男マンの日記

マンガ、落語、お笑い、プロレス、格闘技を愛するCG屋の日記。

11・29「脱力タイムズ」アンタッチャブル復活!有田哲平と柴田と山崎と

というわけで、もはや全国民が知ってると思うんですが、11月29日放送分のフジテレビ「脱力タイムズ」内で、およそ10年ぶりに漫才を披露。全お笑いファンが泣いたわけですが。というか、ツイッターやりながら見てたんですが、結構TL上の視聴率が高かったらしく、一瞬で「アンタッチャブル復活!」で埋め尽くされる我がTL。

酒飲みながら見てたんで結構興奮してしまい、わりと恥ずかしいことをつぶやいてました。恥ずかしい。恥ずかしいけど自戒の為にさらしておきます。恥ずかしい。

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基本的に自分はTVerで「脱力タイムズ」を見るのが日常なんですが、なんで今回たまたま生で見てたかって言うと、こういうネットニュースを見たから。

taishu.jp

なんか日刊大衆ってことでさほど信じてないんですが、内容的にはありそうなことだったし、たまたま家にいたんでじゃあ見てみるか、と生で見たら歴史的瞬間を見れたので日刊大衆に感謝ということで。「何も知らずに見たかった」という人もいたけど、「日刊大衆で報道してた」くらいだったら、「何も知らずに見た」と同じようなもんだと思います。

とりあえず、万が一未見の方は12月6日の22時まではTVerで見れるんで必見。何で久しぶりにやってこんなに面白いのか。山崎に「ありがとう」と頭を深々と下げてから漫才に入る柴田にぐっときます。そして有田の優しい表情。改めて見直すと、そのわりにツッコミキツめの柴田にちょっとハラハラしますが。

tver.jp

 そしてこれをうけて12月8日放送のTHE MANZAIでの新作披露が発表に。とりあえず一発打ち上げ花火で終わらなかったのはよかった。次は最初から期待されての漫才だけにハードルは上がりそうなのが心配ではありますが。シンプルに楽しみです。

www.oricon.co.jp

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そして、まあこれはあと10年後とか、どっちかが辞めるとかそういうタイミングになるのかもしれませんが、いつか山崎にも柴田とコンビ活動をしていなかった理由を語ってほしいと思います。でも語らないのも山崎っぽいし、それはそれで良いかとも思いますがやっぱり聞きたい。

今の所柴田からの話しか聞いてないので、どういうテンションで山崎がアンタッチャブルを封印してたのか。バトンは山崎が持ってたっぽいのがなんとなく今回の復活で伺えたんですが、それがまた復活したのは何故だったのか。くりぃむしちゅーの二人から何かしら働きかけがあったのか。色々と考えを巡らせたくなる今回の復活でした。そもそも柴田の休業もなんだか真相はハッキリしないものがありましたし。

www.oricon.co.jp

ともかく今回の復活(でいいんだよね・・・?)で再出発となったアンタッチャブル。基本的な番組出演はまだピンが多いのかな、とも思いますが、漫才がたまに見れるだけで満足。今までは、たまに柴田が山崎のことを話したり、「仲いいんですよ」的なことをアピールするたびに「あ~、でももう復活しないのかな~」みたいな空気を感じてしまっていました。最近はそれ自体も減ってたし。

バンドとかお笑いコンビ、プロレスラーとかもそうですが、一回喧嘩別れして二度と仲直りしないんだろうな、と思っていたコンビが10年以上経ってから復活したりすることもある。 人間時間経つとわかんないもんだな、というのと、見続けてるといいことあるんだな、というのがしみじみと染みたこの復活劇。二人で伊集院に報告してほしいなぁ。

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otokoman.hatenablog.com

※1219/12/08追記

というわけでアンタッチャブル、THEMANZAI出てました。

www.fujitv.co.jp

番組開始当初から「アンタッチャブル出演」と煽りに煽りまくられた末に1時間半くらい経過したあとにやっと登場したアンタッチャブル。提供表示のときにもちょいちょい登場してました。NHK「プロフェッショナル」か!っていうシリアス演出www

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そしてTHE MANZAIの出演依頼するところから。いきなり「友達で出たいっていう人がいて」とボケる山崎、「人にあげるんじゃないよ」とすでに漫才が始まってるようなやりとり。その後もノンストップで喋り続ける二人。10年ぶりなのに密度がすごい!!

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そして過去の栄光の映像ダイジェスト!若い!とにかく溜めに溜め、あおりにあおってからアンタッチャブル登場、という流れに持っていこうとするTHE MANZAI。確実に今回のメインとして扱われていました。

そしてアンタッチャブルの前にはプラスマイナス、インディアンスとスピーディーなテンポと小ボケをバンバン入れてくる「アンタッチャブルフォロワー」的な若手が放送された後の登場。だからこそか、10年ぶりのブランクをかなり強調していました。若い二人!メガネなし柴田!

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山崎「お笑い界をひっくりかえす気持ちで行きます」、柴田「不安いっぱい、もっと時間が欲しい。今だって食い違ってんだから!」最後まで自信たっぷりの山崎と不安たっぷりな柴田。そのまま漫才に突入!すれちがい漫才!違うか。

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そしてついにアンタッチャブル登場!大歓声!

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早速の「ザキヤマが~、THEMANZAIに~、クル~~~~!」炸裂。ノリノリか!ここからノンストップで暴走するザキヤマ、マシンガントークで止めに入る柴田。互いに好きなことやってるようでギリギリ漫才になるようなスタイルが凄い。

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「神対応」の漫才のフリをず~っと続けるザキヤマ、10年ぶり何だからそこらへんの話をしたほうがいいんじゃないかと提案する柴田。何回かツッコムも全然止まらないザキヤマ。そして往年の「ベーコン状態→カリカリ」からのアメリカのビュッフェ、そこからビュッフェあるある。とにかく脱線しまくるザキヤマを止めようとする柴田。そのわりにオチのところはちゃんと聞く柴田。

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10年前のゴタゴタを「ファンキーでモンキーでベイベー」と処理して神対応に。そこからこれも往年の柴田が神対応できるって主張→山崎「信じるよ」→柴田「やらせろよ!」、柴田が歩く動作して山崎「大変だ!手足動いてるけど進んでない」を交えつつも神対応漫才に。

そこからザキヤマの柴田への無茶振り「からの~?」連打&「サイレント!」で滑ったりしつつザキヤマ「相方への私への神対応ありがとうございました」柴田「いいかげんにしろ」でシメ。久々のアンタッチャブルの漫才、堪能しました。

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とにかくテンポとボケの量、二人のキャラクターで見せたアンタッチャブルの漫才。年末年始の番組や次回以降のTHE MANZAIで見れたりするのか。これからどういうふうにネタをアップデートしていくのかも含め、楽しみに見ていきたいと思います。面白かった。 

 

オードリー若林結婚!11・24オードリーのANN、煙に巻いてからの衝撃!24分かけてのガチ結婚発表!

お笑いコンビ、オードリーの若様こと若林正恭が11月24日放送の「オードリーのオールナイトニッポン」の中で、自身が一般女性と結婚届を提出したことを発表しました。

www.oricon.co.jp

まあ私もラジオ聞いてたわけですが、なんというか不思議な感じの結婚発表回でした。多分本当に発表したのは3:30くらいだと思うんですが、それまでの30分ほどはとにかく若林に翻弄された放送でした。その結婚発表までが面白かったというか、こっちの心の動きもスゴかったのでそれを振り返って行こうと思います。

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まず、番組最初は先週判明した春日の奥さんの「クミさん」が春日家の愛犬のLINEスタンプを販売してることへの若林からのクレーム。「いきなりお金の話になっちゃうけど」と、ケイダッシュステージに9:1で入れることを要求する茶番話。若林が「おれもオヤジのLINEスタンプを作ろうと思ってる」と言ってひと盛り上がり。

そして、クミさんに「ぜひうちに来てください」と招待された若林。春日が嫌がるかなと思い、夫婦ですり合わせて意見を揃えてほしいと春日に要求。そこでその理由として

若林「じゃないとオレもかみさんを紹介するときに困るよ。春日家が意見を揃えてくれないと」

春日「なるほどね、じゃそちらは二人で来るの?」

若林「もちろん二人で行くよ」

春日「だったらやめてもらいたいね、怖いもん」

若林「なんでだよ!挨拶させてよ!」

春日「なんで見えない一人分の食器とか用意しないといけないんだよ!」

若林「見えるよだって人間なんだから実体があるんだから」

春日「いや怖いって」

若林「なんでだよ実体はあるんだから」

春日「実体はないんだよ~」

 と頑なに信じない春日。なぜこういう反応かと言うと、これまで何回か、若林が「うちのカミさんが・・・。」というくだりで架空の「奥さん」の話をちょいちょいしていたから。(こうなってくるとその話も実話混じりだったりとかするのか、と思ったりもするんですが)なので、この時点では聞いているリスナーも「あ~、また若様がぶっこいてんな」と思っていた人が大半だと思います。

 

そして話はたりないふたりのライブ時の話に。山ちゃんの結婚報道後に初めて会った若林、客前で結婚祝いのプレゼントを渡し、普通にボケなしで祝福したあとに戸惑われた、という話をした後に、お返しの品が山里家から届いたら、それは「正恭」と名前の入ったバスケットボールとボール入れのバッグ。そのときに

若林「ちょっとカミさんの名前入れろやと思ったのね。見えてないのかと思って」

春日「ん・・・?なんだこの話」

ちなみにそれを考えたのは奥さんらしく、良い伴侶をもらったな、と思った若林

若林「でも名前を入れようと思ったなら奥さんのも何で入れなかったのか、っていうのは引っかかってるけどね」

春日「まあまあ、ほんとにいるならばね、おかみさんがねおかみさんが。」

若林「いや押し問答よこれ、いるいないの。こんなの聞いてて楽しくないよリトルトゥースが」

春日「いや楽しくないと言うか怖いと思ってるけどね、普通にカミさんの名前がって言ってるのって怖いと思うよ」

若林「いやオレのほうが怖いと思ってるけどね、世にも奇妙な、みたいな」

春日「いやそうだからその住人と話してる感じよ」

若林「こっちがね」

春日「こっちがよ」

 と互いに譲らない二人。作業をしながら聞いてた私も「あ~、なんかこのくだりちょっと長いな~」と思い始めました。ふつうならあっさり引くのに今日はなかなか粘ると言うか。ちょっとした違和感を感じ始めたところで若林が婚姻届の話を唐突にはじめていきます。

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若林「いや初めて婚姻届書いて思うんだけど、あれってあの、同居した日または結婚式挙げた日って書く欄なかった?」

春日「婚姻届書いてってなんだよ・・・あ~、あったあった。」

若林「春日って婚姻届出したときに結婚式もしてないし同居もしてなかったじゃん。あれってなんて書いた?」

春日「あれは・・・う~ん・・・。書いてないかな~」

若林「あれってなんだろうね、国が同居した日と結婚式をした日を重んじてるってことだよね?」

春日「それを知りたがってるってことだよね」

若林「それって気持ちが通じ合った日、気持ちが共鳴した日とかでもいいのにな、国が重んじてるんだったら」

春日「でもそれって形がないからな~」

若林「で、婚姻届の下の方に「その他」って欄あるじゃん」

春日「詳しいな婚姻届」

若林「書いたから」

春日「書いたからってなんだよ怖いな」

若林「こっちのセリフだけどね、で、春日ってその他のところに「一騒動ありました」って書いたの?」

春日「書いてるわけないだろ!わざわざ国に申告する話じゃないだろうが!」

若林「書いてないんだ」

春日「書いてないよ!受付の人に「よかったですね」って言われただけでさ。記録として残すものでもないだろ」

 と婚姻届話。ここらへんでちょっと「ん?マジ・・・?いやまさかね・・・。」くらいの感じになってきました。そして、結婚が決まってお世話になったひとに電話した、という話をはじめた若林。そして婚姻届出して、明日オールナイトで発表、っていう電話したら南海キャンディーズの山ちゃんが一番ビックリしてた、というエピソードを話したところで春日がついに

春日「いや怖いことを言うなよ~!そこまで来たか。もう岡村さん超えてるよ余裕で」

若林「岡村さんは超えてるだろうな」

春日「岡村さんも流石に電話まではしないでしょ、奥さん見えてるまでは言うけども

若林「こんなオオカミ少年・・・大ボケ少年だよもう、ボケ過ぎて信じてもらえないってことでしょ」

と再び押し問答に。聞いててこの話の着地点はどこに・・・。丸々ウソのままここまで長く話さないだろう、とちょっとドキドキしてきました。

それからも朝井リョウとDJ松永に「見えてたってホントだったんですね!」って言われたこと、山里亮太に入籍報告した時、奥さんが一般人なのに、山ちゃんに「え?マジで?相手は?」と詰められたときに「相手なんだけど、あの・・・山ちゃんと一緒でさぁ。オールナイトまで待ってもらいたいんだよね」とカマしてしまった話を普通のトーンで続ける若林。

春日「ん?なんだこの話は?どこまでが怖い話で・・・何だこの話?」

と困惑しはじめた春日。今の気持ちを最近ときどきやる若林が先生で、春日が生徒役の作文形式で「ちょうだいよ」という若林

そして作文形式で話していく春日。

春日「今、若林くんと話していて、またいつもの感じでカミさんが家にいると話しているので、聞いていたら時間が長いなと思ってきました

いつもだったら、ボクが見えてるだけだろ!怖い話だな~!と言ったら違う話題に行っていたのにずっと続けていたので、ボクはだんだん、本当に怖くなってきました

 

ただ、それでもなお、ボクが怖くなっているのを若林くんはわかっているはずなのに、ビンカンで空気を読める天才なのでわかっているはずなのに、それでも続けるので、ボクは本当にカミさんがいるのではないかというところになり、石井ちゃん(ディレクター)の顔を何度も見てしまいました。 

 

石井ちゃんはいつもと変わらずそこに座っていました。

 

なので、ボクはまだこわくなり、なんらかのアクションをしてほしいのにいつも通りにすわっているのでボクは今、とても怖いです。

 

なので、ちょっと本当に結婚をしたの・・・。やけに入籍届にくわしかったので、ただ若林くんは話す前に綿密に取材をしてリアリティを出すタイプなのでどっちなのでわかりませんが、この話は今の所9:1でホントなんじゃないかと思っています

 

おしまい」

 

若林「春日くんね、今あの~若林先生が本当に結婚したんじゃないか、入籍したんじゃないかっていうのを9:1の9,本当だと思ってるのね」

春日「はい」

若林「春日くんその9は、10にしてください」

春日「わ~い」

というわけでここでファンファーレが鳴って結婚確定。放送開始後24分かかっての発表でした。このとき自分も、ツイッターのタイムラインも「ん?ん?」「またまた~」「ほんとに?」「ヤッターーーーー」みたいなリスナーの心の動きが見えて非常に面白かったです。

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 このあとは春日が若林の結婚までの過程を訪ねて色々聞き出したり、結婚をタリーズコーヒーで聞いたサトミツがその場で号泣したり、バーモント秀樹に生電話で連絡したり、春日が結婚についての先輩風吹かせてスカされたり、アンガールズの田中にまだ報告していないことを心配したりとなんとなく祝福ムードで進んでいった「オードリーのオールナイトニッポン」

今までいろいろとこじらせだったり人見知りだったり「生きづらさ」を抱えていることを話したり、書いたりしてきた若林。その部分も大きな魅力だった若林が結婚したことでなにか変わってくるのか。ふたりとも既婚者になったオードリー、いつまでラジオを続けてくれるのか。いろいろと思うところはありますが、とりあえずおめでとうございます! いかにも若林らしい、結婚報告のレポートでした。あ~。結婚・・・。(なにかしらダメージ受けてるっぽい)

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「加藤の乱」継続中?今騒がれている吉本興業の問題点。その切り分けについて。

23日の「スッキリ」で、加藤浩次が「今の経営陣が刷新されないと辞める」と発言し、その日の吉本興業の会見を受け、24日に吉本興業本社で大崎会長と会見を行いました。

www.sanspo.com

そして3時間に渡る話し合いは保留に。首脳陣が辞任する予定はないとする吉本興業側と経営陣の刷新を求める加藤の主張は平行線に終わったわけですが、加藤も即日退社を決断することはなく継続した話し合いを希望。今後も対話をしていく意思を明らかにしています。

 

吉本興業の会見以来、数々の芸人たちが不満を顕にし、特にギャラ配分などへの不公平感をTwitterやTVのコメントなどで発言しているわけですが、今問題になっていることを整理すると3つの点に集約されると思います。

1 吉本興業と反社の関係について

そもそも最も大きな社会的問題はこれ。直営業で反社から報酬をもらっていた宮迫達ですが、その会社について宮迫が入江に確認したところ「吉本のイベントスポンサーをやっているから大丈夫」と言われた、と宮迫が記者会見で発言したことで、吉本興業と反社の関係性が疑われています。そこに関しては「たまむすび」での町山智浩コーナーで詳しく語られています。

miyearnzzlabo.com

詐欺グループの会社が吉本のイベントスポンサーをやっていることで、本社ともつながりがあったのではという話。このつながりがどの程度のものか。吉本がこの会社についてどこまで把握していたのか。そして他にも同じようなことがなかったのか。これについては第三者機関による調査等ないとなかなか世間も納得しづらいのではないかと思います。

ただ、それで色々出てくる可能性もあるのでなかなか踏み出しづらい。そして、第三者機関が調べて「シロ」と出たとしてもなかなか世間は納得しない、というのはNGTの件を見ても明らか。ただ、宮迫と亮の会見も「調査中」という名目で引き伸ばしてきた吉本興業。近日中に何かしらの答えを出すことが必要ではないでしょうか。納めるところがなかなか難しそうですが。 

文庫 吉本興業の正体 (草思社文庫)

文庫 吉本興業の正体 (草思社文庫)

 

 2 吉本興業とTV局の関係性

亮が記者会見で「在京、在阪のTV局は吉本の株主だから(記者会見は)大丈夫」という発言を社長からされた、と発言したことでクローズアップされたこの問題。

実際、株主についてはこのページに載っています。

www.yoshimoto.co.jp

加藤が「スッキリ」で言及していたように、株主が集まって取締役を解任させる、ということが起こり得るし、吉本興業の反社との関係が明らかになったら、また宮迫や亮へのパワハラ的言動を問題とするならばTV局がそのように動いてもおかしくはないはず。

もっと言うと、その反社とTV局の関係性がもしあったとしたらそれこそ大スキャンダルに発展する可能性もあり、TV局にとっては危険な要素でしょう。

ただ、TV局側もよしもと制作の番組があったり協力していることもあり、厳しく追求し、報道していくのも難しいのかもしれませんが特に「報道」ということを考えると明らかに利害関係があるのは確か。

デーブ・スペクターが「TV局は株を手放すべき」とコメントしていましたが、報道の原則を考えたらそうすべきなのと、株主の責任を考えたら厳しく監視すべきでしょう。今後の出方に注目・・・。ただここがいちばん「なあなあ」になりそうなところだと思います。TV局が当事者性をあっさり認めるとは思えない。踏み込んだとしても役員交代までなんじゃないかな・・・。 

全部やれ。 日本テレビ えげつない勝ち方

全部やれ。 日本テレビ えげつない勝ち方

 

 3 吉本興業の芸人への対応

この部分が今大きくクローズアップされている印象です。

加藤も「大崎会長、岡本社長を社員、芸人は怖がっている」と話し、宮迫、亮の会見からもそのパワハラ体質を暴露された会長・社長。そして他にも色々な芸人たちが声を上げているギャラの配分の理不尽さ。

ここについてはまずパワハラは窓口作成、意識改革が必要ですし、ギャラに関しても事前の契約書作成、契約条件と対価の明確化。そしてそもそも個別の仕事の前によしもとと芸人の雇用契約書はもう必要なんじゃないかと。放置されてきた体制の古さ、会社と芸人との主従関係のキツさへの不満がここにきて爆発した印象です。

blogos.com

しかしこの点については、契約を全て明文化していくにはスタッフの大幅増員が必要そうですし、分配を健全化していくとなると劇場に出れる芸人が減ったり、そもそもクビになる芸人もいるでしょうし、今の「古き良き」というか、芸人文化が大きく変わっていく可能性もありそうです。

よしもとが芸人に甘えていた部分も芸人がよしもとに甘えていた部分もそれぞれを解消していく中で、失うものも得るものもある。ただ、あまり好きな言い回しじゃないですが、ここについては時代に応じて変わっていかないといけない部分のように思います。

 

   

 

そしてここにきて政府からもよしもとへの発言が相次いでいます。

www3.nhk.or.jp

政府との事業も進め、教育にも進出しようとしているよしもと。色々と改善を迫られる中でどんな対応を見せるのか。旗を上げた加藤浩次、動いた松本人志、そして宮迫博之、田村亮がどうなるのか。正直みんな元鞘、が最悪の結末だとは思うんで、しっかりと膿を出す方向には動いてほしい。お笑い好きの野次馬なんで見てるしかできないですが、なんというか上手くいってほしいと思ってます。いろんな意味で。

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7・22「スッキリ」加藤浩次魂の独白。崩れ始める吉本帝国。

7月22日の「スッキリ」で、極楽とんぼの加藤浩次が宮迫博之、田村亮二人の会見をうけてコメントを出しました。

 

7月13日の時点では、宮迫、亮の二人が悪者というか。会社に無断で反社と付き合ってて金もらってて、でもそれを隠していたのということで一方的に悪者として世間から扱われていました。

ただ、その中で吉本興業の姿勢。ザブングル擁するワタナベプロが早々に文章で通達分を出し、彼らの謹慎期限、謹慎理由、謹慎中の行動について名言したのと比べて反応の鈍さ、芸人への救いの無さについて疑問を呈する声が上がっていたのも確かです。しかし、宮迫、亮への批判の声に比べると認識しています。 

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そして、一気に潮目が変わったのがこの会見。

直前に吉本興業から契約解除された宮迫と亮が反社から金をもらったこと、そのことについて嘘をついていたことについて謝罪し、その後吉本興業の大崎社長から謝罪会見をストップさせられ、会見を行おうと提案すると「お前ら全員辞めさせる力がある」と暴言を吐かれた、と告白。その涙ながらの静かな告白により、その説得力もあり彼ら二人への道場、共感と吉本興業への批判が一気に高まる形になりました。

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 そしてそれをうけてダウンタウンの松本人志がツイッターでこう発言

そして、21日のワイドナショーで急遽生出演。一連の騒動についてコメントし、先日の夜吉本興業に赴いて岡本社長と会談したことを告白。

www.huffingtonpost.jp

「吉本興業はこのままでは壊れていく」と危機感をあらわにし、「吉本興業内に、もう一つ松本興業じゃないですけれども、僕の部署を作ってくれ。やらかした子達、イエローカードの子達を俺が引き取るから」、「元々岡本は僕のマネージャーだった。彼が辞めるんなら自分も辞める」と発言。同席した東野も「在京5社、在阪5社が吉本の株主だから大丈夫、という発言が気になる」と発言し、最後には芸人たちのことを思って涙を流していました。

そして、ここから出てきたのはこんな記事。

headlines.yahoo.co.jp

世の中なんとなく「さすが松本人志、これで吉本が会見を開いてなんとなく客引きなのかな」と思っているところに7月22日の「スッキリ」でさらなる爆弾を投下したのが極楽とんぼ、加藤浩次でした。

 

「吉本興業はこのままでは壊れていく」と危機感をあらわにし、「吉本興業内に、もう一つ松本興業じゃないですけれども、僕の部署を作ってくれ。やらかした子達、イエローカードの子達を俺が引き取るから」、「元々岡本は僕のマネージャーだった。彼が辞めるんなら自分も辞める」と発言。同席した東野も「在京5社、在阪5社が吉本の株主だから大丈夫、という発言が気になる」と発言し、最後には芸人たちのことを思って涙を流していました。

ただ、ここには伏線があり、まず当日深夜のラジオこの件に触れ、吉本興業への怒りを顕にしています。みや~んさん渾身の書き起こしはこちらから。

miyearnzzlabo.com

宮迫と亮がウソをついたことについてまず触れてから、記者会見を会社が止めた、という話しから吉本興業への怒りが爆発する加藤。

「なんで……なんでこんなことになっているんだよ? 俺、見ていて逆に腹が立って。これ、なにに腹が立ったか? 会社に腹が立ったね! なんなんだ? なんでこんなことになっているんだ? 俺は現状、はっきり言うけども会社に対しての信用は1個もないね! これはタレントのみんながたぶんそう思っている部分はあると思うし、さらに言ったらいまの吉本興業の社員に人間もこれは……上層部を信用できないでしょう?」

そしてこのトークの最後に「吉本の対応次第ではいろいろと考えないといけない」と意味深なことを発言しています。そして月曜日での「スッキリ」を迎えることに。 

 

   

 

そして迎えた月曜日の「スッキリ」まず冒頭から宮迫、亮の記者会見を流していきます。そしてそこから加藤のコメント。こちらもみや~んさんの書き起こしはこちら。

miyearnzzlabo.com

まず、宮迫と亮と自分の関係性について。宮迫は加藤にとって先輩だけど同い年。敬語を使わなくてもOKな関係性。そして亮とは銀座七丁目劇場で一緒にやってきた間柄。この二人がこんな会見をしなければいけないのが悲しいと。

そしてここまで追い込んだ吉本への怒り。そして亮がラジオでウソをついていたことについての葛藤について。ラジオ直前まで話し合いをしていたという亮。嘘をついて一ヶ月間沈黙していたことの苦しさへ言及します。

そして岡本社長の「連帯責任でクビ」、「テープ回してないか」発言について。静かに、覚悟を持って話し始めます。

「僕はね、ちょっとね、あの-・・・。岡本さんをよく知っていますけども。そういうことをする人です。(岡本社長が)若い人らにそういうことをしているところも見たことがある。そして、会社の社員に対しての恫喝みたいな・・・。オイ、お前ら!みたいなことを言う人だっていうことは僕も知っています。」

「その流れで、でも、こんな時には助けてくれる人だろう。言葉は汚いけど、そういう風に言ってはいても助けてくれる人だろうっていう風に俺は思っていたけど・・・。そうじゃないんだ。そのままなんだって。」

と、ここでハッキリと吉本興業内部のパワハラ体質について告白。ある意味宮迫、亮異常に踏み込んだ発言を加藤はしていきました。二人と違って今も吉本興業所属の加藤。「スッキリ」のメインMCも失う可能性がある、と覚悟しての発言でしょう。そして吉本批判は続きます。 

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 会社全体が大崎会長、岡本社長を怖がっている状況がずっと続いていた、芸人たち、現場のマネージャーらが物を言えない空気がつくられていた。そこに納得行かないで辞めた人間もいる・・・。と今までの鬱屈、不満を激しながら冷静に、噛みしめるように語っていく加藤。そしてついに

「これは僕の意見として言いたい。俺は辞める!

この取締役が変わらないんだったら・・・。僕はそこを本当に思う。」

 と自身の進退にも言及します。

昨日からずっと考えていたというこの言葉。ラジオで触れてからずっと心の中にあったんでしょう。山本圭一の不祥事、復帰と吉本興業とはいろいろとあった加藤浩次。よほどの葛藤と覚悟があることが察しられます。

 

そして、そこから先日のワイドナショーでの松本人志発言にも言及。旧知の仲の大崎が辞めるなら自分も辞める。と発言したことに対して、大先輩に向かっておこがましい、気持ちはわかるとしつつもハッキリと

「でも、松本さん。これ、本当に僕は後輩ながら言わせていただきますけども・・・。あの、(大崎さんは)会社のトップなんですよ。みんな辛い思いをしていて、会社のトップが責任を取れない会社って・・・。機能してるのかな?

(大崎さんはすでに)松本さんのマネージャーではなくて、会社のトップで、社員の家族もいるんですよ。そして芸人の・・・。若手芸人の家族、生活がそこにはあるんですよ。そしたら、いま吉本興業は取締役以下経営側、絶対に変わらなきゃダメ! 僕はその状況が会社で行われないなら、退社します!」

ハリセンボン近藤春菜も「こんな話を加藤さんや先輩がメディアでしている、させているってことを会社の方は感じてください」と涙ながらに訴えました。

 

ここでリスクを負ってしっかりと思いを発言する加藤浩次。だから男として乗れる。きっちり春菜をかばいつつ、配慮しながら松本にも一言言う。加藤浩次が男を上げた結果になった「スッキリ」でした。

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そしてこれをうけての22日の吉本興業記者会見。かなりグダグダに終わったらしい(見てない)んですが、23日のスッキリでも加藤はこれを批判しつつも冷静な態度で「今日の夕方、自分と大崎会長が話し合いを持つことになっているのでそこで取締役が変わらないと辞める、という話をする。今後はそれから」と語っていました。

この話からどうなるのか。そして、吉本興業と反社会勢力のつながりは今後明らかになるのか。宮迫と亮は?松本と加藤の関係は?と色々と渦が巻き起こっているこの問題。

 

自分はどうしても宮迫、亮の記者会見から「凄いエンタメが始まった」と思って見ているところがあるんですが、ワイドナショーであんなにピンとこなかった松本がここにきて色々と動いて当事者として気持ちの入った発言をしてみたり、他の芸人たちもギャラの安さをどんどんと告発していったりと、今まで「吉本興業」という大きな蓋にぐーっと抑え込まれていた芸人たちの反乱が一気に弾けて起こっていきそうな予感があります。

ジャニーズといい、芸能界、TV界というところの体質がこれで一気に変わるのか。それともまた抑え込まれるのか。吉本興業の問題ではありますが、TV局も株主であり、吉本制作の番組もたくさん放送している限り他人事では済まされない。吉本が反社とか変わっていたらTV局も・・・。となりかねない。ここで誰が誰を切り捨てるのか。どの局のどの番組が何を問題にして何を黙殺するのか。こちらも注意深く見ていかないといけない。ちょっとワイドショーを超えていきそう、というか超えていってほしい吉本興業問題。今後も注目します! 

KAMINOGE vol.49

KAMINOGE vol.49

 

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宮迫博之&田村亮謝罪会見。今年一番凄いエンターテイメントを見てしまいました。芸人凄い。

7月20日、宮迫博之と田村亮の謝罪会見をニコニコ動画の配信で見ました。最初は「ああ、謝罪するのか」とぼんやり秋葉原を歩きながらスマホで聞いてたんですが、だんだんと明らかになる吉本興業の「スキャンダル」、「パワハラ」、そして次々と告発をくりだしていく宮迫と亮。歩きながら血沸き肉踊るというか。ドキドキが止まらなくなっていくのを感じました。 

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もともと以前のエントリでも、芸人を全く守らない吉本興業の姿勢はどうなのか。ナベプロに比べてあまりにグズグズな吉本の対応について書いたりしましたし、それについての爆笑問題太田、ダウンタウン松本の発言もありました。

 

そしてこの会見。おおむねまとめられているサイトがあるので見てもらえると概要はわかると思いますが、自らの行動について謝罪しつつ吉本興業の対応を告発していく、という趣旨の会見でした。

natalie.mu

最初に二人で謝罪をしてから、吉本興業に金銭授受があったことを告白。しかしそこから「静観」させられ、そのうちに徐々に世間での波紋が大きくなっていく。その世間の評判について心配が膨らんでいく宮迫・亮。会見をさせてくれ、と訴える宮迫、しかし聞く耳を持たない吉本興業、岡本社長。

そして、話し合いの中で弁護士と社員を表に出し

「亮、ええよ、お前辞めて一人で会見したらええわ。やってもええけど、ほんなら全員連帯責任でクビにするからな」

「それでもええんやったら、記者会見やれ。俺にはお前ら全員クビにする力がある」

と発言する岡本社長。そのくだりが宮迫から語られる。俳優経験もある宮迫の静かな語り、地の文は低いトーンで喋り、岡本社長の語りの部分をその傲慢さを感じるよう、演じるように喋っていく。出来の良い落語のような一人話芸。完成度高すぎて「練習してきたんじゃないか」と思ってしまうくらいの語りにぐいっと引き込まれていきました。

結局引退会見、契約解除の二択を迫られ、会社に呼ばれると二時間後に記者会見をするからQ&Aを練習させられる。記者会見をするなら戻ってきてください、と。

そして後ほど亮から「在京、在阪のTV局は吉本の株主だから(会見しても)大丈夫」と社長に言われた、という発言も飛び出し、とにかく吉本興業のたいおうのまずさ、えげつなさが告発された。しかし本人たちは反省を表に出して告発トーンは薄く、淡々と事実を伝える、という形での告発だったのが余計に真実味を増していました。

 

もちろん私も会社員ですし、他人事ではない部分もありますし社会問題だとは思いますが、それより先にとにかく宮迫のトーク力、演技力。亮の実直さあふれる語り口に引き込まれてしまったのも確か。ハッキリ言って今年一番面白いエンターテイメントを見た、と感じてしまいました。いや凄い。凄かった。事実はともかく二人に圧倒された。そんな記者会見でした。

 

   

 

これを見て思ったのは、世の会社の記者会見でやらかしたり失敗することが多いのは、そもそも人前でしゃべる訓練、スキルの問題も多いんじゃないかということ。場数を踏んでいる宮迫、亮の二人が喋ったからこそここまで世の中が信じ、説得力がある会見になったのだと思います。

f:id:otokoman:20190723014334p:plain
あとこの会見で思ったのはワイドショーの記者の醜悪さ。宮迫と亮が喋ったことをことさら質問の形で繰り返す。自らの番組で使うための素材としての質問しかしない姿勢にガッカリしたし、「早く終われ」と思いながら聞いてました。

色の質問をした「アッコにおまかせ」のスタッフが話題になっていましたが、「スッキリ」の阿部キャスターも、「とくダネ!」のレポーターの岸本キャスターもくだらない質問に終止していました。特に阿部キャスターは終止上から目線の不快さ。

ワイドショーで使うための映像撮り、質問をするんなら、もう宮迫と亮にギャラ払えよ!と思ってしまいました。邪魔だった! 

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変わりゆくコンプライアンス、変わらない吉本興業。芸人報道で思うこと。

雨上がり決死隊の宮迫博之、ロンドンブーツ1号2号の田村亮らが半社会勢力に関与していた問題で、7月13日、吉本興業は各芸人たちの報酬金額を公表しました。

www.oricon.co.jp

発表された金額は以下の通り。すでに解雇されているので、カラテカ入江の金額は公表されていません。こうなってくると、入江は吉本興業に留めておいたままで全貌を公表したほうが良かったように思います。

宮迫博之:1,000,000円
田村亮:500,000円
HG:100,000円
福島善成:30,000円
ディエゴ:30,000円

木村卓寛:30,000円
ムーディ勝山:30,000円
くまだまさし:30,000円
パンチ浜崎:30,000円
八十島宏之(2700) 30,000円
常道裕史(2700):30,000円

真栄田賢(スリムクラブ):75,000円
内間政成(スリムクラブ):75,000円
八十島宏之(2700):50,000円
常道裕史(2700):50,000円

 そもそも、この事件の時系列を追ってみると、第一報は6月7日発売のFriday。そこで反社会勢力の忘年会での「闇営業」仕事を受けたことが判明し、斡旋したカラテカ入江は4日付で吉本興業を即解雇。

www.nikkansports.com

そのときに吉本興業のコメントとして

入江は反社会勢力とは知らなかったようだが、禁止されている会社を通さない営業を仲介していた。そしてこのような問題を起こしたので、契約を解除した」と説明。忘年会に出席していた芸人に対しては「反社会勢力とは知らなかったが、注意して、今後も指導を徹底していく

そして、吉本興業が反社会勢力に関わった芸人たち11人を謹慎処分にしたのが6月24日。最初は「金は受け取っていなかった」と言われていましたが、実は受け取っていたことを認めたということ。この対応のまずさが話題になりました。

www3.nhk.or.jp

そして今回の金額公表。さすがに宮迫の100万、亮の50万は凄いですが(亮くらいのキャリアがあっても宮迫の半分なんだ・・・。とも思いますが)その他の芸人たちは3万以下。スリムクラブと2700は別口ですがそれでもこの金額。なんというか、逆にかわいそうになる、というか切ない気持ちになってしまいます。

 

もちろん、反社会勢力から金受け取ってウソついてたじゃないか!って言われるとは思うんですが、爆笑問題の太田もラジオ「爆笑問題カーボーイ」で言っていたように、彼らは一回呼ばれて行って金受け取っただけであって、グルになって老人騙して広告塔になってたりしたわけじゃないし、もし「反社会勢力とは知らなかった」というのが本当だとするともらい事故みたいな部分もあるでしょう。

それに、この事件が発覚したときに自ら自白できたかというと、先輩が自白していない以上後輩が先に言うわけにはいかない、というのはよしもと芸人のバラエティ見たりしていればなんとなく推し量れるところ。あれだけ理不尽な上下関係の厳しさを笑いに交えているとは言え堂々とTVで話している彼ら。「先輩が言わなくても自分は言うべき」という正論も「いや、そもそもそういう社会じゃないから」となる。

そしてそもそも「芸人なんて河原乞食、一般社会に適応できない人間の集まりなんだからこんなこともある。芸人とヤクザなんてそんな変わらない」という話も太田はしていましたが、しかしその太田からしてサンデー・ジャポンという情報番組でニュースについて話しているわけで、芸人の地位をダウンタウンや爆笑問題筆頭に懸命に上げてきたことも今回のように批判されることにつながっているように思います。

 

一方、ワタナベエンタテンメント所属芸人で唯一この事に関わっていたザブングルは、7月1日、早々に会社から金額が発表されて処罰も発表。8月末までの謹慎が決定していました。

www.watanabepro.co.jp

弊社の聞き取り調査に対し、本人は、当初より、細かな経緯とともに入江氏より各自それぞれ7万5000円の金銭を受領した旨申告し、反省の弁を述べておりました。弊社としてはすべてを速やかに発表する予定でおりましたが、弊社の発表に先立ち、本件に関係する他のタレント及びその所属事務所より金銭の授受がない旨の発表があったことから、再度、事実関係を慎重に確認の上、先月24日に改めて金銭授受の事実を公表させていただきました。

と、「こっちはすでに聞き取り終わってたのによしもとがいつまでもちゃんと発表しないからここまで発表が伸びちゃったんですよ」的にチクリとやることも忘れず、7万5000円で2ヶ月謹慎という処分。正直、社会的な反応が小さかったらまた違ったかもしれませんが、この状況でこの処分は妥当じゃないかと思います。厳しさと周囲の納得、という点でちょうどいいところに収まっている印象です。

 

   

 

そしてその後、ビジネス・インサイダージャパンに吉本興業会長の大崎氏インタビューが掲載され、これがなかなかアレというか、「よしもとヤバいんじゃないか」と話題になりました。

www.businessinsider.jp

色々とインタビュアーが気になるところを追求しているんですが、大崎会長の回答は暖簾に腕押しと言うか、はっきりと会社、社員の責任を否定。

BI:闇営業の背景には、芸人たちの報酬が安いことがあるのではと指摘されています
大﨑:ギャラが安いことと、犯罪を起こすことはなんの関係もない

BI:会社と芸人の取り分が「9:1」という報道もあります
大﨑:事実はまったくそうではない。いちいち反論して説明するほどのことでもない

BI:芸人と契約書は交わしていないのですか
大﨑:芸人,アーティスト,タレントとの契約は専属実演家契約。それを吉本の場合は口頭でやっている。民法上も口頭で成立します

BI:役員を含めた責任のとり方について議論はされていますか
大﨑:まったくない。社内の構造に問題があったとは理解していない

 地の文や質問で糾弾せず、淡々と大崎会長の言い分を載せていくスタイルでかえってヤバさを際立たせている印象です。入江の契約解除で問題になった「そもそも契約書交わしてないのに契約解除とかが出来るのか」とか、「生活できないから闇営業やるんだろ」という声にも基本的には「現状維持」という解答。結果、芸人だけが切られて終わりそうな勢いです。 

 正直、前例ができてしまったのでこれからまたこういうことが発覚すると芸人が謹慎or解雇。よしもとは「コンプラ守ってます」的発言をする、という未来が見えてきます。

実際、NSCを経営しているよしもと。毎年卒業生がいてとりあえず口頭契約しといて這い上がるのを待てばいい。なんかやったら切る。ザッツボロい商売・・・。

 

そして、よしもとといえばダウンタウン。松本人志もワイドナショーで発言しています

www.oricon.co.jp

宮迫に、本当のことを言うように説得したという松本人志はワイドナショーでどこか辛そうに、寂しそうに話していました。

ウソをついてしまったことで反感は食らいますよね。俺が宮迫やったらどうするかなとか考えますけど。俺はあいつのことを思って電話でも説得したというか、だいぶ言ったんですけど、何か寂しいなと思います

直属の後輩であり共演も続けていた宮迫の処分については「しょうがない)というスタンスらしい松本ですが、後輩はもうちょっと処分を軽減してほしい、という松本。しかし、そもそも松本のような立場の芸人がギャラの透明化や契約書の文章化などを進めないといけない立場のように思いますが。大崎会長とも旧知の仲の松本だけに、厳しいことを言うのは難しいのかもしれません。それじゃ変わらないんですが・・・。

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と、特にいい結論があるわけではないんですが、よしもとの態度、会長のコメントにげんなりした今回の事件。お笑いタレントも飽和状態になり、本格的にYOUTUBERが中高生にとって芸人の代わりに存在感を増している中、あまり明るい未来の見えない対応を見せつけられました。

自分もだんだんTVよりYOUTUBEを見る時間が増えているのも確かですが、まだまだTVのお笑いも見ていきたいし、ネタも見ていきたい。だからこそ芸能事務所にはしっかりとしてほしいし、タレントを守っていってほしい。そこからするとただただ心配するしかない今回の事件。何か書かないと、と思いつつ書きましたが特に希望なく終わります。おあとがよろしいようで。 

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違和感

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いよいよシーズン4開始!「有田と週刊プロレスと」必見の過去回ベスト3はこれ!

 ついに!ついに全国1000万人のプロレスファン待望の番組が帰ってきた!有田と週刊プロレスとが再開!シーズン4が開始することが告知されました。

Amazonプライムでシーズン1からシーズン3まで公開中。プロレスファンも「ちょっと興味あるかも」くらいのファンも、有田哲平ファンも満足させるこの番組。正直、知人にプロレスに興味を持ってもらいたいときに何を勧めるか、と言われるとこの番組をあげたいくらい。それだけ有田の話術でプロレスの魅力をわかりやすく説明している番組になっています。Amazonプライムに入っていたら見てソンはない! 

Amazon.co.jp: 有田と週刊プロレスと シーズン 1を観る | Prime Video

Amazon.co.jp: 有田と週刊プロレスと シーズン 2を観る | Prime Video

Amazon.co.jp: 有田と週刊プロレスと シーズン 3を観る | Prime Video

 かく言う私もシリーズ全話見ているわけで、このエントリに過去作を一通りまとめましたので、視聴の参考になれば幸いです。

otokoman.hatenablog.com

  というわけで、これを機に「有田と週刊プロレスと」を見てみたい、という方におすすめベスト5を上げたいと思います。5つの中で特に順位はつけてないですが、自分が見て面白かった回と思ってもらえばいいかと思います。

もちろん時間があればシーズン1のアタマから見ていってもいいですが、続き物ではないんでどこから見てもOK。興味のあるタイトルから見てみるのもいいのでは。シーズン3までで日本マット回だいたいの事件は網羅していると思うんで、「この事件ってなんだろう?」みたいなきっかけでも面白く見れるはず。

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シーズン1

No.002 有田痛恨のミス!「キレてないですよ」の真相とは!?

有田哲平といえば長州力のものまね「キレてないですよ」ですが、実はこのモノマネ、原点となった長州力の発言はちょっと違うものでした。

元々は1995年、10・9東京ドーム。安生洋二戦を終えた後の長州のコメント。有田ももちろんそれを聞いた上でモノマネをしてたわけですが、 どうやって元発言から変わっていったのかをフックにしつつ、日本マット界の大事件である新日本プロレスとUWFインターナショナル、2団体の抗争からの東京ドーム興行というプロレス界でもエポックメイキングだったあの10・9を語っていく面白さ。若き日の永田、桜庭、高山らも出場していたこの大会。有田安定の健介イジリなど。聞き手がピース綾部なのも今となっては注目です。 

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シーズン2

No.019 「最強」をめぐる葛藤!髙田延彦vsヒクソン・グレイシー!≪前編≫
No.020 プライド"をかけて!髙田延彦vsヒクソン・グレイシー!≪後編≫

ゲストにビビる大木を迎えたこの回。 日本のプロレスと総合格闘技が交わりPRIDEが生まれるという歴史的な邂逅。今RIZINでボンヤリ解説を続けている高田延彦がなんであの位置にいるのかがわかるこの回。日本のいわゆる「U系」の歴史が一気にひっくり返されるくらいの衝撃が走ったこの試合、今のRIZINがあるのはまさにこの試合があるから。UFCの記念映像に使われたくらいのこの試合について有田が思い入れたっぷりに語っていくこの回。

自分も当時この結果には衝撃を受けたものですが、その感情が蘇ってくるくらいの生々しさで有田と大木が話していくこのトーンに思わず引き込まれてしまう。思わず2話分にまたがったのもうなずける面白さでした。

ちなみにこの回の序章としてシーズン1の

No.020 衝撃の道場破り事件!プロレス界を揺るがした「最強の男」とは!?

この回の続編としてシーズン3の

No.006 プライドを取り戻せ!「髙田延彦vsヒクソン・グレイシー」再戦!

もあるので、4話にまたがる大巨編となっています。それだけ大きな事件だった、と言って過言じゃないと思います。 

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 シーズン3

No.015 伝説のマイク合戦!有田命名の『踊る猪木御殿』とは!?

 2つ高田絡みになってしまったので最後はこれを。有田がお笑い芸人なこともあり、お笑いの構図にプロレスをなぞらえていく語り方をこの番組ではちょいちょい見せてくれてプヲタの自分などには新鮮に聞けるんですが、その最高峰がこの回。

新日本プロレス2002年の札幌大会。武藤、小島らが脱退して全日本プロレスに移籍、長州力も脱退した新日本プロレス。全試合後に蝶野の呼びかけに応じてリングに猪木が上がり、所属選手たちもリングに上がって猪木に次々と直訴していくという状態を「さんま御殿」に例え、カオス状態に陥っていく「猪木御殿」を有田のモノマネを駆使して描写していくこの面白さ。面白いと同時に、当時はわりとクソ真面目に見ていた自分も「確かに!と膝を打つ的確さ。お笑いのメソッドを取り入れることで腑に落ちる解説になっているこの回こそ、「有田と週刊プロレスと」ならではのものになっているのかもしれません。

お笑いの手法でプロレスの事件を語っているといえば、シーズン2の

No.016 藤波辰巳、涙の『飛龍革命』!驚愕の"髪切り"事件とは!?

もオススメ。有田のモノマネ含んだ語り口に大爆笑必至です。 

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と、3つあげましたが、他にも武井壮ゲストの1・4橋本vs小川回とか、先日亡くなられましたが北尾光司をイジリ倒す回とか現状での最新回になっている桜庭回とか色々と面白い回はたくさんあるので、ぜひシーズン4開始を機に一見をオススメします。プロレスファンにもオススメですが、地上波で有田の話芸をこれだけ長尺で見れる機会はほぼないのでお笑い好きにもオススメ。ヘタしたら題材としているプロレスの試合を追いかけてる時より面白かったりする「有田と週刊プロレスと」全Amazonプライム会員必見です! 

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ちなみにこのたび前シーズンのDVD発売が決定!Amazonプライム会員以外の人もこれで見れる永久保存版!まあ明らかに会員になったほうが安上がりではありますが、まあ有田がなにかしら事件起こさないとも限りませんし、どうしても手元に置いておきたい、何かしらの事情でAmazonプライムに入会できない、という方にはオススメです。

ちなみにシーズン1BOXの特典には

『有田とデラックスプロレスと』長州力の“かませ犬"発言を語る! (約30分)

シーズン2BOXの特典には

『有田と月刊プロレスと』「好きな外国人レスラーベスト3」を語る! (約30分)

がついてくるので好事家は両方購入もありかもしれません。 

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結婚会見にも登場!DDTプロレスリングと山里亮太の歴史について。涙の肛門爆破!

先日、日本中が度肝を抜かれた南海キャンディーズ、山里亮太と蒼井優の結婚発表。その結婚記者会見の中で、プヲタ的に「おっ」と思った一節がありました。それは、会見の終盤で記者が「もし山里さんが浮気したら?」とデリカシーゼロの質問をした後の回答として

蒼井:(プロレス団体の)DDTさんにお願いしてプロレスで懲らしめてもらいます。

山里:DDTで僕を懲らしめる名物がありまして。ある場所を爆破するんです。「DDT 山里 爆破」検索すればでてきます。 

 というやりとりがあったこと。蒼井優がアンジェルムの話をした後にこの話題が出てきたので、互いの趣味を尊重する形で蒼井優からここに振ったのかな、と感じました。

 

山ちゃんが定期的にDDTを観戦し、時折「参加」していることは、ラジオ「不毛な議論」で時折触れたりしているところですが、今までどのように山里亮太がDDTとか変わってきたのか。簡単ではありますが振り返っていこうと思います。

 

まず、DDTに山里亮太が初めて登場したのは2013年、両国大会の司会としてでした。以前からDDT所属レスラー男色ディーノと親しかった山里。その縁からかDDTに関わるようになりました。

natalie.mu

 その後司会、解説としてDDTファンから親しまれる存在になっていた山里。決してウェイウェイせず、プロレスにきちんとリスペクトを持って接する山ちゃんは、DDTに溶け込んでいき、常連になっていきました。

 

 そして2014年の両国国技館大会には、マッスル坂井と男色ディーノのシングルマッチが行われた際、なぜか「インポータントサムシング爆破マッチ」として行われ、山里亮太が親友関係にあるディーノの「大事なもの」として、試合時間が10分経過した段階で山里の肛門が爆破されるというルールに。詳細は以下のエントリ参照していただきたいですが、結果山里が肛門爆破のうき目に会うことに。これが山里亮太のプロレスデビューとなりました。

otokoman.hatenablog.com

www.tokyo-sports.co.jp

そして、このことをラジオで生き生きと喋っていた山ちゃん。

 

でね、プロレス・・・いいよホント。色んな気持ち忘れて、一回、DDTとか、観に行って欲しい。いや、もちろん新日さんとか全日さんとか、大日本とか本当に面白いのあるけど、ドラゴンゲートとか。どれでも一回、足を運んでみて欲しい。エンターテイメントを作り上げる人間のカッコよさ、本当に良いなぁって。

otokoman.hatenablog.com

 と、プロレスにはまっていったことを丁寧に、真摯に語っていました。そして、徐々に仕事も忙しくなっていった状況ではありますが、ビッグマッチでは参加してくれています。

そして私の中で印象的な、山ちゃんの魅力が爆発していったのは、2015年の「#大家帝国主催興行」から。あの「棚橋弘至&小松洋平vsHARASHIMA&大家健」が行われた興行ですが、その第三試合に(リングに上ったわけではないですが)登場しています。 

otokoman.hatenablog.com

「全日本手相撲選手権決勝戦」として行われたこの試合。まあ、ザックリ言うと手相撲っていうのは隠語で男性が自分でアレする行為のこと、で結果行われたのは腕相撲、というマッスル坂井なりの高度なギャグなんですが、まあはっきりスベった結果、山里は激怒。すごい剣幕で畳み掛けます

www.youtube.com

このまくしたてが面白かった!そしてそのあとDDT大阪大会でリングに上がることが決定しますが、それが決まった後の記者会見もキレキレ!この動画の26:20くらいから。いろいろと奇跡が起こり、会場中が大爆笑に包まれました。

www.youtube.com

そして、その面白さに惹かれて大阪遠征した私。しかし、客入りがいまいちだったこともありいまいち燃え切れない結果に。というわけで私の中の山ちゃん一位はこの会見です。

otokoman.hatenablog.com

natalie.mu

そしてその後もいろいろとやっている山ちゃん。一度は、DDTアイアンマンのベルトを奪取したことも。その後ラジオブースでタイトルマッチが行われることに。なかなか味わいのある茶番展開になりました。

www.youtube.com

 

   

 

そして、最近では今年の2月、DDT本隊ではないですが、マッスル坂井、男色ディーノらの興行「マッスルマニア2019」に登場。なんというか見事に肛門爆破を見せつけました。「マッスル」からプロレスを勉強していった、という山ちゃんが2019年になって「マッスル」に出る、という熱い流れ・・・を感じさせない肛門爆破。芸人魂ここにあり・・・。蒼井優もこれ見たんでしょうか。見たんだろうなぁ・・・。

battle-news.com

ちなみに「マッスル」は私が一時期疎遠になっていたプロレスに戻ってくるきっかけとなった興行。もちろん生観戦していましたし、山ちゃんにも爆笑させてもらいました。いや~、もう山ちゃんはDDT、マッスルには欠かせない人間といえるでしょう。 

otokoman.hatenablog.com

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というわけで簡単にDDTと山ちゃんの歴史を振り返っていましたが、今後とも定期的にDDTと関わってくれると嬉しいな、と思います。しっかりとジャンルにリスペクトを持ち、出ればしっかりと笑いを取り、ラジオでもそのことについて話してくれる。こんなに優秀な出演者兼ファンはどこにもいない!

浮気したら・・・とは言わず、ちょいちょいDDTと、マッスルと、男色ディーノと、スーパー・ササダンゴマシンと、マッスル坂井と遊んでください!私はいつでも待ってます!そして山里亮太さん、改めてご結婚おめでとうございます!末永くお幸せに!f:id:otokoman:20190610024646p:plain

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5・15「マツコ&有吉かりそめ天国」で世羅りさの相談が!女子プロレスの今と昔と物販を考える。

5月15日に放送された「マツコ&有吉かりそめ天国」で、アイスリボン所属の女子プロレスラー世羅りさの相談が読まれたので振り返ってみます。

世羅りさの相談はメールで読まれ、内容は「結婚を公表したらみるみるうちにファンが離れ、物販の売り上げが減ってしまった。結婚を公表するべきじゃなかったんでしょうか」というもの。この時点では「27歳女子プロレスラー」としての紹介でした。

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ここで相談主が世羅りさと発表されます。アイスリボン所属のレスラーで27歳。2017年にはICE×∞王座に輝き、現在は雪妃真矢とのタッグ、アジュレボことアジュール・レボリューションでインターナショナルリボンタッグ王座を保持しています。

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そんな世羅りさですが、今年の2月に大日本プロレス所属、「戦う吉田豪」こと宇藤純久との結婚を発表。プロレスラー同士の結婚発表、ということで話題になりました。

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www.tokyo-sports.co.jp

そんな世羅りさからの相談に答え始めるマツコと有吉。いきなり結論めいたことからスタートしていきますが。まあ、それはそうなんですが、身も蓋もないっちゃ身も蓋もない。

マツコ:でももういっぺん公表しちゃったんだからしょうがないじゃないじゃないよ~。夫婦でタッグ組むとかね

有吉:そう、いい試合をしていくしか無いよね、そういう結婚で離れていったようなファンは無視して、まあ試合で見せていくしか無いよね

 そして、話題は有吉が聞いた(地下?)アイドルの話に。女子プロレスはもともとアイドル文化と親和性が高く、ビューティーペア、クラッシュギャルズ、キッスの世界というアイドルも生み出し、最近では愛川ゆず季、才木玲佳、伊藤麻希ら、アイドル出身レスラーも増えています。 

有吉:最近多いんだよアイドルの子とかでもさ、炎上しちゃってファン減っちゃってって、何人くらいファンいたの?って30人、何人減ったの?って8人。どういう商売してんだよ?

マツコ:アハハハハハハハハ

有吉:どういう商売?コマ小さすぎない?

マツコ:30人?一人あたりいくら使ってんのよ?

有吉:コマ小さすぎない?その人達にチェキ取って握手して、金とって1000円、2000円もらって8万です、とかそういう商売してるわけ。いつまで続けんのその仕事?っていう。まあ生活あるからしょうがないんだけどさ。

有吉:それはもうアイドルではないよ?っていうさ

マツコ:彼女たちはアイドルになりたいって言って、それはかなってるわけ?

有吉:一応ここからまだまだ、と思ってるんだけど、まだまだと思ってるんだったらそこ見てちゃしょうがないじゃん?

マツコ:だからそれに近いものあるんじゃない?今の女子プロ、興行だけでは昔ほど賑わってないし、それもあるんじゃない?

有吉:結婚したのがバレてさぁ、物販・・売上が、って言ってんのって、キャバクラ嬢じゃん。同伴減りました・・・。本来のあなたの夢と違ってきてないか?

マツコ:だからそうなったことをきっかけに、真のプロレスラーになれ、と。

地下アイドルの例えはともかく、現在、所属選手がいて定期的に興行を行っている女子プロレス団体、スターダム、センダイガールズプロレスリング、アイスリボン、東京女子プロレス、PURE-J、OZアカデミー、我闘雲舞、アクトレスガールズ...どの団体も多かれ少なかれ物販は行っていますし、昔ながらのTシャツやグッズ販売に留まらず、チェキ撮影、ツーショット撮影、ブロマイド販売と、アイドル的な物販を行っている団体も多く、それが選手たちを支えているのも確か。

「キャバクラ嬢じゃん」とバッサリいくのも簡単ですが、物販があることによって女子プロレスの裾野が広がり、多くのレスラーが生活を成り立たせているのもまた確か。物販があるにせよそれによりレスラーたちが生活できてプロレスは出来るわけで、いきなり明日から「物販なしよ」となってしまうと、女子プロレス団体も、女子プロレスラーも大きな打撃を受けるでしょう。

自分も東京女子プロレスの物販に行ったことがあり、その時のエントリはこちら。チェキ券購入から撮影、物販への流れがシステマチックになっていて、それだけ団体側も力を入れていることがわかります。 

otokoman.hatenablog.com

そして、物販があることによる問題もあります。リング上での強さと人気が必ずしも一致しないことにより、物販による収入格差がリング上の序列とは別に生まれるということ、プロレスの試合後に物販ブースでの接客を求められてしまうという選手への負担、また、物販ブースで選手に「自分の名前を覚えているか?」と聞くなどアイドル並、アイドル以上のサービスを求める観客が生まれてしまっていること。

今の女子プロレスラーは、リング上で激しく闘うプロレスラーとファンに笑顔を振りまくアイドルを両立しないといけなくなっていると言えるでしょう。昔に比べて収入を得る手段が増えた分、レスラーにとっての負担が増えているのも確かです。

 

 

もちろん物販に頼らずに稼げるように努力する手段もあるでしょう。自分のネームバリューを上げ、団体を大きくする。フリーになって団体を股にかけて稼ぐ。最近では特に海外で日本の女子レスラーが活躍することが増えています。

WWEではASUKA(華名)、カイリ・セイン(宝城カイリ)、紫雷イオらが活躍し、イギリス、アメリカのインディ団体でも里村明衣子らのセンダイガールズ勢が呼ばれたり、さくらえみ、里歩らの我闘雲舞勢がシンガポールに遠征したり、元東京女子プロレスの優宇がイギリスのプロレスリングEVE所属になったりと、色々な道が開けていっています。

さらにアメリカにケニー・オメガらがWWEに対抗し、AEWという団体を立ち上げ、その旗揚げ戦にはアジャ・コング、坂崎ユカ、志田光らが参加することも決定しています。このように、日本の女子プロレスラーが世界で稼ぐ可能性も広がっています。

有吉:俺も一人になったときにバスツアーやりましたよ。客11人ですよ。そのときやっぱりそのその11人大事だな、と思ったよ。だけどそこばっかり見ててもね~。

マツコ:うん

有吉:その11人が望むことだけやってても厳しいよ。その11人の人も離れていくから。その11人から増えることはなかなかないからね、厳しいよ。

この「11人バスツアー」の話はラジオ「有吉弘行のサンデーナイトドリーマー」でも過去にしていた話。最近行われていないようですが、太田プロのバスツアーが若手芸人中心に行われる、という話題のときに話していたように記憶しています。いい話。確か最後には家族みたいになってた、みたいな話だったような。

マツコ:どうしたらいい?彼女は。もっと激しい爆破をすれば?

有吉:そこまで追いかけてきてくれる人だから、そうじゃないことををやってもついてきてくれる。今残ってくれてる人たちは。だからやっぱり今は好きに、世間に向かって大きなことを仕掛けていかないと無理なのよ。この人達はわかったよって応援してくれるから。

マツコ:夫婦で爆破デスマッチ?

有吉:夫婦で殺し合って最後にキスだよ

マツコ:うわ~、興奮するわ。興奮するね~

有吉:夫婦喧嘩ネタって一番もう、メシ食えるんだから。健介しかりカイヤしかり。いいんだからあれ、儲かるんだから。

マツコ:まず旦那の方の団体に・・・

有吉:まず旦那が浮気しなきゃダメよ

マツコ:他の女子プロレスラーに手を付けなきゃダメね、違う団体のに手を付けてもらって、ダンナのところか相手の女子の団体とかに乗り込んでストーリ作っていかないと

有吉:それだけのストーリー作るのは簡単だから、そのストーリーに乗れるだけの実力をつけなきゃいけないってことなんですよ

マツコ:え?彼女はどこの団体なの?

アナ:アイスリボンです

マツコ:そこは爆破がメインってわけじゃないのね

有吉:誰がやってるんだろ?トップは誰なのかな?

マツコ:あ、豊田さんか~

有吉:あ、豊田さんだったら

マツコ:こないだ出てたじゃない(有吉反省会に)

有吉:俺びっくりしちゃって、アジャに技(雪崩式水車落とし)かけられてションベンもらしたって、ビックリしちゃってさ~

マツコ:いや~、アタシ一番好きなレスラーだったかも。飛翔天女

有吉:豊田さんが仕切ってるんだったらいいじゃない。実力つけなきゃやっぱり。

マツコ:そうよ、ちょっと豊田さんに、アタシらに相談する前に豊田さんに相談しなさいよ

有吉:今はしょうがないんだけど、あんまり小さいところばっかり気にしたってしょうがないよ

マツコ:ほんとそう、今特に女子プロはもう、厳しい状態が続いてるから。新しい女子プロ引っ張ってくくらいの

有吉:そんな、プロレス界引っ張っていかなきゃいけない人が物販気にしてどうすんのよ

マツコ:ほんとそうよね~

豊田真奈美はスーパーバイザーではありますが、アイスリボンのトップ、社長は藤本つかさ。蕨に道場を持ち、積極的に道場マッチを行っています。HPはこちら。

iceribbon.com

ちょっと前ですが、NUMBER WEBの藤本つかさインタビューはこちら。プロレス観、アイスリボンという団体について語っています。

number.bunshun.jp

ちなみに不倫といえば、藤本つかさは今年に入ってアンドレザ・ジャイアントパンダとの不倫騒動が勃発。団体代表が処分を検討する事態に発展しています

www.tokyo-sports.co.jp

有吉、マツコが言うように、不倫騒動をもとにストーリーを組み立てる、というのが今の日本のプロレスで成立するのか?プロレスというよりザ・ドキュメント的な番組寄りのような気もしますが。アティテュード時代のWWE、HHHとステファニーのストーリーのような例はありますが、日本で本格的に不倫をリング上で取り上げて成功している例があるのか、と言われるとハテナマークが付いてしまいます。

ガチの不倫疑惑、となると、柴田勝頼やタイチのように洒落にならない感じになりますし、そもそも女子と男子で団体が別れている日本では、リング上での色恋沙汰が起きにくい。ミックスドマッチでコメディっぽく女子レスラーが男子レスラーを誘惑するようなくだりはあるにしても、ストーリーとして不倫を扱うのはなかなか難しいように思います。茶番感があると冷めるし、ガチ感があると引く客も多そうですし。

不倫ではないですが、夫婦関係を入れ込んだ試合として自分の中でベストバウトは、2016年10月2日、ガンバレ★プロレス後楽園大会で行われた藤田ミノルと前村早紀の試合(タッグマッチ)です。離婚した夫婦がリング上で繰り広げる愛憎劇。きちんと人間関係がプロレスに昇華された稀有な試合でした。凄かった。

battle-news.com otokoman.hatenablog.com

正直、有吉やマツコの言っていたことは正論な部分もありますが、現状の日本のプロレスでは難しいことも多いように思います。

世羅りさの相談については、彼女が今後どういう道を歩むかはわかりませんが、物販が決して悪者ではないこと、昔の全女からは規模は縮小しているかも知れないけど、アイスリボンも今の女子プロレスも面白いし、いろんなスタイルがあって裾野も広がってる、ということは視聴者にも認識してほしい。そう感じた次第です。

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もちろん有吉とマツコのプロレス愛もわかるし、同意することも多いです。最後のこのくだりとか。 

有吉:プロレスラーはそうであってほしくない、豪快でいてほしいのよ。大きく。

マツコ:物販やるにしても、ダイナマイト売るくらいのことしてほしいよね

有吉:やっぱプロレスラー、まあ、いいことなんだけど凄みがなくなってきててね~。俺ら、中学生の時全日本プロレス、ジャイアント馬場さんのサイン会行ったけど、(ふんぞりかえって)プファーって葉巻吸いながらサインサササって。これよ!プロレスラーはこうあってほしいのよ。

マツコ:プロレスラーに品行方正なんて求めてないもんね私達

有吉:みんなキレイめだもんね~

マツコ:キレイめというかアスリートというかね~

有吉:やっぱ大仁田だよ、また復帰したよあいつ、何回復帰してんだあいつ

マツコ:好きね

有吉:好き・・・嫌いになれないんだよね~

最後は大仁田で締め。大好き過ぎるだろ大仁田。  

otokoman.hatenablog.com

「有吉いいeeee!」のプロレスネタも毎回楽しみにしてます。所英男、武尊、本間朋晃と、プロレス・格闘技関係ゲストも多いし。ぜひ前田日明邸にお邪魔してほしいところです。期待! 

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4・18 TBSラジオ「おぎやはぎのメガネびいき」赤江珠緒&博多大吉不倫報道への無責任なゴシップが炸裂!

TBSラジオの昼の看板帯番組「たまむすび」のパーソナリティー赤江珠緒とプロレスファンみんな大好き、大吉先生こと博多大吉の「白昼芝生デート」がFRIDAYにスクープされ、「たまむすび」メンバーも連日この報道に言及、本人達も自虐を交えつつ説明する事態になってます。

www.oricon.co.jp

記事によると、事の真相は赤江珠緒が博多大吉に相談をもちかけた、ということだったようで、二人のトークによると

2人のトークでは、赤江が以前から番組の継続に限界を感じていたことが語られた。先月、木曜パートナーだったピエール瀧被告(52)の逮捕でその思いを強くしたそうで、「育児しながら帯(番組)の仕事をまわしていくなかで、前と同じポテンシャルを回していけてるのかと弱気になることもあって。瀧さんのことがあって、これはもうやっていけないかもと悩んでいた」と吐露。撮られた当日は、赤江がこうした難局について大吉と真剣に話し合っていた。当初はもう1人参加する予定だったが、仕事で来られなくなり、2人で行動していたとのこと。

ということ。まあ、FRIDAYも決定的なホテルに出入りする写真等を公開しているわけではなく、赤江珠緒も「芝生以外では寝てません」と言っていることから、FRIDAYの第二弾とかがなければこのまま沈静化していきそうなこの騒動。実際、赤江珠緒に不倫的なイメージが皆無なこともあり、擁護の声も多いのは人徳か。そしてこの日のトークの詳細はみやーんさんの書き起こしに詳しいです。誠実!

miyearnzzlabo.com

まあ、この件はこれとして、真相はともかくこの件をうけての「おぎやはぎのメガネびいき」でのゴシップトークがシンプルに面白かったので書き起こしました。最近健康のために一度寝てから深夜ラジオに挑んでいる二人。寝ると元気になって性欲が増す、だから浮気が一番心配、という流れからスムーズにこのトークに。ちなみに「工務店」とは、このラジオの聞き手である鈴木工務店さんです。

 

   

 

矢作:だから、大吉さんなんか・・ほんとに凄い元気なんだろうね、昼間っからだよ

小木:昼間っから寝てるでしょ、これ

矢作:昼間っから白昼堂々赤江さんと浮気してんだろ~

工務店:浮気してないです

小木:芝生の上で~寝て~

矢作:アオカンだろアオカン

工務店:してないですよ、フライデーでね。

矢作:なんか雑誌置いてあるけど

小木:えっと、今週のフライデー、載ってますねこの芝生で、白昼デートね

 

FRIDAY(フライデー) 2019年 5/3 号 [雑誌]

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 フライデー。

矢作:このTBSラジオで昼やってるたまむすびパーソナリティーの赤江さんね。赤江さんと、大吉さんは何曜日・・・水曜MCですか。水曜パートナーか。もう8年やってる

小木:そんなあれか~、8年の仲なのか~

矢作:だから8年やって、ついに・・まあ、こういう関係になったってことなのかな?

工務店:なってないですよ(笑)

小木:だからそういう関係になって、その後も・・・一回別れた感じのもう、親友になった感じじゃない?一回関係持った後の二人に見える。

矢作:そっかぁ~

小木:老夫婦っていうか、老夫婦・・・。

矢作:付き合ってたのは4年くらい前で一回別れて・・・でもお互い腐れ縁みたいな

小木:そうそうそう仲がいい、っていうか、だからいい感じで別れてるから、こうして昼間に会うのも自然な感じなんだよね、これはもう昨日今日付き合った二人じゃないもんどう見ても

矢作:そうだよな、芝生だよ

小木:芝生で寝っ転がっちゃってんだからさ。

矢作:青山の芝生で寄り添う・・・

小木:まあ、桜って時期もあったのかも知れないけども。

矢作:だってこの大きい、この寄り添ってる写真あるじゃん、これだけでももうカップルって感じなんだけど、その次よ!寝そべっちゃってます。芝生の上で

 

 こんな感じでした。

小木:そんだけもう、落ち着くんだろうね、二人が

矢作:いつものスタイルってこと?

小木:いつものスタイルだから。だから終わった二人だから、なんか凄いオレは安心して見える。もう無いと思うから。

工務店:始まってないです

矢作:終わった二人なのに疑われて、恥ずかしいよね

小木:四年前の話じゃんっていう。今更ってやつよ

矢作:そうかぁ~

小木:どうなんだろうね、この・・・赤江さんはこの、サバサバしてるのかな?別れた後も上手くこう付き合ってるっていうことは

矢作:いるよな~、別れた後もいつもと同じように接してきてさ、いやもう俺たち別れてんだからそんな馴れ馴れしくするのやめようよとか思ってんのに男は「なにそれ~」って

小木:いるんだよそういう女性は

矢作:「私達の仲でそんなもうやめてよよそよそしくするの」とかね。

小木:一回裸の付き合いしてっから、元彼とかにも全然あの、依存とかするんだよね、そういう女の子多いのよ。赤江さんにもそういうところがあるのかも知れない。最近赤江さんほら、そういう悩みもあったじゃない、瀧さんとか

 

電気グルーヴのメロン牧場―花嫁は死神〈6〉

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矢作:最近まで瀧さんとつきあってたろ?

小木:瀧さん・・容疑者とね

工務店:付き合ってないですって、事実のように言わないでください、混乱するんで

小木:顔見たいって言うくらいだからね、あのほら留置所出てからすぐ顔見たいって

矢作:留置所じゃないよ、留置所は逮捕された人だから

小木:やっぱほら、二十日くらい女性見てなかったわけじゃない。それからすぐ電話かかってきてさ、夜中にさ、顔見たいってほら、そういう・・・TV電話的なことしたんでしょ?

小木:その時点でさぁ、まああったわけじゃない、関係は。まあ俺はそこまではいいと思うよ別に、同じパーソナリティーだから。別になんかあったってのも・・・だから残り二人だよね。

矢作:あの~、たまむすびの瀧さんと大吉さん以外の二人ってのが、山ちゃんと竹山さん

一同:(笑)

小木:あの二人はどうなってんだろ

矢作:絶対なにもないよな~

小木:記事読むと、この二人は長年の信頼関係で、週二でデートするくらい仲いいのよ。俺だから、山ちゃんと竹山さんだけはプライベートでなにもないと思うなぁ~

一同:(笑)

小木:結局そっか~、ってなるな~

矢作:大吉さんと瀧さんはかっこいいよな、話をちゃんと聞いてくれる、大人の男っていうか、モテる人だよね。

小木:うん

矢作:だから案の定竹山さんと山ちゃんは、赤江さんと一回も外であったこと無いんだろうな~。特に芝生デートなんて赤江さんとさせてもらえるわけがない。

小木:だから一番悔しいんじゃない?あの二人が

矢作:山ちゃんなんか一回も赤江さんと二人で歩いたことないと思うよ

矢作:まだ竹山さんのほうがね、おじさんとして、パパ活としてね

小木:お金が発生するやつね

矢作:

元彼が大吉さんだろ?今彼が瀧さん

ギャラ呑みが竹山さんでしょ?

それで・・・。他人が山ちゃん

  

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小木:そういうふうに見受けられるね今回は

工務店:想像ですけどね 

 で、結局山里亮太&カンニング竹山をオチに使ってゴシップトーク終了。このあとの読者メールへの対応も素晴らしく下品で最高でした。

 

   

 

 ツッコミ役の工務店氏も一緒に笑っちゃう適当なゴシップトーク。正直おぎやはぎが正解持ってると思ってきいてるわけでもなく、ただ無責任に爆笑してしまいました。

ワイドショーとかでこの騒動を扱うとどうしても「家族の感情が・・・」とか、「社会人として・・・」とか、思ってもない社会正義におもねった発言が連発される(しかも出演者自身に不祥事が過去にがあったりしてもそこはスルー)こと確定でそこにはただイラっとするしかないですが、完全にFRIDAYを信じ切ったテイで、「不倫してる」赤江珠緒と博多大吉に勝手に寄り添った発言をただ連発するおぎやはぎ。

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なんというか、人として最低なトークではあるけれど、気持ち的にはこっちを支持したくなってしまいます。まあ、人間ってそういうもんだよね。いや、やってないとは思いますけど。深夜に爆笑させられてしまったので全面降伏です。おぎやはぎ面白かった。 

マッスル・マニア特集!サムライTV 「速報!バトル★メン 2月6日号」

 いよいよ今日!2・16マッスル・マニア両国大会。両国国技館で開催されます。

自分のプロレス感をぶっ壊してくれたマッスル、/前回のエントリで色々と説明しようと試みました、そのエントリはこちら。 

otokoman.hatenablog.com

 と懸命に説明しましたが、昨日このようなツイートがスーパー・ササダンゴ・マシンから発信されているのを見ましたので切ない気持ちに。えぇ・・・・。 

 というわけで、少しでも何かしらに貢献出来れば、と思いまして、先日2月6日に放送されたサムライTV「速報!バトル★メン」でのマッスル特集を見返しつつ「マッスル』の紹介を改めてしていこうと思います。

 

www.samurai-tv.com

MCは自身もマッスルを見ていた、という東京03の豊本明長。ゲストはマッスルメイツおなじみの3人。マッスル坂井、男色ディーノ、そして鶴見亜門。いきなり同窓会的な空気が漂います。

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映像はまず2005年の「マッスル4」鶴見亜門初登場のシーンから。

 

WCW好きの悪徳演出家、明らかに宮本亜門から名前をとってますが似ても似つかず。当時劇団「双数姉妹」で俳優をしていた今林久弥がアフロヅラでツルティモ校長(鶴見五郎)の弟子、総合演出家として登場しました。

しかし、そもそも「演出家」という役職の人が全面的にフィーチャーされる時点で当時のプロレス界では画期的なことでした。しかも選手に暴言を吐き、試合に介入しまくったあげくツルティモ校長の裏拳をくらうはめに。ハイテンション&アナーキーなキャラクターでプロレス界の一部に旋風を巻き起こしました。 

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番組は鶴見亜門を追いかける形で進み、近況として2017・8・25、新宿FACEでの鶴見亜門VS甲田哲也のダークマッチを紹介。ちなみに鶴見亜門はこの試合を家でTVで見たお子さんに泣かれたそうです。せつない。

 

そして映像は2006・9・29のマッスル11に。いろいろあって興行の最後にムービースター・AKIRAと対戦することになった鶴見亜門。今ではおなじみになったスローモーションでAKIRAと闘って勝利!(ちなみに鶴見亜門は「アナロイド」というアレでドーピング中でした)

当時はマイナーの存在だったマッスルですが、メジャー出身レスラーのAKIRAが登場したことにより存在感を増すことに。ちなみにこのマッスル11、「大会のメインで行われるタイトルマッチの煽りVをリング上で収録する」という画期的過ぎるコンセプトの大会でした。

観客の前で煽りVを撮影し、それも金網マッチの映像をカメラの前にグリル用の網を置いて撮影したり、カットを変えての技のリピートを再現するため、ほんとにリング上で技を繰り返したりとアイディア溢れる撮影方法を駆使。そしてその撮影後、簡単に編集してすぐさま煽りVとして流し、メインイベントになだれこむ、という前衛的な構成でした。野心的!

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そして、2005・10・2、後楽園初登場のマッスルハウスへ。メインイベントの映像効果は暗転した状態でのストロボ・フラッシュを駆使して行われましたが暗すぎて観客に全く伝わらない、というはめに。

2006・5・4、マッスルハウス2では、観客全体を巻き込んでのマンモス半田へのドッキリを行うというこれも画期的な興行。そして後半は仮装大賞(というか、仮装大賞のあのをやってました。マッスル坂井自身が「発明に富んでますね~」と口にしてましたが、確かにどんどんプロレス界ではやらなかったことをやっていったマッスルでした。

 

そして2007・1・3、ついに正月開催となったマッスルハウス3。 正月だからか、『笑点」ならぬ「頂点」。プロレス大喜利が行われ、そこから大日本プロレスとの抗争になだれこむという繰った構成。「笑点の収録が後楽園ホールで行われている」というところからのパロディでした。

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この頃のマッスルを絶賛する4人(自画自賛・・・。)この流れで映像は2007・5・4マッスルハウス4に。「世界フィギュアプロレス選手権」!

ペアの二人がシングルマッチを行い、ステージに設置されたキス&クライで採点されて点数を競っていく、という形式で争われました。

しかし、そのフィギュアプロレスにシークレットゲストとして鈴木みのるが参戦。今までの空気を一変させて坂井をボコボコにするみのる。しかし、その激闘の末の結末はまさかの感動。この落差がマッスルの恐ろしさ。そして、これからマッスルは次々と大物ゲストを登場させていくことになります。

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高山善廣、大仁田厚、蝶野正洋・・・。いろんな大物をマッスルの世界に融合させ、突っ走っていくマッスル。業界内での存在感も大きくなり、知名度も上がっていきました。 「マッスル」という磁場ができ、いろんなものが引き寄せられていくような、そんな空気すら感じる存在になっていきました。

 

しかし、その後迷走期に入り、2009・5・4のマッスルハウス8ではリアルに客前でケンカし始める坂井と亜門、それに客がボールを投げつけて終わる、というギクシャクした興行になっていきました。

亜門が今語るには、「あのときの坂井はおかしかった、台本を出さないことありきになっていたところがあった」と言うくらい追い詰められていた坂井ですが、豊本が言うには「虚の中に実が瞬間見えるから観客が受け入れられた」と話していました。これがマッスルの真髄なのかな、とも思います。

 

しかし、2010・10・6での引退をマッスル坂井が発表。マッスル最終興行は「絶対に笑ってはいけない最終興行」として行われ、笑ってはいけないプロレスが繰り広げられました。

そしてマッスル坂井の引退試合が行われ、ゴングが鳴っているにもかかわらず坂井を締め続けるディーノに鶴見亜門が

鶴見「ディーノ、放してやれ!坂井はもう諦めたんだから!放してやれ・・・。」

と涙ながらに語りかける、という感動シーンが。そして、このときから20年後、それぞれの選手の息子による興行をやろう、と発表して最後はマッスルポーズで幕を閉じました。

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そしてVTR開けで泣くマッスル坂井。「今ここにいるのが申し訳なくなってきました」

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そしてマッスルマニア2019の概要は以下の通り。冒頭に書いた通り、当日券は「たっぷり」あるらしいので、興味持った方、ぜひぜひおこしください。 

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そして、この興行はサムライTVで生中継!スカパー加入者、スカパーに入ってなくても「スカパー・オンデマンド」で全番組を見れるので、マッスルのために加入しても損はない!と思います多分。詳細は↓のページから! 

www.samurai-tv.com

と、マッスルの歴史をほぼ網羅していた良特集、速報!バトル★メン2月6日号でした。スカパー・オンデマンドならひと月前の番組まで見逃しで見れるので、加入者の方はぜひ一度見てみることをオススメします。豊本の思い入れが凄い。思いの伝わるいい番組でした。

 

というわけで泣いても笑っても今日!当日券販売は14:00から。私はもちろんマス席確保済ですが、これからでも全然間に合います!ぜひご覧あれ!

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8月28日「アメトーーク」格闘技やってる芸人から、格闘技ジムを紹介。

※2019・1・23追記

このページですが、作成日時が2014年の8月29日となっております。当時放送の「アメトーーク」での情報をもとにしていますので、2019年1月23日現在でそれぞれの芸人さんと紹介したジムの関係性は不明です。ご了承ください。

 

アメトーークの格闘技やってる芸人。格闘技あるあるからの品川いじり、HGのシューティングからのプロレスの流れとマニアックかつ見所の多い回でした。個人的には「スベったら客全部殺せばいい」、「近所の犬から三角締めでタップ奪った」等、口を開けばキラーフレーズ状態だったドランクドラゴン鈴木に楽しませてもらいましたが。



んでもって、格闘技に興味を持って習ってみたい、という方に向けて、今回登場した芸人が通っている(であろう)ジムをピックアップしてみました。実際通うとだいたい月一万円くらい会費がかかるので、一度体験だけしてみるのもいいのでは?

また、芸人が実際に通って無くても当方責任は負いません、はい。

「炎上柔術マン」ドランクドラゴン・鈴木拓

GRABAKAジム

GRABAKA OFFICIAL WEBSITE グラバカジム オフィシャルサイト

 菊田早苗設立の総合格闘技ジム。菊田自身が寝技世界大会アブダビ・コンバットで優勝経験があることもあり、柔術、グラップリング等寝技中心のジム。東中野・赤羽・東村山にあり、入会すればどちらにも通えるのが特徴です。  

※2019・1・23追記

HPからもいけますが、グラバカ柔術日記で各ジムのスケジュール、クラスでやった事の内容などが細かく書いてありますのでご参照を。やはり寝技系が多い印象です。

blog.livedoor.jp 

 

 

「よしもとの最終兵器」タカタコーポレーション・おやき

和術彗舟會HEARTS

和術慧舟會HEARTS(わじゅつけいしゅうかい・はーつ) | 新宿駅・代々木駅近く、誰でも格闘技に触れ合えるジム

宇野薫・岡見勇信等を輩出した和術彗舟會系のジム。こちらも寝技、柔術が強いジムです。慧舟會系のジムは沢山あるので通いやすいところを選べるのが特徴。和術彗舟會HEARTS代表の大沢ケンジは修斗、DREAM、DEEP等に出場してました。 

※2019・1・23追記

ちなみに代表はあのONE解説で今をときめく大沢ケンジ!そして、つい先日ONE CHAMPIONSHIPでチャンピオンとなった猿田洋祐もこのジム所属です。

 

和術彗舟會HEARTSのtwitterアカウント。プロ情報中心ですが、たまにジムの動画なども載っています。

twitter.com 

 

 

「霊長類ヒト科最強のキレイ好き」今田耕司

「おしゃべりクソ・シュートボクサー」品川庄司・品川祐

「アイ・アム・ハードゲイ」レイザーラモン・HG

シーザージム渋谷

渋谷のフィットネスシュートボクシング 【シーザージム渋谷】

シーザー武志が創設した立技総合格闘技「シュートボクシング」のジム。打撃、投げ、立ち関節で構成され、寝技はなし。シュートボクシングは、シーザージム以外でも公認ジムであれば習うことが可能。 

※2019・1・23追記

現在ではすっかり「RIZINに出てるRENAがやってる格闘技」としておなじみですが、シーザージム渋谷もブログを開設しています。新年会などありほのぼのムード。見ていくとなんとなく雰囲気などわかるのではないでしょうか。

ameblo.jp 

 

 

「孤高のダイナマイト」東京ダイナマイト・松田大輔

シーザージム浅草

SHOOT BOXING CAESERGYM | 「シーザージム」は、老若男女問わず幅広くご利用頂ける 全く新しいアスレチックスポーツ空間です。

家が浅草らしいので通いやすいんでしょう。ちなみに浅草は会費が渋谷より少し安め。 

※2019・1・23追記

現在は新小岩ジムもあるシーザージム。会費は新小岩ジムが少し安いようです。ちなみに水曜日はプロ選手の指導が受けられるとのことです。

 

関係ないけどRENAの写真集をぺたり。 

RENA フォトブック RE:NA (単行本)

RENA フォトブック RE:NA (単行本)

 

 ちなみにシュートボクシングのラウンドガールのコスチュームが凄いので関係ないけどここで紹介しておきます。最初に見たときは度肝抜かれました。要チェック!

 

 

 

「ジャックナイフパンチャー」千原ジュニア

協栄ジム

協栄ボクシングジム|新宿でボクシング、フィットネス、ダイエットなら協栄ボクシングジム

言わずと知れた名門ジム。具志堅用高、渡嘉敷勝男、鬼塚勝也、ピューマ渡久地らを輩出。ボクシングジム自体はわりとどこにもあると思うので、通いやすさや雰囲気で選ぶといいのではないでしょうか。 

※2019・1・23追記

サイトが亀田和毅推しになっててバビりましたが、Facebookページも出来ていたりと徐々にITの波が。動画などもアップされています。完全に余談ですが、「相席食堂」に出てた亀田興毅が完全に大阪の典型的な兄ちゃんになってビビりました。全体的に真面目な青年!

www.facebook.com

原西の通ってるジムだけちょっとわかんなかったんですが、キックボクシングだったら

格闘技@はじめーる(全国道場検索サイト)

こちらで検索してみるとよいのでは。

ゴールドジム等、普通のトレーニングジムでもキックボクシングクラス、ボクササイズクラスがあるところも多いので、体験から入ってみるのもいいんじゃないでしょうか。 

※2019・1・23追記

現在、「格闘技@はじめーる」は更新停止、以下のサイトに機能が統合されていますので、こちらをご参照ください。

イーファイト 道場ジムナビ | 武道・格闘技の道場・ジム検索 |

 

あ、そうそう。プロレスだったら何といっても

アニマル浜口トレーニングジム & 浜口道場

ここでしょう。

気合だ~!

局の垣根を超えて全方位爆撃体制!「神田松之丞 問わず語りの松之丞」がラジオ界に巻き起こす旋風!

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今回はあるラジオ番組というか、ラジオ界隈についての話です。もともとラジオ好きなわたしですが、年始にインフルエンザで寝込んでいたりしたため、いっそうラジオを聞く時間が増えました。

 

ちなみに家にラジオがあるわけではなく、ラジオ聴取用アプリ「RADIKO」で聞いてます。iphone,android,pc用とあり、いつでもどこでもラジオが聞けるすぐれもの。ちなみに一週間以内であれば「タイムフリー機能」で、過去の番組もいつでも聞けます。

radiko.jp

色々とラジオを聞いていましたが、その中でも特にそしてがっつりハマったのは「神田松之丞 問わず語りの松之丞」。TBSラジオで毎週日曜日、23:00~23:30放送中です。

 

神田松之丞は講談師。100年に一人の逸材(どこかで聞いたような言い回しですが)と言われ、来年2月に真打昇進が決定している講談界期待の星です。そんな彼の一人喋りラジオ。これがとにかく面白い。

www.tbsradio.jp

古典芸能の演者である神田松之丞がなんの話をするのか。自らが演じる講談についてももちろん話しますが、このラジオの大きな特徴がこの神田松之丞の全方位悪口。本当にいろんなところにケンカを売っていくスタイルを取っているのが特徴です。

マナーの悪い客を斬り、演芸評論家の勉強不足を指摘し、そして他の落語家、漫才師。人気の芸能人らにもねたみ、そねみを思い切り表に出すスタイルで毒を吐いていく。講談師であるため、毒が多めのキツいトークでも、その語りのトーンの多彩さで面白く聞けてしまいます。あくまで毒を吐く自分について自虐も交えつつ、笑いを交えていろんなところを叩きのめしていくのが痛快です。いい声ですし。 

現在の松之丞を特集したPen+。 伊集院光との対談、橘蓮二の写真付きレポ、ジェーン・スー、高田文夫、樋口真嗣らも登場し、神田松之丞について語っています。

 

各方面にケンカを売っていく松之丞ですが、今この番組でガッツリと絡んでいるのはまず爆笑問題。そもそも爆笑問題の太田光がとにかくRADIKOでいろんな地方のラジオを聞きまくるラジオ狂なわけですが、その太田がこの問わず語りの松之丞のヘビーリスナー。

色々と毒を吐く松之丞を面白がって色々と自身のラジオ「火曜JUNK 爆笑問題カーボーイ」の中で語り、そしてそれに松之丞が言い返していく、というスタイルでやりとりが繰り返されています。太田は自分より一回り若く、血気盛んな松之丞を認めており、其の上で苦言を呈する、というスタンスをとろうとするんですが、いつのまにかムキになって反論してるのが微笑ましいというか。そして太田も敵がいるほうが輝くタイプのため、松之丞にやんや言っている時のトークがとにかく面白い。ちなみに田中は傍観気味です。

www.tbsradio.jp

そして、ここ二週間くらいで新たに絡み始めたのがナイツ。しかも土屋というのが新鮮。そもそも正月に土屋が浅草演芸場で松之丞に「子供生まれたんだって?おめでとう」とお年玉のポチ袋を渡したことが発端。

これを土屋の言葉から「出産祝い」と受け取った松之丞が開けてみると中身は1000円。「出産祝いで1000円はないだろう」とグチる松之丞。そしてそのラジオを聞いていた高田文夫がおもしろがり、木曜日担当のナイツに説明するように自身の「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」で言及しました。

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それをうけて木曜担当の清水ミチコとナイツが軽く触れますが、結果「松之丞は天然。やっぱり友達がいないから話を盛りがち」という結論になったことで松之丞が大激怒!!!1月13日の「問わず語りの松之丞」でそこに触れて「せっかく高田先生がフってくれたのにガッカリ」、「いじられたいって言ってたけどプライド高いんだな~、土屋さん」と言及。そしてここからの流れが秀逸。

 

まず、月曜日の「ラジオビバリー昼ズ」で高田文夫が軽く触れ、火曜日の「爆笑問題カーボーイ」で太田が松之丞に説教。「芸人の先輩にお年玉もらっといてそういうことを言うんじゃない」とたしなめました。わりとマジトーンだったので、このまま収束するのかな~と思ったら1月17日のラジオビバリー昼ズでナイツ土屋が爆発!

「松之丞コノヤロー!」、「天然ってイジられちゃってって、お前が天然だろ!」、「太田さん見習えだと?できねえよコノヤロー!」とアジりますが、その直後にムセて咳き込む始末。「どんな悪口言おうかメモしてきた」という土屋に清水ミチコが「メモしてくるんじゃね~よ!」とツッコむなど、ケンカに慣れてない土屋が懸命に自分をふるい立たせる姿がすごく面白かった!ナイツの新しい扉が開いた回となりました。いや~、爆笑した。思わず何回も聞いてしまいました。

 

   

 

そして、特筆すべきはこのやりとりがTBSラジオ(問わず語りの松の丞、火曜JUNK 爆笑問題カーボーイ)、ニッポン放送(ラジオビバリー昼ズ)をまたにかけて行われているということ。私はこの流れをチェックするために、日曜の「問わず語りの松之丞」、月曜の高田文夫「ビバリー」、火曜の「爆笑問題カーボーイ」、木曜のナイツ&清水ミチコ「ビバリー」、そして土曜のナイツ「ちゃきちゃき生放送」を聞くことに。一週間の番組、局をまたにかけた連続ドラマみたいになっちゃってるわけです。

 

RADIKOの普及により、気軽にタイムシフト視聴が出来るようになったからこそ出来る楽しみ方と言えるかもしれません。番組を超えたやりとりで楽しませる、というこのスタイル。神田松之丞を中心にしたこの渦が広がることにより、新しいラジオの扉が開いているように思えます。基本、毒がベースなので苦手な方は苦手かと思いますが、とにかく一度聞いて頂けるとハマることうけあい。そこから広がる世界を楽しめるのではないかと。とりあえず私はナイツ土屋の爆発をうけて1月20日の「問わず語りの松之丞」でどうイジるか。今から楽しみです。とにかく今旬なラジオ番組、「神田松之丞 問わず語りの松之丞」必聴です!

radiocloud.jp

 ちなみにRADIKOだとアーカイブ期間は一週間ですが、TBSラジオクラウドだと今までのアーカイブが残っているのでさかのぼって聞けます(無料のユーザー登録が必要です)過去回で私がオススメなのは、現在での最新回、混じりっけ無い悪口の

・2019.01.13 「矢野誠一さん」

ある舌禍事件で番組降板になってしまった悲劇を語る

・2018.11.25「降板~口は災いのもと」

まっとうにイイ話、ドキュメンタリータッチで聞かせる

・2018.09.16「命(いのち)」

あたりです。毒、悪口が苦手でも「命」の回はぐっとくると思います。 

神田松之丞 講談入門

神田松之丞 講談入門

 

講談そのものを紹介する入門本。松之丞持ちネタ解説、 人間国宝・一龍斎貞水が語る戦後史、基本知識などなど。 

松之丞 講談 -シブラク名演集-

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サンキュータツオプロデュース「シブラク」での松之丞の熱演を集めた2枚組CD。  

NHKドラマ版「昭和元禄落語心中」六話感想。菊比古&助六タイムから一気に悲劇へ!

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前回に引き続き昭和元禄落語心中第六話をNHKオンデマンドで視聴しました。いよいよ「八雲と助六編」の締めくくりとなる第九話。トラウマ回でもありますが、まあそれはしょうがない。しかし、思いの外八雲(菊比古)と助六のイイシーン満載だったので、そこら編中心に振り返っていきます。今までの感想はこちらから。

 

 

 

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第六話「心中」

助六のもとを訪れた菊比古。みよ吉の故郷である四国に居た助六と再開し、落語を再び始めるように説得するが応じない助六。菊比古は、荒れた家に住み、借金を抱える助六を世話することで心変わりさせようとします。

原作の四巻「八雲と助六編」其の八、五巻「八雲と助六編」其の九をもとにしているこの第六話「心中」。そもそも八雲が与太郎に語っている昔話であるこの「八雲と助六編」がドラマ上で完結するこのドラマ第六話。冒頭は二人の再会から始まります。

 

みよ吉が出ていった家の中で小夏と二人暮らしの助六。そこに訪れた菊比古。小夏がいるとはいえ、状況としてはドラマ二話あたりの二人暮らしのシチュエーションに近い感じになっていくのです。これは私大好物の展開。この二人がワイワイイチャイチャしてる場面がこのドラマで一番好きなんです私!

あの頃のように、助六を叱咤激励し、家を片付けて仕事を見つけて共に働き、小夏とも徐々に馴染んでいく菊比古。そして、やさぐれていたのが活気を少しづつ取り戻し、小夏の前で2人で落語をするシーンも。このときの小夏の幸せそうな表情(小夏役の子が凄く達者で驚きました)楽しそうな助六、そしてなんといっても慈しむような目で助六を眺める菊比古の表情がとてもいい。本当に幸せさを感じさせてくれます。本当にいいシーンでした。

 

そして地元で落語界を開き、助六を引っ張り出そうとする菊比古ですが、ここから少しずつ暗雲が。そう、みよ吉が徐々にそのことに感づいていくのです。

みよ吉は頑なに助六が落語を演ることに反対し、それもあって真面目に働こうとした助六。しかし助六は落語に未練もあり、それもあって自堕落な生活になっていました。しかし働いて金を助六に渡していたみよ吉。そのときに助六の変化に気づき、そして同僚にチラシを見せられて落語界の存在を知り、菊比古が四国に来ていることも知るのです。そしてこれが悲劇の始まりに・・・。

  

昭和元禄落語心中(4) (ITANコミックス)

昭和元禄落語心中(4) (ITANコミックス)

 
昭和元禄落語心中(4) (KCx)

昭和元禄落語心中(4) (KCx)

 
昭和元禄落語心中(5) (ITANコミックス)

昭和元禄落語心中(5) (ITANコミックス)

 
昭和元禄落語心中(5) (KCx)

昭和元禄落語心中(5) (KCx)

 

  

しかし落語界は行われ、久々に上がった高座で「芝浜」を演る助六。これが素晴らしい出来だったことに喜び、菊比古を抱きしめて喜ぶ助六。めでたしめでたし・・・。といけばいいのですが、そうはいかない。

落語会に訪れたみよ吉が、部屋で一人の菊比古のもとに訪れるのです。迫られる菊比古、感情が爆発し、抱きしめあい、口づけを重ねる2人。しかしそこに訪れた助六。口論になり、落語をやめて悔い改めることを改めてみよ吉に誓う助六、しかしそれを聞いていたみよ吉はもたれていた窓の手すりが壊れ、その拍子に窓から外に落ちそうに。それをなんとか救う助六も道連れになりそうなところを必死に掴む菊比古。頑張って食い止めようとしますが、助六がその手を振り払い、みよ吉と菊比古は窓から落ち、死んでいくのです。 

 

   

結果、不幸な結末を迎えてしまった菊比古、助六、みよ吉の関係。菊比古は小夏を引き取り、育てることを決意します。こうして「八雲と助六編」は終わり、再び舞台は第一話から続く現代(といっても昭和50年代ですが)に戻ることになります。

最後に悲劇が待っているとはいえ、やはり菊比古と助六が2人でいる場面はいい雰囲気ですし、ふたりとも魅力的に写りました。だからこそより、みよ吉の切なさ、哀しさが際立つというもの。いろいろなイイシーンを見せてもらった第六話「心中」良かったです。そして「あ~、八雲と助六編終わっちゃったな~」という感情も。というわけで第七話からは「助六再び編」へ。というわけで、今回はこのへんで。それではまた!

 

12・2 M-1グランプリ2018観戦記。優勝は霜降り明星!2位は和牛!売れるのはトム・ブラウン?

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というわけでM-1グランプリをツイートしつつず~っと見てました。きっちり全部見るのってTHE MANZAIが終わって再びM-1が復活した2015以来だと思いますが、其の頃と比べて大分顔ぶれも変わり、そしてM-1の役割もちょっと変わった気がします。ちなみにそのときのエントリはこちら。

 

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そのときキッチリメイプル超合金は売れ、あまりネタをやらなくなったわけですが、2015年の優勝はトレンディエンジェル。そうなってくるとM-1で売れるコンビと優勝したコンビの間の差はさほどないのかな、と思ったりもするわけで(よしもとは劇場があるんで、M-1効果は劇場では大きいと思いますが)そんときに見たのがこの「オードリーさん、会って欲しい人がいるんです」のカミナリ回。M-1に出るかどうかを真面目に相談したカミナリに応えた若林の言葉。

 

otokoman.hatenablog.com

 

若林「結局形・・・。俺達は形を決めてその形で行かないといけなかった、漫才の腕とか、テンポとか間とかではいけないからさ、東京の芸人は舞台数とか少ないし。」

若林「で、形を見せちゃったからさ。審査員の人あんまり変わらないじゃん、だから、その形があった上で全く同じものを見せたら去年と一緒ってなるから、スカシとか。あの、変えなきゃいけないじゃない。スカシたりとか。」

若林「でもそれはスカシであるから、進化ではないじゃない。ありもんを外すだけだから、そうやって退化させたくなかったんだよね。」

たくみ「自分たちのネタを」

若林「はいはいはい、スカシで。これ真面目な話になっちゃうけど・・・。」

若林「でも周りは進化って言うんだよ多分変わってるから。例えば叩かないとかさ、叩かれて弾き返すとかになってきちゃうけど、叩いて叩き返すのが元だから、そうやってスカしたくないから、」

 

 

と、そして、今回審査員で入っていた塙もM-1についてコメント。

shinsho-plus.shueisha.co.jp

 

芸人にとって一番よくないのは、コンテストのことを意識し過ぎて、自分の持ち味を見失ってしまうことですから。コンテストはモチベーションの一つにはなりますが、そのためにやっているわけではない。僕は何組もの若手に「M-1は優勝を目指さないほうがいいよ」ってアドバイスをしたんです。心からそう思えるようになったとき、初めて自分らしさが出ますから。

このように、以前からかとも思いますが、芸人(特に関東の)にとって、M-1が絶対的なものではない、ということが(以前からそういう認識は広くあったのかもしれませんが)表に出てきている最近。そんな状況で見るM-1グランプリ。では順番に振り返っていきます。

 

   

 

番組スタート~審査員紹介~

上沼恵美子・松本人志・サンドウィッチマン富澤・立川志らく・ナイツ塙・中川家礼二
オール巨人、という7人の審査員を順に紹介しつつコメント。さっそく全員で上沼恵美子をフォローする展開から、志らく師匠が軽くスベり、そのスベったくだりにかぶせつつナイツ塙がきっちりウケる。志らく師匠はナイツ塙になにかしらおごってもいいくらい助けられたはず。オール巨人がカミカミだったり、年長組が若手組&今田にフォローされる、という先行き不安な展開から番組スタート。敗者復活がミキ。

ちなみに、塙のラジオ情報だと、広島の営業から帰るのが収録に間に合わないため、テレビ朝日がジェット機を出して送迎したとか。さすがTV。

 

一番手:見取り図

二人が出てきて気付いたのは、バックの装飾が派手でついそっちに目が行ってしまうこと。もう少し抑えてもいいのにな、という気がしました。全体的に面白く見ましたが、なんだかフワフワしていたというか、観客をガっと掴んで爆笑、という場面がなかったのが惜しかった。606点

二番手:スーパーマラドーナ

何かを企む男が隣人の部屋に上がり込むが、隣人もだいぶサイコな感じで・・・という不穏なネタ。ネタが不穏なだけに客席から軽く悲鳴も。後半大分盛り返しましたが行ききらなかった印象。松本人志の「ラストイヤーになんでこんなに暗いネタにしたかな~」に同意。617点。ちなみに待合席での細かいボケをひたすら田中が重ねてたのがツボでした。ここで結構取り返した印象。

三番手:かまいたち

架空のポイントカードの話をひたすら複雑に掘っていくネタ。屁理屈をこねまくる山内のハイスピードなまくしたてが面白い。ただ全体的に架空の議論なので「あるある」が遠かったのかも。審査員(誰だか忘れましたが)が言った「達者」という評価が当てはまる感じ。しかしただ、1・2番手より明らかに一段階上がった評価。大会のギアがちょっと上がった感じ。636点

四番手:ジャルジャル

恒例のゲームネタ。国名を分けて言い合うリズムゲーム。今回はゲームに合わせて音ネタ色を強くしてきたというか、あとは強いフレーズをはさみこんでいくことにこだわっている印象。かなりの爆笑をさらっていきました。ただ個人的には最後の最後で「おお!」みたいなオチがあると完璧だったというか。

この時点でトップ得点ですが、志らく師匠が「99点」という怖い点数を。この理由は「ずっと見ていてひとつも笑わなかった。けれどもすごく面白かった。これがプロの芸人を笑わせる芸だ」というもの。前半は割とボケを放り込んでいた志らく師匠ですが、後半はきっちりと審査していた印象。648点

 

毎日新聞落語会 立川志らく1「文七元結」「時そば」

毎日新聞落語会 立川志らく1「文七元結」「時そば」

 
毎日新聞落語会 立川志らく2「死神」「粗忽長屋」「金明竹」

毎日新聞落語会 立川志らく2「死神」「粗忽長屋」「金明竹」

 

 

志らく師匠、落語はクレイジーかつ丁寧で凄く面白いんです。ほんとに。天才ですから。

五番手:ギャロップ

合コンに紹介して~っていうネタ。モデル同士の合コンに放り込まれようとする林が全力で抵抗していく。じわじわ面白いやりとりが続くけど、最後のテンションが上りきらなかったかな~と思ってたら思わぬ低い点数に。そしてジャルジャルの後だったし、言いやすかったのか審査員が酷評の嵐。いやちょっと可愛そうになったというか、こういうときはサラっと流していいんじゃないかな・・・。そこまで言う?みたいな。614点

六番手:ゆにばーす

はらちゃんが川瀬とカップルと誤解されたため、そうならないように練習する、というネタ。なんかこう、いろいろとやっていくんですが全部ハマらず最後まで行ってしまった、という印象。そしてギャロップのように酷評されず、憐れまれる感じに。最後に川瀬が抵抗して一矢報いてましたが全体的に可愛そうな感じになってました。う~ん残念。594点

七番手:ミキ

亜生が昴生に内緒でジャニーズに履歴書を送り、あの手この手でジャニーズを受けるよう説得する、というネタ。すでに一回敗者復活をこなしているせいか、ハイスピードなやりとりで笑いが途切れない漫才でした。ただ、点数は思ったより伸びず。上沼恵美子が98点でしたがほかは軒並み90点付近。ミキにしてはイマイチか。638点

八番手:トム・ブラウン

そして今回の台風の目、唯一の非よしもと(ケイダッシュ)のトム・ブラウン。ネタ自体も「サザエさんに出てくる中島くんを五体合体させてなかじマックスをつくりたい」というもの。繰り返し、ちょっとズラしをくりかえして爆笑をかっさらう。なんかパチンコのリーチずっとやってるみたいな漫才だな~、と思ったりもしましたがとにかく良かったんですがトップ3には残れず。う~ん惜しい。ただもう一つ「加藤一二三が出てくるネタがある」と置き土産残して去る、という最高のヒキ。売れそう。633点

九番手:霜降り明星

そしてついに!会場が爆発したのが霜降り明星。豪華客船で旅をしたい、という設定で、ひたすら大喜利を積み重ねていくという構成。ストーリーが薄く、ギャグの連打なのでスベるとキツいネタですが、せいやの動きでガンガン笑いを取り続け、テンションを落とさずに駆け抜けました。ミキの上位互換、という感じか。点数も爆発して一位に躍り出て、ここでスーパーマラドーナが脱落。662点

十番手:和牛

「オレがゾンビになりそうだったら殺してくれ」という水田に川西がひたすら振り回される、というネタ。「殺す」、というワード、ゾンビがピンとこなかったのか前半重めでしたが後半爆発。個人的にはキツいかと思いましたが審査員評価が高く656点。これでミキ脱落。

 

この結果でジャルジャル、霜降り明星、和牛が決定戦進出しました。そしていよいよ優勝が決まる!!

 

   

 

最終決戦

一番手:ジャルジャル

登場時のポーズでモメる、というネタ。最後まで面白かったですが、ドカンと決め手があるウケ方じゃなかったため、後ろ二組次第かな、という印象。

二番手:和牛

オレオレ詐欺のネタ。水田のお母さん役の川西が騙されるが、騙し返したと思ったら・・・。という展開。実は・・・のところでおお!となったのがさすが。個人的には本戦より良かった!ジャルジャルは越えたかな~。

三番手:霜降り明星

小学校の思い出を羅列していくネタ。構成は本戦と一緒でしたが、今回も本戦と同じくらい爆発。観客も慣れたのがプラスになったのか、本戦よりウケたような気も。

 

そして採点の結果、和牛3票、霜降り明星4票で霜降り明星優勝!おめでとう!ハッキリと文句なしの優勝でした。

2013年結成、ふたりとも二十代中盤という若手コンビの優勝。達者なコンビが多数出ていた中、勢いで突き抜けた、という印象でした。

 

   

 

そして番組の感想ですが、とにかく長かった!18:30から22:00までの三時間半というのはさすがに長い。敗者復活発表までも長かったし、審査員のコメント時間も長かった。それゆえに、前後の組の余韻が少なく、客受けが均等になったようにも見えましたが、審査員が結構マイナスなことを言ったり欠点を指摘する場面が多かったため、なんというかダメなものを見せられている気分になったのも確か。何千人から勝ち上がって審査員にボロクソ言われたギャロップが不憫過ぎる・・・。見ていてもさすがに疲れたので、来年はもうちょっと考えて欲しいところ。あまり低い点数つけた審査員はサラっと流して欲しいところでした。

ただ、審査員の審査は順当なものが多く、納得できるものでした。不安だった志らく師匠もきちんと芸論を語っていて真摯に審査していました。同じ落語家でも春風亭小朝より大分納得感ありました。上沼恵美子はわりとそれまでの流れを強めに言う印象がありましたが、そこまでおかしい感じでもなかったような。塙がもうちょっとはっちゃけてくれるかなと思いましたが無難に収めていたのが勿体なかったか・・・。清水ミチコとナイツのラジオビバリー昼ズで何を言うかが今から楽しみです。

 

というわけで今年も終わったM-1グランプリ。個人的にはトム・ブラウンが今後どうなっていくかが楽しみ。今までの知名度からしたら今夜でのアップ具合は一番だと思うので、バラエティなどに出ていくのを期待してます。事務所の先輩オードリーとの絡みも見たい。今後が楽しみです。そして漫才をたっぷり堪能させてもらいました。いや~、面白疲れた。それではまた~。

 

M-1グランプリ2017 人生大逆転! ~崖っぷちのラストイヤー~ [DVD]

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