男マンの日記

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G1クライマックス29優勝!今こそ飯伏幸太について振り返る。怒涛のプロレス・ジェットコースター観戦記。

8・12 新日本プロレス日本武道館大会においてG1クライマックス29の決勝戦が行われ、Aブロック代表の飯伏幸太がBブロック代表のジェイ・ホワイトを破り、G1クライマックス初優勝を成し遂げました。

 

G1開幕戦の7・6アメリカ・エアラインズセンター大会では新日本初参戦のKENTAに敗れ、7・14大田区大会ではEVILに敗戦。2連敗スタートとなった飯伏、初戦での足のケガも抱えていきなり崖っぷちに追い詰められますがそこから連勝。 

また、7・6に関しては六本木の街頭でTV中継が行われ、奇しくも飯伏幸太が理想としているプロレスが一つ実現した形に。それについてこのエントリで書きました。 

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イキイキと路上プロレスをしていた飯伏幸太がDDTを去り、新日本プロレスに行っていわゆる「ちゃんとした」プロレスをするようになったことにより、自分の試合が六本木の交差点で流されることになっている。

路上でプロレスをする、というアイディアを発明したDDTより、ただ普通にプロレスをしている今のほうが彼の夢に近づいている、ということがなんとも皮肉というか、考えさせられてしまう事実でありました。 

この「街頭TVプロレス」企画がいつまで続くかわかりませんが、ぜひこのまま続いていつかは渋谷のスクランブル交差点のモニターに映してほしいし、DDTはDDTで東京ドームやプール、Abema本社などでやっていることですし、さらにいろんな所で路上プロレスを続けていって渋谷のスクランブル交差点を目指してほしい。路上プロレスVS純プロレス、渋谷スクランブル交差点にどちらが先にたどり着くか、という闘いも見てみたい、と思った日曜日の昼でした。

 8・3大阪府立体育館大会では去年の決勝で敗れた棚橋弘至にリベンジを果たし、8・10のAブロック最終戦ではその時点でブロック首位だったオカダ・カズチカをカミゴェで倒してAブロック代表に。

そして8・12の決勝戦では外道の乱入に苦しむ場面もありながらカミゴェで勝利。ついにG1クライマックス覇者となり、去年の雪辱を果たすことに成功しました。

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 そのときの予想はこちら。かなり個人的見解混ざってます!

去年準優勝の飯伏幸太。ここ最近の飯伏はいつ見ても身体バキバキで恐ろしさすら感じます。そして、今年のG1優勝候補は飯伏なんじゃないか、と思ってます。

去年はG1準優勝、そして両国でCODYとの3WAYでケニーのIWGPに挑戦、そして今年になって内藤哲也からIWGPインターコンチのベルト奪還。6月に再び奪還されますが、NEVER、インターコンチとベルト的にステップアップしてきたわけで、次はIWGPヘビー、という流れが自然に出来てきているように思えます。

ハッキリ言って身体的能力&コンディションではAブロックイチなんじゃないかと思える飯伏幸太。個人的願望もかなり混じってますが、今年はいよいよ飯伏幸太優勝、あるんじゃないかと思います。

 個人的にはAブロック本命予想をしていたので、今回こそはやってくれるんじゃないかと思っていたんですが、本当にやってくれるとは!DDT時代から見ていた飯伏幸太がついにここまでたどりついたことに感無量です。

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当ブログで最初に飯伏のことを書いたのは・・・。と振り返ると5年前の8月。夏の定番だったDDTの両国ピーターパンでの近藤修司戦が最初でした。すでに新日本とのダブル参戦状態だった飯伏。ジュニアからヘビーへ移行する時期だったような記憶が。この近藤戦も熱戦の末勝利。ただ、ベルトからは一歩引いた状態だったように思います。 

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そして新日本でのビッグインパクトとなったのは2015年の1・4東京ドーム!中邑真輔とのIWGPインターコンチ戦でした。 

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自分も興奮してこんなこと書いてました。

ベストバウト!今年のベストバウト!とバカみたいに叫んでしまったこの試合。去年のG1公式戦のときも素晴らしかったですが、今回もまた素晴らしかった。

とにかく、飯伏がまだ新日本で開けていない扉をどんどん開けていく中邑。飯伏もそれに答えて凄いものを出していく、客が盛り上がる、この繰り返しでした。飯伏がDDTで見せている狂気を新日本の中で、新日本のプロレスとして表現していく。中邑が飯伏の手をひいてずんずんと新日本の中に引きずり込んでいく絵が見えました。武道館のケニー戦で見せたあの「目がイってる笑顔」ベビーフェイスの中に隠されていたあの狂気を引き出して勝った中邑の懐の深さが際立った一戦でした。

ただ、飯伏もまだまだ引き出しがあるところを見せ付けてくれた、ほんとにレスラー同士、レスラーと観客のキャッチボールでボルテージが上がっていく、素晴らしいプロレスでした。

この時点でまだ「よそいき」だった新日本での飯伏に一つの道筋をつけたと言うか、もっとムキダシにしていいよ、と手を引っ張ったのが中邑、というような試合だったように思います。中邑は桜庭戦といい、こういうことが出来たのが後のWWE行きに繋がったのかな、という気がします。

ついでに「行列」に出演。これきっかけで飯伏動画を張りまくったのがこちらのエントリなので、飯伏入門としてぜひご覧ください。最後の公開練習の狂気たるや。 

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 そしてこの時期、同時所属のDDTでも大きな動きが。さいたまスーパーアリーナ(サブアリーナ)大会でKO-DチャンピオンのHARASHIMAを降して第49代KO-D王座に輝きます。そして新日本ではNJC初優勝、4月の両国でAJスタイルズに挑戦(失敗)と、めまぐるしい日々を過ごすことになります。

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 そしてG1クライマックスにも参戦してAJスタイルズに勝利。8月には佐々木大輔と組んで関本大介&岡林裕二組からKO-Dタッグ王座を奪還。とにかく今振り返っても目まぐるしい日々を過ごしていた飯伏。 

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20分超えの試合でしたが全然長くなかった!凄い試合を見せてもらいました!単純にクオリティの高さと狂った発想が同居したプロ・レスリング!ひとつ前の6人タッグ選手権と同様、DDTのクオリティの高さを見せてくれました。

飯伏、佐々木の発想力、コンビネーションのすばらしさはもちろん、二人のくりだす頭のおかしい攻撃を全部受け切り、パワーで倍返ししていく関本、岡林ももちろんよかった。ガッチリと噛み合った、素晴らしい試合をありがとう!

そしてついに色々と爆発したのか、10月25日のDDT後楽園大会を欠場。そこから無期限両団体欠場状態となります。 

ファンとしてはその時に出た自伝(2つとも最高でした)を読みつつ気持ちの空白を埋める日々でした・・・。 

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 まず帯に書いてある描写からして凄い「最狂編」

(井上):それで、飯伏さんは自宅にひとりでいる姿を鮮明に覚えてる?

飯伏:はっきりと覚えていますね

(井上):寂しくなかったですか?

飯伏:寂しすぎましたね。だから包丁を振り回してましたね。

(井上):誰が?

飯伏:いや、僕が 

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 一方こちらはまっとうに、1人の若者がプロレスを好きになり、憧れ、様々な障害を乗り越えてプロレスラーになるまでの青春ストーリー。

濃い目のNumberみたいな感じの「最強編」

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 どちらも面白い。読み比べる面白さもあるので両方必読です。

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 そして、ついに発表されたDDT,新日本両団体同時脱退&フリー宣言。 「飯伏プロレス研究所」所属として活動。2016年は本当に自由な活動を繰り広げました。

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そして、そもそもDDT時代から見ていた自分としては、「これで新日参戦へのハードルが減った」みたいな言い方してた(ように見えた)週プロにもイラっとしたりしてました。

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サトヘンに

いやほんとにちゃんとDDT見てるのかこの編集長は、と思わず言いたくなります。しっかりして欲しい。新日本とスターダム頼りなのはわかったんで、だったら他の記者のコラムも週代わりで持たせるとかしてバランス取ってくれないかと。どこかを下げてどこかを上げる、そういうやりかたで業界全体が上がっていくとは思えない。

とか書いてました。若い!

 

3・21DDT両国大会で復帰、レッスルマニアウイークには「Kaiju Big Battle」に参戦、NXT観戦、「WWN MERCURY RISING 2016」参戦、そして6月にはWWEのクルーザー級トーナメントに参加するなど世界を股にかけて活躍。新日本プロレスにも「タイガーマスクW」として参戦しました。

 

そしてこの年、2016年にはケニー・オメガがG1クライマックス優勝。飯伏に対して熱いメッセージを送っていました。

2つのメッセージをアイツに伝えてほしいんだ。まずは、新日本プロレスが世界で一番の場所だということだ。俺はまだ進化してるし、頑張ってる。そしてもう1つ。今日、ようやく俺はお前を超えた。一人は…さびしいじゃないか。だから、この場所で待っている

泣ける・・・。

ちなみに今回も、試合後の囲みインタビューで三田佐代子さんがこれに対応した質問をされていました。

相手にはたくさんセコンドがいた一方、ご自身は一人でリングに上がり、最後まで一人でしたが、心細さなどは?
飯伏「いや、僕はずっと一人です。……というのは、もうやめましょう(笑)。いや、寂しすぎましたね。一人ですよ」

この後すぐ次の質問が来てしまったので真意は聞けずじまいでしたが、機会があったら深く掘ってほしいところ。

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こうして2016年はかなり自由な活動を送っていた飯伏、しかし、それを見ながら自分はこんな事も思ってました。 「このまま過ぎていくと、飯伏幸太はどうなっていくんだろう・・・。」と。そこでこのエントリに懸念を書きました。それがこちら。

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WWEのCWCトーナメントでは準決勝進出(TJパーキンスに敗退)、NXTのダスティ・ローデス杯に出場が決定し、新日本プロレス10・10ではタイガーマスクとして第0試合に登場(と言われてます)タイガーマスクが継続的なものだとすると、その流れでドーム出場、新たな展開があるのか(3つ目のツイートがそれを暗に示しているのか)タイガーマスクというギミックのままでそれがあるのか、どこかで正体を明かすのかはわかりませんが、何かしらの流れが決定しているとしたら楽しみです。

飯伏の円熟期は30代のうちのあと4~5年かと思われるので、そのうちに何か「残る仕事」を成し遂げて欲しい。プロレスを一段上に上げ、自信の代表作を作って欲しいというのが私が思うところでもあります。

WWE、DDT、新日本・・・。いろいろな選択肢の中で新日本を主戦場に再び選んだ飯伏。そして2018年にはついに新日本プロレスの中でケニー・オメガと組むことになりました。ゴールデン・ラヴァーズ復活!そして、2018年のG1クライマックスでは久しぶりにケニー・オメガとの対戦が! 

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「あの」2012年の一騎打ち、エゲツなさ、凄さでいうと最高なあの試合以来のケニー・オメガVS飯伏幸太。この激しい一騎打ちを制した飯伏。決勝進出を果たしましたが、決勝戦では棚橋弘至に敗北。惜しくも準優勝に終わりました。 

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 そしてその後はケニー・オメガとともにAEW入りかと思われたりしましたが新日本に残留。 個人的にはAEWと新日本の架け橋としてフリーとしてやっていくのかな?とか色々思ってこんなエントリを書いたりもしました。しかし飯伏が選んだのは新日本残留、という道。

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こんな妄想を書いてましたがハッキリと外れました。今でもこの展開のほうがよかったと思うんだけどなぁ・・・。

1・4東京ドームでケニー・オメガもヤングバックスもベルトを防衛。メイン・イベントが終わった後にELITE勢(おそらく飯伏幸太も)がリングに集結。ある宣言を行います。それは

ELITE勢の新日本プロレス離脱、アメリカでの新団体設立

新日本プロレス(+ROH)の協力のもとアメリカでの新団体設立。新日本プロレス&ELITEというべき団体がアメリカに設立され、IWGPのベルトを持ったままケニー、ヤングバックスがその団体に移行するのです。つまりは新日本プロレスの中にはベルトがなく、奪うためにはアメリカに行かなければならない。ELITE勢も新日本に参戦しますが、ビッグイベントはアメリカで開催。新日本プロレスと新団体との対抗戦、という構図になるわけです。

つまりは新日本プロレスがコントロールできる「外敵」がアメリカに生まれる。抗争のグローバル感も生まれるし、例えばオカダが何回日本で防衛しても得られなかった「大きなスター」感を手にすることが出来る。新日本プロレスは「日本の団体」ではなく、「日本とアメリカの団体」となれる。WWE入りを頑なに拒み、対立しているELITE勢としてもアメリカの活動での後ろ盾が出来る。いいことづくめの抗争がここに始まるわけです。

 AEWからの高額オファーを断り、新日本専念を宣言してG1クライマックスに挑んだことでこの栄光を掴んだ、と日刊スポーツは報じています。

www.nikkansports.com

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このように、常に居る場所で誰かに求め続けられてきた飯伏幸太。デビューしたDDTでも、新日本プロレスでも周りから色んなことを求められ、しかしどこかふわっとしていたところを今回しっかりと向かい合った。そのことがこの結果を生んだのかと言う気がします。

というふうにメディアはこのようにおさまりのいいストーリーにはめこんでいきたいもの。ただ、プロレスファン、飯伏ファンとしては面白くなれば問題ないので、「新日本に忠誠を誓い、人としてまともになったからG1勝てた」というのはあんまりおもしろくないと言うか。

昔から見ていてアタマおかしい、ヤバい人格の飯伏幸太が好きなので、あまりしっかりしないでほしいな、という気持ちもあります。ここらへんもめげずに新日本プロレスとの綱引きを続けてほしい。 試合後のコメントで飯伏はこうも話しています。

   

飯伏「やっぱり、プロレスっていうものは、もっともっと可能性があるものだと、僕は思っているので。もっともっとたくさんの人に、プロレスを見てもらいたいなと。もっともっと可能性があるので、本当に。それはもう、本当に僕だけじゃなくて、他の人とたくさん関わり合って、盛り上げていきたいなと。そこは変わらないですね。今までとも変わらないです、そこは」

確かにこの点に関してはDDT時代から変わらない飯伏幸太。しかしながら、これからの飯伏幸太がどこまでいけるのか。IWGPヘビーを奪取して長期政権を目指すのか。それともまたどこかにフラっと行ってしまうのか。彼が何を考えて何を目指し、どこへ行くのか。 どんな形で「理想のプロレス」を実現させていくのか。楽しみにしながら今後も見ていこうと思っています。

今の新日本が考えているより凄いことを飯伏幸太は考えてるんじゃないか。そしてそれを実現させちゃうんじゃないか。そんなことを妄想させてくれるレスラー。それが飯伏幸太だと思います。

そしてとりあえず飯伏幸太選手、なによりG1クライマックス優勝

おめでとうございます!

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