男マンの日記

マンガ、落語、お笑い、プロレス、格闘技を愛するCG屋の日記。

空気階段、キングオブコント2021優勝&ラジオ生放送で生祝福&生咆哮!

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空気階段、キングオブコント2021優勝!激戦の中、堂々の優勝劇!

10月2日、TBSの「お笑いの日」のラストとして放送されたキングオブコント。見事に空気階段が優勝を飾りました。というわけで簡単に点数と個人的に振り返っておきます。

 

蛙亭:461点 実験生物的な中野と研究員のイワクラのやりとり。いきなり緑のスライム的なものを吐き出して観客から悲鳴が。でもそこからどこか呑気な中野と真剣なイワクラのどこかほのぼのとしたやりとりで笑わせる。トップバッターじゃなかったらもうちょっといったんじゃないかな~。好きだし面白かった。

ジェラードン:462点 転校してきた海野。そこに寄ってきたクセの強い男かみちぃ、そのかみちぃに寄ってくる幼馴染の女の子西本。かみちぃと西本が古典的ラブコメ的なやりとりをして、西本のかわいいしぐさで笑わせるコント。ちょっと西本がベタ過ぎな気がしたのでなんかもうちょっと生々しさが欲しかった。

男性ブランコ:472点 文通していた女性と初めて会う浦井、そこに現れた関西弁バリバリのオッサン的喋りの平井。そんな平井に幻滅することなくガツガツいく浦井、という意外性で魅せていくコント。オチ含めて盛り上がってる空気も面白かった。

うるとらブギーズ:460点 迷子センターに駆け込んできたお父さんのクセの強さに翻弄され、係員が館内放送で何回も噛み、笑い、カオスになっていくコント。実はここから放送が遅れてたRIZIN LANDMARKの放送が始まりちょっと気を取られてました。ごめんなさい。でも面白かった気がする。

ニッポンの社長:463点 バッティングセンターで若者にアドバイスするオッサンのコント。だんだん熱心さがエスカレートして、球にぶつかりながらアドバイスすることに。そのくだりがちょっと長く感じた。ホームラン連打してファンファーレ鳴りまくるラスト好きだけど、普通に見てる人が果たしてピンとくるんだろうか。

そいつどいつ:456点 恋人を怖がらせる女子のコント。白塗状態のパックでホラー映画ムーブを連発して笑わせていく。テンポいいギャグが続いてたけどちょっとそれが長かった印象。

ニューヨーク:453点 結婚式の打ち合わせコント。結婚式を控えた屋敷に、式場のコーディネーター嶋佐がデタラメばかりふっかけて混乱させていく。しかしただそれだけだったような気も。実はギャンブル狂いだった、という手前にもなにか欲しかった。らしくないベタさというか。

ザ・マミィ:476点 町中で周りにひたすら一人で毒づいている怪しいおじさん酒井にガンガン話しかけていく林田にだんだん酒井が困惑していく、そして無邪気に投げかけられる信頼に徐々にこたえようとしていく酒井。二人の心が通じ合ってミュージカル落ちが最高。トップバッター蛙亭から似たような点数が続いていたところに初めての爆発。おもしろかったし、二人の人柄と世界観が存分に出ていたコント。

空気階段:486点 ビルが火事になり、その中のSMクラブでプレイ中だったM男二人が実は消防士(もぐら)、警察官(かたまり)。二人によるハリウッド映画ばりの脱出撃がはじまる、というネタ。ブリーフいっちょでストッキングかぶったもぐらが登場すると同時に会場大爆発。そしてそのテンションが最後まで落ちないまま。これは優勝だ!とひとりごちました。大声で笑った。ストッキングかぶったもぐらが段々かっこよく見えてくるのがまた面白かった。いや~、やりましたね。という感じでした。

マヂカルラブリー:455点 そしてラストはM-1、R-1(野田クリ)との三冠を狙うマヂカルラブリー。しかし、空気階段の大爆発の余韻をモロに受け、またM-1で見慣れた野田クリスタルがひたすら動き続け、村上がツッコむM-1と同じスタイルだったため段々空気が落ち着いてくることに。結果ブービー。面白かったですが、点数的には仕方ないかな、という気も。

と、ここまで一回目。ちなみに二回目はRIZIN LANDMARKのメインカード、朝倉未来VS萩原京平に入ってたため、空気階段の優勝を願いつつ見てました。結果一回目のリードを活かし、二回目もちゃんと笑いを取った(爆発はしませんでしたが)空気階段が優勝を飾りました。おめでとうございます!

   

生放送!「空気階段の踊り場」銀杏BOYZ、峯田和伸生歌で祝福!
サイコサイコサイコー!!

そして10月4日24:00からの「空気階段の踊り場」はキングオブコントを受けての生放送。RADIKOで一週間聞けるので、とりあえずつべこべ言わずに聞くべし。

radiko.jp

かたまりの「サイコサイコサイコゥ~~~!」の絶叫から始まり、花澤香菜からのサプライズメッセージからの「I'sを君に」のコーナーのシーンをアフレコまで。かなりエロくアフレコしてるんでファンは必見というか必聴です。

そして、ビートたけしに褒められたエピソードやなぜかもぐらがウンコをもらしたエピソード(今週のラジオ、有吉もウンコもらしたエピソード話してたし、伊集院もウンコもらしエピソードを話したそうにしてました。芸人ウンコもらしすぎ)

 

その後、もぐらが長尺を使って曲フリへのアプローチをしてたところ、曲が流れる・・・。と言うタイミングでなんと銀杏BOYZの峯田和伸が乱入!弾き語りで「エンジェルベイビー」を歌って祝福。もぐらと銀杏BOYZの関係性について、詳しくはこちらのエントリを御覧ください。「石を掴んで潜め」さんの素晴らしいエントリ。

memushiri.hatenablog.com

「空気階段の踊り場」のこの回はまあ色々とアレすれば落ちてると思うんでアレしてもらえるといいと思いますが(よくないけど)借金芸人、不健康芸人のもぐらの本当に青臭くて恥ずかしいくらいの青春が銀杏BOYZとともにあり、そしてそのもぐらが芸人になってキングオブコントに優勝、峯田和伸に目の前で弾き語りで歌ってもらう、というこのサクセスストーリー。ちゃんと(?)借金があるまま栄光を掴んでかたまりは結婚して離婚。ままならないまま、不器用なまま面白いコントで頂点を掴んだ二人。それがそのまま出ていた一時間でした。

エンジェルベイビー
   

ともかく栄光を掴んだ空気階段。「もう戦わなくていい」と言ってたかたまりでしたが、これからは「TV番組の平場」での戦いがはじまるはず。ただ、今やライブ配信、ネタでも十分食べていける状況でもありますし、しばらくはこの余韻で色んな所で空気階段が見れるはず。そんな話が「空気階段の踊り場」で聞けるのも楽しみです。なにはともあれ

空気階段優勝おめでとうございます!面白かった!

以上でーす。よかった!!!

   

ちなみに去年のエントリはこちら。去年も空気階段の絵描いてました。似てない!

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9・20放送「激レアさんを連れてきた」格闘技界最強伝説。鈴木拓の破天荒人生。

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「激レアさんを連れてきた」に鈴木拓登場。芸能界最強伝説!

9月20日放送「激レアさんを連れてきた」に、「最強の男を目指していたのになぜか芸人になり、芸人界最強になった男」として、ドランクドラゴンの鈴木拓が登場していました。鈴木拓といえば以前から柔術をやっていて菊田早苗主催の「グラバカ」にかよっていることは有名。2014年放送の「アメトーーク・格闘技やってる芸人」に登場もしていました。

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以前、ガキの使いの「24時間インタビュー」でそのへんの話をしてたこともあり、「いくら滑っても本気出したらMCヤれるから余裕」とか言ってました(マイルド表現)そんな異常者こと鈴木拓がこの2021年に「芸能界最強」として激レアさんに登場しました。

初期はほんとうに激レア(というか世間的にアウトっぽい人もいたような)な素人を取り上げてたこの番組ですが、さすがにネタ切れになってきたらしく、芸能人、有名人が出てくる頻度が増えてきたこの番組。

「まあ、正直だいたい知ってるけどな~。」と思いつつこの番組見てみました。

ちなみに、最近では「街録ch」で半生を語ってます。

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この動画、聞き手がTV関係の仕事をしていた人のため、はねトび時代のエピソードが厚め。当時のフジテレビの狂気に満ちた番組作成方法とかが聞けて面白い。また、番組ではわりとマイルドにされてましたが、かなりヤバい父から逃げたときのエピソードもなんというか凄い。これはこれで必見です。

そんな中、鈴木拓の「格闘技部分」にフォーカスしてた今回の「激レアさん」を振り返ってみます。

クズころがし

クズころがし

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プロレスに憧れて高田の家をピンポンダッシュ!鈴木拓格闘技遍歴を語る

この回のゲストは旧知のよゐこ濱口優と女優の山本舞香。司会の若林も「拓さん)と呼ぶ仲なこともあり、リラックスムードで番組が進みます。

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「最強の男を目指していたのになぜか芸人になり芸人回最強になった男」

番組開始早々、昔、バラエティで前に出れないという若林に「格闘技習って強くなればMCなんて簡単に殴り飛ばせるから。全部のMCに勝てるから俺は何も怖くない」という無茶なアドバイスをしてた話から。実際、「簡単に殴り飛ばせる」とか、「全部のMCに勝てる」とかは正直若林がかなり表現マイルドにしてて、実際は殺せるくらいのこと言ってると思いますが。掴みはOK。

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鈴木拓が最初にハマったのはプロレスで、しかも高田延彦。ローリング・ソバットにハマったというから新日のジュニア時代か。電信柱にローリングソバットを放ち続けて高田の家まで行き、ピンポンダッシュして逃げていた、というエピソードが最高(しかも、芸能界に入って本人にあったときにその話をしたら「ダメだろ」って普通に怒られたのもまた最高)でした。

 

その後もムエタイ経験、そしてヤンキーにケンカを売りまくっていた話と、キャラに似合わぬ武闘派エピソードの連続。

中学卒業時にはメキシコにプロレス留学に行きたい、と親に頼んでいたそうで、もし実現していたら登龍門入りとかしていたかもしれません。

 

その後色々あってホームレス生活をしているときに、アルティメット大会にを見て、170センチくらいの普通の男が2メートルくらいある男を絞め落としたことで柔術に開眼。それから柔術を習い始め、後にグラバカに通うことになります。

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鈴木拓が見たかもしれないUFCの第一回大会。今とは隔世の感というか、ケンカ自慢が集まった中でホイスが勝ち上がっていきます。シャムロック、ゴルドーらを押しのけて優勝。「グレイシー柔術」の名を世界に轟かせた大会になりました。

 

そこからは「やりたいことをやろう」と芸人になって「ドランクドラゴン)結成、そして今に至るわけですが、お笑いを始めたきっかけはダウンタウンの漫才を見たから、という鈴木拓。高田延彦を見てプロレスに憧れ、グレイシーを見て柔術を始め、ダウンタウンを見てお笑いを始める。意外にも正統派だったことがわかった今回の「激レアさんを連れてきた」でした。

   

まとめ

はねトびで喋らせてくれなかったからその後炎上してもとにかく反応があるだけ嬉しい、と炎上上等なメンタルの原因を話してた鈴木拓。

しかし、冷静に考えればとんでもない親に育てられ、ホームレスにもなり、人生ドロップアウトしてもしかたない鈴木拓がちゃんと芸人として今生きている。そのいろんな試練で培われたメンタルをこうして笑いに変えられているのを見て、人生、生き抜けば捨てたもんじゃないのかなぁ、と思いました。

そして終始お笑いではポンコツっぷりを発揮してたけどそれで笑いが起こる。それも本人が築き上げた関係性のたまものなんだと思います。炎上上等、イジられ上等鈴木拓、終始面白かったです。

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KAMINOGE.116 ボンサイ柔術特集&田村潔司ロングインタビュー。悩める田村、令和のUWFを考える。

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KAMINOGE.116 ボンサイ柔術、田村潔司、そしてヒコロヒー!

今月発売のKAMINOGE.116を買いました。 

 今回の特集は今をときめくボンサイ柔術。朝倉未来を破ったクレベル・コイケ、そしてトフィック・ムサエフを破ってRIZINライト級王座に輝いたホベルト・サトシ・ソウザが表紙。先日のRIZIN.28で一夜にしてスターダムに上り詰めた二人、そしてボンサイ柔術そのものの成り立ちに迫るインタビュー企画となっています。

そして注目は先日のGLEAT.1を終えた後の田村潔司インタビュー。田村が旗揚げ戦をどう見たか。今をときめくヒコロヒーも登場の本誌、目次はこちらです。

 

[ILLUSTRATION]
●五木田智央の『画画画報』

[COLUMN]
★プチ鹿島 『俺の人生にも、一度くらい幸せなコラムがあってもいい。』

 

特集/ボンサイ柔術

[INTERVIEW]
■ホベルト・サトシ・ソウザ

■クレベル・コイケ

■マルコス・ヨシオ・ソウザ&坂本健

 

[COLUMN]
★バッファロー吾郎Aの『きむコロ列伝!!』

[INTERVIEW]
■田村潔司

[COLUMN]
★鈴木みのる『鈴木みのるのふたり言』

[FORUM]
■斎藤文彦×プチ鹿島『プロレス社会学のススメ』

[COLUMN]
★兵庫慎司『プロレスとまったく関係なくはない話』

[変態座談会]
■玉袋筋太郎「西村修」変態座談会

[COLUMN]
★椎名基樹 『自己投影観戦記~できれば強くなりたかった~』

[INTERVIEW 大井洋一の冗談じゃない!]
■ヒコロヒー

[COLUMN]
★坂本一弘『馬乗りゴリラビルジャーニー』(仮)

[NONFICTION]
『TARZAN BY TARZAN』

[COMIC]
★古泉智浩 『仮面サンクス』

[COLUMN]
★伊藤健一『涙枯れるまで泣くほうがEマイナー』

[INTERVIEW]
★マッスル坂井

 

ボンサイ柔術の歴史となりたち。みんなボンサイが好きになる!

特集のボンサイ柔術インタビューはホベルト・サトシ・ソウザから。先日トフィック・ムサエフを三角締めで仕留めてRIZINライト級チャンピオンとなりましたが、なんといっても泣けるのはタイトルマッチ前の国歌斉唱。

サンパウロ生まれの日系ブラジル人でありながら、サトシはブラジル国歌ではなく、あえて君が代を選択。このことからも日本を大事にしてくれていることが伝わってきました。廣田戦で勝った後の「UFCじゃない!ここRIZINだよ!」の名台詞は煽りVとかで使い倒されてますが、日本に、ボンサイ柔術に強い思い入れのあるサトシ。

インタビューも、本人の真摯に格闘技に取り組む姿勢、生真面目さが伝わるものでした。ああ、この人いいひとなんだろうな~、っていうのが言葉の端々から感じられました。これ読んだらみんなよりサトシを好きになりそう。いい人すぎました。

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そして次はクレベル・コイケインタビュー。こちらはサトシとちがいかなりヤンチャというか。14歳で日本に来てからのエピソード。ケンカなどしていた時期もあり、でも犬が怖くて虫が嫌いというその高低差が凄かった。こちらもクレベルを好きになりそうなインタビュー。

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そして、二人のインタビューの後はボンサイ柔術の歴史、なりたちについてサトシの兄であり柔術家のマルコス・ヨシオ・ソウザと坂本健氏へのインタビュー。「盆栽」という名前の由来や、彼らが日本で道場を開くときの苦労などに語っていました。色んな人の尽力でボンサイ柔術が成り立っているのを読むと、本当にRIZIN.28で二人共勝ってよかったね!!という気持ちになりましたよ。ええ。読み応えあるインタビューでした。

   

田村潔司・悩む。LIDET UWFのゆくすえ。

そしげGLEATエグゼクティブプロデューサー、田村潔司へのインタビュー。まあまあ頻繁に行われる田村インタビュー。今回もインタビュアーは堀江ガンツ氏。

旗揚げ戦後だけに、その感想が主になる構成でした。演出自体は凄いけれど、LIDET UWFはまだ選手が育っていないので「あんなものかな」という印象のよう。

そして、観客にUWFを伝える、そのためには選手にもUWFを好きになってもらう必要がある。しかし田村が選手時代とは色々と世の中が変わっているため伝える難しさも感じる、と話していました。

旗揚げ戦に関しては船木誠勝の凄さ。プロレス、UWF、格闘技を経験している船木は実力もさることなgら闘いの中での表現力も違う。UWFと表現力、というのは語られないけれどもとても重要。ラッパ(先輩が上になり、後輩をひたすら極め続けるシゴキ的ななにか)も表現力をつけるには重要、と、まさかのこのタイミングでラッパの効能が語られてました。そんな意味あったのか!あったのかなぁ・・・?

そこから話はメインを務めた田中翔についての話へ。試合後はかなり認める発言をしていた田村でしたが、実際は「新日本プロレスってこんなものか」とも思ったとのこと。SHOには感謝しているけど、UWFの格闘プロレスの表現ではまだまだ、ということのようです。そして、UWFに興味があるから出てきたと思うので、一度一緒に練習したい、とも語っていました。上から目線かなぁ、と気にしてましたが、まあ評価する立場なので仕方ないのかな、と。ただ、昔こんな試合してた田村からしたらそりゃ旗揚げ戦は不満だろうな、と思います。 

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田村潔司インタビューを読むと、UWFの要素として強さそのものもですが、格闘の表現、プロレス的な表現をかなり重視していることが伝わってきました。ガンツ氏が喋っている分量が多めだったためか、より田村の考えが補強され、引き出されているように感じました。 

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 ちなみに、メルマガ「Dropkick」で、GLEAT旗揚げ戦を終えた船木誠勝インタビューを読んだら、かなり正直な言葉が並んでいて面白かったです。「メインの選手を他団体から読んだらダメ」みたいなこと言ってましたし。田村には凄く褒められたみたいです。その光景を想像するとちょっとおもしろい。

 

 ちなみに旗揚げ戦(というかメイン)についてのエントリはこちらです。UWFというものの継承&青春成長ストーリーの組み合わせがLIDET UWFなのかな、と想像した次第です。 

otokoman.hatenablog.com

UWFの伝え方に苦悩する田村潔司。その試行錯誤が伝わって面白いインタビューとなっていました。出来れば「LIDET UWF連載」みたいなのをネットでやったりとかしてほしい。田村にはもっと喋ってUWFを伝えてほしい。数少ない「プロレスの一種としてのUWF」をしっかりと伝えられる選手だと思うので。いや、楽しめました。 

 ちなみにハードヒットの名前は一つも出てきませんでした。んあ~、ツームストン... 

LIDET UWFvsハードヒット開戦時のエントリ。かなりバチバチ感出てました

otokoman.hatenablog.com

ハードヒットとLIDET UWFの成り立ちの違いについて。プロレスと格闘技

otokoman.hatenablog.com

そしていよいよ実現したLIDET UWFvsハードヒットの対抗戦。緊張感あって面白かったです

otokoman.hatenablog.com 

 

その他にもひたすらボヤきまくりつつ芸についての話も興味深かったヒコロヒーインタビューや、もう100回くらいコスられた話で盛り上がる西村修などなど興味深い記事満載をKAMINOGE116。格闘技とプロレスの狭間を行き交うような雑誌ですが、今回それが顕著だったように思います。面白かった! 

8月17日『アメトーーク 特別編 雨上がり決死隊解散報告会』を見て。上滑りする宮迫、腹が決まってた蛍原。

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「アメトーーク特別編」雨上がり決死隊解散報告会を見て。

youtube,abemaTVで2021念8月17日、20:00から『アメトーーク 特別編 雨上がり決死隊解散報告会』が配信されました。解散報告会、という名前にもあるように一般的な記者会見という形ではなく、進行のアナウンサーはいるものの、体としてはいつもの「アメトーーク」のセットでゲストもいる状態。雨上がり決死隊の二人に対して東野幸治、狩野英孝、FUJIWARAの二人、ケンドーコバヤシが色々と質問していく、というスタイルでした。

 

自分はYOUTUBEで見ていたんですが、ところどころ見ていて辛くなる部分もあって見るのをやめたり、自分の用事をしていたりしたので全部は見ていないんですが、ところどころネットニュースやTwitterで補完しておおむね流れを把握している感じです。ここに関してはオリコンニュースのサイトが異常に詳細なレポートを上げてるので知りたい方はこちらを参照するとよいかと思います。

www.oricon.co.jp

本当に全体的な印象をざっくり話すと、もう解散を決めている蛍原に対して宮迫がいろんな言葉を重ね、いろんな質問に言い訳を重ねていくんですが、それが全部うわ滑っていくというか。一般的な記者会見的な空気ではなく、アメトーーク番外編、バラエティ的な空気だったためトークも弾み、ギャグも飛び交っていてやりとりも発生していたためその空気に乗って宮迫も色々と話していくんですが、蛍原がそれに乗らないのと、なんとなく周りがそれを「処理している」という空気になっていたように思います。実際、雨上がりの「つまらない方」扱いされていたホトちゃんですが、今回に関してはっ宮迫より場に馴染んでいて、トークもスムーズだったし笑いもとっていたように見えました。だからこそ余計に宮迫が浮いていたというか。

解散については蛍原が決断、それについて宮迫も「ケンカ別れではない」と強調するも「フラれた側は言わないほうがいい」とピシャリ。終始腹が座っている、分かれると決めているのは蛍原の方で、それに対して宮迫が色々と言い訳をしたり、笑いで処理しようとして滑って、ということを繰り返してた時間でした。正直見ていて辛かったというか。

実際、色々と質問されていても真面目に答えるべきところを笑いで処理したり、フジモンや出川に振って何かをやらせようとしたり。あの件以来のアメトーークだったにもかかわらず「仕切る側」として自分を規定しているのが見えました。そしてそれが痛々しく見えた部分も多々ありました。

   

雨上がり決死隊、解散理由について

今回蛍原が話していたのは、解散の理由として「宮迫がYOUTUBEを初めたタイミング、自分にも事後報告だったし、ロンブー亮の記者会見のタイミングで初めたのが納得行かなかった」とのこと。

実際その件に関してはYOUTUBEでも宮迫に話していたし、ロンブー淳との対談でもそれを突っ込まれていましたが、すでにスタッフのスケジュール、コラボも決まっていたのでズラせなかったという言い訳をしていました。しかしさすがにそれを相方に言わずに事後報告、蛍原は舞台からコツコツ復帰しようというプランがあったらしいですが、宮迫は相方に言わずにYOUTUBE活動を始めてしまった。そのズレを最後まで埋められずに蛍原から解散をいい出した、とのことでした。

しかし、宮迫がそこから関係修復に動けばなんとかなった可能性もありますが、宮迫の自らの非を認めない性格、YOUTUBER達とコラボしてある程度祭り上げられた部分もあり、なかなかうまく行かなかったんでしょう。その感じは今回の放送を見ても伝わってきました。

フジモンが号泣して「全部あなたが悪い」と詰められたときも口では「反省してる」、「全部俺が悪かった」と言いつつ、話していくとそこまで反省していなかったり、なんというか反省はしてるんでしょうがピントが合ってない感じ。

今回特に東野が結構深く突っ込んだ質問したりしてましたが、最後までシリアスに自分の思いを吐露する事ができない。痛いところを突っ込まれたら笑いに逃げたり、なんとか自分を保とうとするところがはっきりと見えてしまいました。変わってないなぁ、むしろクセが強くなってるなぁ。っていうのがこの日の宮迫に対する自分の感想でした。 

トークが終わり、二人が挨拶をするときも蛍原が目の前のゲストにまず感謝したのに比べ、宮迫が感謝したのはテレビ朝日に対して。二人の向いている方向が全く違うということがここにも現れてしまっていました。う~ん、解散しょうがないか~。という。

 まとめ

記者会見ではなくアメトーーク番外編、という形で行われた今回の解散報告会。個人的には宮迫がゲストいじりに走ったり、笑いを交えたりしたことで軸がぶれた部分もありましたが、宮迫を今のバラエティの中に放り込むことでそのヤバさ、自分勝手さが浮き彫りになっていたように思います。だから理由を一つ一つ話していくよりかえって解散理由がわかりやすかったのかな、とも感じました。

ゲスト陣は東野のさすがの仕切りと鋭いツッコミ、フジモンが号泣した後に「オレこの仕事ケツあんねん」とズバっと言えるところとかはさすが。出川、フジモンの号泣、特に理由なく2年ぶりだった原西の一発ギャグ、よくわかんない狩野英孝のまとめ。いい仕事してました。例えば霜降り世代の芸人と書いたらもっと冷酷に突っ込まれたかもしれませんが、基本的に暖かく終っていきました。しかし、だからこそアメトーークにもう宮迫は出ないんだな~、というのがしみじみ伝わってくる。

表面的に平和だからこその残酷さがあった、ただ、やっぱり最後のドロップキックからのホトちゃんの挨拶にはぐっときました。飛べなくなってる宮迫含めて歴史を感じてしまったというか。そんな雨上がり決死隊解散報告会だったと思います。こちらからは以上です。

 ちなみに闇営業問題の謝罪会見時のエントリはこちら。これはかなり凄い会見でした。

otokoman.hatenablog.com 

そしてこちらは加藤浩次の「スッキリ」での独白。これで芸能界が変わるか?と見てて思いました。

otokoman.hatenablog.com

 そして闇営業問題発覚時の太田と松本の言葉。この事件から今、色々と変化を感じます

otokoman.hatenablog.com

 最近の太田の小山田問題への言動について。かなり誠実で切実だと感じました。 

otokoman.hatenablog.com

 

 

 

   

オリンピック開閉式クリエィティブチーム・小林賢太郎解任騒動について感じた違和感について。

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小林賢太郎 突然の解任

東京オリンピック開会式の前日、小林賢太郎がオリンピック開・閉会式制作・演出チームを解任されるという事件が起こりました。

23年前のコントの一部分が拡散され、一気に話題になったことでユダヤ人人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター(以下SWC)」からの非難声明を受けて組織委員会から7月22日にオリンピック組織委員会から解任されることになりました。

朝日新聞デジタルの記事はこちら。

www.asahi.com

そしてプレスリリースはこちら。

olympics.com

SWCからの非難声明はこちら。(英文)

www.wiesenthal.com

そして、オリンピック前日記者会見ページの中に本人のコメントが載せてあります。それはこちら。

olympics.com

そしてコメント全文はこちら。

小林賢太郎と申します。私は元コメディアンで、引退後の今はエンターテインメントに裏方として携わっています。

かつて私が書いたコントのセリフの中に、不適切な表現があったというご指摘をいただきました。確かにご指摘のとおり、1998年に発売された若手芸人を紹介するビデオソフトの中で、私が書いたコントのセリフに、極めて不謹慎な表現が含まれていました。

ご指摘を受け、当時のことを思い返しました。思うように人を笑わせられなくて、浅はかに人の気を引こうとしていた頃だと思います。その後、自分でも良くないと思い、考えを改め、人を傷つけない笑いを目指すようになっていきました。

人を楽しませる仕事の自分が、人に不快な思いをさせることは、あってはならないことです。当時の自分の愚かな言葉選びが間違いだったということを理解し、反省しています。不快に思われた方々に、お詫びを申し上げます。申し訳ありませんでした。

先ほど、組織委員会から、ショーディレクター解任のご連絡をいただきました。

ここまで、この式典に関わらせていただけたことに感謝いたします。

小林賢太郎

各マスコミが「SNSでホロコーストをやゆした動画が出回り、ネットで話題になったために解任」というような言説で伝えていましたが、実際広がったのは、実話BUNKA超タブーの1ツイート。リンク先はニコニコ動画にアップされたコント動画でした。

この動画自体違法アップロードされたもので、元の素材は「ネタ de 笑辞典」というシリーズの、複数の芸人のネタを収録したオムニバスビデオ。ジャケットから判断するに、1998年に発売された「ネタde笑辞典ライブ Vol.4」だと思います。

これの一部分が急激に拡散してSWCに伝わり(中山防衛副大臣が通報した、という話も、そのときには他の通報者が居てSWCは知っていた、という話もあります)抗議声明が出て即オリンピック委員会が解任を決めた、というのが今回の経緯になります。

   

私が感じたこの件についての違和感について

「小林賢太郎がラーメンズ時代にホロコーストのネタをやってたのがオリンピック直前にバレてクビになった」

と、今回の騒動を雑にまとめるとこうなりますが、個人的に気になっていることがいくつかあります。

 

まずひとつは、SWCは正確にこの元になったコントについて正確に把握していたのか?ということ。7月21の深夜に実話BUNKA超タブーのツイートが上がり、拡散していって22日には抗議声明が出されて小林賢太郎は解任されています。

このスピード感で、まず問題になったラーメンズのネタをきちんと把握して理解できたのかということ。実際、問題になった「できるかな」というコントでホロコーストが出てくるのは一箇所のみでほぼ一言二言。全体を台本に起こすとその数十倍の分量になると思います。問題箇所がオチになってるわけでもありません。

そして、Amazonリンクも貼りましたが、このネタが収録されたビデオを今から入手しようと思ったらかなりの困難が伴うはず。SWCがどういう理解で抗議声明を出したのか。オリンピック前日に話題になってスピード解雇、「ホロコースト」という強い単語の入ったニュースのため世間にはわりと疑問なく受け入れられてましたが、正直23年前のコントの一言・二言でここまで糾弾されるものなの?という疑問は自分の中にはありました。

 

そしてふたつめは、世間に拡散したのが「ニコニコ動画にアップされた違法動画」だったということ。SWCもおそらくこの動画を見て判断しているでしょうし、書き起こしたメディア、報道もこの動画ベースで報道しているということ。

そもそも(今回は違うっぽいですが)アップ主によって後から加工されている可能性もある、公式から出たものではない違法動画をもとに小林賢太郎が糾弾されていることに違和感を覚えました。別にTwitter上で一般人が騒いでいる分にはいいんですが、報道マスコミはせめてちゃんと元の映像を手に入れて判断してほしいし、切り取られた動画部分だけセリフを書き出す、という行為が報道なのかは考えてほしい。コント全体を見れば(私もアレしてアレして見ましたが)ホロコーストがメインのテーマじゃないことはわかるはず。「ホロコーストを揶揄」というより、NHKの「できるかな」を揶揄したコント、という表現が正しいと思います。

 

みっつめは、どれだけ流通されたかちょっと調べられませんでしたが、今拡散されている度合いより見ている人はかなり少なかったと思われること。23年前に数千本から数万本出回った(予想ですが)コントビデオの中の1コントの一言を取り出して今問題化することが理にかなっているのか。むしろ今回の件で世間が知ることになったと思いますが、それは団体の趣旨として正しいのか。また、この規模で行われていたものだということをSWCが正確に把握していたのか。コソコソやってたんだからいいだろ、と言いたいわけではありませんが、行為と罰のバランスがこれでいいのか?というのは考えてしまいます。

 

よっつめは、SWCが今の小林賢太郎についてどれだけ知っていたのか。現在の小林賢太郎はラーメンズを解散し、ラーメンズ時代のコントは100本YOUTUBEで無料公開しています。その収益は日本赤十字を通じて災害復興のために寄付されています。

www.oricon.co.jp

 そしてラーメンズ公式YOUTUBEチャンネルはこちら。

www.youtube.com

 

と、このような個人的引っ掛かりがありました。ホロコーストを安易に茶化したりネタにすること自体がユダヤ系の人々に対して傷つける行為であり、特にオリンピックという場では禁忌であることは確かですが、この炎上が本当に開会式直前であったこともあり、一気に解任までいってしまった印象があります。

www.youtube.com

   

まとめ&今後について

既に小林賢太郎は解任され、開会式は終了してしまっているのでこれから何か覆すのは難しい状況ですが、オリンピック終了後にでもどこからかこの件について詳しい検証と、解任が唯一の選択肢だったのか(個人的には、謝罪文出して続投くらいが妥当な線だったように思います、オリンピック委員会がSWCともう少し折衝して詳細を説明すれば可能性は合ったのではないか?と思っています)という検討は行われてしかるべきだと思います。

 
国際ジャーナリスト、高橋浩祐氏による小林賢太郎解任についての記事。個人的には、時代性、文脈を無視して当該部分だけを抜き書きする、というのはアンフェアな報道だと思いますし、この件について観客が笑っているなら23年前の観客が悪いし、このビデオを販売した日本コロムビアの責任、出回ったのが違法アップロード動画だったということはスルーしています。

また、この人はホロコーストの理解のために「シンドラーのリスト」を薦めていますが、それはいいとして、ホロコーストを真面目に扱えば良くて笑いにしたらダメなのか。基本的にフィクションに興味の浅い人の書く文章だな、という印象を受けました。

news.yahoo.co.jp

 

 翻訳キュレイター・ライターのLiT_Japanさんのnote。この件に対する海外の反応なども含めて翻訳し、キャンセルカルチャーについても考察しています。

note.com

風刺ネタ中心に活動していた(現在はお休み中だそうです)たかまつななの意見。個人的には共感する部分が多かったです。 

www.youtube.com

 また、その後の報道等を見ると、「ホロコーストをネタに=言ってはいけないことを言ってしまった」という表現で”腫れ物に触る”ような扱いで解任を肯定するコメントばかりが並んでいます(サンデージャポンで太田光は文脈の説明をしてオリンピック委員会の詳細な説明を求めていましたが) これを肯定してしまうと、今後いくらでも昔のネタ、創作物を掘り返して晒して辞任に追い込む、というようなことが可能になってしまいます。芸人やクリエイターが無批判にこのことを肯定することは自分の首を締めることにもつながるように思うのですが...。 

太田光が小山田問題について80分ロングトーク!「爆笑問題カーボーイ」を聞いて考える

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超ロングトーク!太田光、大いに80分語る!

7月20日の深夜放送「爆笑問題カーボーイ」で、太田光が今話題の小山田圭吾いじめ記事によるオリンピック開会式解任問題について語っていました。7月27日深夜まではRADIKOのタイムシフトで聞けるので、この問題にさほど興味ない人でもぜひ一度聞いて頂きたい、と思います。

radiko.jp

「爆笑問題カーボーイ」のフォーマット的には番組最初に太田がちょっと話してタイトルコール、それから天気予報を田中が読み、それから二人のトーク、コーナーと流れていくのが定番ですが、今回はその最初のトークが全然終わらない。タイトルコールしたのが一時間二十分ほど経過したとき、という異常事態でした。それだけ太田の小山田問題についてのトークが白熱したということでしょう。

 

そもそもこの週の「サンジャポ」で小山田圭吾擁護と取れる発言をしてしまい、軽く炎上(この炎上ってのもどこからを指すのかよくわからないところではありますが)してしまい、そのこともあってしっかりと趣旨を説明したい、ということからより話が長くなってしまったんじゃないかなと。さすがに80分間書き起こすのも死ぬほど大変なので、聞いた自分なりに趣旨をまとめていきたいと思います。聞いてもらうのが一番いいですが、自分なりの解釈、ということです。

   

太田が小山田圭吾と時代性について話した理由

 まず、サンジャポで小山田問題について話した件で社長に舌っ足らずだと怒られ色々叩かれたと。伝わらなかったのはこっちの負けなので、改めて何を言わんとしたのか説明したい。

 ああいう時代(90年代サブカルチャーの残酷ブーム下)だったからということで小山田圭吾をかばったというネットでの言説については、小山田圭吾のいじめの行為自体をかばったのではなく、QJのいじめ自慢記事について話したもの。

 あの記事を、あの時代の世間の一部が許容する局面があったんじゃないか。そして、そのことを考えに入れないと正確な見方が出来ないんじゃないか。と、あくまでいじめ行為ではなく、あれが記事になって流布したことについての話だということを強調していました。

小山田の記事は他人事ではない

 小山田圭吾のあの記事について。ヒドいのは確かだけど、ただあの記事が時代関係なくヒドい。あの時代を超越した異質なものだって言う人もいるけど、そうは思えない。

 あれを異質だったってことにしちゃうとそれで終ってしまう。オレたちもあの時代を生きててあれを見過ごしたとオレは思う、と、あくまで同時代を生きた人間として他人事ではない、自分たちが住んでいた社会で起こったこと。

 過去に小山田圭吾がやったいじめ、自分はあんなことはしないけど、ああいう騙り、ああいうことを騙るモンスターが自分の中にも出てくるんじゃないかと思ってる。

 昔オレたちが作ったネタもヒドいものだった(具体的にはラジオ内で話してるので聞いてください)小山田みたいにああやってネタにして騙ることっていうのは、自分も昔似たようなことをやった。オレの中にもああいう怪物が潜んでいる、人間っていうのは必ず、オレだけじゃなく、小山田だけじゃなく、誰しもが残酷さを潜ませているだろうと思ってる。

 そしてまた、その記事についての責任は小山田だけじゃない。QJの編集者がそういう企画をして記事にしたもので、そしてそれが出版されて販売停止にもならず、廃刊にもならずに雑誌は続いている(最新号が爆笑問題表紙なので、それもタイミング悪いけど)ということは、社会はある程度あれを認めたんだろう。同意したわけではないけど消極的に認めたということ。

 

あの記事が許される時代なんて無かった、という人がいるけど、実際にあの雑誌が出てるわけだし、あのときの業界倫理がどうだったのか?あれを許す業界。雑誌業界があった。全く関係なかったってことはない。と、世の中が、芸能界が、雑誌業界、音楽業界が全て小山田圭吾1人に全てを被せて終わろう、としている今の状況に異を唱え、自分を含めて関係ある人達はいるだろう。 

 今の状況の危うさについて

 あの記事を養護することは許されない。あれを養護する人間は消えろ、という雰囲気が全体的にあって、それは危うい世界だと考える。

 小山田を許せっていうわけじゃなくて、そもそも人が人を裁いていいものじゃない、と思っているから。さばくのは司法のはず。じゃないと無法地帯になってしまう。

 ワイドショーがロス疑惑で警察より先に事件を追っていくようになった。あのときからテレビが人を裁いていいのか?と疑問だった。

 報道が告発するのは当然のことだし、調査報道によって客観的事実を積み上げていって、最終的に判断するのは司法。もし小山田がやったことが犯罪だっていうなら、あのときの警察、司法、ジャーナリストたちはどう動いたのか?と思う。

 

 今危ういと思ってるのは、今小山田を叩いてる人達、マスコミ、ジャーナリストもあのQJの記事をもとに叩いてるっていうこと。本当に小山田がしたことがどういうことだったかを再調査したのか?被害者やいじめに参加した人達の証言もない。

 あのいじめは集団いじめで、小山田はその中でどういうポジションだったのか。そこを判断しないと彼のやった行為を正確に判断できない。誰がどんな役割をしてどういうことをしたのか。その検証をしないで、一つの記事をベースに日本中が批判している、っていうこと。実際、インタビュアーがそういう発言を引き出そうとしてるように見える。

 実際、反省文が出た時に「記事には事実と異なる部分もある」という文章があった。あれが出た時に、マスコミもいっせいにあの反省文はウソ、インタビューはホント、何の材料もなしにそう決めつけてるのは危うい。

 

 今のマスコミ全体に聞きたいのは、一社でもあの当事者のところに行って調べ直したのか?ということ。それをやらずに1人の人間を再起不能になるまでに叩き続けるのには躊躇がある。悪いやつをかばう、っていうわけじゃなくて危ういな、と思ってる。

ネットでのバッシングについて

今もネットでバッシングが続いてる。それはほうっておくんですか?と。で、いつの時代でもいじめは許容されないっていうけども、与えられた役柄を、悪役を演じたのを許せないと言って叩いて叩いて息ができなくなった、という事件が最近あった。

それとこれとは違う、あいつはモンスターだっていうけれど、あの事件と違うって言い切れる自信はない。

 

いつの時代もいじめを許容された時代なんてなかったよ、って散々言われたけど今は?って思う。もちろんネットいじめはやめましょうって大義名分はあるけれど、しっかりと向き合わないといけない。

太田は冷たい、なんでかばうんですか、って聞かれるけど、この世の中がこれでいいとはどうしてもいいとは思えないし、今起きてるこれはいじめだと思う。

 

もし数十年後にどんなことがあってもネットで他人を叩いてはいけない、っていう常識が浸透したとして、そのとき今小山田を叩いてる人は何ていうんだろう。こういう社会だったっていうのかな?

 

興奮して色々言ってしまったけど、分断を煽りたいわけじゃないし、自分と違う考えの人も認めるつもり。

芸人人語

芸人人語

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 永遠に逡巡する表現者・太田光

小山田圭吾についての話は主にこのような感じだったと思います。長尺の話だったし、太田の話も前後したり、考えながら、逡巡しながらだったのできちんとまとめきれず、これを読んでもわかりにくいと思います。また、大事なところを落としているかもしれません。だからぜひRADIKOで聞いてほしい。

太田光の考え方に自分も全て賛成するわけではないですが、この件について他人事とせずに考える。自分に引き寄せて、一種の罪悪感を感じつつ自分のこととして話しているところは信頼できると思ってます。今簡単にコンプラとか、社会正義、世界基準とかに照らして「だからしょうがない」「だから当然」という言い方をして他人を叩いてしまいますが、その中に自分は居ないのか。一旦足を止めて考えることの大切さを感じさせてくれた。そんな「爆笑問題カーボーイ」でした。 

 そしておそらく太田が例に出したこの事件。今起きているのはこの事件とどこが違うのか。叩く側の印籠が強いだけじゃないのか、とも思います。なかなか社会は変わらない 

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怒り新党復活!4・23「マツコ&有吉 かりそめ天国」で有吉弘行&マツコ・デラックス&夏目三久の3ショット実現!

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 期待されていたテレビ番組本命「有吉・マツコのかりそめ天国」

先日結婚発表を行った有吉弘行と夏目三久。そのときはそのネームバリュー&意外性から世の中大騒ぎになり、個人的にも今年一番くらいの衝撃を受けました。

有名芸能人の中で「結婚」の二文字から最も遠そうだった有吉。ただ、今回かりそめ天国を久々に見て、サンドリ(ラジオ)でしか有吉のトークを聞いてなかった(たまに有吉反省会とかは見てましたが)自分が有吉の「尖ったところ」にしか目を向けてなかったのかな、と思ってしまうほど穏やかな時間が流れていました。ムリヤリ怒らず、好きなもの、思い出について話す有吉の優しい目。変わったんだな~、としみじみ思いました。

結婚発表はありましたが、収録の都合上、その祝福モードがテレビで映るのは2~3週刊後。というわけで、そのなかで注目だったのはやっぱり本命、「有吉・マツコのかりそめ天国」、放送前に「マツコ&有吉の怒り新党」復活、夏目三久出演という2大ニュースを発表。満を持して、という形で放送スタート。私も仕事を早めに切り上げ、TVの前で準備万端、しっかりと待機して放送日の20:00を迎えました。

 

結婚発表時のエントリはこちら。私の驚愕っぷりをぜひ味わってください。

otokoman.hatenablog.com

   

前半戦も面白かったかりそめ天国。もう中学生ブレイクの兆し!?

番組早々に、2時間スペシャルの前半戦は通常回、後半戦に怒り新党復活、ということがわかったので前半戦は流して見てたんですが、それでも「そもそもTVって酒のんで収録して良いのか」っていう話から東海テレビの「ヘベレケ」の話になり、唐突に吉田豪登場というサプライズ(過去VTRですが)そしてイラスト激似(ヘベレケ出演時より今の吉田豪に寄ってる気がしますが)

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そして、豊洲市場での外ロケコーナーに登場したのはブラマヨ小杉ともう中学生。こないだのサンドリ出演以来有吉の壁、そしてこのかりそめ天国とここにきて露出が増えているもう中学生。今回もいろんなキラーフレーズをちりばめながらワールドを展開。(徐々に興味がロケ対象の市場より段ボールにシフトしていった気がしますが)

スタジオの反応を見てると次もありそうなウケを頂いていたので次も期待していきたいところです。

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いちおう「へえ」を探すというロケの中の勝負ではブラマヨ小杉に圧勝してたもう中。もちろん小杉も面白かったです。

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そしていよいよ本番!あの3人がスタジオに集結!

そしていよいよ怒り新党パートに。ナイツ塙の予告ナレーションで一気に期待感もアガり、昔のセット(準備が間に合わず写真パネルでしたが)のなかであっさり佇む二人。有吉政調会長!そんな設定あったな~。

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 そしてマツコ登場。苦笑する二人。後で「これぐらいやるしかないじゃない」とひとりごちてたマツコ。「精一杯ふざけて頂いて」と有吉。一気に時が戻った感じというか、やっぱり今の久保田アナより夏目ちゃんはタレントとして二人にしっかり対峙してたんだな、という存在感。前半とは明らかに違う空気がスタジオに漂う中、しっかりと

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「私達結婚いたしました」

と正式発表。それからはマツコの祝福とともに、報道より先にマツコに報告がなかったことの恨み節や、報告したかったけどず~っと誰かと楽屋で談笑してて報告できなかった、という有吉の言い訳、そして「もし恨んでたら器ちっちぇえなと思ってました」と軽い反撃と、互いに甘噛みしつつのトーク、それをニコニコしながら見つめてる夏目ちゃん。なんかずっと見てられる雰囲気でした。

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視聴者からのメールきっかけでマツコが色々と二人に探りを入れる展開に。サボテンを育てたり凝った料理を作るようになったのは結婚の影響か、お互いにどういう名前で呼び合ってるのか、だんだんマツコが突っ込んだ話をしていったところで有吉が

「井上公造さんですか?」

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そして、夏目三久が今年の秋で一旦仕事を辞めることを発表。その理由も「芸能人の離婚理由にすれ違い、価値観の違いが多いんで、せめてすれ違いは潰しておきたい」というしっかりとしたもの。おそらくこの発表がこの番組のメインだったと思います。この発表を芸能記者に詰められながら言うのではなく、マツコを聞き手として自分たちのペースで発表したい、という意思を感じる、しっかりとした休業発表でした。

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「大丈夫?仕事しない自分に耐えられる?」と心配されつつ、その後もマツコが有吉と夏目の新居に同居しようと提案したらしっかり断ったりと、有吉とマツコのやりとりを本当に優しい目をしながら聞いていた夏目三久。なんというか、よかったねというか、こういう関係を持ててるこの3人って色々と対人関係で努力もしているし、仕事上でもしっかりと結果を出し続けているからこそこの番組で笑って話せているんだな、というのをしみじみと感じました。

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久保田アナからの花束贈呈時に講師をしていたときに接点が会ったことが判明する夏目ちゃん。この他にも、有吉がマツコに「お笑いコンビの相方だと思ってる」と言葉をかけると「普通に嬉しい」と喜ぶマツコ、といういい場面も見れました。

   

そんな贅沢な場面が詰まったこの回。有吉と同い年で独身の自分にとっても色々と考えさせられたというか、マツコが絞り出したように「この10年自分だけ全然成長してない」というとりのこされ状態を感じました。そんな複雑な気持ちにもなりましたが、しかしなにはともあれいいものを見せてもらった、という感情のほうが強いです。

最後に1ゲスナーがどの立場で言ってんだ、という気もしますがあえて。

有吉弘行さん、夏目三久さん、お二人とも末永くお幸せに!

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有吉弘行365日くらやみカレンダー2021 ([カレンダー])

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  • 作者:有吉 弘行
  • 発売日: 2021/02/17
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ゲスナーに衝撃!!有吉弘行、夏目三久と結婚発表!お...おめでとうございます!

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いきなりの発表!有吉弘行&夏目三久、電撃結婚!

2021年4月3日、世間が田中邦衛逝去に哀しんでいる中、有吉弘行と夏目三久の結婚報道が20:00時頃に一斉に流れました。自分も会社帰りで電車に乗ろうか?というところでそれをTwitterで見て「!!!!!」となり、一旦落ち着いてもう一度スマホを見直したほどの衝撃でした。ほんとに、伊藤麻希がAEWに初登場したときくらいビックリしました。

各種ニュースサイトが速報を打ち、あ~、本当なんだろうな、と思ったところで本人のツイッターで「ご報告」が貼られることに。なんというか、ぐうの音も出ない本当のことなんだな、というダメ押しをされたというか。

ちなみに私、有吉弘行と同い年。(生まれは一年ほど後ですが)年齢的に結婚しても全然おかしくないんですが、なんとなく「この人ずっと結婚しないんだろうな」と思いながらTV見たりラジオ聴いたりしてました。

特にサンドリこと「有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER」はここ4~5年くらい毎回聞いてたんですが、本当に芸能人の悪口、下ネタ、ゴシップにまみれた悪意の塊のような番組。ヒッチハイク後にほぼ廃業のような状態になり、そこからあだ名芸で一気に巻き返してから今やもう天下獲った状態になった有吉ですが、この番組を続けてる限りはこっち側というか。ヒマでモテない独身プロレスファン側とうっすら思ってたというか、思い込んでたというか。持たざるものの味方感を感じてました。

 

そこでこの結婚。しかも相手が以前「有吉・マツコの怒り新党」で共演していた夏目三久。元日本テレビアナウンサー、現在田辺エージェンシー所属の夏目三久。番組見てるとわりとマツコ&有吉の価値観と一線を引くことが多かったので、この組み合わせは意外というか。ほんとに、ほんとにビックリしました。あービックリした!

 

正直おめでとう!という気持ちが大部分ですが、その反面ちょっと寂しいというか、本格的にもう「こっち」で遊んでる人減ったな~、という気持ちにもなりました。「劇画オバQ」的な寂しさ。

   

次々と寄せられるゲスナーからの祝福の声

金曜日にラジオで後輩のアルコ&ピースも「本当に知らなかった」というほど周りに漏れていなかったこの熱愛&結婚。今回の報道で全日本国民が一斉に知ったこともあり、いろんな芸能人&有名人からお祝いコメントが寄せられました。

まあ、どんな有名人が祝福してるか?なんてことは当方どうでもいいですが、Sunday Night Dreamerのリスナー「ゲスナー」が祝福してるとなったら話は別。ゲスナーからの祝福ツイートをまとめました。

元ラグビー日本代表畠山健介選手、サンドリ出演経験もあり、現在アメリカのニューイングランド・フリージャックスでプレー中です

サンドリに投稿し、新しいリングネームを募集してた現在ONE参戦中の格闘家・長谷川賢選手。軍人ロックスター出すところがさすがです。

そして有名ハガキ職人のぺけみにさん。熱愛報道時の新聞をとってあるのがすごい。果てしないサンドリ愛、有吉愛を感じます。

 今週の「有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER」毎週日曜日、20:00~21:55まで、JFN系列で絶賛放送中。ただ、首都圏での放送はないので、都内在住の人が聴くためにはRADIKOのエリアフリーなどが必要です。

今週の放送はTV,ラジオ、雑誌、ネットニュース界隈の全マスコミが聴くでしょうからアシスタントのアルコ&ピース酒井健太の責任は重大。いきなり結婚話するか、ひたすらボケ倒すか。有吉も聴かれてるのわかってると思うんで、一切結婚の話しない可能性もあると思います。 

有吉弘行365日くらやみカレンダー2021 ([カレンダー])

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プロレスファンの星、有吉弘行

有吉といえばプロレスファンの星。自分と同年代だけに見てきたものも結構近いので共感する部分も多くあります。四天王プロレス、闘魂三銃士、UWF、PRIDE...。最近のプロレス、格闘技も見ているのでラジオ、TVでもちょいちょいプロレスネタが炸裂します。最近では「有吉いeeeee!」でプロレストークが抜き出されてました。 

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その中でも神無月とプロレスクイズ対決をしてみたり。

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その他にも、「オールスター後夜祭」で佐山サトルに爆笑したり

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鈴木みのると熱々おでん対決を繰り広げたり

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ファンであるだけでなく、レスラーとの修羅場もくぐってきている有吉。結婚しても変わらずにファンでいてほしい。そしてところどころでプロレストークを繰り広げて欲しいところです。

ちなみにサンドリでもプロレスラーモノマネでトップリードの和賀を慰めていたり 

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 「かりそめ天国」でプロレスラーの世羅りさからの相談が来たときに、マツコと女子プロレスラートークを繰り広げていました。 

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まとめと祝福

と、有吉についての感情とともにサンドリ、プロレスについて綴ってきましたが、とりあえず結婚してもサンドリは続けて欲しいな~、と思います。ただ、今までで十分面白く、ゲスなラジオを聴かせてもらった、という感謝もあります。AKB総選挙に対抗して有吉が勝手に発表していた太田プロ総選挙とか好きでした。 

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その他色々と思い出とかグルグル回ったりしますが、なにはともあれ

有吉弘行さん、ご結婚おめでとうございます!

こちらからは以上です。それではまた!

キングオブコント2020感想。安定のジャルジャル、やりきった空気階段。ニッポンの社長は次見たかった!

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キングオブコント2020、全部見たんで感想を残しておこうと思います。まあ、TV、ラジオで見るくらいのボンヤリお笑い好きなんでなんとなくですが。備忘録的に置いておきます。
ちなみにシステムとしては、まずファーストステージで全10組が最初のネタを披露、そのうち高得点の三組がファイナルステージに進んで2ネタ目を披露。2ネタ分の合計点で競い、最高得点者が優勝、となってます。審査員はバナナマン、さまぁ~ず、松本人志。満点は5✕100点で500点。

   

ファーストステージ

滝音

ラーメン店の店員がいろいろとこだわりの食べ方を客に伝えるも不機嫌な客。実は大食い大会の最中だった、というネタ。一つ一つのやり取りで笑わせるも連鎖して爆発まで行かなかった印象。審査員全員が「若いのに落ち着いてた」で終始してたのがちょっと地獄感あったというか。445点。

GAG

河川敷で中島美嘉、楽器を練習する少女、草野球してるおっさんが何度もぶつかって人格が入れ替わり続けるというネタ。面白かったけど今思うと間延びしていたような気も。ちょっととっちらかって終わったようにも感じた。445点。まだまで重い空気のまま番組が続く。

ロングコートダディ

肉体労働の現場に来た新人アルバイトとマッチョだけどバカな先輩のやりとり。面白いと言うよりも言葉が通じない感じの先輩が世間によくありそうなのもあって怖かった。面白さよりも怖さがちょっと勝ってしまったというか。446点。3組1点差の中で並ぶ超接戦。3組とも決め手がない、というカンジの接戦か。

空気階段

霊媒師のもとに祖母の霊を降ろしてもらうよう客が頼むも、間違ってラジオ番組を受信してしまう。たまに祖母をちょっとだけ降ろしてしまったり、ラジオの番組中に霊媒師へ電話がかかってきたりして状況がカオスになっていく。この番組で初めてちゃんとウケたという印象。458点。もうちょっと高くてもいいかと思った。好きです、空気階段。

ジャルジャル

競艇場でのイベントを控えた新人歌手に、控室で「ヤジに慣れるため」と社長がヤジり倒す中で歌わせる。歌いきろうとする歌手をあの手この手で邪魔していく社長。段々エスカレートして「歌いきらないとクビ」と言い出し・・・。というコント。おもしろかった。会場も爆笑して点数も477点。さすが。さすがだけど漫才っぽくもあるというか。

ザ・ギース

会社を辞める先輩を激励し、夢を追う自分を見せようとハープを取り出して演奏する後輩。ハープの音色を添えるとしょぼいプレゼントも豪華に感じてきて、先輩のテンションも上がっていき・・・。というネタ。確かハープを初めたというギース高佐がゴッドタンでハープ弾いてからの一言ネタ勧められてたけどそこからの発想か。佐久間さんANNで言いそう。最初にハープを高佐が取り出したときに観客がウンともスンとも言わなくてビビってたじろぎましたがなんとか巻き返していったという印象。457点。空気階段の一点下でギリギリ三位。

うるとらブギーズ

陶芸の師匠と弟子。気に入らない器を割っていく師匠だが、誤ってお気に入りの器も割ってしまう。弟子に、お気に入りを割ろうとしたら止めてくれ、と頼む師匠だが・・・。というネタ。だんだん関係性が逆転していくところが面白く、かなりウケてたと思うけど440点。意外に伸びなかったなぁ。オチが弱かったか。ビリってことはないと思ったけど。う~ん。という感じ。面白かったけどなぁ。

ニッポンの社長

キングオブコントイチの問題作。下半身が馬のケンタウロス男子学生が頭だけ馬の女子学生と出会う。そしてまさかの歌ネタ。ミュージカルからラップに展開し、大ラブストーリーになっていく。爆笑しました。しかし点数はまさかの454点で3位に入れず。うむ~。他の審査員はほぼギースと同じくらいの点数をつけてたんですがさまぁ~ず三村が86点(ギースには91点)だったのがデカかったか。10組中いちばん2ネタ目を見たかった。しかし爪痕は残したんじゃないでしょうか。でも残ってほしかったなあ。

ニューヨーク

結婚式の披露宴で嶋佐が屋敷のために余興を披露するも徐々にエスカレートしていく。最初はピンときてなかった観客も段々後半受け出していった印象。ひとつひとつのギャグというより展開とテンポの加速で押し切ったというか。461点。

ジャングルポケット

男を監禁し、秘密を暴露しようとする工作員たち。最初は男の娘を使って脅していくが、段々娘とその友人周りのゴシップを匂わせて興味をひかせようとする。話はどんどん脱線していき・・・。というネタ。なんというか、完成度高くて面白そうなネタだったけど、終盤一気に収束して尻すぼんだ印象。454点。これでジャルジャル、ニューヨーク、空気階段がファイナルステージ進出決定。

   

ファイナルステージ

空気階段

定時制高校(?)で後ろの席のおじさんに恋する女性、おじさんはただただ唸り声を上げるのみだが彼女には言っていることがわかって・・・。というネタ。水川かたまりの女装が美人でビビった。あとはもぐらの個性で押し切ったというか。異形の男を好ましい個性として描いてるのが面白かったし、限りない優しさを感じました。空気階段の個性が全面に出たようなコント。463点。合計921点。

ニューヨーク

髪を切りすぎた、と帽子をかぶってきたヤクザの子分に帽子を脱ぐよう要求する親分。のらりくらりと拒否する子分に親分がキレはじめ・・・。というネタ。なんというかとにかく観客がうんともすんとも言わなかった。ヤクザネタってもう法律で禁止になったの?っていうくらいの静かさ。親分役の嶋佐がキレてタンカ切ってもスン・・・とする客にほんとに戦慄を覚えました。463点。合計924点。

ジャルジャル

泥棒に入った二人組しかしそのうちの一人がタンバリンを持ってきてしまい、慌ててしまおうとするも余計音が出てしまい・・・。というネタ。なんというか急に昭和みたいな題材だなぁ、というかハッキリと置きに来た感じではあった。でもそんなベタなネタをやりきって笑いをしっかりとってくるところはさすが。464点、合計941点。

   

というわけで優勝はジャルジャル。個人的にはファイナルステージは空気階段が一番好きでした。ウケてたし、「キングオブコント」という舞台でやるのにふさわしいネタだったと思います。そしてジャルジャルがはっきりベタを出してきたのは、審査員をあんまり信じてないと言うか、尖ったネタを評価しないと思ってるのもあるんじゃないかと思いました。

審査員について、他に点数を集計して分析する人は沢山いるでしょうが、コメントではっきりネタを分析してるのがバナナマン設楽と松本人志だけだったのが気になりました。特にさまぁ~ず三村はわりとはっきり点数を高低つけてる割にしっかりと理由を明示してくれないんで低くつけられた人とファンはイラっとするだろうなと思いました。

また、99点とか、100点とかいう点数を見なかったので、審査員みんながバランス取ったまま終わったのかな、という印象もありました。M-1に比べて審査員が少ないんであまり尖った点数つけづらいのか。全体的に点数が保守的かな、とも感じました。

 

個人的には印象に残ったのは空気階段、ニッポンの社長でした。特にニッポンの社長は二本目が見たかった。ジャルジャルは優勝してもそんなにTVを席巻しなさそうですが、ニューヨーク、空気階段が売れそうというか、売れてほしいというか。色々言いつつ楽しめた今年のキングオブコント2020でした。あと出前館のCMで爆笑する浜田が怖かった。現場からは以上でした。 

芸人ラジオ

芸人ラジオ

  • 発売日: 2020/09/18
  • メディア: Kindle版
 

そして最近買ったオススメお笑い本。空気階段、ニューヨークの他、霜降り明星、ミキ、宮下草薙。そして佐久間宣行Pへの吉田豪インタビューも。面白かったです。

せいやスキャンダルからの6・20「霜降り明星のANN0」が歴史に刻まれる壮絶なラジオだった件。

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前回のアンジャッシュ渡部の多目的トイレ複数不倫スクープに味をしめたであろう週刊文春が霜降り明星せいやのスキャンダルを報じたのが6月18日。その内容は「霜降り明星せいやが面識ナシの一般女性に”ZOOMセクハラ”というもの。なんというかこの時期らしいスキャンダル。そもそもYOUTUBEでも風俗ネタをやったり、何人かの女性と交際してることをTVでバラされていたりとそこらへん貪欲なせいや。ファンだったら「スキャンダルくらいはあるかもな」という予感はあるでしょう。

bunshun.jp

話はせいやファンの女性「A子さん」の言い分をもとに記事は進んでいくんですが、読みすすめていくとところどころ「う~ん」という部分も。

ファンとしてせいやに近づいたA子さん、子供が居る主婦であるにもかかわらずせいやにはそれは伏せたまま。DMの内容も思いっきり文春に載せてるし、せいやとのZOOM飲み会の誘いに応えたときも「彼氏いるの?」と聞かれて「いない」と答える。

しかも医療従事者のAさん、職業を明かしたところ、せいやの下ネタトークにあい、「医療現場が大変な時期でしたから、医療の話になるとコロナについての話題が普通だと思いますが、せいやさんはそんなことにはまったく関心がなかったようです」と、世の中のコロナ禍を利用してせいやの非常識さをアピール。いや、そもそも家庭があることを隠してせいやに近づいて会うこと前提でズーム飲み会してる時点であんたも非常識だろ!と思うわけですが。

bunshun.jp

そしてせいやへの直撃も。そしてせいやは

「えっ……ちょっと待ってください。これ、ほんま、ハメられました! ほんまに言い分あって、A子さんもしてました。ハニートラップです」

と、A子さんもそういう行為をしていたと主張。そして「相手に誘われた」、「(局部を見せた飲み会のあと)二回目のZOOM飲みもあった」と話し、「相手が気持ち悪いと思ってたら2回めはない」と話すせいや。この記事については各自判断してほしいとこですが、正直自分の感想としては、被害者と加害者がハッキリある事件と言いづらそうだし、せいやだけが悪いっていう確証もない。スクショ撮るなよってのもありますし。まあZOOMに直に詰めたら「わいせつなことに使うな」って言うでしょうけど、正直そういう使い方してた人もいそうですしね・・・。気になる方は記事を読んで判断してください。  

 しかし、改めて思ったのはしっかりと週刊文春の記者に対応しているせいやの姿勢。まあ、ハッキリ自分が悪いことしてるわけじゃない、という意識もあるでしょうが、ただ邪険にするだけじゃなくしっかりと説明しているところにせいやなりの誠意を感じます。また、ノーコメントよりはしっかり説明したほうがいい、という方向に若い世代はいってるんだな、とも思いました。

 

 

しかし週刊文春、何がすごいかってこの記事のまとめ。

 霜降り明星の漫才は、コロナ禍の日本にたくさんの笑いを届けてくれた。昨今、お笑い芸人をめぐる炎上騒動が目立つが、大勢いるファンの子供たちのためにも、これからも若くてのびやかなお笑いを続けていってほしい。

どの口が言ってんだコレ!炎上騒動の火元あんたらだろうが!何他人事みたいにこれからの健闘祈ってんだよ!おかしいだろ!

と思わず爆笑してしまいました。面の皮厚すぎでしょう。結果、吉本興業は文春とA子3に対しての法的措置を検討中。まあ、せいやの言い分を汲み取ると実際ハメられた、と思っても仕方ない案件だと思います。

www.sponichi.co.jp

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そして、すごかったのがこの報道後に放送された「霜降り明星のANN0」

 

以前渡部健の不倫報道のあと、「おぎやはぎのメガネびいき」でそのことについて話し、それがメチャ面白かったので今回どうせいやが説明して粗品がそれをまぜっかえすか。最近深夜ラジオがネットニュースになるのは定番になっているので、それを期待して聴いていた人がたくさんいたと思います。 

otokoman.hatenablog.com

しかし、内容はそれを大きく裏切っていきなり「ポケットいっぱいの秘密」のコーナー。このコーナーは、せいやが大好きなアグネス・チャンの「ポケットいっぱいの秘密」にのせて、せいやがハイテンションに読者から送られてきた秘密についてのメールを読むというコーナー。いつもは番組最後の5分くらいでやっていたコーナー。短時間で走り抜けるコーナーでした。

しかししかし。今回はその「ポケットいっぱいの秘密」のコーナーがまあ終わらない。何度CMを挟んでもせいやの「アグアグアグアグネ~ス!」の雄叫びがとどろき、とにかくハイテンションでメールを読み、ハイテンションに番組が続く。リアタイで聴いてた私ですが、RADIKOのアドレス(来週の土曜まで視聴可能)と、そのときのツイートを抜粋していきます。(聴取期間終了しました)全然内容拾いきれてないですが、聴いてた私の困惑と爆笑と脱力を少しでも感じて頂きたい。  

芸人芸人芸人 volume2 (COSMIC MOOK)

芸人芸人芸人 volume2 (COSMIC MOOK)

  • 発売日: 2019/12/12
  • メディア: ムック
 
  •   霜降りのANN全裸待機
  • ポケットいっぱいの秘密から。ハイテンションGPがずっと続く。せいや狂気爆発!
  • 全部ツッコミ入れてた粗品も壊れてきた
  • 笑点のモノマネから
  • せいや「山田くん!辞めてもらいます!」
  • 粗品「えー!!!」
  • ずっと飲み会の二次会後半くらいのテンション!
  • せいやほんとに昔の演芸好きだな!このあと普通に戻るか?
  • ポケひみ続いたー!
  • せいや「クイズ!笑点の毒舌回答者は?」
    せいや「毒蝮三太夫三太夫さん!」
    粗品「知らんなぁー」
  • せいや安田記念再現モノマネ
    粗品「安田記念ね!オレが52万負けたやつ!」
  • エンドレス安田記念
  • 急に「らんま1/2」シャンプーのモノマネ!
  • 安田記念エンドレスエイトみたいになってる
  • ポケひみ三十分オーバー!
  • ポケひみ継続!!!
  • 曲掛かったと思ったらアグネスの曲がフルコーラスで!狂気!
  • さらにポケひみ継続!
  • エンドレス仁鶴師匠
  • 天才に置いてかれるの気持ちいいな
  • 武田鉄矢モノマネ。金八だと思いきや
  • せいや「織部金次郎です」
    粗品「オリキーン」
  • 財前直美ループ!
  • 財前直美からの財津一郎かぶせからのチューリップ
    粗品「もっと有名な曲あるやろ」
  • はー脳が疲れる
  • 粗品「プンプンプンプーンちゃうねん!4時!」
  • ウサイン・ボルトからの鎮座!
  • 人という字はひらがなで2文字!
  • 粗品「漢字紹介せいや!」
  • サザン熱唱のせいや
    粗品「似てるけどその曲知らん!」
    粗品「誰がサザンからの鎮座行くねん!」
  • オリコンニュースの担当者が頭抱えてる絵が見える
  • せいやのいいとも最終回再現始まった!
  • 粗品「もうええわ、うるさい」
  • 粗品「プンプンプンプーンやないねん!!」
  • せいや「五里霧中でアグネース!」
  • ポケットいっぱいの秘密フランス語バージョン!
  • 急に小学校時代のいじめ体験話
    粗品翼生えてた漫才に
  • 霜降り漫才ダイジェストのコーナー始まった
  • 粗品「オカシクナッチャウヨー」
  • せいや「ポケットいっぱいの秘密、カラオケバージョン!」
    粗品「アグネス!」
  • プンプンプンプーン7回目?
  • BTTF再現!
  • 赤プルさん?
  • お便り来てんのか?
  • そろそろガス欠のせいや
  • 粗品「受けが怖いのよー。国とか政治家とか」
  • せいや「チューボーですよ!」
  • 粗品「何なんこれ」
  • エンディングプンプンプンプーン!
  • 粗品「今から安田記念!」
  • 粗品「山田ミスターサスケ!コイツ限界や!」
  • 財前直美さんきれいなフォーム!
  • 霜降り明星のANN0終了。なんか新しい才能の塊を全力で投げつけられたような回だった。おもしろかったー。
  • 霜降り明星の二人にも最後まで聴いてた人達にもお疲れ様と言いたいそんな放送でした。

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どうでしょう?ツイート見て訳解んないと思うんで一度聴いて欲しい。とにかくず~っとせいやがボケまくり、粗品がそれにきっちりツッコミを入れていく。フレーズのギャグ、ものまね、くだり再現、歌、漫才、かけあい、とにかく霜降り明星のお笑いがギュッと詰め込まれたままノンストップで全力疾走のまま走り抜けた2時間。本当に二人の豪速球を投げつけられたような回でした。凄すぎ。地肩強すぎ。 

 

お笑い2020 (Volume 1)

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  • 発売日: 2020/02/14
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まあ、スキャンダルについてはどうでもいいですが、あの件があったからこういう放送になったと思えばありがたくすらあるというか。とにかく圧倒され、脳の中身をかきまわされ、疲労しながら爆笑した二時間でした。あー面白かった。ただただ面白いラジオでした。二人共凄い。霜降り明星の二人も、ラジオ最後まで聞いた人も、ほんとにお疲れさまでした! 

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※6・29追記

そして迎えた次の週。今度はしっかりとスキャンダルに冒頭から触れていく二人。しかもきっちりと踏み込んで、記者に直撃されてマジでビビった心情、「世界中にちんちん晒された(モザイクつきだけど)」、「最悪の慎吾ママや!」とコーナ覗いた時間延々スキャンダルネタで通してました。しかもかなり踏み込んで面白かった。RADIKOアドレス貼っときますんでぜひ。

radiko.jp

先週はギャグ連発で張り付いてたネット記者を煙に巻き、今週はファンのためにしっかり事件をイジる。ネット記事的に時間経つと価値が下がることも計算の上でのファンサービスをやってのける。そりゃ売れるわ!っていう感想を持ったこの二週間でした。霜降り明星スゲエ!

 

6・11「おぎやはぎのメガネびいき」渡部健不倫について喋るおぎやはぎ。

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みんな知ってるアンジャッシュ渡部の不倫騒動。佐々木希が妻なのに、とか子供居るのに、とか色々言われてますがまあそんなことはどうでもいいというか。私が興味あるのは他の芸人がどうイジるか。というわけで真っ先に思い浮かんだおぎやはぎのメガネびいき。以前赤江珠緒の不倫報道のときにもヒドいイジりをしてくれてたので、今回もワクワクしながら聴いた次第です。 

otokoman.hatenablog.com

 この日は毎年恒例「妄想総選挙」の日。そして番組冒頭から手島優のイメチェンを絶賛し、ラグビー日本代表の「笑わない男」稲垣啓太が新恋人の前で笑ってるのをイジり、いつものゴシップタイムで遊ぶおぎやはぎ。たしかに手島優イメチェンしてました。爽やか。

www.instagram.com

そしてまあ、この日はコレでしょう、というわけで本題に。

矢作「大変だったなほんとに今週は。」

小木「大変だったよ色々。」

矢作「もう俺はやなんだよ~、こういうご時世で。」

小木「ご時世でね~。」

矢作「みんなが今一番騒いでる王子様いるでしょ?人力舎の王子様さあ、凄いことになってるんだけどさ、やっぱ俺たちはね、王子様が王子様って呼ばれてるときに裏の顔暴きたいだけなのよ。」

小木・工務店「www」

矢作「だから裏の顔が暴かれちゃった今、何も言うことがないのよね~。」

小木「たしかに今日朝からずっと暴かれてたもんね~。」

矢作「だから一気に拍子抜けというかさ。言ってもしょうがないんだよ。クリーンなイメージの渡部さんがいいのよ、あそこ行きたいのよ」

小木「クリーンなイメージのとき言っても誰も信じてくんなかったしな~」

矢作「だからいいんじゃん、クリーンな時に俺たちが言うとまたまた~っていいたい放題言えるのよ。」

小木「そうなのよ。でもいいたい放題言ってたら背後からたまに首絞められることあったのよ。王子様に。」

矢作「そりゃそうだよ凄い隠すんだから渡部さんは。」

小木「だから言わないようにはしてたんだけどさ。」  

 そしてこのネット記事を読み、小木が浮気するまでに「長くて一ヶ月」と話したことを「予言的中」と書いてあることについて

news.livedoor.com

小木「予言っていうか負け惜しみだからね」

taishu.jp

この記事で「おぎやはぎが渡部と佐々木希をどう語るのか。」と煽られた二人

小木「そんなことないですよもう。」

矢作「ですから答えは一つです。渡部さんがこうなった以上、俺達に言う悪口は一つもありません。」

小木「もう世間が散々言っちゃってるし、もう僕らがそういうことは言えないですよ。」

矢作「だから渡部さんの代わりのちょうだいよ。ここの誠実さがいいとか。世間の評判を、評判通りかすぐわかるから。」

小木「まあもうね、バレちゃってるわけだし。今更言う必要もないしさ。」

矢作「今日はもういいよ渡部さんは。」

小木「希さんにはほんとに申し訳ないことしたと言うだけですよ。今回言わなきゃいけないことはは謝罪というか。佐々木希を斬るなんてそんな事できないですよ。」

矢作「佐々木希ちゃん何も悪くないんだから。」

小木「事務所の方、渡部さんのほうだけど関係者の方には申し訳ないと思いますけど。人力舎代表として謝らせていただきますよそりゃ。」

矢作「人力舎のね~。」

小木「そうよ。」

矢作「だから、佐々木希ちゃんがどこまで渡部さんを知ってたかによるんだよ。」

小木「知らなかったでしょうそりゃ、知ってたら結婚しないよ~。」

矢作・工務店「www」

小木「だから希ちゃんには申し訳ないと思ってる。」

矢作「いやだから、わかるじゃん。昔の松方さんとか梅宮さんとか遊んでる人と結婚する人って居るじゃん。分かった上で。結婚で落ち着いてくれるのかなっていう結婚と、全くこの、それも知らないでするパターン。あるじゃん両方。ほんとに隠す人と、ある程度やんちゃ知ってるけど、まあまあまあまあみたいなね、私選んでくれたからいいやみたいな。」

小木「昔の銀幕スターの奥さんとか、しっかりして、それを知った上での結婚もあるじゃない。渡部さんの元彼女とかからいろいろ話聞くとさ、こんな誠実な人はいないとか、優しい、私だけ見てくれるとか、っていう方が二人しかいなかったね、渡部さんの彼女というのは。」

矢作「まあオレの知ってる限りだとね。」

小木「だから今回そうでしょ、完全にそれは。相手方はそういう浮気をするなんてことは全く思ってないんだから。」

矢作「想定外すぎる。」

小木「想定外ですよ。」

矢作「1%も思ってないってことね。」

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小木「そうですよだから佐々木さんも、希ちゃんも被害者ですからそういうことは。だから可愛そうなんですよ今回。」

矢作「ヒザから崩れ落ちてるってことね。」

小木「ほんと崩れ落ちてるんじゃない?こんなことなんて考えられないことだから!考えてたの俺らくらいだから、俺らと人力舎芸人、他の仲いい人だけが知ってたことだから。ビックリだよ、可愛そうなんだこういう事。ただ一人だけ知らないんだから。」

矢作「ヒザから崩れ落ちなかったの人力舎だけだもんな。」

小木「そう。ハイハイハイだから。」

矢作・工務店「www」

小木「結婚式呼ばれてないメンバーだけがみんなあ、ハイハイハイ、あ、来ました、っていう。早かれ遅かれやっと来ましたかってことじゃん。」

矢作「いや~、そうか~。」

小木「だから被害者として、ほんとかわいそうなんだよ。ほんとにそうもちろん、家族もかわいそうだし、子供もかわいそうだし、もうねえ、仕事関係者も・・・。」

矢作「だから思ってんのか。やっぱ芸人だったか~、って。結局は芸人かって。今思ってるってことね。

だから渡部さんが悪いんだよな、芸人の仕事してないから。

本来はやっぱ芸人か~、結局は、ってことでもあんのよ。渡部さんのせいだな。渡部さんがメシ食ってるからいけないんだよ。」

メシ食いだしてからだよ?急にあんなおかしくなったの 

芸能界のアテンド王が教える 最強の店77軒

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  • 作者:渡部 建
  • 発売日: 2014/09/26
  • メディア: 単行本
 

矢作「あとねメシ食いで思ったのよオレ、渡部さんの話しないっつって凄い話しちゃってるけど。」

小木「こっちも熱くなっちゃってごめんね。」

矢作「結婚しだして、渡部さんって会食すごく多いの。だって年間に500、1000回って言ってたっけ?あれだけ会食が多かったら、ゴハン食べると言うので大義名分揃っちゃってんのよね、普通だったらあんなに外出てらんないよ。結婚してて新婚で。だから浮気チャンスが多すぎる、メシという。そのためにメシやってんのかもな!」

工務店「違うと思います。」

小木「メシってそこだったの?」

矢作「メシさえ好きになれば、いつでも外・・・。」

小木「カモフラージュ。」

矢作「だって普通新婚になってさ、家でメシ食うのが当たり前じゃん。独身中は外で・・・。オレなんかそうよね。あのポテトチップおじさん(工務店)と何回メシ食ってたか。独身のときはしょっちゅう外食してたけど、家に帰るようになるわけよ。」

小木「結婚したらね。」

矢作「だけどあの人グルメ王で、仕事になってるから。変えることが出来ないって言えるよね。」

小木「それだったらしょうがないって奥さんにも言えちゃうし。」

矢作「だからいちいち連絡しないでしょ。仕事してその後もう一軒行ったとか。」

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小木「あの人頭いいからそういう事もちゃんと考えるし、やっぱりあの、できるような趣味が多いよね、甲子園とかそうだよね、帰ってこれない。泊まりパターンでしょ。」

矢作「だから今までのグルメとか甲子園とか、趣味は浮気できる趣味ってことね。」

小木「いやそうなのよ、そっちで考えてたんでしょ全部。」

矢作「いや~、コレ仕事増えるぞ、

増える増える。ソッチのほうでやっていけんじゃん?スペシャリストだからね

 

矢作「オレはさ、昔からの付き合いもあってさ、渡部さんは結構仲いいからさ、当時ね、今はそんな会うこともなくなっちゃったけどお互い仕事のアレで、まあ面白がっちゃってるけど今キツいね。」

小木「ちょっと周りが勝手にイメージ良くしてるからな~」

矢作「ホントオレが面白がっちゃってるけどダメだな。」

小木「俺たちマヒしちゃってて、昔を知ってるだけに。申し訳ないけど。」

 そして読者ハガキ。渡部がおぎやはぎを結婚式に呼ばないからこんな事になった。ツイッター上で児嶋が名前いじりされてて面白くない、というお便りを紹介して

小木「この時期にそんなタイミングで名前間違い言われたとこで面白くないだろ。」

矢作「もうやめよ、渡部さんの話は。」

小木「本人反省してると思います。治らないと思いますけど。反省はちゃんとしてもらってね。」 

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と、渡部イジリはここまで。個人的には芸能人の不倫には一ミリも興味はないんですが、誰が何をイジるかとかは観察していきたい。やっぱり旧知のおぎやはぎのイジりかたは秀逸というか。

また、書き起こすとわりとスゴいように見えますが、基本笑いながら喋ってるのと、作家の鈴木工務店のたしなめが入るのでだいぶ聞きやすい。煙たがりながらも愛あるイジりではあったと思います。

ただ、渡部の代打でラジオに出た児嶋が涙ながらに謝罪したこともあり、色々と大事にはなっているのと「多目的トイレ」のワードが独り歩きしていることもあり、復帰時期はわりと難しくなっているように思います。正直表に立つのを避けた、という風に見えますし、好感度は下がっているでしょうし。それこそ有吉、おぎやはぎらとどう絡んでイジられて負け顔を見せれるかによるのかな、とも思います。

この後、有吉ではラジオで直接は触れないけど周りからイジり倒す、という手法。さらば青春の光はスキャンダルの先輩東ブクロに森田が「どうなん?先輩として」と直に聴いてました(東ブクロは「いや、オレが言えることはないよ」と答えてましたが。)しばらく渡部は休むでしょうが、復帰したときのまた1ターン、注目です。個人的にはアンタッチャブルがコンビで絡んで欲しいです。それではまた~。 

ベストネタシリーズ アンジャッシュ

ベストネタシリーズ アンジャッシュ

  • 発売日: 2017/10/28
  • メディア: Prime Video
 

SNSで大ブレイク中の世志琥!ついに「有吉反省会」登場!かわいげ大爆発!

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SEAdLINNNG所属女子プロレスラー、世志琥が6月6日放送の「有吉反省会」に登場、その魅力をいかんなく発揮していました。ちなみに女子プロレス団体「SEAdLINNNG」のHPはこちら。

seadlinnng.com

元全日本女子プロレスの高橋奈七永率いる、激しい闘いを追い求める団体SEAdLINNNG。もともとはスターダム所属だった高橋奈七永が、トラブルでスターダムを脱退した世志琥と合流して旗揚げ。その後元JWPエースの中島安里紗も加わり、定期的に後楽園ホールで興行を行ってきました。そして去年の年末にようやく生え抜きの新人、花穂ノ利(はなほのり)がデビュー。これから、というところでコロナ禍で活動休止状態となっていました。

 そんな状態の中、世志琥のTikTokがまさかのブレイク。大きく話題となり、TVに取り上げられるほどに。この脚光の浴び方は意外でしょうが、TikTokフォロワー20万人超え、という凄いことになってます。とにかく動画を上げ続けて料理動画がブレイク。twitterも現在13万フォロワーに。スゲーなー!と思ってふとオカダ・カズチカを見てみると31万フォロワー。オカダスゲー!棚橋36万フォロワー!棚橋スゲー!

www.tiktok.com

それはともかくとして、このTikTokをプロデュースしたのがあいりDXさん。4月から世志琥をプロデュースし、このブレイクを支えた彼女。なんとこの方、元全日本女子プロレス今井リングアナの娘さん!なんと!この繋がった感!全女魂ここにあり!?

 週プロにも二人のインタビュー載ってます!「TikTok」、「いいね」、という単語が飛び交う週プロらしからぬ記事! 

週刊プロレス 2020年 6/3 号 [雑誌]

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  • 発売日: 2020/05/20
  • メディア: 雑誌
 

 有吉反省会にはそもそも有吉、そして博多大吉とプロレスファン的に信頼できる面子が揃っているので安心して見れるというもの。導入から

「私、プロレスラーの世志琥は極悪非道のヒールレスラーであるにも関わらず、カワイイお菓子作りの動画をSNSにアップし、ファンを困惑させていることを反省しに参りました」 

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 と反省文を読んで始まりますが、早くもちょっと可愛げがのぞき、お菓子作りのVTRが流れると、有吉も「カワイイねえ!」、「面白いじゃん」と好感触、というか、もう場番組始めから「カワイイ女の子」ベースで扱っていこうという流れに。バカリズムも「反省文を普通に読み始めちゃってあとからヒールっぽく読んでた」と分析www

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博多大吉がしっかりと「久々の大型ヒールレスラーとして期待されてた」とプロレスラーとしての紹介をしますが、「普通のカワイイ女の子なんですよね」「好きなキャラクターは?」(答え:プーさん)とたたみかけていく有吉。世志琥があゆに憧れてワンちゃんアイドル志望だったという話からサイレントマジョリティーを踊る流れに。

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博多大吉の「令和のはるな愛」という名言も飛び出し、可愛らしさがにじみ出る世志琥、イジられると凄みますが、もうすでに「たまに怖い顔するギャグやめてよ!」と、完全にヒールレスラー仕草をギャグ扱いに。

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その後、好きなタイプを聞かれ、レスラーとして好きなのは以前組んだこともある飯伏幸太と告白。そして、番組定番の「禊」の時間では、「女子力を磨いて飯伏幸太に思いを伝える」という流れに。この企画に全乗っかりした世志琥。その潔さが気持ちいい!

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そして別日、おめかしして飯伏とリモートで対面。飯伏クッキーも用意して緊張しつつ飯伏と嬉しそうに話す世志琥がはっきりと乙女モード。この番組ではっきりと「女の子」として扱われているのが素晴らしいと言うか、彼女の魅力がより引き出されていたように感じます。カワイイ!

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そしてこの後、ディズニーランドデートに飯伏を誘った世志琥、そして飯伏もまさかのOK!そしてまさかの「番組はこれからもこの二人を追いかけていきます」と続編宣言!日テレに「見つかった」世志琥!結果を出したというか、これからさらなる飛躍というか、知名度アップが期待されるというか。まあ、二人の恋の行方は笑える範囲で上手く処理してほしいところですが。面白かったし、世志琥の人間的魅力を魅せてくれたこの日の「有吉反省会」でした。

ちなみに6月13日までTVerで見れます、こちらからどうぞ!

tver.jp

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そして、バラエティだけでもなんなんで、激しい試合も貼っておきます。去年の年末に行われたタッグタイトルマッチ。とにかく激戦!このTV放送の近くにSEAdLINNNGの試合があればよかったんですが、なかなかそう上手くは行かないもの。とにかくこのSNSでの勢いをキープしてもらって、また客前での試合を見れることを楽しみにしています。ガンバレ世志琥!お菓子作りもプロレスも!ほんといい娘です!

www.youtube.com

余談ですが、世志琥が改名してSEAdLINNNGに入団するまでの流れはこちらを参照していただけると幸いです。当時物議をかもした事件。一時期引退に追い込まれてからの今のブレイク。なかなか感慨深いものがあります。

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※8・25追記

そしてこのたび世志琥のお料理本が発売決定!ほんとにこのジャンルで売れ始めてるのが凄い。9月24日発売。「世志琥の極上スイーツ作りやがれ」っていうタイトルもらしくていい。現在Amazonで絶賛予約受付中、というわけでリンク貼っておきます。

世志琥の極上スイーツ作りやがれ!

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  • 作者:世志琥
  • 発売日: 2020/09/24
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5・7 アメトーーク!を見て考えた「プロレスを世間に届ける」ということ

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5月7日に放送された「アメトーーク!」が「プロレス大好き芸人」だったので見てみました。おそらくですが、これの前のプロレス特集は「WWE芸人Ⅱ」 2018年8月23日放送。今からおよそ2年前になります。

otokoman.hatenablog.com

そして、今回の前の「プロレス大好き芸人」はさらに前。2017年11月5日。オードリー若林、プチ鹿島らが出演していたのが印象的な回でした。 

otokoman.hatenablog.com

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アメトーーク! DVD43 (特典なし)

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アメトーーク! ブルーーレイ43 (特典なし) [Blu-ray]

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 そして、今回の「プロレス大好き芸人」の芸人ラインナップはこちら。着用Tシャツとともに紹介していくと

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  • ケンドーコバヤシ:YOH(新日本プロレス)
  • 博多大吉:小川良成(プロレスリングNOAH)
  • 川島明:内藤哲也(新日本プロレス)
  • 豊本明長:小仲=ペールワン(プロレス実験団GUYZ/暗黒プロレス組織666
  • 浅越ゴエ:矢野通(新日本プロレス)
  • 宮戸洋行:飯伏幸太(新日本プロレス)

そしてゲストにはタカアンドトシ。トシは「有吉いいeeee」で頻繁に有吉と90年代プロレストークに興じてるちょっと前プロレスファン。なんというか鉄板で固められたラインナップ。Tシャツの新日本度の高さがちょい気になってましたが、大吉先生の小川良成Tシャツ、東京03豊本の小仲=ペールワンTシャツがやはり気になりました。

そして番組が始まる前、いきなりのアレ。

期待高まる中、芸人たちが入場。ベテラン揃いの面々が「第7世代が誰もいない」というくだりからド頭でケンコバが「このど真ん中上がってこい」と長州現場監督モノマネをブチかますところはさすが。

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ただ、この後出てきたテロップでなんとなくこの番組の方向性が見えたというか、現実を突きつけられた感がありました。それがこれ。

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ケンコバ自身は「新日本は」とは言ってなかったと思いますが、テロップ処理でライオンマークと「新日本プロレス」と付けてくる!新日だけはガチ!このテロップを見た瞬間に「今日は新日本プロレス特集ですよ」という製作者側の声が聞こえてきた気がしました。自分もある意味ここで何かを諦められたような気がしました。結果9割くらい新日本プロレス特集だったわけで。このことに関しても後ほど書きます。

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ただ、一応プロレス特集なのでいろんな団体のロゴが出たりします。この中で取り上げられたの新日本とノアだけですが。新日本とノアだけですが...。

 

そしてその後新日がマジソンでやったとか東京ドーム2日間やったとかの紹介が続き、それぞれの芸人に好きなレスラーとかを聴いていく流れ。そしてやっぱり我らが豊本明長。サムライTV「激闘バトル☆メン」水曜キャスター。早々にミス・モンゴルとの結婚をイジられる流れに。

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他番組でもわりとコスられた流れではありますが、地上波でミス・モンゴル出てくるといつも笑ってしまうのも確か。さらに結婚した理由を突っ込まれると

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「ずっと見てました。セコンド業務献身的にやってるなぁ、とか」

と、いきなり格の違いを見せつけるコメント。今度ガンプロ行ったら試合後にセコンドついてるミス・モンゴルをじっと見てしまいそう。

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そしてこれからは新日本プロレス紹介タイム。1・5のオカダVS内藤(KENTA乱入前まで)とか、オスプレイVSヒロムとか石井VS鷹木とか。

 

基本的に「名勝負」を流して新日本プロレスの凄さをアピールしていく流れ。タカトシも「昔のプロレスファン」として見ますが、オスプレイのカナディアンデストロイヤーとかその場飛びスパニッシュフライとかに「どっちがどっちにやってるんだよ!」の声。その疑問は非常にわかる。ライガーのロメロスペシャルじゃないですが、浜田に「協力要るやろ」と突っ込まれてもおかしくないというか。凄いけど。

 

そしてその中でもしっかりと「内藤のデ・ハ・ポン締めは途中で正面が変わってしまう」というネタをブチこんでくるケンコバはやっぱり信頼できる。

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どうしても「ポン」で後ろ向いちゃうケンコバ

 

とはいえやはりテレ朝。ライガー引退特集では、さすがに歴史の厚さを感じさせてくれました。

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おなじみの初期ダサいマスク姿から

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上半身ハダカの「対ヘビー級バージョン」!VS橋本真也!

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そして鈴木みのる戦、最後は引退試合と、きっちりと振り返ってくれました。こういうときに映像持ってるのは強い。

そしてその後、モンスターモーニングとか石井の日記とかがいまいちハネずに終わる中、しっかり海野レフェリーネタをブチこんでくるケンコバ。コーナータイトルもしっかり作成してくる気合の入れよう。左上のブラー掛かってる海野レフェリーが面白すぎる。正直番組最初のオカダVS内藤から海野レフェリーのうるささに目が行って思わず笑ってしまってました。

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基本的には新日本プロレス紹介番組だった今回の「プロレス大好き芸人」ですが、我らが大吉先生ターンでは「火の鳥を食べた男」として小川良成を紹介。現在53歳ながら、いつまでも見た目が変わらない小川良成にフィーチャー。

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そしてさらにライガー、佐々木健介との比較。なぜライガーと比べるのか。

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と、異常なほどの「変わらなさ」をアピールしてからしっかりと試合も紹介。テクニシャンっぷりを短い尺ながら紹介していました。HAYATAとのGHC Jr選手権の様子。足攻め地獄からの丸め込み。小川の真骨頂を見せてくれました。

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ただ、小川のファイトスタイルからして、短い時間ではまだ魅力が伝わりきらないのも確か。プロレスリング・ノアのYOUTUBEで小川の試合がいくつかアップされているのでこちらを見てもらえると小川良成の魅力が伝わると思います。ここに貼っておくと

www.youtube.com

博多スターレーン最終興行での記念試合として行われた丸藤とのシングルマッチ。互いに腕の取り合い、基本的な攻防に終止したシングルマッチ。

www.youtube.com

仕事師同士の一騎打ち。互いにシンプルな技で沸かせる、駆け引きに溢れるシングルマッチ。魅せてくれます。

www.youtube.com

そして小川良成出世試合としてハッキリ覚えてるのがこの試合。まだ全日本プロレスの1998年。マッチメイクが馬場から三沢に移りつつあり、軽量級の小川がスポットライトを浴びるきっかけとなった試合です。

 

ちなみに番組では小川のあとにザック・セイバーJrのVTRが流れましたが、出来ればここで「ザック・セイバーJrは新日の前にはノアに上がっていて小川良成に教わっていた」ということも触れてほしかった。こじつけっぽいハイフライフローと山本小鉄のフロッグスプラッシュの繋がりとかよりはプロレスの繋がりを感じさせるエピソードだと思うんですが。

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そしていよいよ我らが豊本明長の出番。

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インディー超個性派レスラーたち、と銘打ち3人のシルエットが。最初はもちろんTシャツ着てた小仲=ペールワン。ちなみに映像はニコプロ提供。

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そして次は暗黒プロレス組織666から怨霊。ちなみにエクトプラズムを「パウダー」って言っちゃってますが。言っちゃっていいの?ファンもなんか忖度してエクトプラズムって言ってたのに。あっさり「パウダー」って。

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そして最後に紹介されたのは九州プロレスのがばいじいちゃん。その後のトークでがばいじいちゃん(の中の人)がプエルトリコ時代、ミス・モンゴルに教えられていたという無駄な知識も豊本が披露。さすがです。なんていうかネタの深度が違う。

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と、やりきった豊本インディーレスラーパート終了。ここと小川良成でわりとお腹いっぱいになりました。しかし、このあとおまけにトシのリクエストで映ったロード・ウォリアーズの試合の相手が石川孝史&ターザン後藤組。不意打ちのターザン後藤!

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そしてさらにおまけ。誰かが言いだした棚橋のハイフライフローと山本小鉄のフロッグスプラッシュが似てる説、みたいなやつで映った星野勘太郎。

まずは合体攻撃で目測を誤りロープに頭をぶつける星野勘太郎

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そして、フィニッシュの山本小鉄のフロッグスプラッシュが決まったと同時になせか飛び上がる星野勘太郎(ちなみにフロッグスプラッシュを食らってるのは鶴見五郎!

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飛びすぎ!

 

と、このようにおまけをいくつか付けてくれながら、アメトーーク!「プロレス大好き芸人」は終了しました。

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今回の「プロレス大好き芸人」を見て思ったのは、やっぱりまだ「プロレス」自体、アメトーーク!が本当に取り上げたい!と思うほどの社会的ブームじゃないんだろうな、ということでした。

新日本プロレスを放送してるテレビ朝日の「アメトーーク!」で、新日本プロレス中心の作りになるのはまあ当然だとは思います。しかし今回は今までのプロレス特集にも増して新日本プロレス中心の作り。濃いめのプロレスファンからすると、全日本、DDT、大日本、ドラゲーそして女子も全く映らないなんて偏ってるなとも思うんですが、週刊プロレスも基本的に新日の広告が大きく占めている「新日一強」の今を反映してると言えばしてるのかもしれません。

ここで「新日が凄いんだから当然」とか、「テレ朝だから新日ベッタリなんだろ」とかつまらないことを言うつもりはなく、要は新日本プロレスとテレビ朝日の関係性を崩してまで取り上げたい、というほどプロレス全体の力がない、というのが現実。社会的に新日本以外の選手がブームになっていてどうしても取り上げたい!となれば取り上げるでしょうし、今回のように「いい試合」を並べる構成になったのも、新日本以外に際立って取り上げたい選手がいなかったのと、また新日本プロレスの中にも際立った選手がいない、だからこそ並列にいろんな選手を紹介する、という作りになったんじゃないかと思います。

 ちなみにこの番組内の試合は「新日本プロレスワールド」で無料配信中!

そういうこと!

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 そして気になったのは、これでプロレスの魅力が通じたのかな?ということ。正直、あの場でプロレスファンじゃない「世間代表」として存在する蛍原(できれば誰か他に「世間代表」のゲストが欲しかったところですが)が、あまり全体的に食いついてないように見えました。

私が気になったのは、今回の「アメトーーク!」のように、今の新日本の「いい試合」を並べていくと、どうしても似たような攻防が並んでしまうように見えたこと。体格的にもヘビー、ジュニアともに割と似てるし、動きのテンポもそんなに変わらない。新日本勢がずっと流れた後の武藤敬司、ロード・ウォリアーズがインパクト強く見えたのもその体格の問答無用さ、テンポの違いなどもあると思います。例えば火野裕士のチョップ受けとか、暴走大巨人のラリアット連発とか、ひと目で強そうな選手が混じってたらまた見え方も変わってきたし、プロレスの多様さも表現出来たと思うんですが。ホトちゃんに刺さるように競馬大好きターザン山本を紹介するとか。今回あまり「世の中に刺さる」という視点が弱かったように思います。

これ以前からですが、試合以外のバラエティ番組でプロレスを紹介するとき、なんかあまり響かずに終わることが多いな、と思ってます。スタジオで試合した飯伏、葛西純らは心をつかんだりしましたが、VTRで紹介すると「ああ・・・。」みたいな感じになりがち。試合をフルで見せるとかより体格の凄さ、技の衝撃を一発見せるとかのほうが魅力が伝わるのか。TV番組でのプロレスの伝え方って難しい、と思わせた今回の「アメトーーク!」でした。 

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KAMINOGE.97 「MONSTER IDOL」大特集!クロちゃん!藤井健太郎&渡辺淳之介!

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今月発売された「KAMINOGE」の最新号を購入しました。プロレス・格闘技雑誌のKAMINOGEですが、今回は「水曜日のダウンタウン」で話題になった「MONSTER IDOL」大特集。演者のクロちゃん、豆柴の大群メンバー(カエデ以外)そして「水曜日のダウンタウン」プロデューサーの藤井健太郎とWACK渡辺淳之介の対談。演者と制作、両方から攻める特集となってます。  

KAMINOGE 97

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  • 株式会社玄文社
Amazon

KAMINOGE(97) 一年の計はクロちゃんにあり [ KAMINOGE編集部 ]

楽天で購入

※2020/01/15 楽天リンク追加しました

そして今月号の目次はこちらから。

 [FEATURE]

■MONSTER IDOL from TBS水曜日のダウンタウン

 [COLUMN]

 ■スーパー・ササダンゴ・マシン

[INTERVIEW]

■クロちゃん

■豆柴の大群

■藤井健太郎×渡辺淳之介

■堀辺百子×ターザン山本!

■中溝康隆(「プロ野球死亡遊戯」)

[変態座談会]

■ リッキー・フジ変態座談会

[COLUMN]
★ バッファロー吾郎Aの『きむコロ列伝!!』
★ プチ鹿島 『俺の人生にも、一度くらい幸せなコラムがあってもいい。』
★ 椎名基樹 『自己投影観戦記~できれば強くなりたかった~』
★『鈴木みのるのふたり言』
★ 中邑画伯のぬりえコーナー
★ 兵庫慎司『プロレスとまったく関係なくはない話』
★ ビーバップみのる『もじゃもじゃタランティーノ』

[INTERVIEW]

★『迷わず行けば、その道の門番』
★『プロレスの食べかた』

[NONFICTION]

★『TARZAN BY TARZAN』

[COMIC]
★ 古泉智浩 『仮面サンクス』

[INTERVIEW]

★ マッスル坂井×成田大政

 インタビュー収録時はモンスターアイドル最終回前だったので、結果については知らない状態でのインタビューになっているわけですが、読んでみるとクロちゃんの意外な常識人っぷり、アイドルへのしっかりした姿勢が伺えます(どこまで真に迫った言葉なのか、というのはありますが)

そして、インタビュー後半はクロちゃんの今までの人生を掘り下げていくインタビュー。親からの仕送りについてなど「しくじり先生」などで既出の話もありますが、バラエティーで救ってもらった今田耕司のことを想像してオナニーしていた話、あの汚い部屋にデリヘルを呼ぶ時の話など、かなり赤裸々に語っているところが面白く読めました。さすがクロちゃん。

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そして、そのクロちゃんをいかに操縦して面白い方向に持っていくか。女の子たち、クロちゃんから色々引きだすのにどう気を使ったか。どのようなことに気をつけていたか、そして噂のカットになったシーンについて。藤井健太郎と渡辺淳之介の対談は現在のTV表現について、ネットでの評判から受ける影響について、当事者としての立場から赤裸々に語っています。

クロちゃんについても「環境とか、動きやすいフィールドを作ってあげて、そこで初めてパフォーマンスを発揮するタイプ」(藤井)、「言い方とか人相が悪いだけで、そんなに無茶苦茶なことを言っているわけではない」(藤井)と、常識人としての部分も評価しつつ、番組を作る上での考えで印象的だったのは藤井健太郎のこの言葉

セリフが書いてあるような台本はもちろんないですし、「こうしゃべってくれ」とかも別に言わないんですけど、「そっちに行ってみましょうか」みたいに、暗に仕向けてはいて。

「あっちがぬかるんでるから、たぶん歩かせたら転ぶんじゃない?」って感じで「ちょっと向こうの方に歩いてみます?」みたいな誘導はしますよね。で、「思った以上に派手に転んだな」みたいな。

「あれ?起き上がってこないけど怪我しちゃったかな?」っていう

という怖い発言。こういう要素が「八百長」とか「ヤラセ」とか拡大解釈されがちな部分だし、パワーバランスによっては命令になったりするんでしょうが、こういう要素がなければ面白くならないのも確か。藤井健太郎のものづくりの考え方がよく出ている発言のように思います。

そしてインタビュアーの井上編集長に「大人としてちょっと足りない」と言われた渡辺淳之介もこういう発言でイラ立ちをあらわに。

アナーキーというか反抗心じゃないですけど、みんながそれぞれ進みたい道を進んでるだけなのに、それを邪魔する人が最近は本当に多いなっていうのをめちゃめちゃ感じるっていうか、実際に止められるっていうか。

なんでブサイクなやつに「ブス」って言っちゃいけないのかな、そういう感覚があるんですよね。そういう「ブス」なんてのも”冗談っぽく”だったり、言い方ってあるじゃないですか?それが文字面になっちゃうと大変なのかなと思っていて、今回のクロちゃんとか「MONSTER IDOL」に関するニュースとかも見ていると、文字面で「打ち切りか?」「クロちゃん、セクハラ、パワハラの嵐!」ってなってたりして、テレビで見てるよりもより一層の強い言葉になっちゃってるなみたいな。

 結果、プロデューサーがクロちゃんから渡辺淳之介になってtwitter上でも結構ホットしてる人を多く見かけましたが、渡辺淳之介もアナーキーで結構ヤバい人じゃないかと思ってます。なんとなく人となりはこの動画でわかるかと。実際パワハラ動画も上がったりしてましたし、問題起こさないことを祈ります。

www.youtube.com

このように今回のKAMINOGE、今、何かを作る職業だったり表現する職業の人にとっては結構ためになったり面白かったりする一冊に仕上がってると思います。そして同時に、藤井健太郎著「悪意とこだわりの演出術」も同時にオススメ。 

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プヲタにとってもあの「骨法」の堀辺師範婦人、堀辺百子さんとターザン山本!の対談だったり、変態座談会のリッキー・フジだったりといつも通り濃いめの記事満載。最近楽しみなのはターザン山本!が反省を振り返る「TARZAN BY TARZAN」呆れながら、ツッコミつつ半生を聞く井上編集長との関係性も込みでターザンのしょうもなさ、あふれるバイタリティが読めて面白い。今回必読です! 

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M-1グランプリ敗者復活戦!全コンビ感想まとめ!

 Mー1グランプリ2019敗者復活戦を見ました。サイトはこちら。ネタもここから全部見れます。というわけで感想ただ並べます。

www.m-1gp.com

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というわけで投票はトム・ブラウン、和牛、四千頭身に入れました。なんとなく和牛が行きそうな気がしますが、なんというか可能性感じるのはトム・ブラウン!今回もちゃんと面白かったんで決勝行って欲しい。夢を見せて欲しいんだよ~。

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