男マンの日記

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10・6ガンバレ☆プロレス後楽園ホール大会観戦記前半 ガンジョ達の感情爆発激情劇場!

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ガンバレ☆プロレス後楽園ホール大会を観戦してきました。ガンバレ☆プロレス史上3回目の後楽園ホールは平日、コロナ禍、G1クライマックス期間中、という三大リスクの中で開催されました。

今回は試合順ではなくガンジョ、女子絡みのカードを振り返っていきます。まなせゆうな加入、朱崇花のインディJr戴冠によりガンジョ勢の存在感が増しているガンバレ☆プロレス。まなせゆうなはスターダム時代の先輩、マーベラスの彩羽匠と対戦、朱崇花は冨永真一郎、新納刃と組んでTHE HALFEE、勝村周一朗、春日萌花、桜井鷲組と対戦。そしてガンジョのエース、HARUKAZEはチョコプロからの刺客、水森由菜、クリス・ブルックス組と対戦。それぞれの存在感を見せつけられたか。それではどうぞ。

 

ちなみに今回、写真は私のと同行した世良敬(@nsksera)氏のものを使用してます。なんというかパキっと写ってるのが世良敬氏のでちょいボンヤリしてるのが私のです。お手柔らかにご覧ください

   

第二試合 米日英泰スーパー大戦!

○水森由菜&クリス・ブルックス
(10分57秒 片エビ固め)
✕HARUKAZE&翔太

ガンプロVSチョコプロの対抗戦として組まれたこのカード。ちなみにチョコプロとはさくらえみ率いるプロレスリング我闘雲舞が初めたインターネット配信プロレスプロジェクト。ちなみにチャンネルはこちら。毎日なにかしら配信されてます。

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第二試合、チョコプロ代表として登場したゆなもんこと水森由菜、入場からいきなりトロピカルワールド炸裂!うきわ持参でクリスと一緒にチョコプロのれんでポーズ。早速チョコプロを存分にアピールしにかかります。

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一方のHARUKAZE&翔太組はなぜか互いにシャドーミット打ちを披露。打撃勝負をなぜか匂わせていく作戦か。それとも撹乱するための作戦か。ガンプロ格闘技路線を背負っていくのはこのタッグなのか。というわけでゴング。

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いきなり奇襲を仕掛けるも反撃され、試合開始早々に捕まったHARUKAZE、さっそくゆなもん持参のグッズで翻弄されたり、クリスとのコンビネーションで攻め込まれるハメに。どこか楽しそうなゆなもん、いきなりチョコプロの空気が後楽園を支配していきます。

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ちなみにチョコプロのれんを使った合体攻撃も。クリスと息のあったところを見せていきます。とにかくチョコプロをアピールしよう!という強い意思を感じたこの日の水森由菜。ペースを掴んでいきます。

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しかしなんとかガンプロ勢も逆襲に。欠場中の高梨ムーブを見せて誇らしげな翔太。練習してたパンチ攻撃はクリスとのリーチの違いで不発でしたが、いつもの巧みな攻撃で長身のクリスを翻弄。

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序盤ヤラレっぱなしだったHARUKAZEもなんとか逆襲。クリスをスリーパーホールドに捉え、そこから飛びつき腕十字に捉えてギブアップを迫るHARUKAZE。クリスもなんとかロープに逃れます。

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盛り返しかけたガンプロタッグですが、HARUKAZEの丸め込み連発をしのいだ水森由菜、スピンキック、ラリアット、クリスの垂直落下式ブレーンバスターから三角飛びボディプレス・武者返しにつないでカウント3。チョコプロタッグがガンプロタッグから勝利。チョコプロワールドを存分に見せつけました。

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バチバチの第1試合(岩崎VS梅田)から空気をガラっと変えて楽しいプロレスを繰り広げた水森由菜&クリス・ブルックス組。チョコプロでやっているプロレスを存分に後楽園で見せてくれました。

一方引き立て役となった翔太&HARUKAZE。脇役とはなりましたがしっかりと試合を盛り上げた二人。HARUKAZEも持ち味を見せましたし、特に翔太の職人っぷりの光る試合でした。

ちなみにこれまでのチョコプロエントリはこちら。この試合が楽しめたらきっとチョコプロも楽しいはず。一度見てみてください! 

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第三試合 ガンプロで巡り合う星の宿命!

○彩羽匠
(11分56秒 片エビ固め)
✕まなせゆうな 

 2014年1月、スターダムでデビュー。その後アクトレスガールズ、東京女子プロレスを経て2019年7月26日にガンバレ☆プロレスに入団したまなせゆうな。ガンプロでの初の後楽園ホール大会は、スターダム時代の先輩、彩羽匠(現マーベラス)との対戦となりました。改めて互いのインタビューを載せておきます。

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尊敬する先輩との対戦だからか、緊張した面持ちでにゅうじょうしたまなせ。コーナー上で観客席を見渡してこの表情。

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一方いつも通り堂々と入場してきた彩羽匠。天を指差して見上げるポーズ!久々に生で見ますがやっぱりかっこいい!さすが長与千種の愛弟子。すでに風格を感じます。

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試合開始前に握手を求めたまなせ、それに応じた彩羽、ガッチリと互いに握手、まなせは頭を下げてから離れたところでゴング。第二試合とうってかわってピリっと張り詰めた空気が後楽園を包みます。振り幅!

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まずは互いの力を確かめるように、感触を確かめるようなロックアップ。すでにちょっと感極まってるような表情のまなせ。ガッチリと組み合っていきます。まずは真瀬が押し込んでブレイク、手四つでの力比べでは彩羽が優勢で倒していく。ブリッジで返していくまなせ。女子プロレスならではの攻防が繰り広げられていきます。

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ロープを使ってのタックル合戦、彩羽のサッカーボールキックから変形の逆エビ固めでギリギリと絞り上げる彩羽。体勢が崩れながらも締め上げ、まなせも悲鳴を上げながらなんとかロープに。観客席から拍手があがります。女子プロレス界のエースと言っても過言ではない彩羽、じわじわとまなせを追い込んでいきます。

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スピンキック、ニールキックなど華のある打撃技でまなせを追い込んでいく彩羽匠。まなせもデッドリードライブ、ビッグブーツで反撃するもペースを渡さない彩羽。さすがの試合運び。

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ハイキックでダウンを奪ってからのスワントーンボムもカウント2。技を受けまくりながらもなんとかロープに逃げ、カウント2で返していくまなせ。観客もまなせゆうなに乗っかっていくような拍手の渦。

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倒れながらも懸命に食らいつき、エルボーを放っていくまなせゆうな。終始自分の感情を彩羽匠にぶつけていくまなせゆうな。試合開始からずっと想いをぶつけていくようなプロレスに終止していた気がします。

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粘り続けるまなせをコーナーに乗せた彩羽匠、師匠譲りのフィニッシュホールド、ランニングスリー炸裂!ここから抑え込み、さすがにカウント3を奪いました。

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フォールを奪った彩羽匠、泣き続けるまなせゆうな。頭をくしゃっとやってからスターダムの「S」ポーズ、そして優しく頭を抱いてなにかをささやいていた彩羽匠。二人の時間が埋められたのか。まなせゆうなが彩羽匠に心の中のすべてを吐き出し、それを彩羽が受け止めたような、そんな試合のように見えました。

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ガンバレ☆プロレスに加入してからスターダム参戦、アクトレスガールズ参戦と、過去の自分に向き合うような試合が続いているまなせゆうな、この彩羽匠との試合は何か彼女の中での大きな区切りというか、女子プロレスラーまなせゆうながこれから何か変わっていくんじゃないか。そんな期待をもたせてくれました。

しかしまた、その感情ゆえか、私はこの試合で彼女がすべてを出し切れていないんじゃないか、とも思っています。ガンプロ入団以前、ぽっちゃり女子プロレスでの今成夢人、樋口和貞との試合では彼女の「リミッターを外した」打撃、ラリアットを見れたし、それは今までとは違う、彼女のポテンシャルを開放したような迫力でした。継続的に男子と闘っていくことで彼女の迫力が徐々に強まっていくのを感じてますし、もう一度彩羽匠の前に立つ時には感情を全てかなぐりすて、非情な打撃を打ち込み続けるまなせゆうなを見たい。そんな気持ちにもさせる試合でした。

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第四試合 THE HALFEEvs美女と美男と変態~GWC認定6人タッグ選手権試合 

○春見澤萌彦&勝崎周之助&桜井鷲<王者組>
(10分49秒 チャカチャカ)
✕冨永真一郎&朱崇花&新納刃<挑戦者組>

前回の板橋大会でGWC6人タッグを奪取したTHE HALFEEと、インディJrチャンピオン朱崇花の号令で集められた冨永、刃とのタッグでのタイトルマッチ。個の力では挑戦者組、コンビネーションではTHE HALFEEといったところか。ちなみにTHE HALFEEのこれまでの歩みについてのエントリはこちらから。色々ありました。 

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そして、ちなみに春日萌花と朱崇花はプロレスリングWAVEでの先輩後輩。春日は2008年から2018年まで所属、一方の朱崇花は2015年から2018年まで所属。朱崇花はWAVE10周年大会のメインに抜擢され、シングルベルトも巻いて他団体でも脚光を浴びますが、春日はシングルベルトを巻くこと無く退団。その関係性が試合後に顕になるとは、そのときは思いもしませんでした。ちなみにこの試合、THE HALFEE3人のリングネームは都合上、本来のリングネームのまま進めていきます。

 

それぞれのテーマでバラバラに入場した挑戦者組。インディJrベルトを誇示する朱崇花。入場後も冨永をイジって笑ったりと余裕を見せたり。即席の6人タッグですがなんとなく仲良さそうな空気に。このタッグは冨永が鍵になりそうです。

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朱崇花に軽く蹴られて苦笑いの冨永。マイペースの新納刃。不思議なチーム感。

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そしてマイクスタンドを用意し、恒例のTHE ALFEE「星空のディスタンス」を歌いながら入場のTHE HALFEE。ほとんど歌わない勝村、律儀にしっかり歌う春日、もごもご歌う桜井とキャラが出てるというか。

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試合は挑戦者組の奇襲でスタート。しかしすぐに体勢を立て直したTHE HALFEEがペースを握る展開に。場外の挑戦者組に桜井が春日を投げつけ、勝村と春日が冨永を捕まえて連携で痛めつける。ここらへんはさすがのチームワーク。冨永をしばらく捕まえ、優勢に試合を進めていきます。

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しかしなんとかタッチ、勝村VS新納のマッチアップを経て春日VS朱崇花の闘いに。いきなりエグい蹴りを叩き込む朱崇花!ビッグブーツが顔面を捉える!激しい!

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感情をぶつけ合い、髪をつかみ合う二人。ここにきて因縁を感じる闘いを繰り広げていきます。木曽レフェリーも懸命に警告!

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朱崇花からタッチした冨永がいきなりハグを要求するセクハラ攻撃!怒りの春日はダブルリスト・アームサルトで投げ捨ててから混戦に!

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混戦から再び春日を捉えた冨永に勝村がジャンピングハイキックを叩き込み冨永グロッキーに、すかさず春日が逆さ抑え込みの体勢に!

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逆さ抑え込みからブリッジで抑え込むフィニッシュホールド「チャカチャカ」でカウント3!冨永真一郎から春日萌花がカウント3を奪いました!

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見事なコンビネーションで勝利を奪ったTHE HALFEE。勝村、春日の表情から苦戦が伺いしれますがこれで初防衛。後楽園ホール大会でTHE HALFEEをしっかりと見せつけました。良かった~!

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そしてマイクを取った春日萌花。

私たちの宝を守り抜きましたー!

お姉ちゃん頑張ったでしょ? 頑張ったよね?

インディージュニアの前挑戦者、そしてインディージュニアの前チャンピオン、インディージュニアの現チャンピオン、そんな高い壁を3人で撃破したからには、この先どんな壁が来てもぶっ潰せると思います!

これからも一緒に駆け抜けてください、お願いします! 

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 そして、勝ったらずっと言おうと思ってた、と退場しかけていた朱崇花を呼び寄せた春日。インディJrへの挑戦を表明。そして朱崇花も「今日は冨永が負けただけで私は負けてない」と釘を差しつつも「まあいいよ」と受諾。しかし、返す刀で春日に非情な言葉を投げかけていきます。

私の知ってる春日萌花にこのベルト挑戦して何が出来るの?

大して実力もないあなたに、挑戦して何が出来るんですか?

このベルトを懸けるんだったら、私の知らない春日萌花で来ないと、私ホントにあなたのことぶち殺しますよ?

その覚悟が出来てるんだったら、どうぞよろしくお願いします

その言葉を静かに聞いていた春日。ゆっくりとマイクを持ち直し、改めて語り始めます

朱崇花には私がやってきたTHE HALFEEというものが、私にとってどれだけのものか、全然伝わってなかったみたいだな・・・。

でもな! 私は・・・どんな思いでTHE HALFEEをやって来たか、あんたが知らなくても、ここにいるガンプロユニバースのみんなは、絶対認めてくれてるんだよ!

確かにあんたの知ってる春日萌花はすぐピーピー泣いて、すぐ負けて、先輩の威厳も何もないかもしんないよ、でもな!

私にはガンプロでやって来た、2年強の歴史があるんだよ!

ここにいるみんなはそれを全部見届けて、悔しい時は一緒に悔しい思いして、ベルト持った時、嬉しい時は嬉しい気持ちを共有して来てくれたんだよ!

そうやってお高くとまってればいいよ!

この人たちにはみんな伝わってるから!

ついでに言うと、その外側の、自由に言いたいやつと、あんたに一言言っといてやるよ。

出来ねぇと思ってんだろ・・・。

出来る出来ないじゃないんだよ!

勝てる勝てないじゃないんだよ!

勝つんだよ!

いいか、出来ない出来ない出来ない出来ないって、

無理だって言われること

全部!

ひっくり返して!

覆して!

歴史を新しく作るのが プロレスラーだろ!

そしてそれが、人生の醍醐味だと

私は思います!

あとは、リングの上で、11月23日、今マイクで伝えた思いの、何十倍もの思いが私にはあるから、それをあなたに全部ぶつけて、あんたをこのマットに沈める・・・。並大抵の覚悟じゃねぇからな

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朱崇花に詰め寄り、言葉をかわしてから改めて勝ち名乗りを挙げた春日。勝村、桜井の二人も後押しするように祝福してTHE HALFEEの三人でリングを降りました。

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初防衛戦を制したTHE HALFEE、そして、そのHALFEEの後押しのもとでマイクを握り、思いのたけを吐露した春日萌花。どちらかというと今までガンジョのお目付け役、お姉さん役というか。HARUKAZEの保護者だったり、ミックスドマッチに出場したりとどちらかというと裏に回って支える場面が多かった彼女。THE HALFEEでもまとめ役として勝村、桜井に繋げたりする場面も多く見られました。

そんな彼女が自らの想い、感情を顕にした試合後のマイクには感情をガシッと掴まれました。「デキる後輩」の朱崇花に向かっていった春日。THE HALFEEを背負って立ち上がって放った言葉。「でも、やるんだよ」的精神、この日のマイクはまさにガンバレ☆プロレスで大家、今成が負けて、負けて、跳ね返されても立ち上がり、マイクを持ち、吠えてきたことに通じるかと思います。

   

とりあえずガンバレ☆プロレス後楽園ホール大会、今回はガンジョにスポットを当てて書いていきました。チョコプロ、クリス・ブルックスに立ち向かったHARUKAZE、泣きながら彩羽匠に向かっていったまなせゆうな、決意のマイクを握り、後楽園ホール全体を力づけた春日萌花。ガンプロイズム的なものがあるのなら、確実にそれを持って闘っていた彼女たち。特に春日萌花の言葉、しっかりと心打たれました。ガンバレ!ガンジョ!