前日に続いてPRIDE.23をネット配信で観戦しました。PRIDE.22は女子、男子とバラエティに富んでましたがこの日は男子のみ。そしてメインは扇久保VS朝倉海!そして魚井フルスイング、元谷友貴、斎藤裕、伊藤盛一郎と注目選手が参戦。テンション上げ気味で観戦しました。ちなみに前日のPRIDE.22の観戦記はこちらから。
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第1試合 RIZIN キックボクシングルール:3分 3R(73.0kg)
〇松倉信太郎(TRY HARD GYM)
( 右フック→KO 1R 1分28秒)
×森 興二(FJ KICKASS)
ZST2代目フェザー級チャンピオンの森とRISEを主戦場とする松倉。MMAでKO率100%の森はキックボクシング4戦目。
突進していきなりパンチを連打していく森に距離を取り、リーチに勝る松倉がフックの連打でダウンを奪い、立ち上がったところで右フックでダウンを奪いKO勝利。キャリアとリーチの違いが出た一戦。
第2試合 RIZIN MMAルール:5分 3R(58.0kg)※肘あり
〇竿本樹生(BRAVE GYM)
(パウンド →TKO 1R 4分6秒)
×中村優作(チーム・アルファメール・ジャパン)
第4代ZSTフライ級王者の竿本と前回RIZINで神龍誠に敗れた中村の対戦。
タックルで倒しに行く竿本、しのいで打撃でいきたい中村、という展開。竿本が倒して一度ブレイク、再び低いタックルにいく竿本、しかしそれを切る中村。打撃だと中村有理か?と思った瞬間竿本の身体を沈めてのフックが中村の顔面にヒット!すかさずパウンドで追い打ちした竿本がTKOで勝利しました。
とにかくフィニッシュの印象が凄かったこの試合。ZST出身選手が爪痕を残す結果に。しかし、この階級の選手の目標がRIZINだとバンタム級になってしまうので、そろそろフライ級新設も考えていただきたいところ。竿本選手の試合後のマイク、号泣しながらの師匠の宮田和幸への感謝の言葉が泣けました。
第3試合 RIZINキックボクシングルール:3分3R(73.0kg)
〇海人(TEAM F.O.D)
(判定3-0 3者とも30-28)
× ロクク・ダリ(TRI.H Studio)
シュートボクシングのスーパーライト級王者海人、コンゴ出身のロクク・ダリと対戦。強いパンチをブン回すダリ、ロー中心で攻める海人、海人はパンチはのきなみガードしつつローを叩き込んでいきましたが倒すまでは至らずに判定へ。堅実に海人が3-0で勝利しました。以上!という試合。
第4試合 RIZIN MMAルール:5分 3R(59.0kg)※肘あり
〇神龍 誠(フリー)
(ギロチンチョーク 2R 4分30秒)
×伊藤盛一郎(リバーサルジム横浜グランドスラム)
去年末のBellator Japanで中村優作を破り一気にスター候補となった神龍と、我らが勝村周一朗門下、前回マネル・ケイプに敗れた伊藤盛一郎の対戦。
試合開始早々、寝技の実力に定評のある伊藤を神龍がフィジカルで翻弄する、という展開。竜巻のようなファイトに最初は戸惑いを見せていた伊藤も段々慣れてきて、2Rではだいぶ神龍を制する展開に。これはじっくりいけば勝てるか・・・。と思ったところで神龍が飛び膝蹴り!それを伊藤がキャッチしたところに神龍がギロチンに捉え、そのまま倒れ込んで締め上げたところで伊藤がタップ!なんと神龍勝利!
このまま神龍人気が出てくればフライ級でのトーナメントが行われる可能性も・・・。その時はまた伊藤選手にも出てきてほしい。軽量級も面白くなってきました。
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第5試合 RIZIN MMAルール:5分3R(66.0kg)※肘あり
〇 青井 人(BLOWS)
(判定0-3)
×朴 光哲(KRAZY BEE)
朝倉未来との対戦が流れてこの試合に。進退をかけると言っていた朴ですがカウンター狙いに終止して判定負け。燃え尽きてないってのもわかりますが、このスタイルで燃え尽きるのも難しい気も・・・。青井はなんともいえない試合でした。う~む。という試合。
第6試合 RIZINキックボクシングルール:3分3R(61.0kg)
〇原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM)
( 3ノックダウン→KO 1R 2分50秒)
×大雅(TRY HARD GYM)
大雅RIZIN参戦時に対戦した原口。 そのときは引き分けでしたが、今回は1Rに3ノックダウンを奪われKO負け。う~ん、このままでは厳しい気が・・・。原口はRIZINに出る理由があるかよくわからないので相手次第か。まあキックはRISEでいい気もします。RIZINキックに天心以外の明確なビジョンがあればいいんですが。
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第7試合 RIZIN MMAルール:5分 3R(66.0kg)
〇斎藤 裕(パラエストラ小岩)
(グラウンドでのヒザ蹴り→TKO 2R 0分24秒)
×摩嶋一整(毛利道場)
Rebel FCフェザー級王座を獲得し、パンクラスで田村一聖を破る活躍を見せている寝業師摩嶋。修斗第10代世界フェザー級チャンピオン斎藤。解説席には朝倉未来が座り、「ネクスト未来の対戦者は誰?」的試合。
試合はいきなり斎藤が左フックを当てるも摩嶋がうまく寝技に持ち込んで上を取る展開。斎藤もうまく対処するも摩嶋があくまで寝技は有利に展開。スタンドでは斎藤が当てていき、寝技は摩嶋が優勢、という1R
2Rでいきなり試合が動き、摩嶋が低空タックルにいったところを斎藤がかわしてサッカーボールキック一閃!これがヒットし、すかさず斎藤追い打ちのキック、ヒザ連打!レフェリーストップ!斎藤裕が快勝をあげました!凄い!二人共強かった!
そしてこれを見て朝倉未来が「これが日本のフェザー級のトップの戦いですか。じゃあやってやりますか」と(うろおぼえ)解説席で発言。そしてそれをうけて斎藤も「タイミングが合えばお願いします」とスカシ気味に発言。次かな~。斎藤も実績的には文句ないし、榊原さんは一戦挟むって言ってたけど斎藤に並ぶキャリアの人連れてくるのも大変だしいいことないと思うんですけどね。外国人選手を呼べない今、大晦日やってほしいカードです。
セミファイナル RIZIN MMAルール:5分 3R(61.0kg)※肘あり
〇元谷友貴(フリー)
(ギロチンチョーク→一本 3R 2分19秒)
×魚井フルスイング(和術慧舟會HEARTS)
大沢ケンジ代表の絶叫セコンドでおなじみの魚井フルスイングと、最近戦績はふるわないもののその実力には定評のある元谷の対戦。 なかなかフルスイングしない魚井。今まではどちらかというと振れるのに振れない、という感じのある試合が多かったですが、今回は振らせてもらえない。なんとか魚井もアッパーなど交えて攻め込もうとしますが、元谷がスタンドで間合いをうまくコントロールしていきます。2Rには元谷の飛びヒザがクリーンヒットしてあわや、という場面もありましたがなんとか逃れる魚井。そして3R、左フックから組み付こうとした魚井の首をとらえた元谷、電光石火のフロントチョークを極めて一本!会心の勝利を勝ち取りました。
RIZINでは久々の勝利を上げた元谷。魚井とはちょっと実力差があったように思います。次の目標はベルトか、スタンドの実力を見せた元谷がどういうふうに今後闘っていくか。期待です。あと今回も常に大沢ケンジの声は轟いてました。さすがです。
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メインイベント バンタム級タイトルマッチ
RIZIN MMAルール 5分3R(61.0kg)※肘あり
〇朝倉 海(トライフォース赤坂)
(サッカーボールキック→TKO 1R 4分31秒)
×扇久保博正(パラエストラ松戸)
そしていよいよメイン!マネル・ケイブ戦の敗北から再起をかける朝倉海、今までの格闘技人生の集大成を見せようとする扇久保。煽りVを見るだけでもう泣きそうになる。試合開始前に軽く絶頂を迎えそうなこの緊張感。ヤバいっす!
そして試合開始。打ち合っていく両者。最初は互角に見えましたが、ハイキック、飛び膝と朝倉海がだんだんその本領を発揮していき扇久保が押される展開に。扇久保も間を詰めて組みつきにいくもうまく振りほどく朝倉海。寝技は流石に警戒しているよう。
朝倉海の攻勢は続き、パンチのコンビネーションで扇久保をコーナーに追い詰める。扇久保がガードを固めたところに右アッパー!明らかに効いて後退したところにヒザ!倒れたところにパンチ、ヒザ、サッカーボールキックとたたみかけたところでレフェリーがストップ!朝倉海快勝!
はあ・・・。強かった。こんなにスタンドで差があるとは。そしてチャンスを逃さないその姿勢。嗅覚。日本人で勝てる人間はいないんじゃないか、という凄さ。そう、あの男を除いては・・・。というわけで朝倉海もマイクで
みんなが見たいカードって、僕と、堀口選手のカードだと思うので、実現させてください
あの、何度も言ってるんですけど、ほんとに日本の格闘技を盛り上げたいので、僕が先頭に立って、もっとRIZINをデカくできるよう頑張るので、これからもよろしくお願いします!
とシメ!いや~、凄いもん見せてもらいました。は~。
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と、こうして終わったRIZIN.23。RIZIN.22でも言いましたが、とにかく大会が開催されたという喜び。そしてなんといっても朝倉海強すぎ!斎藤裕も凄かったし。セミの元谷も強かった。なんだかんだでRIZINやったら面白いし見てしまうんで次もお願いします!9月予定ということですがどうなのか。いや~、満腹でした。