男マンの日記

マンガ、落語、お笑い、プロレス、格闘技を愛するCG屋の日記。

いよいよラストダンス!2・21東京ドーム大会見どころ

いよいよ明日に迫った武藤敬司引退興行!本当に!本当にラスト!!

というわけで今日は2月20日、いよいよ武藤敬司引退興行「chocoZAP presents KEIJI MUTO GRAND FINAL PRO-WRESTLING “LAST” LOVE ~HOLD OUT~」が東京ドームで行われます。

個人的には、会社休めそうだったら行きたいとこです。というのは、なにしろダークマッチ的なSTARTING BATTLEが開始するのが16:00、本大会開始が17:00で全8試合。試合終了は22:00近くになりそうなので、普通に会社帰りに行こうとするとまあまあ後半からの観戦になりそう。チケットはかなり売れているそうなので、それだけ覚悟を決めて見に行く人が多いんでしょう。それだけのイベントだということ。武藤敬司というスターが引退する、ということもありますが、それまでの盛り上げが半端じゃなかった、ということもこの期待感につながっていると思います。

 

そんな武藤敬司引退興行。AbemaTVでのPPVもあり、それも結構な売り上げになりそう。そして武藤引退試合の相手は内藤哲也、オカダ・カズチカVS清宮海斗、高橋ヒロムVSAMAKUSA、全日本プロレスVSノア、ドラゲーVSノア、DDT、東京女子提供試合などオールスター感と対抗戦感に溢れるカード編成になっております。

というわけで、試合前日ではありますが、武藤敬司引退興行の見どころ、個人的注目ポイントをひとしきり書いていこうと思います。

 

 

STARTING BATTLEは4試合!いきなりタッグチャンピオン登場!

第1試合 STARTING LOVE

マサ北宮&稲葉大樹vs稲村愛輝&矢野安崇

第1試合からいきなり登場するのは、先日杉浦&小島組からベルトを奪い、GHCタッグチャンピオンに輝いたマサ北宮&稲葉大樹組。まあ第1試合なのどうなんだ?という説もありますが、ここはいきなりのド迫力ファイトで観客を引き込んでほしいところです。

一方対戦相手はタイヤ担ぎ、火祭りでは準優勝、新日本プロレスとの対抗戦では真壁とバチバチやりあうなどブレイク前夜という説もある稲村愛輝、もっと売れてほしい、ノアがもっと持ち上げるべきレスラーの一人だと私は思ってます。そして2020年10月デビューの新人ながらそのドロップキックの高さ、運動神経で定評のある矢野安崇。GHCタッグ王者と期待の新人の対決は、どの試合よりも「今のノアを観客に見せ付ける」のに適したカードのように思います。この試合がこの日のベストバウト、と評価されるのは難しいとは思いますが、なにか一つでもインパクトのある場面を生み、観客をリングに注目させる、ウイーアーノア!という意気込みで頑張ってほしい!

 

 

第2試合 東京女子プロレス提供試合 TJPW Spark

坂崎ユカ&山下実優&中島翔子&辰巳リカ
vs
瑞希&伊藤麻希&渡辺未詩&荒井優希

そして第二試合は東京女子プロレス提供試合。現プリンセス・オブ・プリンセス王者の坂崎ユカと次期挑戦者の瑞希、インターナショナル・プリンセス王者の渡辺未詩と次期挑戦者の辰巳リカ、先日の"「ふたりはプリンセス"Max Heartトーナメント」で優勝した山下実優&伊藤麻希、そこに団体一のテクニシャン中島翔子、現役SKE48メンバーで元タッグチャンピオンの荒井優希と、今の東京女子プロレスが揃えられる最強メンバーでの8人タッグマッチ。実力も華もあるカードをドームの観客に見て頂きたい!

特に個人的に見てほしいのは推しメンの伊藤麻希。歌いながらの入場(今回8人タッグなんであるかわかんないですけど)、インパクトある頭突き、そしてコーナーに上っての「世界一かわいいのは伊藤ちゃんパンチ」!でドーム全員での「伊藤ちゃ~ん」コールを聞きたい!今までで一番の大音量での「伊藤ちゃ~ん」が響くのを想像すると少し震えます。

その他の見どころとしては

・中島翔子のキレのいいグラウンドワーク、セカンドロープ潜ってのトペコン

・辰巳リカの情念とヒップアタック

・坂崎ユカの華麗かつビックリ系(?)スワンダイブ系飛び技の数々

・山下実優の蹴り技の数々、特に相手の首取れたかと思うくらいのスカルキック

・瑞希のオリジナリティ溢れる飛び技、バズった得意技「渦飴」

・渡辺未詩のパワー殺法、どこからでも入れる超高速ジャイアントスイング

・伊藤麻希のテンションと頭突き系技の数々、歌、アピール、エグい逆エビ系技

・荒井優希のアイドルっぷりとその圧倒的華

あたりを注目していただきたいところ。当日私は「東京女子プロレスの魅力、全世界に伝われ~!」と念じながら試合見てると思います。伝われ! 

 

 

第3試合 WORLD WARRIOR BATTLE

杉浦貴&小島聡&ティモシー・サッチャー
vs
ジェイク・リー&ジャック・モリス&アンソニー・グリーン

先日全日本プロレスを去ってノア参戦、ジャック・モリス&アンソニー・グリーンとユニット「GLG」を結成したジェイク・リーと先日タッグタイトルを失った杉浦貴&小島聡とティモシー・サッチャーが組んでの6人タッグマッチ。ここではとにかくユニット組み立てのGLGがインパクトを残して勝ちたいところ。先日のGHCヘビー級選手権で清宮海斗といい試合をしたジャック・モリス、その勢いがあるうちにここでもいい印象を残したい。とにかく「GLG」がドームで何を見せられるか。この試合はこれに尽きるんじゃないでしょうか。

そして、新日本プロレス、全日本プロレスで武藤とともに闘った小島聡。引退興行で何を思うのか。何かを見せるファイトをするのか。ここにも注目したいところです。

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全日本での武藤敬司名勝負の一つ、大流血の小島聡戦。なぜか小島戦になるとムキになる武藤。本当に心から認められない部分がどこかにあったんだろうな~。

 

 

いよいよ本戦!PRIMARY STAGEスタート!

第1試合 20分1本勝負 NEW EXPLOSION

小川良成&Eita&HAYATA&クリス・リッジウェイ&ダガ
vs
小峠篤司&YO-HEY&吉岡世起&アレハンドロ&宮脇純太

第1試合はノアジュニア同士の10人タッグマッチ。20分一本勝負なので、限られた時間でいかに自分たちの見せ場を作るかがポイントになりそうです。

そしてもう一つ注目は現GHC.Jrタッグ王者の小川&Eitaと、次期挑戦者であるHAYATA&クリス・リッジウェイが同じコーナーに立っていること。小川、HAYATA、リッジウェイは同じSTINGER所属なので当然ではあるんですが、次のタイトルマッチに向けてどういう関係性になるか。それがドームの一見さんに通じる構想に落とし込めるか。どういう見せ方をするのかも注目したいところです。Dragongateで共闘していたEitaとダガの再開も興味深いポイント。

一方の正規軍側は特に今トピックスはないですが、YO-HEYの華がドームで発揮されるところに注目したい。1・8ではエル・デスペラードとのシングルに敗退しましたが、世の中に見つかれば人気出ると思うのでなんとかしてインパクトを残してほしいところです。

 

 

第2試合 20分1本勝負/DDT提供試合 Dramatic Dream Future

MAO&勝俣瞬馬&上野勇希&小嶋斗偉
vs
遠藤哲哉&岡谷英樹&高鹿佑也&正田壮史

そして第二試合はDDT提供マッチ。今回は若手中心、かつハイフライヤーを揃えてきたDDT。コンビネーション&飛びまくるイカれた試合が期待できます。

MAO&勝俣瞬馬の「まおしゅん」の頭おかしい&エクストリームなコンビネーション、遠藤哲哉の美しすぎる飛び技、上野勇希の爽やかえげつないファイトとDDTおなじみの攻防を見せてくれるはず。そして小嶋、岡谷、高鹿、正田といったDDTネクスト・ジェネレーション世代が爪痕を残せるか。どうしても平均年齢高めになりがちなこの大会の中で、若さと激しさを思う存分発揮してほしい。そんな第二試合です。

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とはいえ、遠藤哲哉のバーニングスター・プレス見れたらそれでお釣りが来るような気もします。東京ドームでこれ見れたら結構な思い出になるはず。期待!

 

第3試合 30分1本勝負 DRAGONGATEvsNOAH

シュン・スカイウォーカー&KAI&ディアマンテ
VS
丸藤正道&イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.&ニンジャ・マック

色々語りたいところですが、普段ドラゲー見てない私にとって一番思い入れにくいのがこのカード。KAIは全日本出てたときよく見てましたが最近はご無沙汰ですし。ただ、そんな私でもひとつ言えるのがニンジャ・マックの飛び技の凄さ。刮目して見よ!

正直これだけでゼニ取れるニンジャ・マック!ドームでどんな反応が起こるのかにも期待したいところです!ヤバい!

 

 

第4試合 30分1本勝負 AJPWvsNOAH

宮原健斗&諏訪魔&青柳優馬
VS
拳王&中嶋勝彦&征矢学

そして!各所注目の対抗戦!全日本プロレスVSノア!基本的には中嶋勝彦と宮原健斗の「健介オフィス先輩後輩対決」がクローズアップされるわけですが、注目したいのが全日本プロレス勢とノア勢の体格差。

とにかく諏訪魔のデカさと迫力をドームの観客に味わってほしいですが、それに加えて青柳、宮原もさりげなくデカいので向かい合ったときにどう映るか。とにかく、永田裕志三冠戴冠で意気消沈している全国の全日本プロレスファンを励ますようなファイトを全日本プロレス勢には期待したいところです。

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そして、この試合のプロモーションに献身的に動いていたのが拳王!ファミリーマートで展開されていた「全日本プロレスくじ」を買いまくり、「中嶋勝彦&宮原健斗年表」も作成。健介オフィスの「闇」を徹底解剖してたような気がします。

とにかく本当に宮原健斗と中嶋勝彦がバチバチに過去の遺恨をぶつけあうのか。拳王の「全日本プロレスくじ行脚」は実を結ぶのか、諏訪魔はひたすら暴れるのか、征矢はなにかしら自己主張するのか、色々見どころはあるこの一戦。「団体対抗戦」としてはこの日一番見どころはあるはず。楽しみです!

第5試合 30分1本勝負 FINAL DE LUCHA

外道&石森太二vsNOSAWA論外&MAZADA

そして第五試合はNOSAWA論外の引退試合。東京愚連隊の相棒・MAZADAと、元ノアの石森&インディを渡り歩いてきた外道とのタッグマッチ。

この試合は特に内容がどうとか、いい試合とかっていう期待はあまりせず、思い出にひたるというか、去りゆくレスラーを祝福するような試合でいいと思います。石森もこの試合でどう、というわけではないでしょうし、あまり動けなさそうなメンツでもあるのでベテランならではの渋い攻防や騙し合い、大人同士の駆け引きを楽しむ試合になるんじゃないかと思います。

To Be The 外道 "レヴェルが違う!"生き残り術

To Be The 外道 "レヴェルが違う!"生き残り術

  • 作者:外道
  • ベースボール・マガジン社
Amazon

ちなみに2017年に発売された外道の自伝。WAR辞めるときに天龍にガン詰めされたエピソードとか書いてあって最高です。必読。

第6試合 30分1本勝負 TOKYO TORNADO

高橋ヒロムvsAMAKUSA

そしていよいよセミ前は新日本プロレスのJrヘビー級の代表的な選手といえる高橋ヒロムVS今年の冬に突如現れたGHC.Jrヘビー級選手権者のAMAKUSA。

正直、知名度的に天地の差があるこの2人のマッチアップ。なぜこのカードが組まれたか。その理由を高橋ヒロムが記者会見でじっくりと語ってくれました。

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その記者会見のエントリはこちら。

otokoman.hatenablog.com

まず初めにこの試合は新日本プロレスvsNOAHではありません。

皆さん、AMAKUSA選手、ちょっとだけ昔話を聞いてもらってもいいでしょうか。

 

2013年の6月に俺はイギリスに旅立ちました。まぁ海外遠征ですよね。その後にみちのくプロレスから、剣舞選手という選手がイギリスにやってきました。

 

その後一緒に、まぁ3か月間ぐらいですかね。共に生活をしたんですよ、同じ部屋で。

(AMAKUSAを少し見て)…覚えています?色んなとこ行きましたねぇ。色んな試合を一緒にしました。色んな事を話しました。

1か月間の長いツアーみたいな。いろんなね、会場回って、1日3試合することもあったんですよ。朝起きて移動してリング組み立てて試合して、リング片付けてまた次、移動してリング組み立ててまた試合して。そんな生活を1か月やっていた時もありましたよね。あれは楽しかったなぁ~。剣舞選手といる時は本当に楽しかったです。

 

でもまぁある時、その途中かなぁ~1か月の中間ぐらいのときに、剣舞選手と別になってしまう事もあったんですよ。後半はずっと別だったかな。まあその時は...。剣舞選手と回らないで、他の選手と回っていたんですけど、その選手とは顔を合わすたびに日本に帰れだの、お前は新日本プロレス優遇されているだの、他の選手に対してね、“いいよ、コイツは面倒見ないで。大丈夫、大丈夫”みたいな感じで言われていたんですよ。いやぁ~しんどかったなぁ~あの時。辛かったですよ。グッとこらえましたよ。新日本プロレスとしてね、変な問題を起こすわけにもいかないですし、グッとこらえました。

その後、剣舞選手と合流して…まぁ俺の顔がおかしかったのか、表情に出ていたのかもしれないですけど

「高橋さん、一緒に頑張りましょう!」

何も言わずそう言ってくれたんですよ。俺はこんなことがありましたなんて話していないですよ。でも剣舞選手は俺に対して「高橋さん、一緒に頑張りましょう!」何も考えていない一言だったのかもしれないです。でも俺にとってはあの一言で本当に救われたんですよ。うれしかった。

 

その後ですかね、自分たちの遠征先の4FWという団体の(剣舞選手が)チャンピオンになったんで、その剣舞選手に挑戦したんですよ。まあ結果は惨敗です。何もできませんでした。本当に、初めての、人生初のタイトルマッチだったんですけど本当に何もできなくて。本当に悔しかったんですよ。今でも覚えています。

だからその試合の後、剣舞選手に

 

「タイトルマッチじゃなくていいです。いつかどこかでもう一度俺とシングルマッチで戦ってください」

 

と約束しました。

片手でスマホをね、こうやっていじって。

欲しい情報は手に入りますよ、だいたい。今の時代色んな事の情報量が多すぎて。こうやって操作して得た情報は何も残らないですよね。

こうやって得た情報はすぐ忘れちゃうんですよ。

 

だから俺は今日、本当は言いたくないんですよ、試合前にね。全ての情報を俺の口から言うのは美しいとは思えません。でも話したかった。聞いてほしかった。知って欲しかった。

この話を知ったうえでこの試合を観てほしかった。

 

決して美しくないかもしれないですけど、絶対に俺が今話したことを忘れないでください。忘れないで当日の試合を観てください。

だからこの試合は新日本プロレスvsNOAHではありません。

デーブ、カノー、アンジェリーン、ダン、JD、4FWのみんな、みちのくプロレスさん、見てますか?

あの時の約束、果たして来ますよ。必ず、この俺が勝ちます

ぜひ、この会見を見てからこの試合を見てほしい。そうすると興味は全然変わってくると思います。

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そして、拳王ちゃんねるのこの動画も必見。拳王のすっとぼけた演技と細かい情報。この動画も試合を見る前に見てほしい。とにかく知れば知るほど興味が出てくる一戦でしょう。がんばれ!AMAきゅん!

 

 

セミファイナル 30分1本勝負 SHINING THROUGH

オカダ・カズチカVS清宮海斗

そしていよいよシングルマッチ、オカダ・カズチカVS清宮海斗。とにかくこの試合が、というか清宮海斗がこの2・21までの興味を膨らませてきたと言っても過言ではないでしょう。1・8横浜アリーナ大会でオカダ・カズチカの顔面を蹴り上げた瞬間から、その後の大乱闘でも一歩も引かず、度重なる一騎打ち要求を行い、Twitter上でも会見でもしきりに挑発を繰り返してきました。

とことん「スカシ」の姿勢を崩さなかったオカダもその清宮に根負けしたか、2・12ノア大阪大会に乱入、清宮にレインメーカーを見舞って勝利宣言。一時は開催も危ぶまれたこのシングルマッチ、両者&両団体のファンともにバチバチムードのまま当日を迎えました。

しかも、30分一本勝負が発表された昨日、清宮はツイートでこの表明を行いました。

最後まで前のめりなこの姿勢、最高かよ!とにかくどんな試合になっても、清宮海斗には自分自身を出し切ってほしいし、全プロレスファンに「届く」試合をして欲しい。こんなに思い入れられるレスラーが今、トップに居るというのはノアファンは幸せだ、とつくづく思います。

がんばれきよぴ!負けるなきよぴ!

 

メインイベント 60分1本勝負 PRO-WRESTLING “LAST” LOVE

武藤敬司VS内藤哲也

この試合については特に言うことはないです!どちらも歴史を紡いできたレスラーですし、色々な思い入れがあるファンが見に来ているはず。武藤に関してはとにかく無事にリングを降りてほしいし、なんとか思い出を想起させるギリギリの動きができたらそれでいいし、とにかく試合を見れるだけでいい。

otokoman.hatenablog.com

内藤個人は色々思いはあるでしょうが、プロレスファンの内藤哲也をどこかで垣間見れるんじゃないかと期待してます。普段のようにスカしているところにどこか武藤への憧れ、思い入れが見れる試合になってほしい。プロレスファンの内藤少年、ロス・インゴ・ブエナブレスの内藤哲也、NHK「プロフェッショナル・仕事の流儀」で垣間見えた内藤哲也のパーソナリティーが、武藤敬司の引退試合でのぞけるんじゃないかと思います。

 

と、全試合見どころを書いてきましたがもう13:30、いてもたってもいれなくなったんでこれからドームに向かってみます!チケットないけど!というわけでみなさんごきげんよう!イヤァァァァァァ!