男マンの日記

マンガ、落語、お笑い、プロレス、格闘技を愛するCG屋の日記。

サイバーファイトフェス行ってきました!プロレス興行の「フェス感」って何?

行ってきましたサイバーファイトフェス2022!フェス!フェス?

6月12日、さいたまスーパーアリーナで行われたサイバーファイトフェス2022に行ってきました。遠藤哲哉が脳震盪で倒れたり、潮崎豪が小島聡にGHCのベルトを奪われたり、拳王が髪型変えて二回登場したり、渡瀬瑞基が髪を切ったり、渡瀬瑞基が髪を切ったりと色々ありましたが、今回は試合前の光景と、「サイバーファイトフェスはフェスだったのか?」について考えてみたいと思います。

 

 

Tシャツとシール自作でGO!観客参加型観戦してみました

普通に見に行こうと思いましたが、ただ今回はあくまでフェス。やはり観客として参加するだけではなく自分でイベントを起こさないといけない、というわけで作りましたガンプロTシャツ!

TシャツプリントサービスのUP-Tに依頼してイラストをプリント。ガンプロ応援シートだったので、どうせならTシャツでも応援しよう!と。正直これ着て会場行くのってまあまあ恥ずかしかったんですが、いざ着てみるとそんなに違和感が無いような気がしました(自分が気づいてないだけかも知れませんが...。)

そしておまけに以前からイラストにしてたガンプロ勢のシールも作成。前日にキンコーズでプリントしましたが、シールの両面印刷ができず(ビックリマン的に裏の文面も考えて作ってたんですが)一度カットに失敗したりもしましたが、親切な店員さんのおかげでなんとか出来上がりました。

というわけで自作のガンプロTシャツ着てガンプロシールを配り歩くプロレスおじさん完成!当日の朝を迎えることになりました。

 

 

そして当日!さいたまスーパーアリーナ・プロレス祭り!

そして迎えた当日。雨予報の12日でしたがなにかしらの念が通じたのか見事に晴れ。自分ヘタレなのでさいたまスーパーアリーナに着いてから上着を脱いでTシャツ姿になっていざ会場前へ。

パっと目についたのは大社長と松本都のスペースでの交渉で設置が決まった「みやここブース」でした。なんだかんだで顔の広い(?)松本都に呼ばれたプロミンネンスのメンバー&一般人・澤宗紀が観客と一緒に体操したり、プロミネンスメンバーがダンスしたりとかなりの盛り上がり。局地的なテンションの高さを見せていました。

そして私は隣のPHOTO THELIVE!ブースでTシャツ購入、

どさくさにまぎれてこのTシャツも売っていたのでもちろん購入!

そして色々回っていると知り合いにも遭遇し、シールを配り歩いたりしていましたが、そのうちにウロウロしているポコたんに遭遇!一緒にバッコミポーズで写真撮りました!自分の中ではここがフェス感最高潮!

そしてそうこうしているうちに路上プロレス開始!澤宗紀レフェリー、松本都、世羅りさ、夏実もちの間でなんとなく始まってました。竹刀を構える世羅りさ!

乱闘している内に、視察してた(?)丸藤と遭遇、一般人にチョップ炸裂!とにかくスペース全体を戦場として所狭しと暴れまわっていた4人。特に澤宗紀がアグレッシブに仕掛けまくっていました。さすが!

戦いの舞台は入場列を作っていた入り口そばの階段まで。普通に澤宗紀が落とされ、係員に「列をみださないでください」と普通に注意されるプロレスラーたち。係員、治安良すぎだよ!どこででも闘えてこそプロレスラー!澤宗紀、一般人なのに体張りまくりで盛り上げてました。現役時代より動きいいんじゃないか?ってくらい!

そしてAbemaTVの撮影(?)をしていたまつきりなもむりやり巻き込み、かなり長時間路上プロレスが繰り広げられていました。最高!

大社長、次は大社長も路上プロレスお願いします。

 

 

そしてそろそろ試合開始、という頃に会場に入りましたが、いろんなブースがあって、PHOTO THE LIVE!のTシャツ、グッズ販売、そしてなんといっても路上プロレスと試合前にかなり楽しめました。

事前のツイートでノアの武田さんも「フェス感を出すにはどうしたらいいか」とツイートを募っていたからこそ、この「フェス感」については頭を悩ませていたように思います。そこで今回の手作り感、観客参加イベント、路上プロレスはかなりヒントになったんじゃないでしょうか。

コロナが今年よりおさまっているであろう来年には(開催するなら)この「試合以外のイベント」を推し進め、今より観客参加感を推し進めてもらえると嬉しい。それこそ自分も提案した「ファンが作成したグッズ販売スペース」とかも可能なんじゃないでしょうか。コミケ的に申し込み制にして、ワンフェスみたいに当日版権にすれば可能な気がします。路上プロレスも数試合組んでもいいし、それこそたまアリ全体を会場にするとかも、全てはコロナ次第なとこありますが出来そうな気がします。試合以外、開場前にフェスのヒントがあった。そんなサイバーファイトフェスだったように思います。

 

最後に声かけてくれた方々、シール受け取ってくれた方々、一緒にポーズ取ってくれたポコたん!Tシャツに反応してくれたガンプロ選手の皆さん、喜んでシール受け取っていただいたまなせゆうなさん、試合後打ち上げに誘って頂いたカテプロ大西さん、前田さん、ご一緒した方々、とにかく私にかまってくれた方々に感謝です。楽しいフェスでした!

 

 

 

大家健すまき事変!5・26 ガンバレ☆プロレス新木場大会詳報!

ガンプロ大混乱!もうすぐサイバーファイトフェス&大田区大会!

もうすぐサイバーファイトフェス!そして来月はガンバレ☆プロレス大田区大会!というわけで5・26,6.7、ガンバレ☆プロレス新木場大会はいろんなことが起きました。いろいろあったので事件優先の構成となってることをご容赦ください。

いや、ほんとうに色々ありました。なにしろガンバレ☆プロレスとしては、6月12日、7月10日とビッグマッチがたてつづけにあるわけで。そこに向けて同時にいろんなことが進行しているために色んな人が出たり入ったり。本当に混沌としていました。まずは5・26新木場大会から振り返ります。

 

 

5・26新木場大会!ウナギ・サヤカ登場&Eruption乱入&大家拉致!

「狂い咲きサンダーロード2022」と題されたこの日。まず選手挨拶を担当したのは今成夢人と前口太尊。飯伏プロレス研究所所属の前口、この日はまっさきにマイクを持って飯伏について話してくれました。

色んなことがあり、その行動に賛否両論まきおこっている飯伏幸太。新日本側からオフィシャルに記者会見はありましたが、選手は口をつぐんでいる状態。そこで前口太尊が言及してくれたのは、飯伏幸太ファンとして安心感もあり、嬉しさもありました。

 

 

その後、第1試合ではところどころはっとする動きを見せた松房龍哉を石井慧介がしっかりと仕留め、第2試合の「ぽちゃじょvsガンジョ」6人タッグでは先月のぽちゃじょに登場したまなせゆうな、尾﨑妹加、Yappy組と春日萌花、HARUKAZE、YuuRI組の激しい試合に。

まなせと春日が引っ張る中、ぽちゃじょ、ガンジョそれぞれの連携もあり、スピーディーなまままなせがYuuRIを鈴木ダイナミックで仕留めて勝利。どことなく「ぽちゃじょ」としてのまとまりも感じさせた好試合でした。ガンジョに外れなし!

 

そして事件は第3試合の翔太VS岡田剛史の終了後に起きました。技の多彩さだけではなく、プロレスの空気感、空間ごとコントロールしていく翔太にその確かな関節技で切りかえしていく岡田。しかし岡田剛史、そんなにコンスタントに試合をしているわけでもないはずなのにその技巧派っぷりが光ります。格闘家からプロレスを始めた選手にありがちなぎこちなさがまったくなく、しっかりと「プロレス」で翔太と渡り合うのはかなり凄い。しっかりと得意のV1アームロックを極めて勝利を収めました。

 

そして休憩に入ったと思ったら選手控室から怒号が!ガンジョの選手たちと小競り合いしながらリングに上がってきたのはなんとウナギ・サヤカ!

最初に突っかかったYuuRIを軽くあしらい、まなせゆうなと向き合ったウナギ・サヤカ。SNS見たら全方面にケンカを売っていて、それにムリを感じるときもありますが、ウナギとまなせは元東京女子プロレスの先輩と後輩。乱闘、にらみ合いの後も互いにどこか愛着と尊敬を感じるやりとり。YuuRIは終始強気かつ悔しそうでしたが、翌日、7・10大田区大会でのまなせゆうなVSウナギ・サヤカの一騎討ちが決定していました。

 

 

衝撃の大事件!大家健拉致&すまき事変!

休憩明けでは高岩竜一&前口太尊と野村直矢&渡瀬瑞基のREAL BLOODが対戦、互いに小細工なし、ハードヒットなバチバチの闘いで野村が前口を抑えて勝利。しかし気持ちいい打撃戦、野村のムササビプレスも久々に見れたし、渡瀬は相変わらずイキイキしてたし高岩も元気だし前口もしっかりとキックを武器にやりあっていました。今後に期待!初勝利は近い!

 

そして激しかったセミに続いてメインも熱戦に。今成夢人&高尾蒼馬&岩崎孝樹VS大家健&勝村周一朗&入江茂弘。熱戦となったメインはひたすら大家健が捕まり続ける展開に。長時間入れ代わり立ち代わりボコられ、ひたすらやられ続ける大家健はまさに今までのガンバレ☆プロレスそのままの闘い。やられてもやられても立ち上がる。立ち上がり、吠える、叫ぶ。

その対象は今までは外敵、藤田ミノルだったりKENSOだったりDDTだったりしたものですが、今回はそれが生え抜きの今成夢人。ガンプロ内部でボコボコにされ、立ち上がる大家健、叩き潰そうとする今成夢人。7・10大田区大会の一騎打ちに向けて熱くぶつかりあいましたが、ラリアットで勝利したのは今成夢人。満足度高いメインイベントでした。ラストも今成が締め、気持ちよく興行が終了しました。

 

しかし、事件が起きたのはその後!集会にはまなせが大家を引っ張ってウナギ・サヤカとの一騎討ちを要求、騒いでいたところに外からクラクションが!ん?なんか路駐してる車でもあったかと思ったらリング内にイラプションの3人、坂口・赤井・岡谷が乱入!マイクで煽ったあげくに大家健を拉致!車で去っていきました。

そしてそのまま興行終了。新木場の外で物販タイムが繰り広げられていたときに坂口の車が乗り付け、すまきにされた大家健が投げ捨てられる事態に。ヒドすぎるよ!

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そしてすまきにされたまま吠える大家健。この新木場大会、前口太尊が飯伏幸太に言及し、ウナギ・サヤカが乱入し、勝村周一朗が7・10大田区大会での対戦相手について語り、色々とあった5・26新木場大会でしたが、その全てを上回るインパクトを残した大家健すまき事変。さすがです。日本一拉致が似合う坂口征夫、すまきにされるのが似合う大家健。身体を張ってインパクトを残した大家健。やっぱりガンバレ☆プロレスは大家健。そんな5・26ガンバレ☆プロレス新木場大会でした。

プロレスをメジャースポーツにするんだよぉぉぉぉ!!!

伊藤麻希AEW再登場!5・19「AEW DYNAMITE」でサプライズ登場!

伊藤麻希AEW再登場!トーナメント、ジョーカーとして電撃参戦!

先日行われたAEWの定期放送番組「AEW DYNAMITE」、目玉のひとつが現在行われている女子のトーナメント「OWEN HART FOUNDATION」のジョーカー枠、ブリット・ベイカーとの対戦相手の発表でした。

ちなみに現在のAEW女子チャンピオンはサンダー・ロサ。東京女子プロレス参戦経験もある選手ですが、そのサンダー・ロサへの挑戦権を賭けたトーナメントが現在行われていて、現在生き残っているのがトニー・ストーム、ルービー・ソーホー、レッド・ベルベット、クリス・ストラトランダー。そしてこの日のカードがブリット・ベイカーvsジョーカー。というわけでブリット・ベイカーが入場して、次に入場してきたのが

ジョーカー=伊藤麻希!

試合開始と同時に包容。去年、伊藤麻希がAEWにサプライズ登場したときはこのブリット・ベイカーと同じチームで参戦していました。それだけにいきなりベイカーが伊藤に寝転がってカウント3を入れられるよう指示しましたが、素直に従ったかと思った伊藤は丸め込んで逆に3カウントを狙うムーブ。

しかしそこからは通常の試合運びに。さすがにAEW元チャンピオンのベイカーが有利に進めていきます。

しかし、コーナーポストに叩きつけられたときには得意のコーナー頭突き&気合ムーブを見せるなど持ち味を発揮していきます。AEWでも弾けていく伊藤麻希。このハートの強さは相変わらず凄い。

そして一度かわされるも、得意のこけしをしっかりと当てていく伊藤麻希。観客の喜びようが際立ちます。避けられても一度踏ん張って再びこけしを放っていくあたり、本家本間朋晃のこけしより進化している、と言っても過言ではないでしょう!たぶん!

しかし最後にはブリット・ベイカーの必殺技、クロスフェースから口に手を突っ込むロックジョーでフィニッシュ。短い時間の試合でしたが、キャラクターはしっかりと発揮していたように思います。できれば逆エビ系でフィニッシュに繋げる動きも見たかったところですが、この興行の中で「MAKI ITOH」はかなり印象に残ったんじゃないでしょうか。

 

 

そして試合後twitterにアップされたのがAEWで今人気のダンハウゼン&HOOKとのスリーショット。2万3千いいねされてました。

そして私が見てたところ、伊藤麻希Twitterアカウント、参戦直後から昨日で3000人フォロワー増えてました。さすが。

 

 

去年も出てました!伊藤麻希、AEW参戦への道のり

伊藤麻希AEW参戦は実は去年もありました。去年の春、女子トーナメントがアメリカ、日本とブロック分けで行われ、そこに伊藤麻希も参戦。ここでは一回戦で敗北しますが、ゲストで来ていた志田光に絡んでいくなど存在感を発揮していました。優勝したのは水波綾アニキ。水波綾はAEW参戦が確定されました。

 

 

3回に分けて行われたトーナメント。一回戦の観戦記、YOUTUBE動画はこちら。英語版がリアルタイムで配信され、その後日本語実況版がアップされる、という形を取られました。コロナなんで無観客。有観客でやったら盛り上がっただろうな~、と思ってしまいます。う~ん惜しい。

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こちら日本語実況版。やっぱり村田アナ、ゲスト志田光です

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2回戦の観戦記&動画はこちら。英語版ではアメリカでの試合が入ってます。

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こちら日本語解説です。

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そして決勝戦がこちら。決勝戦だけではなく敗退した選手達によるタッグマッチも。ゲスト解説席の志田光に絡んでいく伊藤麻希、その伊藤を思い切り潰しにかかるさくらえみ、ここでの闘いも必見です。

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こちら日本語版です。

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そしてこのトーナメントで水波綾参戦が決定したAEWですが、3月7日に行われたPPV「AEW REVOLUTION」でなんと伊藤麻希が電撃参戦。ブリット・ベイカーのタッグパートナーがケガをした、というていで呼び込まれたのがなんと伊藤麻希!本当にビックリしましたが、入場曲をしっかりと歌って存在感を発揮していました。

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そしてYOUTUBE配信イベント「AEW DARK ELEVATION」の初回配信のメインで里歩VS伊藤麻希が行われていました。大抜擢!こうして去年、大インパクトを残したことが今回の参戦に繋がったんだと思います。

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伊藤麻希、今後のアメリカ日程について

短時間でインパクトを残した伊藤麻希。現在発表されている試合日程は5月28日&29日ですが、現在22日なので、まだ追加でAEW参戦とかがあるんじゃないかな~、と期待してます。坂崎ユカも参戦していることだし、Dynamaite,Rampage,Dark,Dark Elevationと4つ番組があるAEW、どれかにでてくれることを期待してます!

 

ちなみに今回で伊藤麻希を知ったWrestleUniverse民のためにオススメ試合リンクを作っておきました。よろしければご参照ください。とにかく今後の伊藤麻希が巻き起こす旋風を期待しつつ今回は終了させていただきます。とりあえず

世界一可愛いのは、伊藤ちゃ~ん!!!

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4・26蕨・ぽっちゃり女子プロレス復活!太い脚で人生ぐっと踏ん張って、自分を肯定して生きろ!

ぽっちゃり女子プロレス3~ウエスト詐称・サイド・ストーリー~

4月26日、「ぽっちゃり女子プロレス3~ウエスト詐称・サイド・ストーリー~」が行われました。3年ぶりに行われた「ぽっちゃり女子プロレス」興行。ぽっちゃり好きな今成夢人がまなせゆうなを主人公に立ち上げ、今まで2回開催されています。

第一回が王子Basement☆Monster大会。興行テーマである「自分を愛し、ありのままに生きる」というテーマを全面に出した大会。素晴らしかったです。

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第二回が新木場大会。第一回から派生し、今成夢人個人にぐっとフォーカスした第二回。こちらも違うベクトルで面白く、壮大な大会でした。

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野中美智子リサイタル!ビューティー鈴木&634・マンガリッツア!

この日の興行はガンプロリングアナウンサーでおなじみ、野中さんの歌のコーナーからスタート。何故!そしてリングに上がってきた今成とともに興行スタート宣言!しかしそれに難癖をつけにきたまなせゆうな、なぜか吉野家の牛丼、松屋の牛丼論争になってから今成を排除したまなせが興行スタート宣言!いきなり一筋縄ではいかないぽっちゃり女子プロレス。

第1試合、第2試合は翔太ことビューティー鈴木、セコンドのドラァグクイーンこと634・マンガリッツアが大暴れ。

第1試合のYappy戦はあらゆる反則を駆使したビューティー鈴木が有利に進めるも、試合後半の丸め込み合戦で敗北

第2試合は春日萌花欠場のためYuuRIvs尾崎妹加。YuuRIが尾崎にぶつかっていき、尾崎も応える好試合になるか、といったところでビューティー鈴木&マンガリッツア乱入でノーコンテスト!

セック鈴木がクレームをつけ、尾崎妹加&YappyvsYuuRI&ビューティー鈴木で試合再開するも相次ぐ誤爆でYuuRIとビューティーが仲間割れ&マンガリッツア乱入でカオス状態になるも、女子3人がビューティー&マンガリッツアを成敗する形で試合終了。めでたしめでたし。

とにかくビューティーの高いコメディ・エンタメ力とマンガリッツアのキャラクターも楽しめ、尾崎、Yappy、YuuRIもイキイキしていてよかった。楽しい時間でした。

 

 


旗揚げ戦以来の一騎討ち!今成夢人VSまなせゆうなは魂の激突!

そしてメインイベントは旗揚げ戦以来の今成夢人VSまなせゆうな。個人的にはまなせゆうなの試合はこの今成戦が好きな試合の一つなんですが、それはまなせのパワーがリミッターを外した形で見れるから。

自分より小さい女子相手だと、どうしてもまなせの優しさが見えてしまうときがあるんですが、この今成戦は思いっきりぶつかっていくまなせゆうなが見れる印象。今成もそのまなせを引き出そうと「来いよ!」と鼓舞、叱咤していき、互いにボルテージが上がっていきました。

序盤は互いに力比べ、ヘッドロック合戦と力のこもった攻防が繰り広げられますが、場外に出ると一気に荒れた展開に。場外戦ではセコンドについたトトロさつきと協力して今成を痛めつける。蕨での場外戦は近いだけにかなりの迫力。自分もイスを立って慌てて逃げました。

後半、バックドロップ連打などで攻勢に出るまなせゆうな。しかし今成とのチョップ合戦、エルボー合戦では力の差が出た形。ラリアットを叩き込んで一矢報いようとするも、最後はラリアットから抑え込んだ今成の勝利。でも「出し切ったまなせゆうな」が見れてよかった。

ここではっきりと言っておきたい

本当に、本当にまなせゆうなは強いんです!

 

 

タイトルマッチに挑む二人、トトロさつきへの「ぽっちゃりの教科書」

試合後にマイクを取った今成は、ぽちゃじょへの想いを吐露し、「今成夢人、まなせゆうな、俺ら二人共もうすぐタイトルマッチ、タイトルマッチを争えるまでになりました」と。この後今成夢人はスピリット・オブ・ガンバレのベルトを高岩竜一と争って勝利、二代目チャンピオンとなりました。

一方まなせゆうな&トトロさつきは5月4日、アイスリボン横浜武道館大会でインターナショナルリボンタッグ選手権に挑み、SAKI&清水ひかりに勝利してタイトル奪取。ぽちゃじょ勢が立て続けにタイトルを奪取するという結果になりました。

今成もそうですが、光ったのはトトロさつきの活躍。この日のメイン後に今成が試合のなかったトトロさつきを呼び出し、「あんたがこれからのアイスリボン、しょってかないといけないんだよ。今回試合はなかったけど、うしろに下がらず、開き直って前に出て主張してほしい!タッグパートナーのまなせは弾けてる、トトロ!お前!な!引いてんじゃねえぞ!お前も前に出ろよ!」と激。

そしてまなせゆうながここで大谷晋二郎ばりにぽっちゃりの教科書を披露

ぽっちゃりの教科書101ページ!ありのままの自分を愛せ!一番うしろに自分から行くな!誰かのために真ん中を譲るな!私たちは!ぽっちゃりは!脇役じゃない!センターだ!

今成の「トトロお前!赤いコスチュームにしたんだってな!まるで赤い天使だな!」の声をきっかけにこの日の参加選手がリングイン、ポケットビスケッツのRED ENGELを熱唱してエンディング。

再びマイクを取った今成

皆さん見てください!出場メンバーみんな脚が太いんです!映画には脚本というものがあります。脚に本と書いて脚本です、この脚本の出来が映画の良し悪しを決めると言われています!見てくれこの太い脚!この太い脚でプロレス界を登っていきます!

最後は全員で
「ぽっちゃり!ぽっちゃり!サイコー!」

 

本当に見ていて元気になれる、いい興行だったと思います。ことさらにコンプレックスをとりあげて悲観することなく、見ていて元気になれるぽっちゃり礼賛。前向きに闘っていくまなせゆうな、トトロさつき、YuuRI、尾崎妹加、yappi。それを全肯定する今成夢人、脇役に徹して盛り上げた翔太、634・マンガリッツア。ぽっちゃり女子プロレス、素晴らしかったです。

WrestleUniverseで視聴可能なので、旗揚げ戦から今回まで見ていただきたい。体型に悩む女性、男性、なにかしらのコンプレックスを持つ人全員に「刺さる」興行だと思います。いや~良かった。素晴らしかったと思います。

 

飯伏幸太・荒振る!連投ツイートまとめ。5月14日まで

飯伏幸太騒動勃発!プロレス界のガーシー?過激ツイートの嵐!

先日5月10日、私はジグザグジギーの宮澤さん主催のイベント「クラスに何人かのプ友達」に参加し、宮澤さん、や団の本間キッドさんのお話を聞きつつ、こちらの話も聞いて頂き楽しいひとときを過ごしていました。

そして、このとき飯伏幸太の連ツイにより、TLが大騒ぎになっていたのを知ったのは帰宅してから。その後もいろいろあってあんまり追えてなかったんですが、流れに乗ってとりあえず魚拓とってまとめておきました。

 

 

5月10日までの飯伏幸太不穏ツイートまとめ。全て暗示されていた?

まずは5月10日を迎えるまでの飯伏のツイートWeb魚拓を貼っておきます。この間には普通のツイートも混じっていて、たまに「?」と感じる程度でしたが、徐々にその不穏さが増していくことがわかります。

 

 

2月28日 復帰戦についてお詫びのツイート。始まっていた不協和音?

去年のG1クライマックス決勝戦でケガを負い、依然休憩中の飯伏幸太、復帰戦についてままらなない状況であることをツイート。この後、一般の人へのリプライの形で会社が12月に復帰させようとしていたが、その頃は本来145Kg上げられたベンチプレスが40Kgしか上がらない状態だった、と告白していました。

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3月5日 「結局その程度の器しかない場所」全ての発端はここから?

「結局その程度の器しかない場所」とツイート。巷の噂によると、この日飯伏がJTOの興行でTAKAみちのくのセコンドにつき、それがきっかけで揉めている、と言われています。あくまで噂ですが。これはその日のツイート。ここから本格的に体制批判ツイートが出てきます。

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3月16日 意味深ながら、不穏さが徐々に増していくツイート

「つまらん支配より自由。必要ないやつは全て終わらせます。合掌」と、内部の誰かを告発するようなツイート。ハッシュタグで「またやらかしたね」とあることから、その「必要ないやつ」が何かしらやらかしたことを示唆しているように見えます。

「いつかみんなに公開します。」と、公開予告も。後から考えたら、5月10日のツイートの種が撒かれているようなツイートでした。

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3月17日 一見普通のツイートながら、最後に不穏な一言。

この日のツイートはウエイトについて。一見普通のツイートですが、最後に「殴ってみようかな」と一言。誰を?怖い怖い!

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4月15日 必要ないものは消す?いきなりの物騒ツイート!

「必要ないものはサクっと消し」で始まる不穏ツイート。「世界はまだまだ」、「一体感がある」と、新日本プロレスの中での改革案みたいなもの?と思わせる文章。

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4月29日 GW突入&本格「NEXTステップ」宣言!

「いつか全てを吐き出そう」といよいよ本格的公開予告。5月10日まであと10日ほど。何かが迫っていることを感じさせます。「暗躍」と、黒幕的人物がいることも匂わせています。

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5月1日 抽象的な文章ながら「嘘も捲られた」と暗示!

4月29日に引き続き暗示的な文章。その中でも「嘘も捲られた」と、誰かの嘘が顕になったことを示唆、そして「目指すべき場所は空想の世界」と、そう思ってみれば新日本プロレスの次に「目指すべき場所」がある、と思わせる文章も。

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5月10日までのツイートは以上です。抽象的表現が多いながら「嘘が捲られた」とか、「目指すべき場所」など、具体的なもの、比喩が所々に混じっていることで、全体で何かを示唆していることがわかります。はっきり思わせぶりでありつつ、飯伏だけにわけわかんないこと書いてるな、と感じさせる文章でもありました。そして迎える5月10日...。

 

 

5月10日 飯伏幸太&関係者のツイートまとめ。

そして5月10日、怒涛の飯伏幸太連続暴露ツイートが開始されます。まずこれから。これははっきりと予言的なもの。以前と違い、はっきりと具体的に「元不倫」「セクハラ上司」と告発相手の不祥事的なものに言及しています。単語が一気に現実的に。

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そしてLINE通話のスクショを貼ったこのツイート。突然の解雇宣言(まあ、この前がどうなってるかはわかんないわけですけど)「もう新日本との契約終わろうか」といきなりの相手方(マネージャー的な人物でしょうか)からの爆弾が。これに全くひるまず受け入れていくスタイルの飯伏。次の一言で一気に態度が柔らかくなる相手。これが序の口でした。ちなみに飯伏の「軽率といえば軽率」って何が?というと、現在は「3月5日、JTO興行でTAKAみちのくのセコンドについたこと」とされてますがこれはあくまで噂です。

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そして「ジワジワ行きます」と小休止。そして...。

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多分前ツイートの続きっぽいスクショ付き。「菊池」という具体的な人名も出てきました。会話内容は相手が飯伏と話し合うというか、平行線のままというか。

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これが現在最後のツイート。「外道さんには何も言われなかった」「今度社長と会食する」「黒幕がいる」「SSDって何?と言われた」と、次々と出てきます。SSDってなんだろ。ドライブのほうじゃないだろうし、薬品のことだろうか?

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そして、これらのツイートでTLに衝撃が走る中、他のレスラーも火消し(?)に走ったりネタに走ったり。O-カーンは定番のパンケーキネタで以前のツイートに返答。マイペースにイジっていきます。

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そしてパンケーキからのKENTAとのやりとり。こういうのにしっかり応じているあたり、飯伏自信の余裕というか、自信めいたものも感じます。

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そしてこの状況の中、ツイッタラーに釘を刺す新日大張社長。まああまり慌てて騒いでくれるな、ということでしょう。

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とりあえず簡単にまとめてみました。こればかりではなく、飯伏自信が一般のファンからのコメント等に丁寧に返信しているので、これを追っていくとまた色々見えてくるかも知れません。

現状でこの後どうなるかなんともいえませんが、こういう暴露をした人物が会社の中で罰されずに生きていく、ということも考えづらいのは確かですが、ただ飯伏が貼ったスクショを信じるなら、会社内に、少なくともレスラーには飯伏の味方も結構いる状態なのかな?とも感じます。

なにはともあれあとは新日本プロレスの処置を待つしかない状態でしょうし、飯伏の復帰時期もわからない状態ではありますが、まあ試合は見たいよね、とも思いますし、それが必ずしも新日本プロレスの中じゃなくてもいいでしょうが、ただ新日本が簡単に手放すかというとそれもわからない。

 

 

私自身はこういうのも楽しんでしまう方だし、試合以外の場外乱闘もプロレスの一部。ツイートを追っていくと飯伏自信はどこか達観と言うか落ち着いている部分もありますし、心配しすぎずに見守るくらいがいいのかな、と思ってます。

ちなみに飯伏自伝「最狂編」はマッドネス・エピソード満載なので、これ読んどくと心の準備になるかも知れません。こちらからは以上です!

こちらは紹介エントリ。購入のご参考にお願いします!

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その後どうなった?5月10日以降の続報

5月12日、マッチメーカー菊池氏についてのツイート。まあまあな悪口から最後にはまた何かを匂わせる締め。ただ、前日までからはだいぶトーンが落ち着いてる気も。

菊池はマッチメイカー、よくセコンド回りにいる天パの小太り。現社長が指示したとみられる。
確実な情報を手に入れたらまた。凄い闇をみた。信じられないことが起きている。

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急な養老孟司ツイートなんなんだ。

養老孟司さん見すぎて脳が疲れすぎた。
やはり思考が凄いな。

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そして5月14日また不穏なツイート。レスには結構真に受けてる人が多く見受けられましたが、正直これが実際の母親についてなのか。それともプロレスの中での「母」というような比喩かはわからないのでとりあえず引いて見てます。

母を返してほしい。ただそれだけだ。
他にはなにもない。

#少し話せるようになった
#不安のみ

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そして14日最後のツイートはこちら。決意表明...。

最後まで戦う。あんな奴らには屈しない!

#いつか分かるよ
#気持ちは変わらない

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そして誕生日の5月21日。さよならを予告するようなツイート。ほぼ一週間ぶりのツイート(レスはしていたりしましたが)一時期よりだいぶ落ち着いたように見えます。今後の飯伏の進む道が少しでも希望を持てるものであることを祈りつつ、引き続き見守っていこうと思います。

今までありがとう!
40歳最高の節目になりました。
では。

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4・29ノア両国に颯爽と登場!リアルニンジャ、ニンジャ・マック見参!

4・29ノア両国大会に旋風!ニンジャ・マックの衝撃!

今年のGW最初期に行われたプロレスリング・ノア両国大会二連戦。29日はジュニアヘビー、30日は全選手での大会でしたが、29日の「ABEMA presents MAJESTIC 2022~N Innovation~」、この大会で最もインパクトを残したのは初来日の覆面レスラー、ニンジャ・マックでした。

掴みはOK!いきなり大人気!吹き荒れるニンジャ・マック旋風!

第8試合、ドラゴン・ベイン、アルファ・ウルフとの3WAYマッチに挑んだニンジャ・マック、その身のこなし、飛び技のインパクトで観客のハートをガッチリと掴みました。手の合うルチャドール3人での試合だったこともあり、終始スムーズな攻防、止まらない切り返し、唐突かつインパクトある飛び技、三拍子揃った凄い試合。勝ち残り3WAYでドラゴン・ベインを降したニンジャ・マック。一夜にしてプロレスリング・ノアの新しいスターとなりました。

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2022年04月29日 ABEMA presents MAJESTIC 2022~N Innovation~

第8試合・3WAYマッチ

ニンジャ・マックVSアルファ・ウルフVSドラゴン・ベイン

退場順
①15分47秒 ◯ドラゴン・ベインvs×アルファ・ウルフ ツイスターベイン→エビ固め
②18分03秒 ◯ニンジャ・マックvs×ドラゴン・ベイン ニンジャボム→片エビ固め

 

 

止まらないニンジャ・マック旋風!ついに勝ち取った年間契約!

そして、翌日30日の第8試合、8人タッグマッチに出場したニンジャ・マック。すでに先日のインパクトから期待値が上がっている中、再び飛び技でインパクトを攫っていきました。フィニッシュこそドラゴン・ベインに譲りましたが、この2日間でノアファンからの評価を確立してしまいました。

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2022年04月30日 WRESTLE UNIVERSE presents MAJESTIC 2022

第8試合・8人タッグマッチ

○ドラゴン・ベイン&アルファ・ウルフ
&エクストリーム・タイガー&ニンジャ・マック
(16分33秒 ベインツイスター→エビ固め)
原田大輔&小峠篤司&YO-HEY&✕宮脇純太

そんな期待感からか、5月4日はなんと!清宮海斗とのシングルマッチ!清宮もしっかりと受け止めて見せ場は作りましたが、ちょっとさすがにサイズ、パワーの違いが際立ってしまう結果に。正直ジュニア同士で当てたほうが良かった気がしますが、それでも盛り上がったこの試合。後楽園を沸かせました。

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2022年05月04日 Dream on 2022

第7試合・シングルマッチ

清宮海斗
(9分49秒 タイガースープレックスホールド)
ニンジャ・マック

そして翌日の試合後にめでたくノアと年間契約発表!ノアが外国人選手との年間契約を速報するのは異例のこと。これでニンジャ・マックへの期待度の大きさがわかります。スゴすぎる!

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ちなみに次の来日は7月とのことなので、その日を首を長くして待ちましょう。ニンジャ・マック、これからのノアのジュニアの中心に立つ存在になるかも!

news.yahoo.co.jp

そして入れ替わりのようにNOSAWA論外率いるペロス・デル・マール・デ・ハポン勢がノアとの契約満了を発表。ノアジュニア、転機を迎えているのかも知れません。

 

 

「ニンジャ・マック・ロス」を防げ!見るべきYOUTUBE動画3試合

そしておまけ的にニンジャ・マックの海外での試合動画を上げておきます。さすがに7月までの2ヶ月これだけで賄うのは辛いと思いますが、ここから色々と辿ってもらえるといろんな世界が広がってると思います。

 

 

ニンジャ・マック VS ロウ・キー

昔ゼロワンを主戦場に活躍していたロウ・キーとのシングルマッチ。2021年10月頃の試合らしく、ノアでの姿とかなり近いニンジャ・マックが見れます。ロウ・キーも全盛期ほど飛んだりはしませんが、動きのキレとヒールムーブで盛り上げます。短いけど面白い試合でした。

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ニンジャ・マック vs フエゴ・デル・ソル

AEWにも参戦しているフェゴ・デル・ソルとのシングルマッチ。一月前アップされた新しい試合です。こちらも今のニンジャ・マックが見れますし、ローカルインディーでの試合とあって遊び心のある試合を見せてくれてます。ノアで見せたよりくつろいだルチャというか。本場感のあるルチャ・リブレ。フィニッシュなんか凄いです。

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ニンジャ・マック vs ドラゴン・ベイン

そして最後はノア両国でも対戦したドラゴン・ベインとの一騎討ち・・・。っていうか、一年前の動画なんですが普通に素顔。そして身体も今より一回り大きいというかブヨってるというか。でも、空中技のセンスは光ってます。今とは別人のようですが、ここから今のニンジャ・マックになったんだったら凄い。(ほんとに別人だったら見た方教えてください)今のニンジャ・マックのベースを感じさせる一戦です。

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と、とりあえず3本あげてみました。他にも本人っぽいYOUTUBEチャンネルとかあったんですが、なんかちょい怪しかったので各自お調べいただけると幸いです。とにかく一瞬でノアファンを魅了したニンジャ・マック。再来日を楽しみにして待ちましょう。こちらからは以上です!

4・30 プロレスリング・ノア両国大会「X」は新日本プロレス・小島聡!賛否両論を追う!

4・30両国国技館大会、ノアの「大物X」は小島聡!

プロレスリング・ノアの両国国技館大会、事前に「X」と予告されたシークレットゲストはもう皆さんご存知の小島聡でした。ちなみにこれが事前に用意された「X」の予告動画。謎の気合。謎のCG。

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とにかく事前にかなり風呂敷を広げた結果当日に。ちなみにこの「X」がどうなるか、どころかそもそもメインで潮崎豪の挑戦を受ける予定だった藤田和之が新型コロナウイルス陽性のために欠場、GHCヘビー級ベルト返上、メインイベントは潮崎豪VS清宮海斗の王座決定戦に。なんというかX以外に色々ありすぎた4・30両国大会でした。

 

 

まさかのRVD参戦発表!上がり続けるハードル!

そして、当日4・30両国大会開始。そして興行途中に流れたVがこれ。

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ちなみに私、このツイートで軽くバズりました。ありがとうございます。

配信でボンヤリ見てた私は「あ~、エックスってロブ・ヴァンダムか~」って思ってたんですが違う違う、そうじゃない。ちなみに今のロブ・ヴァンダムの最新のインスタは大麻畑にたたずむRVD。これは@RVDCBD っていうCBD製品を発売してるからですが色々と大丈夫か?まあCBD自体は日本でも合法なので、今のところ大丈夫だと思いますが。

 
 
 
 
 
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ちなみに私、このツイートで軽くバズりました。絶対そうなるはず。

そしてセミ前の丸藤正道&「X」vs稲村愛輝&岡田欣也。テーマ曲で分かる仕様になっていましたが、出てきたのは小島聡!

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試合自体は小島聡が岡田欣也をラリアットで降して勝利。しかしメインイベント、潮崎豪vs清宮海斗で潮崎が勝利、GHCヘビー級王座を獲得した後に小島が登場、GHCヘビー級王座への挑戦を表明しました。

そしてバックステージコメントはこちら。小島聡、引き続きノアへの継続参戦を匂わせました。なんかキッパリハッキリ言い切らないところが小島っぽい!

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「X」発表に賛否両論!?ノアのやり方は正しかったのか?

そしてこの「X」発表が色々とSNS上でも賛否両論巻き起こしてましたが、私もちょっとツイートしてたりしました。

そして5月4日のTBSラジオ「たまむすび」で博多大吉がそこに言及してました。なんというかわかりやすい例をあげてたのでそちらご参照いただければ。ちょっと端折って書き起こししました。

radiko.jp

大吉:プロレスリング・ノアっていう僕が一番推している、というか付き合いのある団体が両国国技館で4月29日、30日の2日間やったんです。で、30日のカードで、セミファイナル(ほんとはセミ前)に「X」ってのがいたんです。プロレスでよくあるんですけど、当日入場テーマを聞いてのお楽しみです、っていう。それを凄く楽しみにしてたんです。

赤江:うんうん

大吉:で、今YOUTUBEで宣伝するんですけど、史上最大の「X」だと。こんなレスラーがノアに来るのか!この選手が来ることで今後のノアがどうなるのか?どんな化学反応が起きるのかと山ほど見せられたのね。で、私楽しみにしてたんです。

大吉:で、出てきたのが小島聡選手っていう、ものすごくいい選手なんです。僕と同年代で好青年で、もちろん強くて、いろんなタイトル取ってて、まだまだやれる、すごくいい選手なんですよ。

赤江:でも先生と同年代だったら結構なベテランの選手ですね

大吉:ベテランだけど強くて、まだまだやれる。そんな小島選手が「X」として来てくれたんです。

大吉:でも、なんていうかな~、前、来てたんですよノアに。シングルのリーグ戦とかタッグリーグにも出てたし。だから、なんだろうな~。「たまむすび」リスナーに向けてわかりやすく例えると、来週大吉の代わりに史上最大の「X」が来ます!誰が来るんだ?この人と赤江珠緒でどんな化学反応が起こるか?誰だ?誰だ?って煽っておいて武井壮さんが来るみたいな。

赤江:ああ、来たことあるしね。TVで絡んだこともありますし

大吉:うん、凄いけど、いたよ?っていう。

赤江:なるほど~

大吉:なんか東京03の飯塚君が来るみたいな。いたいたいた、みたいな。

大吉:で、小島選手は本当に悪くないと思うの。で、裏読みして他の選手が決まってて急遽出られなくなって小島選手になったんじゃないかという説も

赤江:人の期待値とかって上がりますしね。

大吉:この件に対しては、純粋にプロレスリング・ノアが悪いと思うの。事前に小島さんって行ってくれたほうが純粋に応援できた気がする。

まあ、ノアも「未知との遭遇」みたいなこと言っちゃってましたしね。いや、未知じゃないだろ。なんだったら結構な選手当たったことあるだろ、っていうね。そこらへん誠実さがないといえばないでしょうが、じゃあ「前来た選手が再び来ます」っていうのも煽りとして失格だとは思うし、全体的なさじ加減の問題だと思うんですが。今回は全体的にノアの煽りに焦りというか、余裕がない感じがしたのも事実です。

そして実際小島本人のツイートも。

こういうのをしっかり気にして、しっかりSNSで発表するのも小島聡らしさ。すかさず丸藤にフォローされてました。

まあ、自分もこの件に関しては色々ツイートしてたんで申し訳ない気持ちもありますが、重要なのは小島は単発ではなく継続参戦することと、サイバーファイトフェスでの潮崎への挑戦が決定しています。今後強いインパクトを残せば「まあ、ノアのあのときの煽りはちょっとばかし大げさだったよね~」くらいの笑い話になるはず。ノアファンも一度受け入れればガッツリ応援してくれるはずなので、ノアでのコジとして思い入れてくれると思います。潮崎豪とのシングルマッチで凄い試合を見せてくれれば全て吹き飛ぶはず(継続的にネタにはされると思いますけど)なんで

もう終わったことだし、気にしないでコジ!

と友達でもなんでもないけどエールを送ろうと思います。

 

 

小島聡は悪くない、ただノアには一言言いたい!

ただ、一つ個人的に違和感があるとしたら、しばらく新日本プロレスでIWGPヘビーへの挑戦がない小島聡のGHCヘビーへの挑戦表明。これをすんなりとノアの選手たちが受け入れてしまったことです。

あの場で試合終了後の潮崎に挑戦表明した小島。その小島の前にノアの若手が立ちふさがるとか、「顔じゃねえ」と杉浦や拳王が駆けつけるとか、やはりノアという団体が「新日本の」小島聡に対抗する図式が欲しかった。団体自体も以前、サイバーファイト設立記者会見などで明らかに新日本プロレスをライバル視していたわけで、いざその選手が上がったときに「スーン」ってのは違う気がします。バチバチしてくれよ!

ちなみに拳王はYOUTUBE上でしっかりと吠えてました。

youtu.be

拳王はYOUTUBEで「小島は新日本で終わった人間、使われてない人間だけどGHCに挑戦できる。GHCも安くなったと感じたよ」と話してましたが、とりあえずあの場でリング上で言って欲しかった。YOUTUBEでカード決まったくらいで言われてもな~。ここらへんがノアの足らないところなんじゃないかな~、と思ってます。

 

 

小島の謙虚すぎる煽りコメント

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しかし、この潮崎との前哨戦後のコメント

小島聡「試合と体は全盛期じゃない。だけど2022年今が一番ハートの全盛期だ!」

って、謙虚がすぎるだろ!ノアもこの小島の爪の垢を煎じて飲んで頂きたかった。ともかく見続けます!以上です!

ブラめんさん1000いいね!今成正和ONE出場!YA-MANvs芦澤竜誠あわや乱闘!

ブラめんさん1000いいね!4・24後楽園で世界Jr挑戦決定!

明日に迫った全日本プロレス後楽園ホール大会。そこで予定されていた世界Jr選手権試合、佐藤光留VS大和ヒロシ。大和ヒロシが全日本からW-1に行ったことに佐藤光留がこだわって因縁の一戦になっていましたが、まさかの大和ヒロシ新型コロナ濃厚接触者に。よってこのタイトルマッチは中止になってしまいました。

そしてこれに毒付く佐藤光留。でも子供はしょうがないよな~。そして、代わりの挑戦者を募集。そしてここに現れたのが我らがブラックめんそ~れ!

佐藤光留のつれない態度に、さすがに挑戦表明するだけだと弱い、と思ったか。自らのツイートにハードルを設定。1000いいねいったら挑戦させてくれ!とするツイートを投下。あれよあれよとフォロワーのみなさんが面白半分にいいね連発!あっという間に1000いいね突破しました!凄い!

そして24日の千葉大会で改めて挑戦表明。さてどうなる。光留もバカ負けした感じで受けるテンションっぽかったですが。いろいろと楽しみになってきました。

 

今成正和ONE出場!韓国の桜庭和志登場!

前戦はRIZIN LANDMARK vol1で春日井”寒天”たけしの腕を極めて勝利した「足関十段」こと今成正和がONE CHAMPIONSHIPに出場しました。前回試合の動画はこちら。

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試合はグラップリングマッチで、相手はムンジアル(世界中術選手権)4連覇中のマイキー・ムスメシ。前半は足の取り合いで競った攻防になり、今成選手も何度もキャッチを取りますが、最後はバックを取られてのRNCでムスメシ勝利。さすがの強さを魅せました。

しかし試合後、憧れのレジェンド今成選手と話して嬉しそうなマイキー。なんだかとってもほっこりしました。良い光景!

そして、桜庭リスペクトのマスクとショーツで入場、キムラロックで勝利したジン・テホ。桜庭和志リスペクト(もうコピーに近いけど)の格闘家が韓国から出てきたことは嬉しい。ぜひ本人と対面してほしいところです。

この日は猿田洋佑、川原波輝、三浦彩佳と日本人が全敗という結果に。でもいつか!格闘技ファンはただ応援し続けるしかない!と思います。

前回タイトル奪取ならず、今回はアクシデントで敗北。「男マンの日記」は三浦彩佳選手の挑戦を応援し続けます!

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YA-MANvs芦澤竜誠あわや乱闘!最強ガードマン爆誕!

そして先日行われた那須川天心VS武尊が決まっている「THE MATCH2022」記者会見。K-1vsRISEの対抗戦8試合が発表されました。

鈴木真彦vs金子晃大
志朗vs玖村将史
風音vs黒田斗真
“ブラックパンサー”ベイノアvs和島大海
中村寛vsレオナ・ペタス
白鳥大珠vsゴンナパー・ウィラサクレック
原口健飛vs山崎秀晃
YA-MANvs芦澤竜誠

そして話題になったのはYA-MANvs芦澤竜誠戦の質疑応答中二起こった乱闘騒ぎ。芦澤のもとに走っていったYA-MANが芦澤が蹴ったガードマンにふっ飛ばされて思いきし倒れるという事態に。

こちらの動画がよりわかりやすい。4分くらいから。

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そしてこの動画5分15秒くらいからのYA-MANのコメントがちょっとかっこよかった。

そもそもK-1とRISEレベル違うんで。はい

だってみんな、歴史に学んでるでしょ?

日本が鎖国してて日本がどうなったか。黒船が来て、何も出来なかったでしょ?

俺たちが黒船です。

さて盛り上がってまいりました。まあ、天心VS武尊だけでも十分盛り上がれますが。そしてチケットは榊原代表によると5万席に対して8万席の応募が来たとか。凄すぎる。

鹿島沙希、VIP席取れたんかな...。

 

尾崎ムギ子「女の答えはリングにある」プロレスをやる人生と見る人生。それぞれの闘い。

尾崎ムギ子・女子プロレスラーインタビュー集&プロレス人生劇場発売!

4月14日発売、尾崎ムギ子「女の答えはリングにある 女子プロレスラー10人に話を聞きに行って考えた「強さ」のこと」を購入しました。

この本は基本的には女子プロレスラーのインタビュー集。全四章に分かれて10人のレスラーのインタビューが掲載されています。章立てとインタビューされているレスラーはこちら。スターダム、MERVEROUS、センダイガールズ、と3団体のレスラーがインタビューされています。

  • 第一章 「女の幸せ」とプロレスと

白川未奈 ~「女の花は短い」と言われるのがすごくイヤ~

中野たむ ~これ、たぶん女の子だったらわかってくれるんだろうな~

岩谷麻優 ~自分が一番、最強ですね

  • 第二章 どんなときだって、ずっと二人で

林下詩美 ~結果を残しても「ビッグダディ三女」。本当のわたしを見てもらえない~

ジュリア ~でも「私負けない人間じゃん」って強く思った~

朱里 ~だれよりも実力があるのは、わたし。認められない悔しさ~

  • 第三章 ロード・トゥー・かつて女を魅了した女

長与千種 ~引き込みます。世界に引き込みます~

彩羽匠 ~あの時代に近づきたいという気持ちが強い~

  • 第四章 仙台の強い女たち

DASH・チサコ ~いま全力でいかないと、いつどうなるかわからない~

橋本千紘 ~いちばん大切なのは、素直になること~

 

と4部構成になっているこの本、最初は尾崎さんと編集の黒田さんの往復書簡から始まります。なぜまた(前著「最強レスラー数珠つなぎ」以来の)プロレスラーインタビューをしないといけないのか。燃え尽きた、と渋る尾崎さんを黒田さんが一生懸命説得して連載にこぎつける。この最初の20ページを超えるこのやりとりに「なんでプロレスラーのインタビュー読みたいのにこんなのついてるんだよ」と思う人もいるでしょうが、しかし、この二人のやりとりが大事なんです。

日々の労働、生活に悩み、恋愛に悩み、失敗し、その体験を互いに交換し合いながら女子プロレスラーインタビューに向き合っていくライターと編集者。このやりとり。切実な人生の交換日記があるからこそ、インタビュー本編にも切実さが滲み出てくる。

例えばプロレスファンが名勝負を見たとき、試合に感動したとき、「プロレスから生きる勇気をもらった」とか、「プロレスがあるから明日から仕事を頑張れる」っていう言葉はSNSなどで散見します。でも具体的にそれってどういうこと?プロレスに背中を押されたり、一歩踏み出せるってどういうこと?っていうのがこの尾崎さんと黒田さんのやりとりによって可視化されているように思いました。紆余曲折あってからの、結果的に「ここにプロレスから色々もらってる人間がいるぞ!それを背負ってインタビュー行くぞ」というそのオーラ、気合がこの本全体ににじみ出ているというか。

この要素があるからこそ、レスラーへのインタビューになにか切実さが乗っかっている。レスラーからの言葉を自らに重ねていく、共感性の高いインタビューになっている。「刺さる」インタビューになってるんだと思います。

 

 

全てのきっかけになった春日萌花のマイク。でも、やるんだよ!

そして、この序章での大きなカギになっているのが2020年、ガンバレ☆プロレス後楽園ホール大会での春日萌花の言葉。THE HALFEEとして6人タッグで勝利した春日萌花が当時インディJrチャンピオンだった朱崇花に挑戦を申し込んだときのマイクでした。

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挑戦アピールを受けた

私の知ってる春日萌花にこのベルト挑戦して何が出来るの?

大して実力もないあなたに、挑戦して何が出来るんですか?

このベルトを懸けるんだったら、私の知らない春日萌花で来ないと、私ホントにあなたのことぶち殺しますよ?

その覚悟が出来てるんだったら、どうぞよろしくお願いします

それに返した春日萌花のマイク

朱崇花には私がやってきたTHE HALFEEというものが、私にとってどれだけのものか、全然伝わってなかったみたいだな・・・。

でもな! 私は・・・どんな思いでTHE HALFEEをやって来たか、あんたが知らなくても、ここにいるガンプロユニバースのみんなは、絶対認めてくれてるんだよ!

確かにあんたの知ってる春日萌花はすぐピーピー泣いて、すぐ負けて、先輩の威厳も何もないかもしんないよ、でもな!

私にはガンプロでやって来た、2年強の歴史があるんだよ!

ここにいるみんなはそれを全部見届けて、悔しい時は一緒に悔しい思いして、ベルト持った時、嬉しい時は嬉しい気持ちを共有して来てくれたんだよ!

そうやってお高くとまってればいいよ!

この人たちにはみんな伝わってるから!

ついでに言うと、その外側の、自由に言いたいやつと、あんたに一言言っといてやるよ。

出来ねぇと思ってんだろ・・・。

出来る出来ないじゃないんだよ!

勝てる勝てないじゃないんだよ!

勝つんだよ!

いいか、出来ない出来ない出来ない出来ないって...

無理だって言われること

全部!

ひっくり返して!

覆して!

歴史を新しく作るのが プロレスラーだろ!

そしてそれが、人生の醍醐味だと

私は思います!

この、大家健イズム&春日萌花の歴史が爆発したこのマイク。私も見ててちょっと泣きました。この暑いマイクがめぐりめぐって一冊の本を生むきっかけになっている。これもプロレスって素晴らしいな、と思う一つの理由になりました。

ちなみに実際に行われたタイトルマッチ観戦記はこちら。会場がピンクに染まった一日でした。熱かった!

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ちなみにガンバレ☆プロレスは5月3日後楽園ホール大会を予定してます。高岩竜一VS今成夢人、大家健VSマッスル坂井等。私は見に行くこと決定してます。必見!

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女子レスラーへのインタビューを経て、辿り着いたシングルマッチ。

そして、各選手へのインタビュー。感想を以前ツイートしたので、それをここに集めて載せておきます。

 

第一章。働く女性としてのプロレスラー。白川未奈、中野たむ両者ともアイドルからプロレスラーに転身したレスラーとしての苦悩、そして喜び。これにはもちろんプロレスラーならではのものもあるでしょうが、普通に働く女性共通の悩みもあり、中野たむインタビューではレスラー、インタビュアー、編集者全員号泣する場面もあるほど。そしてその二人を超越する岩谷麻優の天然&天才っぷり。これも凄かった。

そして第二章。ここからはより「働く女性」の物語であり、女性たちの家族の物語であり、そこからの再生の物語でもあるように思います。「ビッグダディ」三女、有名すぎるスタートだった林下詩美、イタリア人のハーフに生まれたゆえにイジメにあい、アイスリボンからの移籍で大ブーイングを浴びたジュリア、そしてフィリピン人の母から生まれ、悲しい別れを経験した朱里。

そして第三章からは「女子プロレスを巡る旅」。一章、二章から一転してマーベラスの師弟、長与千種と彩羽匠インタビュー。テーマは昔と今の女子プロレス。女性が熱狂する女子プロレスとは何か。その答えを追い求めて辿り着いたのは長与千種。それにしても長与千種は本当に魅力的な言葉を紡ぐ天才だし、スターダム一強、ロッシー小川一強の今の女子プロレス界。ロッシーと同じく、全日本女子プロレスの遺伝子を引き継いでいるのは長与千種か、と思わせる言葉の数々。今の世には珍しい彩羽匠との師弟関係にも長与イズムを感じます。

そして最終章。第三章の長与千種、全女、GAEA JAPANを辿って辿り着いたセンダイガールズ。現状苦難が続いている状況ながらも、だからこそ生き抜く強さを手に入れつつあるのがわかり、改めて人としての生命力がプロレスの強さに繋がっていくのか。一周してプロレスとは、という根源的な問いかけをされているようなインタビューでした。

 

 

旅の終わり、そして闘いの始まり。

そしてこれらのインタビューの果て、一つのシングルマッチがラストシーンになり、この本はエンディングを迎えます。ここはぜひ読んでほしい。

一人のプロレス好きな人間に何ができるのか。また、プロレスを見ることによって何が変わるのか。やる側、見る側、結局プロレスって何だろうか。尾崎さんと黒田さんの「プロレスを巡る旅」を追うことにより、答えは見つからないにしろ、一つの成果を見たような気がしました。

と、尾崎ムギ子さん、黒田編集さん二人三脚で走りきった女子プロレスラーインタビューの旅「女の答えはリングにある 女子プロレスラー10人に話を聞きに行って考えた「強さ」のこと」尾崎さんの前著「最強レスラー数珠つなぎ」から読むと、黒田編集さんという新たな相棒を得て女子プロレスラーに共感し、働く女性が持つ課題に立ち向かい、そしてプロレスとは何か。自分がプロレスから何を得て、何ができるか。より深く共感し、掘り下げられているように思います。

この本の帯を書いた西加奈子が帯に寄せたコメントにこうあります

この荒野で闘い続けることを決めた彼女たちに、ありったけの拍手と祝福を送りたい

そう、この本は女子プロレスラー達のインタビュー集でありながら、闘い続けるプロレスラー達を取材した尾崎ムギ子さん、黒田編集さんがこれからこの世の中、この荒野で闘い続けることを決めた決意の書であり、この本のエンディングが新たなスタートになっている、と私は感じました。

この世の中と戦わざるをえない、壁を感じている人、試練に立ち向かっている人、手応えのない日常を送っている人に読んでほしい一冊。

最後まで読んで、ぐっと心を持ち上げられました!

RIZIN TRIGGER 3rd 関根”シュレック”秀樹、貴賢神をサッカーボールキックで破る!

この日のMMAベストバウト!!金原正徳VS摩嶋一整

4月16日に行われたRIZIN TRIGGER 3rdをPPV観戦してました。次の日にはRIZIN 35が行われるためどうしようか悩みましたが、目当ての試合が3つあったんで購入。ナンバーシリーズよりちょっと安かったです。

全9試合で行われたこの興行。所用があっていろいろ動き回ってたので主にiPHONEで見てましたが、主に後半は楽しめました。須藤拓真の足関節マスターっぷりとグラップリングで対抗する渡部修斗、クローン病という難病から復活し豪快KOで勝利した征矢貴も良かったですが、総合格闘技として完成度が高く、思わず喫茶店で食い入るように見てしまったのがこの試合。

第6試合 RIZIN MMAルール:5分 3R(66.0kg)

〇金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA)
3R 3分37秒 TKO(レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
●摩嶋一整(毛利道場)

詳細な試合展開はここに載ってます。週末には試合動画が上がると思うんで是非見てください。なんというか、「完成度の高い総合格闘技ってこれだよこれ!」っていう。

jp.rizinff.com

1R、2Rは終始摩嶋がタックルで組み付き、ケージ際で差し合いになる展開。金網を使って優位なポジションを競い合い、寝技では摩嶋が上になって仕掛けていくもしっかりとディフェンスする金原。上になって摩嶋が有利に見えても足を効かせ、何度も見せたキムラロックを狙いながらスイープして体勢をひっくり返す技術は見事でした。スタンドでは金原がパンチを振って狙っていき、まさに打、投、極。3つの要素が高度に絡み合った試合。しかしグラウンドで上になる時間が多い摩嶋が判定になると優勢かな、という印象でした。

3Rになっても続くか、と思いきやここまでの試合でかなり体力を削られていた摩嶋。タックルにそれまでの力がなく、打撃のプレッシャーを受け、それでもタックルで倒しにいくも、アームロックの体勢からひっくり返した金原。起き上がって離れるも、起きるのが遅れた摩嶋。すかさず金原がマウントから肩固め、逃れられたところをバックマウントからのパンチ連打、徐々に動かなくなった摩嶋。レフェリーがすかさずストップし、金原正徳の3RTKO勝利となりました。どっちも強かった!

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とにかく2Rまでは強かった摩嶋。ベテラン金原から試合の主導権を完全に奪っていました。タックルからの流れるような寝技。ケージレスリングで金原を圧倒していました。

しかし、そこから金原の挽回っぷりが凄かった。寝技で漬けられそうになっても下から挽回を狙い続け、何度も逆転し、摩嶋のスタミナを諦めず削り続けての3R逆転勝利。本当にタフな試合を勝ち抜いた金原。あっぱれな勝利でした。ここは解説の中井祐樹先生の言葉を引用すると

That's MMAです!

That's MMAです!

That's MMAです!

 

 

この日のプロレスベストバウト!関根”シュレック”秀樹VS貴賢神!

そしてこの日、凄いプロレスを魅せてくれたのが関根”シュレック”秀樹。相手は貴賢神。不祥事により角界を去った元貴源治。総合格闘技に転身して初の試合となりました。そしてシュレックは大晦日、スダリオ剛に勝利してそれ以来の試合。あの涙の咆哮は忘れられない大晦日の名シーンとなりました。

otokoman.hatenablog.com

第6試合 RIZIN MMAルール:5分 3R(無差別級kg)

○関根“シュレック”秀樹
2R 3分49秒 TKO(レフェリーストップ:グラウンドキック)
●貴賢神

詳細な試合内容はこちら。戦前から「相手の顔面の骨を折りたい」とか物騒なこと言ってた貴賢神。MMA初戦とは言え115.05Kgのシュレックに対し、135Kg、20Kgの体重差のある対戦でしたが、寝技で翻弄したシュレックがサッカーボールキックで勝利。こちらも技術を見せつける試合でした。

jp.rizinff.com

とにかく今回は”大ベビーフェイス”関根シュレック、”大ヒール”貴賢神という構図が試合前からハッキリとしていたこの試合。角界を不祥事で辞めて総合格闘技に転向した上で、「相手の顔面の骨を折りたい」「今まで喧嘩でも本気で相手を殴ったことはない」と幻想膨らむセリフを吐き続けた貴賢神。そして、シュレックは入場から例のマスク、入場曲は鈴木けんじ「ズダダン!キン肉マン!」

そしてふてぶてしく入場した貴賢神。とにかくデカい。互いにコール後に金網で向かい合ったときの体格差がエグい。身長差とリーチ差!無差別級の無慈悲さをかみしめながらゴング!

1Rはたがいに距離を取りながらパンチ、キックの攻防。試合前の勢いとは裏腹にだいぶ慎重にスタートした貴賢神、しかしシュレックのローが何度かヒット。そこにあわせてストレート、一瞬シュレックがよろける場面もあり、逆にシュレックが突っ込んでいってのフックが貴賢神の顔をかすめる場面も。互いに決め手がないまま。しかしガードの上からといえどストレートの威力は凄そうな貴賢神。なにかの予感を感じさせながら1R終了します。

 

そして2R、ここで一気にスイッチを入れたシュレック。パンチを振りながら低空タックルで金網に詰め、両足をクラッチしてテイクダウン、貴賢神起き上がるも、シュレック捨身技で倒してバックを取りパウンド、そこから投げてバックマウントパンチ、一回起き上がられて組み止められるも再び差しての投げで倒して亀になる貴賢神へ後ろからパウンド、たすきがけにして仰向けに倒してサイドポジション、亀になる貴賢神にパウンド、頭部にヒザ蹴りから仰向けに寝かせてサイドポジション、だいぶ疲れた貴賢神、転がって逃れようとするもシュレックのサッカーボールキックが二発炸裂、パウンド!レフェリーがストップ!シュレック勝利!

 

 

とにかく息もつかせぬ寝技でのコントロールで勝利した関根”シュレック”秀樹。MMA歴がモロに出た一戦ではありますが、20Kg差がある相手をコントロールしたのは凄い。

そしてマイクを持って一言。

オイオイオイオイ!

格闘技はねえ!暴力には負けん!

正義は負けねぇ!

プロレス最強!

ボンサイ柔術最強!

ベルウッド・ファイトチーム最強!

昭和!最強~~!

じゃあね、ケージは守り抜いたから、あとは矢地選手お願いしまーす

最後から最後まで、我々がプロレスラーに見せてほしい姿を見せてくれた関根”シュレック”秀樹。まさにリアル・プロレスラー、リアル・キン肉マンでした。そして試合後インタビューも良かった。友情パワー!

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試合後には貴賢神へのリスペクトを隠さないシュレック。男らしすぎる...。なんというか、最初から最後まで「リアル・プロレスラー」を見せてくれた関根”シュレック”秀樹でした!かっこよかったです!

ちなみにメインはヤッチくん敗北・・・。まあそういう日もある、と簡単に言えないくらい落ち込んでましたが、またやる気っぽくて安心しました。がんばれヤッチくん!

そして記者に励まされるヤッチくん。人徳!

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と、こんなところで。そのうち試合動画がYOUTUBEに上がると思うんで、ぜひここに上げた2試合は見てほしい。MMAのテクニックの凄さ、そしてエモさの両極端が味わえる2試合だと思います。RIZIN TRIGGER3rd、面白かった!

 

 

タイチKOPW獲得!ザックIWGP戴冠ならず!デンジャラステッカーズの4・9新日本プロレス両国国技館大会!

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KOPW戴冠!タイチ、相撲(?)タイトルマッチを制す!

遅ればせながら4・9新日本プロレス両国国技館大会を配信で見ました。IWGPジュニアタッグ、KOPW2022争奪戦、NEVER無差別、IWGPタッグ、IWGPジュニアヘビー、IWGP世界ヘビーと実に5つのタイトルマッチが行われたこの両国大会。

週刊プロレス 2022年 4/27 号

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個人的注目はタイチが挑むKOPW2022、そしてNJCを制したザック・セイバーJrがオカダ・カズチカに挑むIWGP世界ヘビー。タイチとザック、デンジャラス・テッカーズの二人がそれぞれシングルでタイトルマッチに挑むことに。特にザックは前回NJC優勝時もオカダに挑み、敗北しているだけにここは勝ちたいところ。鈴木軍の中で地位も確立し、すっかり木は熟した感はありました。

一時期タッグ解消というようなツイートがタイチから出たとき、ザック帰国かも?と思ってしまいましたが互いにシングルで地位を高め、また組んでくれる日を楽しみにしています!そうしたら二人で海外に、という展開もあるかも?楽しみ!

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また、グレート-O-カーンがお手柄後初めて挑むIWGPタッグにも注目。色々と目が離せない両国大会になっていました。

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相撲?プロレス?KOPW2022マッチはタイチが勝利!

聖帝柄の浴衣で登場のタイチ、矢野の入場を座布団で待つというスタイル(隣で正座するあべみほがなんというか健気すぎる)

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そして矢野も入場してからロープを外す作業。イライラする矢野通。さすが新日、6人のスタッフの手でロープがすみやかに外されて両者リングに。両者相撲っぽい革ベルト(ウエイトトレーニングの補助ベルトっぽかったですが)を締めて試合開始です。

 

試合はノーロープ場外押し出しマッチということで、最初は互いにロープに振る要領で場外に投げようとしますがこらえあい、矢野は早速レフェリーを利用して掴んで踏ん張り、レフェリーをタイチにぶつけて出そうとするなどらしさ爆発。しかしタイチもなんとかこらえ、相撲殺法で対抗。そもそもレスリングの猛者である矢野ものらりくらりとかわしているうちに最終的にはシンプル相撲に!がっぷり四つ!

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解説のミラノさんが「左下手をさすのはタイチの得意な形ですよ」とか適当な解説をしているうちに、相撲では一日の長がある(?)タイチが思いっきりすくいなげを決めて矢野を場外に追い出して勝利。4分18秒、決まり手はすくい投げによる場外押し出しでタイチ勝利!KOPW2022を獲得しました!

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そしてマイクを持ち、次の挑戦者に鷹木を指名、そしてメインでやる、と宣言。どんな形式でやるのか。矢野が持っていたときはわりとコミカル寄りでしたが、タイチが持ってどうなるか。

しかし、配信で最初に見たときはう~ん、と思いましたが見直したら結構面白かったです。本人(タイチ)がやりたくてやってる悪ふざけ、という、楽しんでるのが伝わってきた、割り切った試合だったのが良かったかも。まあ、いっそ相撲で良かったのでは?という気もしますが。とにかくタイチの「相撲愛」爆発、といった一戦でした。

 

個人的にはアマレスマッチよりはだいぶ良かったです。いや、あれはどう見ていいかが難しかった。現役選手も絡んでたらもっと良かったのかもしれないですが。

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メインイベント、オカダ・カズチカVSザック・セイバーJr!

そしてメインはこの試合。解説席には柴田勝頼。柴田とザックといえばあのグラップリングマッチ。未だに去年の名勝負の一つだと私は思ってます。

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試合開始後、案の上寝技の展開に引き込むザック。組み付いて倒し、関節を狙うもオカダそれを許さず。オカダもあえて足を取って関節を取りに行きますgすぐに切り返されてロープブレイク。ここではさすがに違いを見せるザック。場外に逃れて間をとるオカダ。静かな立ち上がりながらもザックが試合を掴んでいきます。

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5分経過と同時にエプロンでの腕十字から場外転落、それでも締め続けて雄叫びを上げるザック。ベルトへの気合を感じるテンション。

リング内にオカダが戻ってもアームバー、キーロック、ロックしての踏みつけとあらゆる手段で腕を攻めていくザック。いくつ「極め」があるのか。ここまで防戦一方のオカダ。余裕のザック。

しかしオカダもエルボーからフラップジャック、ジャンピングエルボー、DDTとたたみかけ、腕固めからフォールを狙いますがここはザックが切り返す。試合のテンションが徐々に上がっていきます。互いに卍固めの競演も。

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そしてエルボー合戦からザックの首極めアームロック、コブラツイスト合戦、マネークリップとはからずも関節技合戦に。その後もドロップキックを回避してフロントネックロック、飛びつき三角絞めとザックの関節技展覧会的な展開に。ドロップキックからのレインメーカーも三角締めで切り返すなど、ペースを握らせないザック。タイトルへの予感が高まります。

しかし、ここで場外に逃れたオカダ、場外戦ではザックのPKを受けながら、場外でツームストンパイルドライバー!一気にここで盛り返すオカダ!

再びリング内で攻め込んだオカダ、レインメーカー狙いも今度はザックドライバーで切り替えしてエルボー合戦へ。ショットガンドロップキック、ヨーロピアンクラッチ、脇固めからの変形腕十字、互いの得意技の応酬、互角の攻防から三度目のレインメーカー!しかしバックにまわっておぶさりスリーパーで切り返すザック!締め上げる!一分ほど締め上げて力が抜けかけるオカダ!そしてここで切り返しのスパイラルに。ラリアットを交わしてスイングDDT、そこからザックドライバーを狙うザック、しかしこれを切り返して掟破りのザックドライバー、そして正調レインメーカーがヒット!カウント3!オカダ・カズチカ防衛!

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4年前もかなりオカダを追い詰めたザックですが、かなり濃厚なレスリングマッチを見せてくれました。もちろん寝技では劣るオカダですが、それでも切り返し切り返しで渡り合っていたからこそ、そこに攻防がしっかりと生まれていました。

解説の柴田も「新日本らしい」と言ったこの試合、正直ザックがここでIWGP取れないといつ取るんだ、という気がしてしまいますし、「新日本らしい」というお墨付きをもらうくらいの、いや、新日本の持っている技術を上回る寝技の極めを持っているザック。NJC優勝という「ブースト」、タイチと積み上げてきたタッグの実績をもってしてもまだ観客からの待望が足りないのか。オカダはしっかりと締めましたが、正直ザックが勝って、新しい新日本プロレスの景色を見せてほしかった試合でもありました。

 

 

そして、今回いよいよ「おお!」と思ったのは両国国技館の客席がかなり埋まっていたこと。両国で4755人は満員マークこそつけていないものの、合格点ではないでしょうか。去年から観客動員には苦しんでいた新日本プロレス。コロナ禍はまだ続きそうですが、それでもイベント復活ムードが漂う昨今。G1クライマックスも夏に発表したことだし、勢いに乗ってきた新日本プロレス。

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次はオカダVS内藤、タイチVS鷹木、と顔ぶれ自体はまだ見慣れたものにはなりますが、これから海外との渡航がかなりやりやすくなるようで、njpwSTRONG勢との絡み、そしてAEW勢との絡みも期待され、個人的には対海外に舵を切ってほしいところ。やっぱり新日本プロレス。その勢いを見せつけた両国大会でした。とにかくこの日は

いや~、ザック良かった!

に尽きました。こちらからは以上です!

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あと、タッグタイトル奪還&負けた後藤に向かって

「おい!泣いてるのか!パンケーキ食べるか?」

と言い放ち、自分を一気にヒールに戻したグレート-O-カーン!最高でした!

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4・9ガンバレ☆プロレス新木場大会。スーパーササダンゴマシン来場!大家健VSマッスル坂井ケッテー!

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5・3後楽園ホール、7・10大田区体育館、ガンプロ待ったなし!

4月9日、ガンバレ☆プロレス新木場1st RING大会を観戦してきました。すでに5・3後楽園ホール大会、7・10大田区大会が決まっているガンバレ☆プロレス。この新木場大会が後楽園大会前最後の大会になります。それゆえに5・3後楽園で決定しているスピリット・オブ・ガンバレ世界無差別級選手権試合。

王者・高岩竜一 vs 挑戦者・今成夢人

試合前にその調印式が行われ、真摯に豊富を語る高岩に対し、以前煽りVで高岩が「毎日6本ハイボールを飲む」と語っていたことをうけた今成が

「ボクはずっと高岩さんのことを考えてる」

「あのハイボールの飲み方は恐怖」

と語り、その怖さをラーニングしようとハイボールを持参、試合前に乾杯をしようともちかけて高岩に渡します

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しかしラリアットで薙ぎ倒した高岩。
「うるせえんだコノヤロー!今日の試合に勝って勝利の美酒を飲んでやるよ」

と言い残し退場。今成も起き上がり

「やってやるよ、今日の乾杯拒否したことを公開させてやるからな」

とこちらも退場。

そして、改めて選手入場し、大家、今成、大谷が登場。5・3での大谷晋二郎ガンプロ復帰戦、そして4・26ぽっちゃり女子プロレス蕨大会の告知。その後、スタートコールを行ったのは大谷晋二郎。大谷...。リング復帰とかいいので極力普通の生活を送れるようになってほしい。

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そしてガンプロ新木場大会「クライ・ベイビー2022」がスタート。まさかこんな波乱の大会になるとは。この時点では全く思ってませんでした。

 

 

第1試合から白熱、充実のラインナップ、ガンプロ新木場!

そして試合は第1試合から白熱。冨永真一郎と前口太尊の一騎打ちから始まり、安定の冨永、打撃を嫌がり、木曽レフェリーを駆使してのらりくらりと闘う冨永。ここにきて技の数も増え、武器であるキック、パンチを活かせるようになってきた前口。

強烈な打撃で冨永を追い詰めますが、いつのまにか術中にハマったか、レッグロックにかけられた状態で木曽レフェリーの注意をそらして冨永のアゴにパンチ。しかしグロッキーになって倒れたことでかえって足が極まってしまいたまらずギブアップ。最後ちょっと分かりづらいフィニッシュだったのが残念ですが、プロレスラー前口太尊の成長が見えた一戦でした。

第二試合のミックスドマッチ、春日萌花&HARUKAZE&バリヤンアッキVSまなせゆうな&YuuRI&SAGAT。久々の登場のSAGAT、早速まなせとYuuRIのハイテンションに戸惑ってましたがすぐに順応。

6人が入り乱れ、SAGATがまなせ、YuuRIをおんぶしてのボディプレスが失敗したりとご愛嬌な部分もありましたが、ガンジョ同士でバチバチやりあう熱い試合に。何度も対戦し、何度も組んでいるからこそやりあえる試合。アッキ、SAGATも上手く絡んだ楽しく激しいガンジョマッチに。春日がお嬢様クラッチでYuuRIを降して勝利しましたが、ガンジョらしさ、女子プロレスらしさを見せてくれた一戦でした。

ガンプロで弾けた!渡瀬瑞基VS大家健。ゴツゴツ、バチバチの名勝負!

そして第3試合で行われた渡瀬瑞基VS大家健。前回大会でタッグながら大家から勝利した渡瀬が一騎討ちを望んだことで実現したこの試合。この日一番の激しい試合になりました。

試合開始からロックアップすると見せかけいきなりバックドロップで投げ捨てカウント2、首掻っ切りポーズからブレーンバスターを狙うも踏ん張られるとエルボー連打、しかしロープに飛んだところを大家が炎のスピアーで迎撃。「動」から試合が始まりました。

場外でのにらみ合いから大家がボディスラムで渡瀬を投げ、エルボー、ストンピングで攻め込みますが目を離さない渡瀬。コーナーに詰められてエルボー連打を受けますが、雄叫びを上げながら圧をかけていく。エルボーを受けながら大家を反対コーナーまで追い詰めてエルボー連打。リング中央でエルボー合戦へ。ただただエルボーを打ち合う二人。永遠に続きそうなエルボー合戦。とにかくエルボー!エルボー!エルボー!5分近くエルボー合戦!互いに雄叫びをあげながら打ち合う姿。気持ちがぶつかり合うのが見えるような試合になってきました。

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エルボーで大家をロープにもたれかけさせた渡瀬がロープ越しに踏みつけ、しかし大家もエプロンから場外へのブレーンバスターで反撃。たがいに場外でうずくまり、なんとかリングに帰還。

渡瀬の垂直落下式ブレーンバスター、しかし大家も同じくブレーンバスターで反撃するもカウント2。そこから炎のスピアーもカウント2で返した渡瀬、互いにグロッキー状態に。そこからなんとか意地でふたりとも立ち上がります。

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コーナーからのヒザ、ミサイルキックを返された渡瀬はこの雄叫び!弾けてる!ここからミサイルキック、頭突き、バックドロップと追い詰めますがかろうじて返していく大家。ヒザをついたままのエルボー合戦、ここでも吠えていく渡瀬。とにかく終始大家を奮い立たせ、叫び、自分も弾ける。渡瀬がこんなアツいレスラーだとは!

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そしてエルボー合戦から頭突き合戦へ。ゴツ!ゴツ!と鈍い音が響き渡ったあとに大家が炎のスピアー、カウント2!炎のスピアー!そしてとどめの炎のスピアー!カウント3!大家健が渡瀬瑞基から勝利!そして試合後はこの状態!

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そして、この体勢のまま渡瀬マイク。

「大家健、この大家健を待ってたよ」

「今日、改めて思った。ガンプロに来てよかったよ」

「これからもよろしく、大家代表!」

そして帰っていく渡瀬瑞基。今まで私が見た中で、確実に渡瀬瑞基のベストバウトでした。

王道ブルース

王道ブルース

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スーパー・ササダンゴ・マシン登場!そして一騎討ちケッテー!

そして大家もマイク。

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「渡瀬...渡瀬お前、バカだなぁ!」

「でも、オレさぁ、こんな試合したくてプロレスラーになったんだよぉぉ!」

「あの、わたくし、プロレス初めてもう20年も経つんです。」

「それまで、自分であれ成し遂げた、これ成し遂げたみたいなことは全く自分の中ではありませんでした。ただ今日渡瀬とさぁ、45歳のオレがぁ!自分のぉ!やりたいぃ!試合ができたってことはぁぁ!もしかしたらぁ!何か成し遂げられるかもしれないなぁって思っていました!」

「あと、このまま5月の後楽園ホール、7月大田区大会、成功させたら僕は、何かを!成し遂げることができたことに、なるんじゃないでしょうか!?」

「だから、あの、このあと、頑張って、頑張って...」

と、ここで移民の歌が流れ、なんとスーパー・ササダンゴ・マシン入場!

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「大家健!(マイクが入ってなくて)失礼しました。大家健!何でオレがここに来たかわかってるかアンタ。」

「オレはなぁ。ここ1・2年のアンタのプロレスっぷりを見て、渡瀬瑞基よろしく、貴様をいっちょまえに心配していた。お前よぉ!今、渡瀬に引っ張ってもらってんじゃねえよ!渡瀬に光らせてもらってるじゃねえか!もっとお礼を言いなさい。もっと感謝しろ感謝しても言い尽くせねえ。大家健!お前はそんなもんかアンタ?こんなもんじゃねえだろ!

オマエ、オレが何しに来たか分かるか?オメエのことは確かに心配だ。オレは、こんなこと言ったらガッカリするかもしれないけど、サイバーファイトに言われてきたんだよ。オレは、今のアンタにガンプロの主役っぽさを全く感じない。さっきの試合を見ても、渡瀬超良かった。大家さんもまあまあ良かった。でもなぁ、オレの知ってる大家健はそんなもんじゃないね。大家帝国?よかったよ。KO-D獲ったとき?よかったよ、でもなぁ!アンタはまだまだこれからなんだよ。」

おまえはぁ!サイバーファイトが敷いてくれたレールかもしれねぇけど、7月10日の、大田区の、メインに立たなきゃいけねぇ。でもそこに立てるオーラはちょっと感じないねぇ」

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「パソコン持ってんじゃん。オレ言われたよ。サイバーファイトの人にさぁ。なんかレスラーとしてっつうよりさぁ!芸能仕事みたいな感じで、7月10日大家健が主役として、大田区体育館を満員にするにはってプレゼンしてくれって。レスラーじゃなくて芸能仕事みたいに言われたよ。ただ来たらどうだよ、スクリーンねえじゃねえかよ!そんなことどうだっていい、今日も呼ばれてないから勝手に来たよコスチューム着て!」

大家「なんだよぉぉぉ!!:

次の!5・3後楽園で、かなうならばシングルマッチをやりたい!でもねぇ。このマスクはちょっと視界が悪いんだ。今日のアンタの試合観て思ったよ。マッスル坂井としてやりたい!

と言ってマスクを外す坂井!

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「オレたちはもういい歳だよ。若いやつら後輩いっぱい来てるよ。だからこそ、オレたちも小細工しない、体と体をぶつけあうプロレス見せようよ」

「オレは渡瀬みたいにアンタを引っ張れないよ、できるか?」

そしてほぼ号泣状態の大家健が応え

「やれるかどうかはわかりません!でもなぁ!やるかやらないかの人生だったら、やるしかねえだろお!」

「やるょ!やるょ!

ひっしにやるよぉ!

いっしょうけんめいやるよぉ!

オマエを引っ張ってやるよぉ!なぁ!

やるしかねぇんだよオレは!

もうなぁ!!後戻りなんか!しねえんだよ!

前を向いて!前を向いて!ガンバレプロレスをオレが!引っ張っていくんだよぉ!」

こうして5・3後楽園ホール、マッスル坂井対大家健!互いに張り合い、頭突きしあって退場。坂井の顔はレスラーのそれになっていました。

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そして花道を下がりながら坂井が一言。

「健!殴りあうぞ!」

こうして5・3後楽園ホールでの大家健VSマッスル坂井が決定。いや~、痺れました。最近はひらがなまっするなど、クリエイターとしての顔が選考していたササダンゴマシン。この日のマッスル坂井はプロレスラーの顔をしていました。

そして渡瀬凄かった。渡せがいたからこそこの光景が見れたと言っても過言ではない。ここで休憩に入りましたが、なんというかひと興行終わったくらいの感じがありました

 

 

充実の後半戦、そして集会はなんと高岩竜一!

ここからは駆け足になりますが、休憩明けに5・3でのカード発表。まなせゆうな&YuuRI vs 上福ゆき&朱崇花。東京女子プロレス時代に「可能姉妹」として組んでいたまなせと上福がガンバレ☆プロレスで対戦するのも感慨深いです。

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そしてセミファイナルは勝村周一朗&岡田剛史vs翔太&高尾蒼馬。格闘技ベースの二人とROMANCE DAWNの二人の試合が見事に噛み合った好勝負に。特に勝村と翔太の組み合わせが鉄板で互いに攻防を楽しんでいるのはもちろん、勝村と高尾蒼馬の顔合わせも新鮮。そして気になったのは普段フルタイムでプロレスをやってるわけじゃないだろう岡田剛史のプロレスの上手さ。見事にこの3人に溶け込んでました。

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そしてフィニッシュは鮮やか、勝村が高尾を腕ひしぎ十字固めに取ると思わせてそのまま足を取って丸め込んでカウント3!初対戦の勝村が高尾から勝利。メッチャ喜んでました。これはネクストを期待したい。大家VS渡瀬とは打って変わって技術とコンビネーションの応酬となったセミファイナル。面白かったです!

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そしてメインは高岩竜一&5代目ブラックタイガー&前田賢哉vs今成夢人&石井慧介&岩崎孝樹、タイトルマッチの最後の前哨戦。

6人入り乱れつつも、いつもより今成の出番多め。そしてゴツゴツとエルボーを叩き込んでいきました。石井、岩崎のアシストを受けながら高岩軍団に立ち向かっていった今成夢人。後半高岩にラリアットを叩き込んでいきますが倍返しにあい、ラリアット、雪崩式ブレーンバスターを喰らいますがここは石井、岩崎がカット。すかさずタイガードライバーはカウント2,互いに吠えながらのエルボー合戦、しかしボディシサーズドロップは受け止められ、かなりエグい角度でのみちのくドライバー2,頭から突き刺さった今成。ラリアットからのデスバレーボムでカウント3を奪われ、最後の前哨戦は高岩が勝利しました。

そして勝利後、記者会見で今成から受け取ったウイスキーを渡し、乾杯を迫る高岩ですが今成は立ち上がれず。覚悟が足りない、と一喝、ベルトを掲げて興行を締めてみせました。

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ちなみに興行終了後の集会も高岩が登場。ウイスキーへのこだわり、近所のスーパーで700円のウナギを買ってそれをハイボールで流し込む、と楽しく語って「1.2.3.ハイボール」で集会の締め。

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集会まで高岩だったことで、「チャンピオン高岩竜一」が印象づいた今回のガンバレ☆プロレス新木場大会。ちょっと渡瀬VS大家、その後のササダンゴマシン登場、5・3での大家健VSマッスル坂井の流れが凄すぎたんですが、その後のまなせとかみーゆの再開、テクニックに唸ったセミファイナル、5・3への前哨戦となった激しいメインとその衝撃をしっかりと受け止めた興行になりました。

 

さあ、これから5・3後楽園、7・10大田区。その間にサイバーファイトフェスもあり、大きな山に挑んでいくガンバレ☆プロレス。ぜひ広くWrestleUniverseでこの興行を見てほしい。ツイートのリンクからどうぞ!

プロレスリング・ノア 3・24後楽園ホール大会。船木誠勝VS鈴木秀樹、8分14秒の衝撃。

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GHCナショナル選手権試合・船木誠勝VS鈴木秀樹

ちょっと前になってしまいましたが、3月24日の船木誠勝VS鈴木秀樹、GHCナショナル選手権試合を記録として振り返っておこうと思います。

WWEに行っていた鈴木秀樹が日本に復帰。主戦場をノアにしたことと、船木誠勝がGHCナショナル王者だったことで実現したこのカード。しかもノアで実現する、というのが本当に数奇なめぐり合わせだと思います。

UWF、パンクラス、一旦ヒクソン戦で引退しながらもリングに戻り、総合格闘技から純プロレスに復帰。新日本プロレス、全日本プロレス、Wrestle-1と様々なリングを渡り歩いた船木誠勝。

一方、ビル・ロビンソンに教えを受け、IGF、大日本プロレス参戦などを経てWWEへ。そして日本に戻ってきた鈴木秀樹。

両者のタイミングが少しズレていたら実現しなかったこのカード。UWFスタイルをベースにしている船木と、キャッチ・アズ・キャッチ・キャンを受け継ぐ鈴木秀樹。今までのプロレスリング・ノアの試合とは違う、居合のような、緊張感のある試合になることが予想され、私も楽しみに試合を待っていました。

 

鈴木秀樹によるキャッチ・アズ・キャッチ・キャン解説書。DVDも発売予定です

船木といえばUWF。ブレない信念がこれらの本からも伝わってきます

衝撃の8分14秒。静けさのなかに弾けた激しい戦い!

そして迎えた3月24日のプロレスリング・ノア後楽園ホール大会。セミファイナルでは6人タッグで拳王が杉浦を胴締めスリーパーで降し、中嶋勝彦とのタッグでGHCタッグ挑戦を表明。金剛として最高の形でメインの船木にバトンを渡しました。

そしてメインイベントのGHCナショナル選手権。両者入場、タイトルマッチ宣言、選手コールと進みますが、セミとは明らかに違う張り詰めた空気が漂う中ゴングが鳴りました。

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まずは船木がローを飛ばし、一旦鈴木が距離を取ってからのロックアップ。そして互いにロックアップでの腕の差しあい、手首の取り合い。首相撲のように組んでヒザを飛ばしていく船木、腕を相手の首に巻き付けるように組み、相手をコントロールしていこうとする鈴木。最近のプロレスでは滅多に見れない「ロックアップでの攻防」が繰り広げられ、そのままリストの取り合い。ここでは鈴木秀樹がキャッチ・アズ・キャッチ・キャンの技術を生かしてイニチアシブを取っていったように思います。

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しかしそこから一旦離れた船木。打撃の構えからミドルキックを飛ばし、スズキもしっかりガード。しかしローを飛ばした船木をタックルで倒した鈴木が上になり、船木もすかさずクローズドガードの体制に。

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そこからはグラウンドの攻防。足を登らせて三角絞めを匂わす船木、対応して離れる鈴木、左足を超えてサイドポジションを狙う鈴木、脚を絡めて防ぎ、足関節の取り合いに持ち込もうとする船木。一旦鈴木も離れますが、船木ががぶって押さえつけ、スタンドでの組みの攻防に。そして再び船木がバックを取ってグラウンドに持ち込みます。

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バックを取った船木の腕を狙う鈴木ですがさせない船木。そこで鈴木が再び足関節をとりにいき、互いに足関節の攻防に。

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そしてその足関節の攻防のなか、鈴木のつま先を掴んで思いっきりひねりあげた船木。たまらずマットを叩く鈴木。パンクラス初期によく見られたアンクルホールドで船木誠勝がGHCナショナル王座の防衛を果たしました。

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試合後は金剛の面々がリングに上がり締め、興行は終了。とりあえず震えたメインイベントでした。

 

8分14秒という短い時間の中にロックアップ、リストロックの攻防、打撃の攻防、そして寝技と「プロ・レスリング」が詰まっていました。プロレスリング・ノアならではのタフでハードな技のやりとり、クライマックスに向かう盛り上がりとは逆の一瞬で決まる静けさの中にも激しさがある試合。令和にノアのリングでこれが見れるとは。ありがたいけど不思議な気持ちにもなりました。ちょっと一瞬呆然とする面白さでした。

 

 

令和3年3月24日のノア、そしてこれからのノア。

そして試合後は「マッドネス」船木劇場。

とりあえず金剛のLINEグループには入ってあげてほしいものですが、結局周りを翻弄して終わる船木。最後の征矢の表情が忘れられない。なんとも言えないバックステージでした。

 

そして、ここからは自分がノアのプロレスに思ってること、連ツイしたのを置いておきます。

ノア、ストロングスタイル、キャッチ・アズ・キャッチ・キャン、UWF。色んな要素が混ざり合っているような、いないような。幅広すぎるくらいの今のプロレスリング・ノア。ただ、船木や藤田、鈴木のようなスタイルがゲスト的な、スパイス的なもので終わるのか、誰か新人選手が受け継ぎ、新しいノアを作っていくのか。今過渡期にあるであろうプロレスリング・ノア。取り敢えず今はこの船木誠勝VS鈴木秀樹がこのノアのリングで実現した、ということを記録しておこうと思います。

いや、凄かった。すごい試合でした。

 

 

グレート-O-カーン、泥酔男から女児を守り「余の正義を貫いたまで」エイプリルフールの珍事!?

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エイプリルフールの殊勲!オーカーン少女を救う!

一時期からはだいぶ減りましたが、エイプリルフールとしていろんな団体、いろんな組織、個人ともウソつきにいそしんでいるのが4月1日。そしてそんな日に「東スポWeb」から衝撃のニュースが。

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新日本プロレスのレスラー、グレート-O-カーンが武蔵小杉駅で酔っ払い男性にトイレに連れ込まれようとする少女を救出した、というもの。レスラーらしく片手に買い物の荷物を持ったままもう片方の手で酔っ払いを取り押さえたようで。さすがオーカーン様。4月4日には武蔵小杉、中原警察署から感謝状を受け、各局ニュースで報道されていました。

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これ自体は素晴らしいことなんですが、ただ初期報道されたのが4月1日だったためにちょっとおかしなことに。もともと極悪レスラーの-O-カーン、エイプリルフールだけキャラ変して「いいひと」になっていました。今までのすべてを忘れて善人に...。

そして、東スポの報道をうけてこの爽やかコメント。心が洗われるようです。

そして、アニオタらしくちゃんと好きなアニメもアピール。さすがです。

そしてインタビューでもカッコよすぎる宣言。

今回の件に関して、ヒールレスラーらしからぬ善行だという声もあるが、「そうか? プロレスはプロレスのルールがあって、それを破れば反則負けになるだろう。同じように社会のルールがあって、社会のルールに沿った上で己のルール、余の正義に従って行動しただけだ」とキッパリ。

「あの時、女児が泣いて『助けて!』と言ってきたんだぞ? (語気を荒めて)そんなの助けるに決まってるだろ!! たとえコレが女児や子供じゃなくても、レスラーみたいな屈強そうな男であろうと、たとえ余が大っキライなヤツでも、目の前で『助けてくれ!』って訴えている人がいるんだぞ? 助けねーバカがどこにいんだよ!?」とコメント。

じっさい、こう思っていても行動に起こせない人はたくさんいるはず。そこにしっかりと有言実行、自らの肉体で人助けをすることにヒールもベビーもない!

と、感動的だった4月1日、しかし開けて4月2日にはすかさずこのツイート。

というわけで

4月1日の感動的なやつは全部幻!

全部忘れたみたいです。

 

とはいえ、今日、感謝状を受けたニュースが報道されると改めてツイート。

というわけで、ヒールに戻ってもカッコイイ-O-カーン様なのでした。

 

海外遠征!オカダ襲撃!アニオタスーパーヒール・グレート-O-カーン!

グレート-O-カーンは2018年にイギリスでリングに初登場。その独特なキャラクターで人気を集めました。その来日前の試合がこちら。

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2020年10月、G1クライマックス両国三連戦の初日にイギリスから来日。ウィル・オスプレイがオカダを裏切り独立、ビー・プレストリーとともにグレート-O-カーンも行動をともにしました。そして、現在はオスプレイ、ジェフ・コブ、ヘナーレ、そして-O-カーンの4人でヒールユニット「ユナイテッド・エンパイア」を結成して活躍しています。

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ちなみにオカダと-O-カーン様とは別人の岡倫之選手との間には因縁めいたものが。2018年にtwitterでオカダの奥さん、声優の三森すずこと中西学の3ショットが!

ちなみにこれは-O-カーン様とは別人ですが、岡倫之選手の大学時代のインタビュー。アニオタっぷりが清々しいです。そして今、いろんなオタ活動をプロレスラー、グレート-O-カーンがやっているのを見るとほんとに良かったし、報われたって思います。

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そして今。棚橋、オカダ、SANADAらトップ陣とのシングルにはまだ勝てていないものの、去年から今年にかけて矢野通とのKOPW戦でアマレスマッチを闘ったり、G1クライマックスでのザック・セイバーJr戦で高評価を得たりと徐々に実力を評価されつつあるオーカーン。タッグチャンピオンチームに勝利してからこの狼藉放題。

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そして来る4月9日新日本プロレス両国大会で

IWGPタッグ選手権試合

チャンピオンチーム
YOSHI-HASHI&後藤洋央紀 

VS

挑戦者チーム
グレート-O-カーン&ジェフ・コブ

が行われます!刮目して見よ!

otokoman.hatenablog.com

ちなみに今回の報道を受け、4月4日新日本プロレス後楽園ホール大会は新日本プロレスワールドで無料放送、とのこと。最近プロレス見てないな、と思う方もぜひこれを機に御覧ください。リンクは↓↓↓から。

https://njpwworld.com/p/s_series_00606_1_1

 

というわけで、これからは-O-カーン様のクソオタっぷりを貼って終わりにしておきます。それではまた~。

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オーカーン...。こうして見るとただのオタだけど

アンタ、今、日本一カッコイイオタレスラーだ余!!!!

3.26 TJPW SPRING TOUR'22 天満のどか引退!紙テープ解禁!全員アタック!涙と笑顔の10カウントゴング!

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天満のどか引退!一日限りの紙テープ解禁!

3月26日、東京女子プロレス、大手町三井ホール大会で天満のどか選手の引退試合、引退セレモニーが行われました。WrestleUniverseで公開されてます。リンクは以下から。とにかくサムネイルが最高なんで、それだけでも見てほしい。www.wrestle-universe.com

そして、特筆すべきはこのコロナ禍でほとんどの団体が禁止した紙テープを、東京女子プロレスがこの日、この天満のどかの試合に限って解禁したこと。この日のメインイベントとして行われた

天満のどか卒業記念試合
中島翔子&山下実優 vs 天満のどか&愛野ユキ

の入場時、本当に紙テープでリング上が埋め尽くされました。

この光景!ネット配信で見ていた自分も思わずおお...。と声が出る懐かしい光景。以前後楽園ホール大会で見たテキーラ沙弥の引退試合でもかなりの紙テープ量に感動しましたが、このコロナ禍の中に見る紙テープだからこその感動がありました。

 

そして、天満のどか東京女子プロレス卒業試合と銘打たれたこの試合。今までの天満のどかを象徴するように、とにかく現・東京女子プロレストップ2の山下実優、中島翔子の攻撃を受けまくる展開になっていきます。

天満のどかがその頑丈さと明るさ、天真爛漫さで立ち上がる!受ける!立ち上がる!妹・愛野ユキのサポートを受けながら粘るのどか。エルボー合戦から倒れたのどかのダウンカウントを中島が止める場面もあり、試合中3回位力尽きてた気もしましたが、山下のジャーマン、スカルキック、中島のノーザンライト、619、ダブルアームDDTと大技を「もう悔いはないだろ!」ってほど喰らいに喰らいまくり、最後は中島のダイビングセントーンに沈みました。

山下のジャーマン!鮮やかに投げ飛ばされる天満のどか!

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中島の619をモロに喰らい、のけぞる天満のどか!

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そして山下のスカルキック!もろに体をもっていかれる天満のどか!

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フィニッシュ後、倒れ込んで天井を眺めるふたり。どこか寂しさを感じる絵。

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最後は時間切れ引き分け直前、中島のダイビングセントーンに沈んだ天満のどか。フォールした後、中島がのどかを抱きしめながらなにか囁いていたのが印象的でした。

そして中島がマイクでのどかに送った言葉。

本当にやめんの?

試合前になにか一言...言おうかと思ったんだけど。

なにか時間がないまま今日になってしまって。

 

でもそれでも、東京女子は前に進まなきゃいけないし。

 

仮面ライダーカブトの最終回でスゴく好きな言葉があってぇ!

同じ道を、一緒に頑張るのは「仲間」

別々の道を、共に歩むのは「友達」

っていう言葉があるんだけど。

これからは‘友達’になるだけだから。

これからもよろしく。

 

 

全員参加!涙と笑顔の引退セレモニー。

そしてのどかが挨拶して10カウントゴング・・・。というところでハイパーミサヲが登場、なぜか甲田社長を盾に引退撤回を迫りますが、さすがに断念。「そのかわりに選手全員の攻撃を受ける」ことになり、女子プロレス引退試合恒例の全員トレイン攻撃を食らうことに。

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中島にコーナーに振られたのどか、全員がリングにあがり、そして...。

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珍しい難波リングアナのトレイン攻撃!ビビりつつ楽しげでした

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そしてトレイン攻撃が終わってから坂崎ユカのグーパンチ炸裂。普通に乾いた音が会場に響き渡ってました。

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そして最後は全員でフォール!!

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そして改めて天満のどかからあいさつ。おじいちゃんの話から、最後はみんな長生きしてください、という締めに。ダラダラ長かったけど、その分人柄を感じる、いい挨拶でした。

そして10カウントゴング!今度は本当に10カウントゴングでした。

テンカウントゴング!天満のどか選手、お疲れさまでした!そして紙テープここだけ解禁した東京女子プロレス。英断でした。
#tjpw #wrestleuniverse #天満のどか #プロレス #女子プロレス pic.twitter.com/NkqBpctlFC

そして記念撮影。撮影前に愛野ユキが姉の涙をふいてあげていたのにちょっとぐっときました。

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そしてみんなリングを去っていき、愛野ユキと二人で手を上げて観客に応える

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そして一人残されたリングで

「みんな長生きしてね~!」

と叫び、天満のどかはリングを去っていきました。

 

 

こうして天満のどかのプロレスラー人生は一区切り。一旦終止符を打ちました。バイプレイヤーながらもみんなに愛されたプロレス人生。その天満のどかの人柄が詰まった引退試合、セレモニーだったと思います。

天満のどか選手、改めて、おつかれさまでした!ありがとうございました!