男マンの日記

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おかえりなさい!飯伏幸太復活!アメリカ二連戦ネット観戦記

飯伏幸太ついに復活!アメリカ二連戦を追う!

先週~今週にかけて、アメリカではWWEのレッスルマニア開催に合わせて様々な団体が昼夜問わず興行を行いまくる「レッスルマニア・ウイーク」に突入、日本からも新日本プロレスをはじめDDT、東京女子プロレスが興行を行い、渡米して試合を行う選手も多数ありました。

そんなレッスルマニア・ウイークに復活を果たしたのは飯伏幸太。2021年のG1クライマックス決勝戦で負傷、そこから欠場を続けて今年頭に新日本プロレスを退団してフリーに。そしてアメリカでの復帰戦を発表しました。

そんな飯伏幸太が復帰戦に選んだのはジョシュ・バーネット主催の「Josh barnett's Bloodsport」でのマーク・ベイリー戦でした。この興行はもともとUWF大好きなジョシュがアメリカでUWF的な興行をやろうとして始めたもの。ポイント制でさえありませんが、ノーロープのリングで行う試合は原初的なプロレスのような、派手な飛び技、切り返し合戦などのない蹴り、投げ、極めを主体としたゴツゴツとした「闘い」という趣のものになっています。

マーク・ベイリーは以前DDTでMAOと「ムーンライト・エクスプレス」というタッグチームで活躍。このレッスルマニアウイークでも棚橋弘至とのシングルマッチが組まれるなどかなりの売れっ子っぷりを見せています。

そしてその直後に組まれたのはGCW,DDT等インディー団体を渡り歩くジョーイ・ジャネーラ主催の「Joey Janela's spring break」のメインイベントでのジョーイ・ジャネーラとのシングルマッチ。ノーロープの特殊なスタイルである前戦、この試合が事実上の「プロレス復帰戦」と言えるでしょう。

新日本プロレスを離れた飯伏幸太が選んだ復帰戦の舞台はアメリカ二連戦。ちゃんと復帰できるのか。新日本プロレス時代との違いを見せられるのか。注目を集めました。

 

飯伏負傷の2021年G1決勝エントリ。オカダの怒りも印象的でした。

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退団につながる?飯伏乱心ツイート特集。これがきっかけ?

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飯伏幸太退団エントリ。謎にテンション上がってました。

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飯伏幸太の復帰への苦悩~そして復帰戦

そして退団後、飯伏幸太はYOUTUBEチャンネルを開設、そこで復帰戦への歩みをドキュメントタッチで動画をアップしていました。ひとりきりでの道場での練習、黙々と受け身を100本目指して吠えながら取り続ける飯伏幸太には鬼気迫るものを感じました。思う通りに動かない身体にムチを打ち受け身を取り続ける飯伏幸太にはプライドと闘う喜びが同居しているような表情が浮かんでいました。

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そして撮影している今成夢人の技、ラリアット、バックドロップを受け「プロレス脳」になる飯伏幸太。ようやく笑顔も見られ、復帰戦に向けていよいよ「戻ってきた」期待が膨らみました。そしていよいよ渡米!

しかしケガという不安な情報...。大丈夫か?

そして、復帰戦となったマイク・ベイリー戦、次戦のジョーイ・ジャネーラ戦。興行自体はFITE.TVで配信されていましたが、ほぼ同時に飯伏の試合に関してはYOUTUBEで配信されました。

 

 

復帰第一戦!飯伏幸太VSマーク・ベイリー

FITE TVではPPV配信。試合をちゃんと見たければFITE TVの方がいいと思います。そしてその後飯伏チャンネル見ると臨場感を感じられてよいかと。Twitterのリンクから視聴ページに飛べるはず。

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復帰戦となったこの試合、試合前から正座で待機する気合。ベイリー入場後互いに座礼、握手で試合開始となりました。

いきなりマイク・ベイリーとバチバチの攻防を繰り広げる飯伏幸太。蹴り合いから下になったベイリーが三角絞めを仕掛け、返した飯伏がバックを取るも更に返して上を取るベイリー。蹴りと締めのバチバチ展開が繰り広げられます。プロレスではありながら、MMAに通じる動きを互いに見せているうちに寝技の攻防の中飯伏が場外に転落!

しかし荒れた展開にはならず再びリングで蹴り合いに。ここで体格差を生かした飯伏が蹴り、掌底でベイリーを圧倒。しかしベイリーもソバットから連続ミドル、倒れた飯伏に逆十字、さらに前宙ニーから腕十字!キレのいい動きで飯伏を追い詰めていきます

 

しかし、腕十字をパワーで逃れた飯伏、バックを取って賢明にリング外に逃げようとするベイリーをムリヤリ力で投げっぱなしジャーマン!腕を取って立ち上がり、ケリをかわして腕を取ってのジャーマン、すかさずカミゴエ!島田レフェリー(!)がストップして飯伏幸太の勝利!復帰戦をカミゴエで飾りました。

6分強という短い試合時間ではありましたが、緊張感溢れる試合。ダイレクトに闘いを感じさせてくれました。ただ受け身を取る場面がなかったこともあり、アメリカでのケガとプロレスの試合勘、という部分では不安も残るところもありました。

ちなみにこの興行、メインはジョシュ・バーネットVSティモシー・サッチャーというファン垂涎の試合。ティモシー・サッチャーが制しましたが寝技の攻防をじっくり楽しめました。たみゃらん。

 

 

復帰第二戦はハードコア!飯伏幸太VSジョーイ・ジャネーラ!

そして復帰第二戦、ジョーイ・ジャネーラ戦のFITE TVとYOUTUBEはこちらから。ちなみにこの興行、伊藤麻希とニック・ゲージがタッグを組むという私大注目の試合があったりしました。普通の興行ではありますがGCWだけにハードコア寄り。飯伏幸太VSジョーイ・ジャネーラも結果ハードコア色強めの試合となりました。

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どこか神妙だった復帰戦に比べ、開場のムードに合わせたこともありますが観客を煽っていく飯伏。今回はガラっと変わった雰囲気になることを予感させました。

飯伏から求めた握手から始まった試合は基本的なムーブを互いに確かめ合うような立ち上がり。タックル、腕の取り合い、ヘッドロックからの投げ、ヘッドシサーズからの首固め。なんというか「できる」ことを確かめているような時間が今後の激しさを予感させる時間が過ぎていきました。

 

そして徐々に試合はヒートアップ。飯伏がロープに振ってのドロップキックを放つと場外に逃れたジャネーラが挑発、飯伏が場外に降りるとリングに戻ったジャネーラ、ローリングエルボー、チョップでペースを握るジャネーラ、交わした飯伏がハイキック、ジャネーラがエルボー、飯伏も半ギレでエルボーからの蹴り、打撃戦で盛り上がる二人、見ていてここらへんで「飯伏復活」をしみじみと感じました。ちゃんと「プロレスしてる」飯伏幸太をまた見れている喜び。受けていても大丈夫な感じ。二人の噛み合った攻防に観客も盛り上がる。飯伏がロープに振ってのウラカン・ラナから場外への三角飛びケブラーダ!得意の飛び技を決めてまさに完全復活をアピール。「あの」G1決勝以来の飛び技!飯伏!

続けてスープレックスからコーナーに登った飯伏、しかし捕らえたジャネーラがブレーンバスター!しっかり受け身を取る飯伏!今回はいちいち飯伏が大丈夫か?変わってないかを見てしまいます。

エプロンでのエルボー合戦、場外で鉄柱にぶつかり流血したジャネーラ、ここから試合はハードコア臭が漂ってきます。エプロンでジャネーラが飯伏にDDT、ジャネーラがリング下から大きな扉板を2つ取り出し、椅子を使ってテーブル状態にしたところに寝かせるも立ち上がる飯伏、コーナーに立ったジャネーラに後ろから飛びついてジャーマン!エプロンから危険な落ち方にはなりましたがなんとか投げきったところはさすが。

大流血のジャネーラをリングに戻して狙ったカミゴエはデスバレーボムで返されエルボー合戦、パンチの応酬、ジャネーラのローリングエルボー、ブレーンバスターの応酬、ジャーマンの応酬、ラリアット相打ちと力が入った攻防、ダブルダウンから立ち上がる二人はさらにビンタの応酬、ソバット、ミドルキックで倒れたジャネーラにその場飛びムーンサルトは迎撃されてパッケージドライバーはなんとかカウント2で返した飯伏、中腰のところにトラースキックを連打され、とどめにロープに走ったジャネーラにジャンピングカミゴエ!倒れたジャネーラに正統派カミゴエでカウント3!飯伏幸太、”純プロレス復帰戦”を勝利で飾りました。

互いに称え合う二人、血だらけになりながらマイクで飯伏を称えるジャネーラ。試合してくれた飯伏に感謝を述べ、再戦を約束して興行を締めました。

そしてバク宙で喜びを表した飯伏、喜びを満面に表して退場していきました。

週刊プロレス 2023年4/19号

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こうして飯伏幸太のプロレス復帰は終了。今後どこを主戦場にしていくかはまだわかりませんが、とりあえず「闘っている飯伏幸太」を見れたことだけで良かったと思います。闘う喜び、それを見る喜び、プロレスラー飯伏幸太を見る喜び、興奮と多幸感を感じる二連戦でした。改めて言いたい

おかえりなさい!プロレスラー飯伏幸太!

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