横浜NAKED LOFT初参戦!骨法トークイベント開幕!
4月22日、NAKED LOFT横浜で行われた骨法トークショーに行ってきました。もともと新大久保にあったNAKED LOFTですが、横浜に移転してから行ったのは初めて。横浜駅南口、相鉄ムービル3階。初めて行きました。
今日はここから
— 男マン@skebはじめました (@otokoman) 2022年4月22日
#骨法
#nakedloft pic.twitter.com/Svk01sW5U3
このトークショー、骨法について発信している中川カール(@n777karl)さんが中心となって行っているもので、一度目は浅草橋で行われ、今回は二度目。ゲストにアブダビコンバット出場、その他DEEP、ZST等で活躍した”エセ骨法”こと矢野卓見さんが登場。そして西口プロレスでおなじみの焙煎たがい。司会はエル・カブキのお二人でした。
ちなみに焙煎たがい選手、このツイートに貼ってある画像で坂口拓のウエイブパンチを食らってビクともしなかったことでも(骨法界隈で)一部有名になってました。
あさって金曜!
— エル上田(エル・カブキ) (@el_ueda) 2022年4月20日
22(金)
令和の骨法トークライブ第二弾
「令和に平成の骨法を語る」
【出演】
矢野卓見
焙煎たがい。
中川カ~ル
【司会】
エル・カブキ(骨法漫才2作目も披露!?)
19:00~ネイキッドロフト横浜&配信
※詳細 予約https://t.co/IPFFDJXH2D pic.twitter.com/T1yxeAJfBh
トークショー自体は元骨法門下生の3人が当時の思い出について語っていく、というもの。「骨法」とは、堀部正史という癖の強い人物が作り上げた、というか現在に蘇らせた武術であり、東中野に道場があり、1980年代~90年代に一大ムーブメントを起こし、格闘技通信等にも掲載され、若手時代の船木誠勝、獣神サンダーライガー(の中の人)が通ってたことでも有名でした。その後総合格闘技で結果を出せずに表舞台から姿を消したことと、堀部師範のその独特の風貌から最近では色々とネタにされる存在となっていました。こちらとか。
家で骨法。 pic.twitter.com/nMq2XnODAs
— キング・ミダラ (@KingMidara) 2020年4月13日
しかし、骨法初期の会員中川カ~ルさん(会員番号229)、骨法全盛期~後期の会員矢野卓見さん(会員番号1628)、焙煎たがい。さん(会員番号1503)の3人が体感した骨法がそれぞれ違い、骨法がかなりの変遷を辿ってきたことが3人の話から分かります。
バリバリ打撃系格闘技でスパーリング中心、掌底を一気にメジャーにした初期骨法。中川カ~ルさんが在籍していたこの時期、後にパンクラス主要メンバーとなる廣戸聡一氏も在籍。船木、ライガーも通っていて、実際ファイトスタイルにも骨法の影響を受けていました。船木も骨法の構えから試合に入っていたほど。骨法&ストロングスタイルのプロレスが繰り広げられていました。
87イヤーエンド・イン国技館 1987年12月27日 両国国技館 山田恵一 VS 船木優治
しかしその後、日本の格闘技を全てひっくり返すくらいの騒動となったグレイシー・ショック、また、主要メンバーが脱退したことに伴って大幅なスタイルチェンジ。寝技が徐々に中心になり、徐々に型稽古が多くなっていったのがヤノタクさん、たがい。さんが在籍していた時代。「骨法の祭典」を後楽園ホールで行うなどして露出は増えましたが、その後総合格闘技で敗北したこともあり、徐々に表舞台からフェーどアウトしていくことになりました。
このトークイベントの様子はツイキャスでチケット購入により聞くことが可能。あの時代ならではのコクのあるエピソード満載。練習していたヤノタクさんのもとに堀部師範が乗り込んできた話とか、独特すぎる寝技の型を初めてたがい。さんがドン引きした話とか、強さがあるにもかかわらず、嫉妬深くてどこか可愛げのある堀部師範話に花が咲くトークショーでした。
令和の骨法の祭典終了。中川カールさん、矢野卓見さん、焙煎たがいさん、元道場生の皆さんがツッコミを入れながら骨法愛、堀部師範愛に溢れてる事がわかるイベントでした。
— 男マン@skebはじめました (@otokoman) 2022年4月22日
#骨法 #nakedloft pic.twitter.com/SIAkzfDvCM
とにかく骨法に関しては強さを追求する人々が集まり、一時期ではありますが格闘技界にひとつのムーブメントを起こしたのは確か。そこには本物の強さがあったし、本当に強い人達もいた、ということが、このトークショーを聞いて感じたことでした。ネタとして消費するだけではなく、我々はもう少し骨法と向き合うべきじゃないか。そんな感想を持ったこの「令和に平成の骨法を語る」でした。
骨法を学ぶ!参考記事&動画諸々紹介。
そして、私が読んで印象的だった骨法関連の記事、動画をまとめました。まずはメルマガ「Dropkick」のインタビュー。中川カ~ルさん、矢野卓見さんそれぞれインタビューを受けています。有料記事ですが、このトークショー見るような人は読む価値のある記事。コクのあるインタビューになってます。
そしてYOUTUBEチャンネル。中川カ~ルさんの「昭和骨法会チャンネル」、元門下生の方がやっている「骨法・格闘技CH-9D9」で技術実践を細かくやっているので見ていると時を忘れるほど。強さを追求した「武術」だったことが浮かび上がってきます。
そしてオススメ動画こちらから。
骨法VS空手のガチ試合。異種格闘技戦の醍醐味を感じます。
奥義「徹し」追求スペシャル。古の技術を発掘し、進化していく醍醐味を感じます
骨法についてのターザン山本インタビュー。こちらはプロレス・格闘技界で堀部師範、骨法がどういう存在だったのかについて聞いていくもの。アントニオ猪木との交流について、UWFに対しての功績についても語られています。全6話構成です。
と、しっかりと武術としての骨法、その強さに光を当てようとしているこのトークショー。安直にネタにするだけじゃなく、強い骨法、骨法が遺した影響について、色々と考えて見るのも面白いんじゃないでしょうか。こちらからは以上です。
ちなみに、DDTプロレスリングのMAO選手は骨法好きというか「エセ骨法」好き。以前公開練習で矢野卓見さんの道場に行ってました。道場の生活感!今でも通っているそうなので、今後「骨法を継ぐもの」として期待がもたれますが、ヤノタクさんによると「彼はエセ骨法のほうが好き」とのこと。