男マンの日記

マンガ、落語、お笑い、プロレス、格闘技を愛するCG屋の日記。

堀口恭司に救われた一日!超RIZIN&RIZIN38を見て感じた格闘技の色んな未来。

「あの」ハプニングから神興行へ。朝倉未来はスゴかった!

9月25日に行われた「超RIZIN」と「RIZIN38」をAbemaTVで見てました。昼の12時から始まって夜の8時まで。途中ハーフタイムショーがあったとはいえ8時間の長丁場でしたが、とにかく超RIZINのメイン以降の試合が全部面白かったです。

ちなみに「あの」ハプニングについてはこちら。榊原代表が過激な言葉を使いながら謝罪してました。しかし久々に「品性下劣」って言葉を聞きました...。

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まあ、これはこれとして後で書きますが、気を取り直してとりあえず超RIZINのメイン、フロイド・メイウェザーVS朝倉未来。

2Rの終了間際に食らった左ストレートでダウン、立ち上がれなかった朝倉未来のKO負け、となりましたが1R、2Rとアツい打ち合いを見せてくれました。

メイウェザーのコメントからして、どこまで本気だったか、どこまでコントロールしていたかは正直わかんないですが、何発か当てていたように見えたし(顔の向きで流していたようにも見えましたが)普通に見てて白熱してました。ボクシングガチ勢から見たらまあこんなもんか、っていうものなのかはちょっとわかりませんが、個人的には予想していたより上回るものを見せてくれました。

 

 

名勝負連発!「RIZIN38」は神興行の予感!

そしてハーフタイムショーをはさんでRIZIN38。第1試合の大原樹里VSルイス・グスタポからいきなりバチバチの殴り合い。圧力の差でグスタポが勝つも、大原が先に有効打入れてたらわからなかった、そんな台風みたいな試合でした。

第2試合の鈴木千裕VS萩原京平もスイングした好試合の末、打撃では押されていた鈴木千裕が寝技での技術で差を見せてバックチョークで勝利。第三試合のシビサイVSギブレインもバックチョークでシビサイが勝利。それぞれいいところの出た試合が続き、そして凄かったのが第3試合の扇久保博正VSキム・スーチョル。

大晦日のネット観戦機はこちら。ただただ感動の扇久保博正。男になりました。

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去年の大晦日、感動的なバンタム級トーナメント優勝から9ヶ月ぶりの試合となった扇久保。この試合に勝利して堀口戦か?といったところでしたが...。

とにかくキム・スーチョルが強い!扇久保も大晦日より打撃も進歩していたし、タックルにも何度か入りましたがそのたびにタックルを切り、逆に打撃でも打ち勝っていくスーチョル。2R、3Rではテイクダウンも奪い、扇久保の顔が腫れ上がる打撃を入れていきました。しかし互いに攻め込むも寝技でも打撃でもとにかく拮抗した攻防。極めを許さず、レベルの高いMMAを見せてくれました。緊張感が凄かった!

結果はキム・スーチョルの判定勝利。扇久保悔しい敗戦...。しかしこの日の中で最もレベルの高いMMAの試合だったように思います。とにかくふたりとも強かった。

 

 

女子トーナメントでは明暗くっきり、そしてメインではまさかの場面!

そしてこのあとは女子のスーパーアトム級トーナメント準決勝。まずは浜崎朱加VSパク・シウ。伊澤星花に2連敗していた浜崎ですが、一回戦では捲土重来を計り、ジェシカ・アギラーから勝利。復活を感じさせてくれましたが、この試合では打撃でパク・シウに徐々に押されていく展開に。3Rにはダウンを喫するなど劣勢のまま試合が終わり、判定でパク・シウ勝利。個人的には「絶対王者浜崎朱加」時代を見ていただけに世代交代を感じてしまったのは確か。しかし2Rで腕を骨折していたということが後に判明。暫く休む、とのことですが、まだ見たい、とも思ってしまいます。

そしてもう一つの準決勝、伊澤星花vs アナスタシア・スヴェッキスカ。こちらはノンストップの寝技の攻防で魅せてくれました。とにかく両者ともレベルが高い。日本で見た女子格闘技の中で最もエキサイティングな寝技の攻防だったんじゃないか、というくらい。互いにスピーディーで次々と技を狙っていくため目が離せない。しかし2R終了本当に直前に伊澤が三角絞めの体制から腕十字で一本勝ち。激しさと冷静さを見せてくれました。いや、お見事!

いよいよあの男が帰ってきた!そして劇的ハッピーエンド!

そしていよいよメインの堀口恭司VS金太郎。実に1年9ヶ月ぶりのRIZIN登場となった堀口恭司。海外で2連敗ということで我々もショックを受けましたが、日本での復帰戦は嬉しいところ。特にセルジオ・ベティス戦については自分もショックで2つも記事をアップしてしまったほど。気持ちの整理がちょっと付かなかったんですよね...。

otokoman.hatenablog.com

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その後のパトリック・ミックス戦でも判定負けを喫した堀口。衰えや限界説も囁かれる中での復帰戦でした。金太郎もかなり気合が入っており、これはあるか?と思わせる入場~試合開始でした。

すると、まさかの金太郎のカウンターで堀口恭司ダウン!すぐに起き上がりましたが、このダウンでかなり観客も「金太郎、これはある!」という空気に!

しかし2R、冷静に対応した堀口は何度か打撃で攻め入ってからタックルでテイクダウン、スルスルと肩固めを決めてフィニッシュ。結果的にしっかりと実力を見せてくれました。さすが堀口恭司!

一時はヒヤっとしましたが勝利&満面の笑顔で締めくくった堀口恭司。「主役が帰ってきた!」というムードをしっかり作り、観客を引き付けるのはさすがスター。花束贈呈でケチがついたこの日の興行、朝倉未来とRIZIN38に参戦した選手たち、そして最後に堀口恭司が全てを救ってくれた。結果そんな一日だったように思います。

 

 

全てを救ってくれた神興行。そして朝倉未来、堀口恭司。

あの花束贈呈についてはまあ、ああいう特殊な考え方を持った人をカネに目がくらんで上げたRIZINが悪い、という意見もかなり見えましたが、それでもなかなかああいう行動に移すことはないだろうし、自分も初めて見たのでなかなか予測するのは難しい。

他の試合でもYOUTUBERの青汁王子、カジサックなどが花束贈呈するなどRIZINの試行錯誤は見えましたが、話題にしている人たちは興行を見ずに言っている場合も多く、個人的にはそんなに気にしなくてもいいように思います。

もちろんRIZINも脇が甘いところは沢山ありますし、いつまでリングでやってるのか、という不満もあります。今回の花束贈呈、先日報道されたような悪評や怪しいスキャンダルは無いほうがいいですが、じゃあSNS等で正論を説いたり、通りすがりで叩いてる人たちにとって格闘技は他人事でしかない人が大半なはず。

 

もし「超RIZIN」だけの興行だったらPPV買ったか怪しいですが、正直RIZIN38でこれだけのものを見せられたらもう脱帽というか、かなりRIZINに満足させてもらったというのがPPVを買って見た。正直な感想です。

しかし、格闘技を今まで見続けてきた自分にとって、しばらくはRIZINを見続けよう、と思わされた。それだけこの日の興行は面白く、凄いものでした。これがこの日の超RIZIN、RIZIN38の感想でした。

花束なんて吹っ飛ばせ!格闘技最高!

こちらからは以上です!