを狙うもカウント2。一度離れ、シングルレッグでテイクダウンに行く竹下、倒れるも下から三角絞めを狙う青木、肩をつけてフォールカウントを取ったところで逆エビの体制になりウォール・オブ・タケシタに。ぎりぎりと締め上げるも何とかロープへ。苦しい表情の青木。冷静な竹下。青木のタックルを避けてひっくり返してフォールに。カウント2。そこから力任せに引っこ抜きジャーマンを狙うも足を取られてブレイク。

グラウンドでバックを取り、足を胴に絡めて外道クラッチの容量で丸め込むもカウント2、蒼きヨーロピアンクラッチを仕掛けるもやり返す竹下、カウント2、青木、ダイヤル固め連発も竹下に逆にスリーパーホールドに取られてロープエスケープ。

組んだところから飛びつき腕十字、しかしハズして起き上がらせたところにラリアット、パワーボムを狙うも絡みついた青木がそのままスリーパーからコブラツイスト狙いも竹下エスケープ、立ち上がった両者、青木が手四つから足を絡め、バックを取ってスタンドでスリーパーホールド狙いから竹下に尻もちをつかせて締め上げるも、バックを取った竹下、ジャーマンを狙うも前回転して青木が抑え込むもカウント2,竹下が腕十字を狙い、青木が身体を浴びせて肩をつけカウント2、竹下が三角絞めの体勢で絞り、青木タップしようとする体勢になるもリング中央のため届かず。竹下締め上げるもここでゴング、時間切れ引き分け!

 

しかしすかさず竹下、マイクを取り「青木さん、白黒つけましょう」で青木も了承、GMも了承して延長ケッテー!5分延長!

青木いきなり飛びつき腕十字も竹下抑え込みカウント2,しかしすかさず脇固めに取る青木、なんとか竹下ロープへ。

場外に逃れた竹下になんとトペで飛び込む青木、しかしそれをキャッチした竹下が場外垂直落下式ブレーンバスター、そこからムリヤリ竹下がリングに戻してジャーマンからアームロックに。青木真也ギブアップ!竹下幸之介勝利!正直決着付くと思わなかったのでビックリしました。

 

そして二人のマイクも良かった。

青木「負けたオレからこれだけは言える、お前がいるからここはメジャーだ」

竹下「勝った僕からこれだけは言える、またやりましょう!」

認めあっている二人、抱き合う姿からもそれは伝わってきました。

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そして青木が去った後、3月のDDT25周年大会への意気込みを話している途中に遠藤哲哉が登場。

「竹下、俺がここにいる理由、お前なら分かるよな? DDT25周年、3年ぶりの両国国技館大会、メインイベント、俺しかいないだろ」と語り、3・25両国での挑戦が決定。メインカードが決定しました。

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まとめ

久々にDDTの興行フルで見ましたが、相変わらずバラエティに富んでて楽しみでした。ただ、1・2試合目はどちらかでいいというか。もうちょっと散らすかしてほしかったですが。雪妃真矢がどういうスパイスになってくるかにも期待。イラプションも増えたりし、新生BURNINGが活動開始してたり色々と動いている印象でした。

そして、早速決まった竹下幸之介VS遠藤哲哉。なるほど感はありますが、ただ例えば樋口和貞とか上野勇希、MAO達はどう思っているのかな、というのもありました。

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そして青木真也がこれからどう絡んでいくのか。DDTの「強さ」はどこまで押し出していくのか。私は青木真也VS秋山準とか見てみたいです。この日の青木真也はマイク含めてよかったし、私が「プロレスラー青木真也」を見た中ではベストだった。竹下も良かった。試合自体はプロレスならではの、終盤に向けて攻防を積み重ねて盛り上がっていく、というよりはスパーリングの繰り返しのような構成でしたが、緊張感がキレずに続いていったのと、延長線で竹下のモンスターっぷり&極めの強さが見れたのが良かった。メインがこれで興行がぐっと締まったように感じました。これからもちゃんとDDT見よう、と思わせる興行でした。今年もよろしくおねがいします!