男マンの日記

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試合中に地震!3・20新日本プロレス仙台大会、中断中に見えた飯伏、棚橋、オカダの人間模様。

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興行中に震度5の地震!そのときどうする?

3月20日、新日本プロレスの宮城・ゼビオアリーナ仙台大会第4試合、飯伏幸太&棚橋弘至&オカダ・カズチカVSジェイ・ホワイト&KENTA&高橋裕二郎の最中。18時9分に宮城県沖でマグニチュード6.9の地震が発生。25分に渡って試合が中断する事態になりました。

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私は新宿で呑みながら新日本プロレスワールドで見ているときにこの地震に遭ったんですが、まず真っ先に実況の村田アナが冷静に、観客及び視聴者への注意を呼びかけたことに感心しました。このアクシデントに慌てず、身の回りの安全を確保するように注意喚起、なにより本人が冷静だったことが視聴者に安心感を与えたのだと思います。

すかさず場内アナウンスで試合中断&会場の安全確認中であることを告げ、しばらくお待ち下さいと知らせる。そしてその間選手たちも観客に落ち着くようにうながす。試合再開までのこの日の新日本プロレスの対応はほぼ完璧だったように思います。 

というわけで、この第4試合の試合開始~中断~試合終了までを備忘録として振り返っておこうと思います。ちなみにこの日の大会の模様は新日本プロレスワールドで視聴可能です。

   

試合中断~そのときレスラーたちが取った行動は? 

この日の第4試合 飯伏幸太&棚橋弘至&オカダ・カズチカVSジェイ・ホワイト&KENTA&高橋裕二郎。オカダと飯伏の間には緊張感が漂い、試合前のスリーショットのポーズもオカダが拒否。ギクシャクしたまま試合がスタートします。

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バレットクラブ組のラフ殺法に苦しむ正規軍。場外でKENTAに棚橋が捕まり、鉄柱攻撃から裕二郎の踏みつけとペースを握っていきます。

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そしてその時大きな揺れが。しばらく揺れましたが揺れ自体はすぐにおさまり、選手たちはファイトをやめてリングをおります。よく見ると左端で飯伏が観客に向かって「落ち着いて落ち着いて」とジェスチャーをしているのがわかります。

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このあとのタノムサク鳥羽のツイート&その後のやり取りによると、パニックを起こしかけていた観客をとっさになだめていたとのこと。これだけ聞くと美談ではありますが 

その後の鳥羽さんのツイートによると、気にせず試合を続行しようとしていた飯伏。なんというか流石です!

 そして、しばらくの間安全確認&施設との話し合いなどがあったため「しばらくお待ち下さい」状態に。BULLET CLUBの面々は一旦控室に戻ります(正規軍とともに観客をなだめるのもちょっとおかしいですし、これは賢明な判断でしょう)

この間しばらくした後、棚橋は観客にポーズをとり撮影会状態に。余裕たっぷりのように見えます。もちろん観客を安心させる意図があるんでしょうが、個人的にはナチュラルボーン・ナルシスト棚橋の本領発揮、とニヤリとしてしまいました。

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一方このときも自然体のオカダ・カズチカ。飯伏とストーリー上は対立していることもあり、振る舞いにどこか戸惑っているようにも見えました。

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そして相変わらず観客をなだめてまわる飯伏幸太。一見立派な行動にも見えますが、「気にせず試合しよう」と思ってたことを考えるとやっぱりどこか異常性を感じてしまう。そこが好きなんですが。その後、安心させようとしたのかセコンドのゲイブリエル・キッドと話し込む場面も見えました。

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そしてそうこうしているうちに棚橋、飯伏、オカダとリングに上がっていきます。そして現地の観客にとって「幸せな時間」が訪れることに。その一部始終を振り返ります 

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 リング上での撮影会。その一部始終

リングに上った棚橋はリング四方の客にアピールしたりポーズを取ったりエアギターを魅せるパフォーマンスも。一方、飯伏は体が冷えたのかプッシュアップを始めるマイペースさ。そのうちオカダがリングに上ってコーナーにもたれかかります。

そして、棚橋が飯伏と話し、二人でポージングして写真撮影タイムに。そのときもオカダはコーナーにもたれかかったまま。しかしそれから、二人が観客を煽り、オカダもポーズに加わるようにうながします。観客も手拍子で応え、オカダもコーナーにもたれたまま。特に飯伏が観客とオカダを煽ります。

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そしてしばらく煽られた後、しぶしぶ3人の中に加わるオカダ。しかし、真ん中が空いていたにもかかわらず棚橋を真ん中に押し出して自分は飯伏の反対側でポーズ。こうして飯伏、棚橋、オカダの豪華スリーショットでのポージング撮影会に。怖い思いをした仙台の観客へのせめてものプレゼントとなったでしょう。心遣いを感じます。

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そして、そうこうしているうちに試合再開のアナウンス。安全確認は取れましたが、次に大きな揺れが来たら大会中止、との条件付きで試合が再開。新日本のシングルベルトを3本持って堂々のジェイ・ホワイト入場。KENTAか外道あたりの入れ知恵か。

ミラノ「おお、なんか三冠王が来たなぁ~」

村田「IWGPヘビー、IWGPインターコンチ、そしてNEVER無差別級三冠王のジェイ・ホワイト」

ミラノ「そしてマジソン・スクエア・ガーデンを一人でソールドアウトにした男」

村田「今の所ただのベルト泥棒ですね」

ミラノ「そうですね、はい」

 余裕の解説wwwさすがです。

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そして、試合再開後は比較的あっさりと飯伏が裕二郎をカミゴエで仕留めて勝利。オカダは勝ち名乗りをあげずにさっさと花道を帰るギクシャクっぷり。すっかり元に戻っていました。

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結果的に地震があったせいで思わぬ選手たちの面、パフォーマンスが見れた試合となりました。このような非常時に選手たちが魅せる顔が新鮮でもあり、頼もしくもありました。さすがプロレスラー、というのが私の感想です。

   

まとめ

そしてセミ、メインではニュージャパンカップの激闘。地震の後にもかかわらず大きな盛り上がりを見せていました。しっかりと地震に対処し、組織としてゆらぎを見せなかった新日本プロレス。このように混乱を抑えた姿勢が現地の観客、新日本プロレスワールドの視聴者にも安心感を与えました。このときの三人の振る舞いはニュースにもなって報道されました。

news.tv-asahi.co.jp

しかしそれでも自分はこのようなときの3人のそれぞれの行動、関係性を見れたことでニヤっとしてしまいました。なのでここに記録しておこうと思います。試合ではない部分ですが、「プロレスラー」を見た。そんな3・20新日本プロレス、仙台大会の第4試合でした。 

週刊プロレス 2021年 03/31号 No.2114 [雑誌]

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