AbemaTV衝撃発表!禁断の対抗戦が実現!
先日、2021年11月20日に新日本プロレス、プロレスリング・ノアの同時発表があるということが発表され、記者会見が行われました。
AbemaTVで新日本、ノアの発表が同時に行われるというツイートを目にした時、周りはすわ対抗戦!と盛り上がっていましたが自分は「まあ、たぶん1・1武道館、1・4,1・5ドームもAbemaTVで中継します!みたいな発表でズコーってなるんだろうな~」と思ってました。そうしたらド直球で対抗戦決定。ごめんなさい!ごめんなさい!
その記者会見の動画がこちら。
内容としては「2022年1月8日に行われる新日本プロレスの横浜アリーナ大会にプロレスリング・ノア勢が参戦する」というもの。
会見場には司会の清野アナ、新日本プロレスの大張社長、サイバーファイト取締役の武田さんの3人。選手たちはビデオコメントという形で紹介されました。
そして配信の詳細はこちら。販売は11月21日から。もう始まってます。
配信日時
2022年1月8日(土) 17時 ※開場は16時30分〜
見逃し配信期間
2022年1月8日(土)番組終了後〜 2022年1月21日(金)23時59分まで
視聴料金
ブラウザ決済:ABEMAコイン3,300コイン(3,960円相当)
アプリ決済:ABEMAコイン3,630コイン(4,356円相当)
なお、Abemaプレミアム会員だと10%割引
ブラウザ決済:ABEMAコイン3,000コイン(3,600円相当)
アプリ決済:ABEMAコイン3,300コイン(3,960円相当)
ちなみに先日行われた「朝倉未来を倒せば1000万円」の一般チケットは3750コイン(4000円相当)だったので、それに比べれば良心的なんじゃないか、と思います。
見逃し配信期間が2週間ほどあるので、おそらくその後互いの動画配信サイトにアップされるんだと思います。さすがに2週間後には勝敗情報は出ているでしょうし、ドキドキしながら見たいのならPPVを買いたいところです。
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なぜこの対抗戦が実現したか?それぞれの思惑を探る。
新日本プロレスの事情
そして、気になったのはなぜ今この対抗戦が実現したのか。誰が発案者でどういうまとめ方をしたのか。この発表があった後、私はこのツイートをしました。
この新日とノアの対抗戦、どちらがAbemaTVに持ちかけたのかを考える時この記事の意味をどう捉えるか。プロレス界のため外に手を差し伸べる余裕が新日本にあるとは思えない
— 男マン@skebはじめました (@otokoman) 2021年11月21日
東京スポーツ、新日本プロレス観客動員低迷の記事について考えるhttps://t.co/0yQBAjKu5u #njpw #noah_ghc #プロレスのチカラ
以前東京スポーツに「西武ドーム大会の観客動員数が伸び悩んでいた」という記事が掲載されていました。個人的違和感を感じたのは、これが新日本の許しなしに載るだろうか?ということでした。そして記事を見ていたら、コロナ禍から回復していく段階での動員増に発破をかけているのが木谷オーナーでした。
なので、まず思ったのがこの記事からもうすぐ始まるG1クライマックスでの満員ラッシュにつなげ、ドームへの起爆剤にしようとしているんじゃないか、ということでした。しかし、G1は決勝戦で飯伏幸太が負傷、オカダが優勝するものの消化不良の内容に終わってしまいます。観客動員数も10月20日は2000人、10月21日は3800人と満員には届きませんでした。
そして、来年の1・8は例年のドーム後後楽園大会からグレードアップして横浜アリーナ大会。この規模の会場を押さえるからには何かしらの目玉が必要。おそらくこれを決めたときには対抗戦はある程度見えていたんじゃないか、と私は思っています。AEW勢を呼ぶ予定がポシャったから、という説もありますが、現時点でAEWが新日本に来ないといけない理由は無いですし、隔離期間もあってまだコロナの状況が不安定な中、外国人勢(しかも他団体)をメインに据える危険性は大きく、そんなリスクを新日本が負うとは思えない。対抗戦を想定しての横浜アリーナだった、と考えるのが自然なんじゃないでしょうか。
AbemaTVの事情
AbemaTVはサイバーエージェントの子会社で、プロレス、格闘技だけでなく色々なコンテンツを放送しています。ただ創業以来赤字が続いていて、収益化の試みを続けているという事情もあります。
そして、最近PPVに力を入れており、格闘技関連でも先日放送された「朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円」企画、朝倉未来プロデュースの新格闘技イベント「BREAKINGDOWN」、そして井上尚弥の日本凱旋試合はAbemaのPPVのみで放送されます。このPPVの一つの目玉として新日本とノアの対抗戦が欲しかった、とそのために両者にAbemaが持ちかけた、という可能性は高いと思います。
AbemaTVのメインはアニメ、恋愛リアリティショー、バラエティであり、プロレス、格闘技はそこまで上位に来るものではありません。そしてプロレスは新日本、ノア、DDTともに独自の動画配信サイトを持っているのでなかなか放送しづらい事情もあります。だからこそ特別感のある団体対抗戦であればPPVにしやすい。このPPVでどこまでプロレスが存在感を示すことが出来るか。それで今後の展開も変わってきそうではあります。もし今回の数字が良ければ大きな箱での対抗戦が新たに企画されるんじゃないでしょうか。
プロレスリング・ノアの事情
そしてプロレスリング・ノアというかサイバーファイトですが、こちらは去年一億円の赤字。サイバーエージェント本体の規模からするとわずかなものですが、今年はコロナもありさらなる業績悪化の可能性もあるのと、AbemaTVで定期的に放送されていることで知名度を上げてきたので、一定の結果を出したい立場のはず。
色々と話題を提供しているノアですが、こちらもコロナの影響もあり、興行が満員になるまではいっていない状況です。今回は新日本の興行なので直接の動員にはなりませんが、この対抗戦で知名度を上げ、観客動員につなげていきたいのは確かでしょう。
そして、サイバーファイト肝入りの動画配信サイトWrestleUniverseももちろんですが、ノアとしてはAbemaTVの中での存在感も示したいところ。サイバーファイトとAbemaTVの利害が一致し、AbemaTV側が両団体を取り持つ形で交流戦を持ちかけたんじゃないかと私は思っています。その中で大社長・高木三四郎と木谷オーナーの会談もあり、このような流れがあった上での対抗戦決定なんじゃないか。色々と三者の事情を考えてみました。
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まとめ
まあ、シンプルに試合を楽しめばいいじゃないか、という意見には頷くしか無いですが、新日本プロレスの対抗戦の歴史を見ると、vsUインター、vs大日本と、団体の力の差で圧倒する結末が多く、逆に自らのドーム大会にノア勢を呼んだときはノア勢の戦績が良かったり。互いの団体の力関係が勝敗に直結する時があるのもまた確か。
私もPPV買って楽しむつもりですが、その前になんとなくこのような想像とかしながら楽しむのもプロレスファンのたしなみ。色んな角度からこの対抗戦を楽しみたい、しゃぶりつくしたい、なわけでこんなエントリを書いてみました。こちらからは以上です!